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2010年4月 9日 (金)

(続)ドルコストとリレー投資の関係を再考

(前回からのつづきです)

投信買い換えでも、リレー投資でも、そのとき一括して購入する際の投信またはETFの基準価額が持つ意味とは?

以下は私がたどり着いた解釈です。

投信Aから投信Bに某日に1,000千円分を買い換えたとき、その時の基準価額がいくらであったとしても、それは仮に最初から投信Bを1,000千円分保有していた状態と同一になったことを意味します。

換言すれば、某日に投信Bがある基準価額になっていたということは、それまでの投信の運用の結果、到達点であり、結果に対する高低を論じても、それは過去からの推移でしかない話だということです。

そして、これは投信からETFへのリレー投資においても同じことを意味しています。

投信を積み立てて、○月○日にETFへリレーした際に、ETFの基準価額がX円であったということは、バーチャルにみれば、最初からそのETFを積み立てており、○月○日に基準価額がX円であったということと同じになるということです。

リレー投資の実行時のETFの基準価額とは、その先の値動きからくる評価損益に影響を与えるものではなく、すでに積み立ててきた資産額のリレー投資実行時点の価額でしかないということです。

私はリレー投資実行時の基準価額を起点とした、その後の値動きからくる評価損益を気にするあまり、リレー投資実行時点のETF基準価額の高低にこだわっていました。ところがリレー投資実行時のETF基準価額は、そもそも最初からETFを保有していたことができた場合における、リレー投資実行日における価額にすぎません。もともとそのETFを保有していたのなら、とある日の基準価額を一過性のものとして、気にもとめないのと同じことなのです。

そして、リレー投資実行後は投信であれETFであれ、同じインデックス連動なら、値動きがほぼ同じ傾向をたどるだけです。(このあたりの理屈は、以前の吊られた男さんからの指摘のとおりです。)

いやー、リレー投資における疑問点がようやく払拭できました。

ETFの面倒な購入の手間とリレー時に損する可能性を十分理解したうえで、あくなき信託報酬の低減を追い求めてETFへリレー投資するインデックス投資家の皆さんの動向にはこれからも注目していきたいです。

うーん、それにここまで述べてみて、なんだかちょっと上場投資信託TOPIX(1306)を追加購入してみたくなってきました。本当は上場TOPIXインデックスファンド(1308)が良いのですが、最低購入ロットが大きいもんで...。

でも分配金、要らないんだよなあ...。

さらには日本株式の場合、あのインデックスファンドの存在が、私をしてETFの購入を阻む原因となっています。

そのインデックス投信の名は....

「ニッセイ日経225インデックスファンド」

(本タイトルの話はここまでです。)

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ETF」カテゴリの記事

コメント

私のコメントからいろいろスミマセンm(__)m


私もETFでは分配金が引っかかる要素の一つになっています。特にニッセイ日経225のように信託報酬が低いと悩まされるところです。 →私もニッセイ日経225に投資していて、ETFには投資していません。

吊られた男さん

いえいえ、こちらこそ貴方のコメントについて否定する材料もなく、自分の考えとの接点をひたすら考えて、上記の投稿となりました。

詳しい人から見れば、初心者に対して「どうしてそんな手前のところ(大前提)で疑問がでてくるのか」と不思議がるやもしれませんが、各知識(ドルコスト、リレー投資)を個別に習得する過程の中で、個別知識の間における関連性が気になってしまうこともあります。

  
こんばんは。リンクありがとうございます(^^♪

リレー投資の目的は、
本来は維持コストの安いETFで積立したいが、売買コストの関係もあって(人によっては定額積み立てにこだわって)、似たような投資信託で積立(=時間分散)して、一定額に達した段階(=売買コスト<維持コストが見込める)で乗り換えるという意味でしょうか。

