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2010年7月31日 (土)

2010年7月末 運用状況

インデックス投資を始めて2年と5ヶ月経過しました。春は遠いです。

ここのところまた円高も進んでおり、海外アセットの買い時といえばそうなのですが、果たして110円~120円/$とかの時代ってもうやってこないのではないかと幻想すら抱いてしまいます。

勤務先の第1四半期決算短針のいわゆる定性的情報部分の原稿を先日仕上げたのですが、原稿作成にあたって世界経済のネタ探しにアジア、欧州、米国の直近の景況にかかわる各種報告をざっと読んだのですが、欧州、米国についてはいいこと(明るいこと)書いてないですね。TOK売却するか...。(という短期的判断はイカンと自戒)

さて毎度ですが、今月末の運用状況を取り上げてみたいと思います。

アセット及び商品別にみた明細は以下のとおりです。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは**.**円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆野村MRFの評価益には、他の商品の購入資金をネット証券口座に一時プールしていた期間における利回り分も含まれています。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201007311

さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

201007312


(つづく)

2010年7月30日 (金)

飲食業経営のぼやき

前回とりあげた飲食業経営のT社の社長とは、10年以上のつき合いがあり、今般の焼き肉店からかに料理店への衣替えにあたっていろいろと話を聞くことができました。飲食業の生の声として紹介してみたいと思います。

ただし裏付けはとっていませんので一部信憑性は?ですからアングラネタということで。また具体的な店舗名は出てきたのですが伏せてあります。まあ、どこのことかわかるかもしれませんが。

1.2008年秋のリーマンショックでは大打撃を受けたが、今年に入ってさらに売り上げが一段と落ち込んでいる。昔から店を経営し、固定客をつかんでいる店なら売上は▲10%程度ですんでいるが、比較的新しい店は固定客が少なく、▲30~50%となっている。

2.今は赤字が続けば、即、店を閉める時代。売上見通しが不透明なので、店舗を新規建築していたらペイできそうもない。新築でなくとも居抜き(閉店した店舗建物を改装して利用)の物件がいくらでもある。

3.売れている飲食店はTVで取り上げられている店などほんの一部。もてはやされた低価格ラーメンや餃子のチェーン店はいまや売上頭打ち。大手ハンバーガーチェーンも基本的には飽きられており、販促のおかげでなんとか現状維持。

4.回転寿司はかなり悲惨。大別すると100円均一とグルメ寿司(ネタにより値段まちまちの店のこと。業界用語か?)があるが、前者では大手のうち1社が店舗毎に値付けを変えている始末。(おなじチェーン店なのに105円の店もあれば87円の店もある)後者は寿司づくりに手間がかかりすぎる結果、従業員の労働条件があまりに過酷(朝7時から長時間)で、脱落者多数発生。

5.販促チラシを広域にバラまいても来店するのは、ごく地元の人ばかり。それもすぐ飽きられるから売上が急降下。

6.飲食業というのは業界団体も多く、それらに加盟することで同業者のいろいろな情報を入手できる。よってどこかの店舗での成功事例が、あっというまに他社に知れ渡ることとなる。そうやって経営や販促のノウハウを共有しながら、顧客の移ろいやすい飲食趣向を追いかけて懸命な経営努力をしている。

まだまだ話は尽きませんが、今回はこの辺で。

2010年7月29日 (木)

不動産投資のリスク顕在の予感

WATANKOの資産運用にはインデックス投資の前工程として、保有不動産による賃借業があります。その一つとしてアパート経営をやっていますが、それ以外に店舗も賃借しています。首都圏で焼き肉店、回転すし、かに料理、しゃぶしゃぶ、とんかつなど数十店舗を運営する飲食業会社(仮にT社としておきましょう)に土地と店舗を賃借しています。

T社は、私が賃借している土地・店舗を使い、かつてイタリアンレストランを経営していました。当初は周辺にイタリアン専門のレストランは無く、ピザを焼く本格的な釜を備えた私の店はそこそこ評判であり、週末のピーク時には1時間くらい待たされる繁盛店でした。

