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2010年6月26日 (土)

株主総会に出てどうする?

3月決算の上場企業にお勤めの方々にとっては、法定の定時株主総会が終わり、新役員による新しい経営体制がスタートしたところもあるのではないでしょうか?

実際に株主総会を開催する企業、とくに実務方は、株主総会のために膨大な想定問答集の準備、プレゼンテーション資料のふた桁回数にも及ぶ追加・修正、入念なリハーサル、OB株主に対する事前対策など様々な労力をかけています。総会当日を迎えた時点で99%の仕事は終わっているといっても過言ではありません。

こうした実務方にとっては、株主総会終結のときをもって2010年3月期がやっと終わったという意識でしょう。

さてその株主総会ですが、昔のシャンシャン総会とは別に、近年は「開かれた総会」と称して株主との年一回の対話を積極的に行おうとする企業も多く、総会の議事にかかる時間も延びている模様です。

でも株主総会の実務方にとっては上記のような「開かれた総会」を行う姿勢をもってはいるものの、早く無難に終わってくれることが昔も今も第一義です。

騒ぎ出す株主、難癖つける株主、奇行する株主らに対して「開かれた総会」を催す気はありません。そのほかの通常の株主からの質問にしても、表層的な事柄に関する質問や的外れな質問が大半であります。総会を開く側からみれば「この総会に出席して得たどんな情報で、果たして我が社の株の売却や買い増しを判断できるのだろうか」という気も正直します。

経営理念や経営方針を、これからの戦略展開をいくら述べたところで、実績が全てです。株主からみれば高い配当と株価値上がりを実現してくれることが全てです。

たとえ経営理念、経営方針や戦略展開に共感したとしても、それが配当が少なくても、株価が値下がってもその企業の株を持ち続ける理由になるのでしょうか?

綺麗な会場に通され、うやうやしく向かい入れられ、ちょっとしたお土産なんかもらって帰る。そうやってほんの少しだけもてなされた気分を得ると、その企業の株式を、業績が少々ヘナクソでも持ち続けたりしませんか?

株は儲けるために保有する金融商品のビークルに過ぎません。冷徹に購入・保有・売却の判断を下すためには、その企業に感情移入や余計なバイアスがかかることは避けるべきですし、そうでなくとも株主総会に行ったくらいでは、既にその企業が開示している情報以上に重要な投資判断材料に成り得る有益な情報はほとんど手にはいりません。そんなことしたら総会に出席していない株主にとって不利益が生じてしまいますから。

ただ儲け度外視で、応援したい企業の株式を持っているのなら、株主総会は年に一回のお楽しみです。でもそんな人がそう多いとは思えませんが。


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