うさみみはやらないのでそういう認識です。

売買時にもしくは将来に、税金の関係でロスがある可能性がありますが、それは先々にならないとわかりませんね。

うさみみさん

ありがとうございます。

それにしても貴ブログで拝見しましたうさみみさんの節約術(様々な支出に関する考え方を含む)とローン完済はすばらしいですね。

 同じ金額を投資したとしても、購入した日の基準価額によって、購入できる口数が変わりますよね。より高い基準価額で買えばその分だけ口数は少なくなる。
 であれば、やはり高値掴みしてしまうと、その分だけロスしてしまうと思うのですが、どうでしょうか。
 通常、ETFに乗り換える程度であれば口数の差なんて長い目で見れば無視出来る範囲、という意味でおっしゃっているならその通りだと思います。
 しかし、

「投信Aから投信Bに某日に1,000千円分を買い換えたとき、その時の基準価額がいくらであったとしても、それは仮に最初から投信Bを1,000千円分保有していた状態と同一になったことを意味します。」

この部分に関して、同じ100万円なんだから基準価額がいくらの時点で買っても同じだ、と考えているとしたら、それは間違っていると思います。
 何故ならば、購入した時点にかかわらず「同一の」、ある一時点における評価額は、基準価額×口数となるからです。
 
 
 

名無しさん

レスありがとうございます。

>同じ金額を投資したとしても、購入した日の基準価額によって、購入できる口数が変わりますよね。より高い基準価額で買えばその分だけ口数は少なくなる。であれば、やはり高値掴みしてしまうと、その分だけロスしてしまうと思うのですが、どうでしょうか。
通常、ETFに乗り換える程度であれば口数の差なんて長い目で見れば無視出来る範囲、という意味でおっしゃっているならその通りだと思います。

★私も当初そのとおりに考えていました。巷では購入時の基準価額の抑制を気にしてドルコストを推奨する一方で、リレー投資になると基準価額のことはスパーンと無視されているのはナゼなのか?「リレー投資も回数を重ねればドルコストに近くなる」くらいしか解がない。でも年1回のリレーなら20年でたった20回の購入であるし、ちょっと購入価額のボラティリティが高い方に寄ってしまったりすることは心配しなくていいのかと思っていました。


>「投信Aから投信Bに某日に1,000千円分を買い換えたとき、その時の基準価額がいくらであったとしても、それは仮に最初から投信Bを1,000千円分保有していた状態と同一になったことを意味します。」
この部分に関して、同じ100万円なんだから基準価額がいくらの時点で買っても同じだ、と考えているとしたら、それは間違っていると思います。
 何故ならば、購入した時点にかかわらず「同一の」、ある一時点における評価額は、基準価額×口数となるからです。

★私の表現がわかりにくかったかもしれません。要は単純な話で投信Bの購入原資である投信Aの売却金がどのような積み立てプロセス、評価損益の上昇下降トレンドを経て到達したものであっても、その売却金でもって、ある時点で投信Bを購入した時、その時の基準価額×口数とは、バーチャルに過去のある時点から投信Bの元本金額を積み立てて、評価損益の上下を経て到達した結果であり、それを受け容れることなんだと理解しています。
投信Bの購入原資が投信Aではなく、個別株Cでも定期預金であっても同じです。

名無しさんは、ドルコストとリレー投資は矛盾すると思いますか?率直でも断片でも途上でも結構です。お考えお聞かせいただければ幸いです。

この通りすがりめの発言にお答え頂き、嬉しく思います。

 投信Aから投信Bへの乗り換えの例についてもう一度よく読んで考えてみましたが、やはり、売ったのと同じ日に買った場合以外は、始めから買っていたのとまったく同じ、という事にはならないんじゃ無いかな、と思います。

 ドルコストとリレー投資の矛盾については、ドルコスト平均法をやる目的、つまり、予想をせずに、一口当たりの購入額を減らして多くの口数を買う、という事を考えれば、矛盾している、ということになると思います。