しかしながら段々と競合も増え、景気の低迷、飲酒運転の取り締まり強化など様々な環境変化への対応が追いつかず、収益が目標に届かなくなりました。

その間に賃借料もここ20年間の中で、T社との話し合いにより、数回に渡って値下げを余儀なくされ、現在は賃借当初時の50%強の賃借料です。それでも賃借物件を建築するときの借入金は完済しており、我が家の重要な不動産賃借収入源となっております。

そこでT社は数年前に改装して焼き肉店として、再出発することにしました。私としてはイタリアンレストランの方がオシャレで良かったですし、T社にとっても店舗改装の資金負担が発生することは大変だろうなと想像していました。

さて私の店舗は焼き肉店として再出発後、T社は販促を熱心に展開したものの、リーマンショック以降、収益減少にみまわれ、店舗として赤字転落になる始末でした。

そしてT社の社長いわく赤字の焼き肉店をやめて、今度はかに専門料理店に衣替えしたいとの相談をうけました。相談といっても実質的には決定事項の連絡です。イタリアンレストランから焼き肉店に転換したときには改装費用を結構かけたのですが、今回はあまりかけられず、苦しい中での再々出発となりました。

確かに周辺に同種の飲食店はないものの、かに料理専門店が果たして成功するかは未知数です。

社長はときおり「これを最後のチャレンジとして頑張ってみます」と言っています。ひょっとして、かに料理店で数年間やってみてダメだった場合、私の店舗から撤退することを若干匂わせている感じがします。やぶへびになるかもしれませんから、とりあえずこの懸念についてはT社社長には尋ねずじまいでしたが...。

仮に撤退となった場合でも契約問題もありますから、いろいろともめるかもしれませんが、一方でT社としても赤字店舗は閉めなさいという取引先銀行からの圧力も加わって撤退を押し切ってくることもあるやもしれません。

もし私の店舗からT社が撤退した場合、最悪自分で次の借り手を捜さなければなりません。借り手が見つかるまでは賃借料収入が途絶えます。新しい借り手を見つけ貸し出しはじめるにあたって、交渉条件によっては賃借料の減額や設備投資の一部負担を強いられたり、また仲介した不動産業者に対しては契約成立時の手数料や、あるいは毎年一定の賃借手数料を支払わなければならなくなるかもしれません。

今回は不動産投資にかかわる収入源と費用増のリスクを、実際に予見させられる出来事に直面したわけですが、近い将来リスクが顕在化したときに備えて、将来方針と打ち手を考えておく必要性を痛感しました。

Xデー(T社撤退)、早ければ1年後くらいにやってくるかもしれません。まったく世の中、先が見えませんね。

2010年7月28日 (水)

忍耐と煩悩のブログ開設-満5ヶ月のご挨拶

来ブログの皆様へ 万年初心者個人投資家のWATANKOといいます。2年と5ヶ月前から資産運用をはじめました。長期間継続しやすく、リスクをそこそこ抑えて3~5%の利回りを得られる運用スタイルを探していたところ、インデックス投資に出会い、これまで続けています。

妻1、子供2の4人家族。普通のサラリーマン世帯です。都内から50km圏内の地方都市在住。住居は持ち家で、住宅ローンはありません。

現在のスタイルは、給与所得と半ば家業の不動産賃貸業の収入から手元に残った余裕資金を使って毎年、インデックス投信を使い積み立て投資しています。20年間で税引き後平均利回り4%目標のもと、積み立てた元本総額を1.5倍に増やすことを目指しています。

こうやって資産運用で増えた分(=0.5倍分)、つまりリスクをとり忍耐強く投資を続けたリターンを、自分の自動車趣味につぎ込むという煩悩をもっています。

このブログはそういった忍耐と煩悩、蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリーです。

なおWATANKOは資産運用について特別詳しくはありません。普段は平日、日経新聞しか読みません。チェックする指標も資産運用関連では日経平均、ドル/円の為替レート、あとはせいぜいダウ平均ぐらいです。あまり資産運用の勉強時間を割かない、割けない、割きたくないという姿勢です。

