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2010年3月21日 (日)

生命保険の契約更新

投信やETFの話が続いたので、すこしブレイクネタを。


来春に契約期限がくる生命保険の見直しの前哨戦を先日、生保レディと行いました。

前々から思っていたのですが、世の中には生命保険に貯蓄性を求めている方が多いのにビックリで不思議です。保険契約だけでも難解なのに貯蓄も加わるとなるともはや費用対効果の判別が私には全くできません。私なぞ昔から生命保険は掛け捨て100%で結構。資産を貯めて増やすとしたら別のビークルでやるからというスタンスです。

さて本題。

現在契約しているのは某大手生命保険会社のアルファベットで呼称される某商品(死亡保障+入院特約やがん特約付き)です。月額で私の契約が20千円、妻の契約が5千円、合計月額25千円です。

およそ10年前、30代前半の頃、20代後半に加入した定期付き終身保険から現在の商品(ま、似たようなものですが)に切り替えるかどうか迷っていました。

たまたま仕事を通じて知り合った年輩の元生保の営業マンから保険についてアドバイスを求めたところ、言われたのは次の2つでした。

1.今(当時)契約している定期付き終身保険は運用利率が高い(5.5%)なので原則として継続すべし。

⇒今と違って運用利率の意味するところが今一つわからず、現在の商品に切り替えてしまいました。残念。

2.生命保険を選ぶときには、保障内容から選ぶのではなく、先ず保険料を決めてその保険料の範囲内で選択できる商品内容を選ぶべきである。

保障内容はいくらでも充実した方が良いに決まっているが、保険料の負担に耐え切れないものは分不相応である。したがい保障内容から決めるアプローチではなく、先ずは毎月の保険料をどれくらい払えるかを決めるべき。

⇒これは当時なんとなく意識して今の25千円の水準で決めました。考えてみれば住宅ローンと同じで支払能力の範囲内で契約するのは当たり前ですよね。

今回も上記2の考え方をもとに見直しにかかっています。10年前よりも早死リスクは減ったし(当たり前ですが)、資産も別途蓄積できてきましたので、高額な死亡保障や手厚い入院特約は不要だと考えています。いっそ評判のライフネット生命にでも切り替えるのもアイデアですが、意思決定者の一人である妻は金融商品には疎く、何事にもコンベンショナルなので、そこまで大胆な転換は無理かもしれません。

また視点を変えて手取り月給とのバランスから保険料のレベルをチェックしてみました。現在は前述した私と妻向けの計2契約があり、現在の手取り月給に占める保険料合計の割合は5.8%です。この2件を契約した当時では9.2%もありました。手取り月給の1割近いですから、今思えばこれは結構高率ですね。でもこれは自分が30代前半で子供もまだ幼児であり、蓄財も少ないため、死亡や傷病リスクに備える必要がありましたから仕方がありませんでした。

今は早死リスク減少+別途蓄積を考慮すると、せいぜい保険料の負担は現在と同じ水準でよいと考えています。次の10年の予想平均手取り月給は横這いとみなし、よって保険料負担5.8%キープであれば、月額保険料は引き続き2万5千円です。この範囲内で収まるように死亡保障額や入院特約などを見直していく予定です。

なお現在の契約の残余期間があるにもかかわらず、あわててそれを前倒し終了させ、新しい契約に乗り換える必要はないと考えています。(前述1の反省もあり)

現在の契約はもっと若年の頃に契約しているため、新しい契約よりも保険料は安くて良い保障内容になっています。それを例えばあと2年間効かせることができるのであれば、先ずはそれを優先させることです。その間に次の契約内容をゆっくり考える時間もとれます。

追伸:生保レディに以上のような考えを伝えたら、次の打ち合わせ時に頼んでもいないのに今度は子供向け保険契約を提案してきました。強者です。

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