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2010年4月22日 (木)

投信、ETFの二重課税を探して

今回は投信、ETFの利益にかかわる税金の話です。

私の勤務先は主に途上国で天然エネルギー関連の施設を作るのが主な仕事です。このような途上国というものは経済に関わる法制度が未整備であったり、制度そのものや運用がコロコロかわることがよくあります。途上国で仕事をする私の勤務先(日本企業、途上国からみれば外資)は常に法制度のこうした変動リスクにさらされています。具体的にひとつあげると途上国に対して支払う税金が大きく変動するというリスクです。

私の勤務先は、この税務リスクを回避し、課税コストを抑えることにかなり注意を払い、工夫を凝らしています。

私も上記のとおり、勤務先が注力している課税コストの抑制というテーマについて、自身の資産運用においてもそのテーマを無視するわけにはいきませんでした。

具体的には海外株式のインデックス投信及び海外ETFについて、

*分配金に対して海外と日本で二重課税がかけられているのか?

*二重課税がかけられているのならば、取り返す方法はないのか?

*取り返せないとしたら、その影響はどれくらいになるのか?

これについて巷に出回っている本やWebサイト情報、ネット証券の質問窓口、インデックス投資家のブログなどから情報収集しようとしました。

しかし、私が探索した当初は本やWebサイト、インデックス投資家のブログでは、実務レベルまで有益な情報はほとんどありませんでした。二重課税について言及している場合があっても、「還付できますが、具体的にはお近くの税務署におたずねください」どまりでした。

もちろん、匿名の他人が無料で説明にすることについて、採用するか否かは自己責任ですし、ギャランティーも負わせられません。また程度によっては税理士の領域まで入り込むことになりかねません。

還付できるのか、でも確定申告するということは、他の所得と合算される総合課税になるのかなあ。でもそうなると累進課税率の影響も受けるし、申告手続きが面倒だなあ。

と当時はこんな感じでした。

私のような市井のインデックス投資家の皆さん、税金のことで一度は悩んだりしていませんか?私は凡人のセンスでこの問題に気がつき、凡人のセンスでもって解を求めてみました。

(つづく)

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コメント

http://money.quick.co.jp/fund/selection/143.html

この記事が役に立つのではないでしょうか。

>結局、分配しようがしまいが、国内公募株式投信の
>収益として海外源泉税を取り戻す手段は無くなった
>ことになる。


以下にもあるように法律が変わったから新旧の情報が入り乱れていることが分かりにくくなっている原因かも。

>国内公募株式投信の形態がどのような形であろうと、
>海外と国内での源泉税の二重課税状態が残ることに
>なる。海外源泉税をこれまでのように分配時の
>“外国税額控除”で取り戻すことはできず、
>“外国税額控除”が可能だった2009年末
>までに比べ、投資家収益がその分減ることになる

吊られた男さん

コメントありがとうございます。

ご紹介いただきました記事があったので、二重課税をめぐる素人の紆余曲折を投稿してみたくなったのです。

この記事へのコメントは終了しました。

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