よってもって私WATANKOは資産運用の面では初心者の域をいつまでたっても出ない市井の社会人ですが、あくまでその市井の社会人の目線で資産運用に関する率直な疑問や主張を述べていきたいと思っています。

このブログを始めた動機は以前話しましたが、それ以外にもちょっとしたきっかけがあります。私は都心で働き、約70km離れた地方都市に住んでいます。したがい通勤はDoor to Doorで片道2時間以上、往復5時間近くかかります。通勤時間の大半が電車に乗っており、行きも帰りもほぼ100%座れます。そんな通勤状況ですので通勤時間帯の過ごし方をいろいろ工夫してきました。

*読書する。
*音楽を聴く。
*DVDをみる。
*英会話テキストを聞く。
*仕事に関するメモを作る。
*資格試験の勉強をする。
*PSPでゲームする。
*Web閲覧する。

そして仮眠する。

これらレパートリーに、ブログの原稿執筆を数ヶ月前から加えています。

ブログの投稿テーマを2ヶ月くらい先まで大まかに設定し、通勤電車の中で、キングジムという文具メーカーが発売している携帯ワープロ「ポメラ」をつかって原稿を8割方ラフに作ります。帰宅後自宅PCにデータを転送し、推敲して仕上げます。原稿は10件くらいストックがあり、ブログへの投稿順序を調整しながら、順次投稿しています。

ところが最近は勤務先で組織・人事の大幅な変更がおきて忙しくなってきました。終電まで働く(orたまには呑む)日が多く、帰宅は午前1時です。そのためブログ更新が滞りがちです。しばらくは帰宅が遅くなる日々は続きそうですが、なんとかブログ更新のペースを少し元に戻したいと考える今日この頃です。

さて次回は不動産投資ネタです。不動産賃貸をやっていると時折忘れがちなリスク、すなわち空室リスクについて取り上げたいと思います。空室といってもアパートの一部屋の話ではありません。商業店舗が空き店舗になってしまうリスクです。

2010年7月25日 (日)

新興国アセットに欲をかく

ここ1年くらいの間ではインデックス投資家のアセットアロケーションで評価益がでているのは新興国株式や新興国債券などの新興国アセットか、それに加えてせいぜい先進国リートではないでしょうか。

WATANKOの場合もご多分にもれず、上記と同様です。日本株式などはまだ地底を深く潜行中です。しかしここで新興国アセットが儲かっているからといって過度な追加購入は投信の平均購入単価を引き上げてしまいますので、慎重な対応が必要だと考えます。

とはいえ、昨今の現実世界ではなんだかんだ言ってアセットアロケーションにおける利益源泉は新興国アセットであるし、この割合を引き上げたくなるのもまた人情。

巷の堅実派?が推奨するアセットアロケーションでは、新興国アセットの割合はせいぜい10%くらいのイメージですかね。でも実際には新興国アセットのシェアがもっと高いインデックス投資家が多いのではないでしょうか。(すみません、著名ブロガーの皆さんのアセットアロケーションの記憶をたどりながらの感覚的な話です。)

自分のケースをお話致します。

新興国株式と新興国債券について私は以前ではSTAMシリーズ、新興国株式については現在はeMAXISシリーズを積み立て購入しています。このうちSTAMについては、積み立て始めた頃(2009年2月)はまだ基準価額が低かったので、その後の基準価額の上昇をうけていまだに20%程度の評価益を維持しています。一方のeMAXISは2009年11月から積み立てスタートしましたが、以降は基準価額があまりあがらず、むしろ最近の相場低迷下で評価損がでているくらいです。

新興国株式アセットのトータルではまだ数%くらい評価益がでているのですが、これから相場が回復するのであれば積み立てを続けていくと平均購入単価がジリジリとあがっていくでしょう。

なお新興国債券はSTAMを定期積立しており、こちらも数%くらいの評価益を現在は維持しています。

(以上はいずれも6月末データであり、直近ではもう少し改善しています)

