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2010年6月14日 (月)

宗教信仰と現世利益

同じ投信でも、無分配型と毎月分配型では、随分と違うという雑感です。

無分配型の投信というものは長期保有し続ければ、分配金相当が再投資され、時間がたつほど複利効果があらわれ、最後は報われるということです。これはあたかも投資信託という宗教を信仰するような面もちです。

これに対して、毎月分配型投信は、購入から直ちに分配金という御利益を享受できるものです。それが本当に御利益なのかどうかはおいといて、目の前に毎月降ってくる現金は、どうやら御利益に見えるようです。それはまるでただちにリターンがほしいというあたかも現世利益を追求する姿勢です。

どちらの宗派?も将来の目標達成には不確実性が伴います。同じ目標利回り、その他諸条件であれば、言わずもがなですが無分配型の投信に比べて毎月分配型投信の方が運用効率が悪いため、目標未達に終わる可能性が少し高そうです。先に御利益をもらってしまうよりも最後の最後に果実をいただく無分配型の投信の方がトータルの実りが多いかもしれません。

しかしながら将来の見通しはわかりません。未来の世界経済の変動による影響に比べたら、無分配型の投信と毎月分配型投信の運用効率の差など、実はとるに足らないものかもしれません。

そういう視点にたてば、毎月分配型を買う指向というのは、

未来はわからない、分配金をもらっておかないと、その分まで大きな下落リスクにいつまでも晒されていることになる。

だからいますぐ分配金という御利益をいただき、あとは目減りした残高を増やすようにファンドマネージャー、よろしくやっといて。

ということです。もうまさに現世利益追求型です。

でも、それでも私は毎月分配型投信は買いません。その大きな理由は、課税対象となる分配金には元本分に含まれている可能性があるからです。元本相当分にも課税されているおそれがあることがイヤだからです。

考えてもみてください。金融商品を購入する原資は個人投資家が働いて稼いだ収益から、すでに一度税金を支払ったあとの手残りなのです。この資金をタコ足分配の投信につっこんで、そこから再び税金を取られることに我慢できるんでしょうか?

近い将来、税率が20%にあがる見通しですが、そうなったらこのやるせなさが、私を毎月分配型投信からますます遠ざけるでしょう。

でもグロソブをはじめとする毎月分配型投信の保持者はこういいます。

「だって現にこれまで儲かっている事実があるじゃないか」

(つづく)

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投資信託」カテゴリの記事

コメント

私は現状毎日せっせと分配型投信を購入しています。
正直言って、無分配型のものを買いたいのですが、
欲しいジャンク債を運用対象にした無分配型を見つけられず、
仕方なく選択しています(><)

eMAXISのラインナップに加えてくれるよう、
以前アンケートに回答したんですが、
少数派だったようです(T_T)

40歳無職さん

レスありがとうございます。

分配の有無よりも、必要とするアセットを優先して選んだと理解いたしました。

せめて分配の回数が少ないものを選びたいですね。

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