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2010年3月20日 (土)

(続)ドルコストとリレー投資は矛盾している

(前回からのつづき)

リレー投資は乗り換え元の投信を売却時に益がでていると税金が差し引かれる。逆に大幅な損がでているbut3年以内に他商品を売却して益出しする必要性がないときには欠損金繰越控除が使えないということが巷では言われております。

それ以外のリレー投資に対する疑問点として、前回私が掲げた話を簡略に言い換えると以下のとおりです。

①20年の間、毎月定額積立する場合、投信の購入回数は240回

②20年の間、年1回リレー投資を実行する場合、ETFの購入回数は20回

①と②を比べた場合、240回よりも20回の方が、ドルコストの効果が薄れるのではないでしょうか。

それにリレー投資を一度始めた場合、例えば数回(数年)くらいでやめてしまうと、高値買いと安値買いがある程度混合せず、平均購入単価の抑制効果が不十分にでてこないのではないでしょうか。抑制利かせるためにはイメージとして10回くらい(10年間)はリレー実行しなければならず、将来の一定期間の投資行動を拘束してしまうことにならないでしょうか。

これと似たようなことが投信Aから信託報酬の安い投信Bへ乗り換える時にも、心配事として浮かび上がってきます。

投信Aをドルコストで毎月5万円コツコツ積立てて200万円になりました。ここで同じアセットでもっと信託報酬が安い投信Bに乗り換えることにしました。そのときはたして200万円全額について1回で、とある日の基準価額でもって投信Bを買ってしまってよいのでしょうか?その日の基準価額が高めの日だったら?以降、投信Bを毎月積立開始しても、このイニシャル高値買いの影響を打ち消すことができるのにかなりの時間がかかるかもしれません。

と、万年素人投資家の私は不安一杯です。

ETFを購入する予定であれば、それまでの資金は投信で運用せずにMRF、MMFといった流動性ある安全資産で貯めるべきではないでしょうか?1~2年に1~2回の購入であれば、その期間中のインデックス投信の運用益など微々たるものと思われます。むしろリレー前にそこそこな評価損を抱えるリスクもあります。ETFによる本チャン運用に投入する種銭のような資産を思いもかけない目減りにさらす必要はないと思うのですが。

リレー投資を実行するインデックス投資家の皆さんは、このあたりについてどう折り合いをつけているのでしょうか?それとも私の心配が見当ハズレであり、杞憂であるのか...。

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コメント

http://watanko.way-nifty.com/fundandcar/2010/03/post-f098.html

(再びになりますが)やはり、ドルコストとリレー投資は矛盾しないと思います。

== 定義 ==
投資する投信eMAXIS新興国株式
投資するETF:上場新興国株式

Aさん:投信で毎月積立→毎年ETFにリレー
Bさん:毎月投信で積立でずっとそのまま

A1:1年目に投資したAさんの資産
A2:2年目に投資したAさんの資産
・・・
B1:1年目に投資したBさんの資産
B2:2年目に投資したBさんの資産
・・・
=========

●1年目
AさんもBさんも投信で12か月積立します。そして、1年がたった時点でAさんは投信からETFに乗換えます。そうすると資産状況は以下のようになります。
  Aさんの資産=A1
  Bさんの資産=B1
そして、A1は投信積立額をそのままETFに移しただけなのでA1≒B1です。

●2年目
2年目もAさん、Bさん共に12か月投信で積立します。そしてAさんは2年目の積み立て分を最後にETFに乗換えます。その時の資産状況は以下。
  Aさんの資産=A1+A2
  Bさんの資産=B1+B2
1年目のA1≒B1同様に2年目に積み立てた分のA2≒B2です。
2年目開始時点でA1とB1は同じ資産額でスタートして同じ指数に連動するのだからA1≒B1です。
つまり、2年目のAさんの資産≒Bさんの資産になります。

●3年目
  Aさんの資産=A1+A2+A3
  Bさんの資産=B1+B2+A3
この年に積み立てたA3≒B3です。
2年目開始時に同じ資産額でスタートして同じ指数に連動するのだからA2≒B2です。
また、A1、B1に関しても同じ資産額でスタートして同じ指数に連動するのだからA1≒B1です。

・・・・


●20年目
  Aさんの資産=A1+A2+・・・+A19+A20
  Bさんの資産=B1+B2+・・・+B19+B20
今まで同様に「A1≒B1、A2≒B2・・・A19≒B19、A20≒B20」となります。
つまり、Aさんの資産≒Bさんの資産です。


リレー投資のAさんが高値掴みや変な目減りがあるならば、Bさんの資産も同様の推移をすることになります。

Aさんの資産とBさんの違いを生むのは、以下の2つです。
・投資商品の指数からの乖離率の差
・コスト(買付手数料、信託報酬、信託財産留保、税金等)
そのため、コストをトータルで考えて安くなるならETFにリレーした方が得という理屈が生まれます。

>吊られた男さん

詳細な再度のレス、ありがとうございました。

投資額を口数X購入価額に分解することなく、塊ととしてとらえてみると確かに、貴殿のご指摘どおりです。

ですが私の疑問点との接点がみえないので、本件についてはまた時間あるときにじっくり考えてみたいと思います。

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