前回、私はインデックス投信の積み立て運用のオプションとして積み立て元本が一定額に達した場合、基準価額が下落したときだけ追加購入する作戦を考えてみましたが、新興国アセットに関しては他の先進国アセットよりも一足早くこの作戦を実行するかもしれません。(といってもどんなに早くても数年先ですが)

金融商品の評価損益はすぐわかるし、指標としてもわかりやすいですが、抱えるリスクの定量的把握についてはなかなか実感がわきません。でもリスクを減らすためには、とりわけ新興国アセットに関して、欲をかきすぎることなくどこかで抑制を考える必要があるのではないでしょうか。

(追伸)
今回の話は相場が上昇し、新興国アセットでガバチョと評価益がでてきる時における自戒として考えてみたのですが、数ヶ月前とくらべて新興国アセットも元気がないため、しばらくは無用な心配かもしれませんね。

2010年7月24日 (土)

インデックス投資の将来オプション

前回はインデックス投資からの出口戦略について投稿しましたが、今回はもう少し前の段階における話をしてみたいと思います。

前回お伝えしたとおり、WATANKOはインデックス投信の積み立て投資を20年間継続する予定でスタートしました。しかしながら人生、先はわかりませんから出口にさしかかる前においても、いろいろなオプションを考えておく必要はあると思います。

インデックス投信の積み立てを継続して、投信一つあたりの保有残高が10百万円を越えるようになる頃には、追加の積み立て投資について慎重に考える一面も必要かもしれません。

仮置きのケースですが、インデックス投信の保有残高が例えば合計1億円を越えるような状況になった場合(おそらく積み立て期間も10年以上経過しているころ)、以降の積み立て投資については、ひとつこんな変更が考えられます。

従前同様、積み立て資金は一旦MRF口座にプールしておきます。保有する各インデックス投信の基準価額が下落して評価損が出た月には止めていた購入(積み立て時代の1ヶ月分)を行います。翌月、依然として評価損がでている場合にはまたその月は購入します。さらに翌月、今度は相場が上昇し、評価益がでたら月次購入をやめます。

つまりは相場下落時だけ追加スポット購入をして、平均購入単価を引き下げます。そうして保有するリスク資産をより利益が出やすい体質にしていくわけです。

MRF口座の残高の積みあがり具合や、残りの投資期間によっては相場下落時で、ひと月あたり2ヶ月分の投信購入を行うなど更なる調整をするかもしれません。

もし相場上昇時が続いた時にも欲にかられて追加投資をどんどん続けていると、下落時の評価損リスクが減りません。残りの投資期間(おそらく5年~8年とかのレベル)をふまえると利益を出しやすい体質を強化しておく必要はあるかと思います。

あるいはかなりの相場下落時(例えば日経平均が9,000円未満レベルとかかな...)になれば、インデックス投信のスポット積み立て購入ではなく、1306等の国内ETFをドカ買いする戦法もありえます。国内ETFであれば海外ETFよりも手間はだいぶ少ないですし、特定口座対応ですから税務申告もラクですしね。

そもそも今から10年もたてばインデックスファンドの品揃えもたいぶ変わるでしょうから、その意味でもインデックス投資の手法は柔軟に考えていきたいですね。

以上のようなオプションはタイミング投資の一種ではないか、けしからんと毎月積み立て原理派(?)の方は言うかもしれませんが、さすがに多額の元本が積み立てられれば、以降は慎重になる人が多いのではないでしょうか?(それも長期のインデックス投資の結果次第か...)

インデックス個人投資家の皆様方、将来オプションをどれだけお持ちでしょうか?