口数を多くする、という事を考えれば、ETFにバトンタッチする時には売るタイミングと買うタイミングをよく考える事になるとおもいます。しかしこれは、「予想する」と言う事になってしまい、目的に反してしまいます。

一方、一切タイミングを考えずにバトンタッチした場合、投信を売った日のETFの価額よりも高い時に買ってしまい、余計に口数を減らしてしまう恐れがあります。
この場合、一口当たりの価額を下げる、という目的に反してしまいます。

このような訳で、「矛盾する」と考えるのですがいかがでしょうか。

 とはいえ、リレー投資は有力な手段の一つだと思いますし、いずれは実行していきたいな、と考えています。ただ、この矛盾をはらんでいる以上、安易にやるとまずいな、と思えてきました。

名無しさん、再度のレスありがとうございます。

いやー、何度もカミングアウトしてしまいますが、小生も知見に乏しい市井のインデックス投資家ですからわからないことが多々あります。

とはいえインデックス投資を実践してみて感じたこと(海外ETFがどうも肌に合わない)や、インデックス投資の個別テクニックを比較した時、テクニックとテクニックのはざまにある謎(今回のようなドルコストとリレー投資の関係)について、ブログを通じて自問自答して(資産運用にかけられる時間の範囲内ですが)、ほんのわずかづつでも知恵がつけばよいなと考えています。

>投信Aから投信Bへの乗り換えの例についてもう一度よく読んで考えてみましたが、やはり、売ったのと同じ日に買った場合以外は、始めから買っていたのとまったく同じ、という事にはならないんじゃ無いかな、と思います。

★私が考えるに、投信Aの売却日と投信Bの購入日は同じです。実践する場合にはネット証券口座のMRF資金をつなぎ資金として用意するつもりです。

>リレー投資は有力な手段の一つだと思いますし、いずれは実行していきたいな、と考えています。ただ、この矛盾をはらんでいる以上、安易にやるとまずいな、と思えてきました。

★よりランニングコストが低い同等商品に切り替える。これは全く賛成です。とはいえ著名なインデックス投資家のブログをみると、なんだかビシバシとリレー投資やってますという記事を拝見するのはごくごく少数です。
「なんとなく、まだリレーしていません。ご無沙汰しちゃっています。」のような方が多いのではないかと勝手に感じてします。(統計とってみたわけではありませんよ。為念)

これは色々な理由(売却投信が評価損でも益でもデメリットあり。つなぎ資金を用いないかぎり価格乖離発生。手続きが面倒etc)を総合してあまりリレー投資のインセンティブが働いていない証左ではないかと思います。

>名無しさん、

ドルコスト平均法をやる目的は一口当たりの購入額を減らして多くの口数を買うではありなく、ただの積み立て手法の一つなだけです。
口数を多くすることが目的なら基準価額の安いファンドを買うことが最善になってしまいます・・・がこれは意味はないですよね?

定口数買付でも、ドルコストでも、ヒラメでも投資されてしまえば全部同じです。内容が同じもので構成されるのであれば、150万口の100万円も、70万口の100万円も全く同じです。そこに行きつくまでの購入方法が違うだけです。


仮に日経平均連動ファンドでリレーするとして、【5月18日に日経平均連動ファンドを解約&引け成りで日経平均連動ETFを購入】とすれば、なんら矛盾しません。


もちろん、リレーに期間があけば、パフォーマンスがリレーしない場合と異なるのは当然のことです。(極端なことを言うとリレー期間を1カ月とすれば間違いなくパフォーマンスへの影響は大きいですよね。)


また、完全な同一タイミングで無いリレー投資の場合も、完全なパフォーマンスの継承はできなくても特に有利不利はありません。1日や2日時間が空くことで損することもあれば、得することもあります。(厳密に言うと期待リターンがプラスの資産で空白期間を設けることは機会損失になるので、わずかながらリターンは落ちますが1,2日程度の空白をそこまで気にする必要はないということ)

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