2010年7月21日 (水)

出口戦略を考える

私はインデックス投資による資産運用期間を20年間と設定してスタートさせました。
しかしはたして20年間を待たずに自分の意志とは裏腹に思いもかけない資金需要が生じて計画中断、資産運用方針の大転換、はたまた予想外に運用成果がでてもう十分、といった事態になるやもしれません。

いつ終わりをみるか確定してはおりませんが、その時の出口戦略を考えておく必要はあるでしょう。
一つのファンドあたり数千万円の保有残高になり、それがいくつかある場合、どういう出口戦略をとるべきか。

案1)一括全面撤退

全てを売却して、リスク資産による運用から一端足を洗う。かなりの申告分離納税額になりそうですが、(おそらく)無分配投信ばかりで運用させてもらったので、潔く税金払いましょう。
いくら悠々自適の生活を送るとはいえ、全額すべての資金をすぐ使うわけではありませんが、利益確定がなにより大事という考え方です。

この場合、すぐ使わない資金の運用は国債か、電力会社やメガバンクの個人向け社債でもガバッと買っておきますかね。もちろん定期預金も一応チェックしますが。

それと一旦売却後は、日本株式がドン底と思えるときだけ、日経225ないしTOPIX連動のETFを50百万円くらいガバチョと買って数ヶ月で数%の値上がり益をゲットする小技を連発するとかもいいかもしれません。

案2)定期取り崩しによる撤退

年間の資金需要に応じて、毎年・毎月に定期的に保有資産を売却して撤退です。すぐ使わない資産は、ギリギリまで運用しておくわけです。リスク資産は毎年残高が減り、トータルとしてリスクが減りますが、一方で最後までしぶとくインデックス投資を続けるわけです。それでも70歳くらいまでには全額取り崩しするでしょうね。

定期取り崩しですが、ドルコスト積立の反対をいけば、毎月定額売却でしょうか。定口なら毎月きっちりできそうだけど、売却額が毎回変動して消費に差し障りがありそうなので、やはり定額取り崩しでしょうか。
基準価額が高い時には少ない口数で定額に達する。バリュー高い時にはそういう投信の口数は減らさない。基準価額が低い時には多くの口数で定額に達する。価値が薄い商品はどんどん口数減らしてかまわない。という解釈でしょうかね。うーん、これで果たしてよいのだろうか?

よく考えてみると案2は危険な感じもします。残高が目減りしていく中で、おもわぬ大暴落に直面することも考えられるからです。そうなるとトータルリターンは大きく棄損してしまいますが、暴落前に一部を現金化できたということは、その分は被害を回避できたともいえます。損得については今一度熟考が必要です。(あんまり考えていると、何時まで経ってもブログ記事にできないですけど...)

出口戦略についてはまだ考え始めたばかりであり、なかなかアイデアが揃いません。

もしインデックス投資がメジャーになった暁には、インデックス投資本にもこういった出口戦略の記載があってもよいかもしれません。(ははは...ないかな)

2010年7月17日 (土)

(続)恥ずかしながら我が家の家計の支出と管理

(前回からのつづきです)

締まり屋編(というかライフスタイルに基づきお金をかけないところ)

1.ゴルフ、スキーなどお金のかかるスポーツ

何より関心がないせいでもありますが全く費用をかけません。とくに私も含め一般庶民にとってはゴルフというものは、これを続けていたらカネは貯まらないと思うのですが..
まあ我が家の場合、自動車の減価償却費がそれに代わっているのが実態ともいえますね。

2.海外旅行

新婚旅行以来15年の間で、海外旅行は一度しか行っていません。1回あたり数十万円の出費を毎年1~2回続けるなんて我が家ではありえね~出費です。とくに小さな子供を抱えている時期は手間と疲労が倍増しますから、その点でも躊躇してしまいます。

ちなみに海外旅行というものは行き先の歴史、風土、社会を事前にインプットして関心を持っていかないと、充実感がいいとこ50%だと思います。あー景色が綺麗だね。あー珍しい料理だね。それだけなら国内でも風光明媚なところはたくさんありますし、メジャーな各国料理なら食べられます。子供達がこうした事前のインプットが十分できる年齢になれば、一緒に行きたいとは思いますが、そういう年齢になるのは大学生くらいの頃であり、そうなれば子供達は一人で東南アジアくらいならフラフラ行きそうです。

2.衣料費

これも小さな子供がいると普段着の選択も一定の制約を受けます。汚れてもあきらめることができるもの、子供がいじらないように華美な装飾がついていないもの、ガンガン洗えるものなどです。まあもともと私のような一般庶民はファッショナブルな装いが必要になる機会も少ないですしね。

さらには私のスーツも仕事着とわりきって高い物は召しておりません。満員電車に毎日乗るだけで高価な靴も鞄も他人が勝手に傷を付けてくれます。(笑)私自身の衣料費は仕事着関連+普段着でもだいたい年間100千円未満です。

3.娯楽費

ディズニーランドを筆頭としたお金がかかるアミューズメントはほとんどいきません。なぜなら子供からのリクエストがないからです。子供にとって何よりも楽しいのは休日に親が自分の相手をたっぷりしてくれることです。
ここ2年くらいはほぼ毎週末、県内の公園に片っ端から出かけています。探検半分、ボール遊び半分という目的です。

なお支出管理については、レシートを集め一日一回、エクセルのシートで十数費目に分けて10円単位で記録しています。所要時間は1日1~2分。継続を第一に考えると私にはこれくらいが手間暇の限界です。集計対象は私が現金ないしカードで支払ったものであり、妻に毎月手渡している生活費(1XX千円)と口座引き落とし(水道光熱通信費、習い事月謝など)は対象外です。

何ヶ月かつけていると、各費目での月間出費レベルが見えてきます。それをもとに当月の費消ペースをコントロールしたり、費目ごとに削減の是非を検討します。
だいたい5月(GW)、8月(夏休み)、なぜか9月(夏休みの後遺症または休日が多いから)、12月(クリスマス・年末)が出費が多い月ですね。逆に1、2、7、11月あたりは出費が少ないです。

以上、2回にわたって我が家の支出のメリハリ具合と家計管理を簡単に説明しました。我が家は世の中で紹介されるような節約家族ではありませんが、総額出費をそれなりにながめながら、サプライズが無いように暮らしています。とはいえ年ととると何かと出費が多くなりますね。

それと最後に、健康管理に気をつけています。とはいっても野菜を出来るだけとる、1日1万歩歩く、呑んだ翌日は食事をセーブするくらいがせいぜいですが。高血圧症や糖尿病、痛風ほか生活習慣病を患ってしまい、リタイア後も食事や旅行・外出が制限されるようでは元も子もないですね。

2010年7月16日 (金)

恥ずかしながら我が家の家計の支出と管理

世の中、節約ムード蔓延であらゆる節約ノウハウが巷にあふれかえっている印象です。

通常なら住宅ローンを抱え、子供も私立に通い、趣味に娯楽にと全包囲的に出費しているとなると貯まるものも貯まりません。
しかるに我が家の場合も、支出がユルフンなところ、締めているところが混在してそれなりにメリハリがあります。それぞれをあげるとすれば以下でしょうか。

<ユルフン編>

1.食費

我が家では週末の昼食・夕食は妻は炊事しません。妻にとっても休日です。かといって毎回外でフルコースというわけではなく、ファストフードで軽く済ませたり、テイクアウト物でそれなりにセーブするといったことはします。それでも我が家の食費は妻が用意する平日の食事の費用+外出時に自分が支払う食事代で月平均推定8万円~10万円程度かかっています。

2.子供の教育費・図書費

教育費については一定の制約あります。我が家では教育費については学習塾のほか、英会話や水泳など将来にわたってどのような人生を歩んだ場合でも役に立ちそうなものに絞っています。語学力や泳ぐ力などは普遍的に備えてほしいですね。

図書費については、子供にあげるお小遣いとは別立てで親立ち会いのもとに与えています。一定量の図書をしっかり読む癖を身につけてほしいため、別途申告すれば、図書館も併用しつつ極力、本を与えています。子供の小遣いに含めてしまうと、小遣いの使途として図書がゲーム、カードなどおもちゃ類と競合していしまうからです。

なお漫画については、おもちゃとふつうの本との間の橋渡し的な役割として認め、総量規制しつつリスエストの半分程度は買ってあげています。(そもそもあまりリクエストしてきませんが。本人もちょっと気が引けているのかもしれません)

3.自動車

WATANKOが住んでいる地方都市では一人一台の車が必要です。我が家にも私用と妻用の2台の車があります。私用は2.5リッター4ドアセダン、妻用はワゴンタイプ軽自動車です。私も遠乗り以外は比較的燃費のよい妻の車を乗ることでランニングコストをおさえていますが、まあそのコストメリットは微々たるものです。

それに何よりこういうタイトルのブログを書く私ですから、自動車にかなりの興味関心があり、私の愛車は減価償却費の比較的高い車種です。

(つづく)

2010年7月15日 (木)

資産を増やすのではなく、蓄えることが大事

前回のETFの分配金の話の延長を少し考えてみました。
とはいえ今回は全く根拠レスで、感覚的な意見です。

巷に流布されている各アセットの期待リターンって、これからも信じてよいのでしょうか?

たとえば株式のリターンって5%~7%だとか本当に期待できるのでしょうか?ETFの分配金実績をみると、インカムゲインではいいとこ2%ってな感じがします。差分はキャピタルゲインなのでしょうが、基準価額のボラティリティを思えば、期待リターンというよりも願望リターンという印象がしてきます。

さらには為替変動で年間プラスマイナス10%+の変動が追加されるとなれば、もはや期待リターンの獲得はギャンブルの様相すら漂いかねません。

この問いに対する答えは、自分で実体験するしかありません。せめて5年くらいインデックス投資を実践してみて事実を知りたいと思います。それでも5年間の結果が真実かどうか検証する術は持ち得ませんが。

それに資産運用で大切なことは「資産を増やす」ことではなく「資産を蓄える」ことではないかと思っています。

元本を積み立てて、使わずに運用する。その結果、いくばくか元本を割り込むことはあるかもしれないが、それでも一定の貯蓄は達成できます。積み立てた元本を使わずに我慢していれば、ますまず増やすことができて、元本以下に終わったときよりもハッピーライフを送れるかもしれません。「資産を蓄える」ためのインセンティブとして「増やせるかもしれない」があるのではないかと捉えています。

例えば12,000千円に増えることを目指して10,000千円を積み立てたとします。最終的には12,000千円になれば万々歳です。でも不幸にして8,000千円におわってしまっても12,000千円目指して蓄えたから8,000千円になったのであり、もし12,000千円を目指して10,000千円を貯めようとしなかったら、ルーズになって5,000千円しか貯まらない(そしてほとんど利率のつかない預貯金にしたためリターンも極少ない)結果に終わったかもしれません。

このくらいの謙虚さをもってインデックス投資を忍耐強く続けた結果、10,000千円が15,000千円になったら、それこそ望外ではないですか。

分配金の少なさを嘆くよりも、そこまで元本を自分で蓄えられたことをまずは称えたいと思います。

2010年7月14日 (水)

分配金、少っ!

保有しているTOKとEEMは決算期が6月、12月なので7月初旬、1月初旬に分配金が支払われます。今般第?期の分配金が早速支払われました。

リターンを簡易計算すると以下のとおりです。

(Notes)
◆表中の金額単位は千円です。
◆円換算レートは88.39円/$です。
◆年換算は少数点以下端数の影響で単純合計に対して0.1%前後の差異がでています。

201007141

利回りの考え方については、都度変動している基準価額に対しての分配金の比率でみるべきだとか、為替の要素は外して考えるべきだとか、色々と精緻な見方もありますが、ここではあくまで投入した円貨の元本に対して、現時点での円貨でみた分配金の比率でみています。結局、最終的な損得勘定はそこに行き着くのですから。

さて年換算でみるとTOKでは1.3%~1.8%、EEMでは1.3%です。以前から思っていたのですが、なんか...リターンの水準がえらく低いと思うのは私だけなんでしょうか?

有名な「72の法則」にてらしてみれば、年間の単利1.8%であれば複利運用で元本が2倍になるにかかる年数はなんと40年です。私の目標目線は利回りが手取り4%で18年+アローワンス2年で20年と想定していたのですが...。

気になったのでSBI証券のサイトでTOK、EEM、ついでにVWOとEFAの年間分配利回りを調べてみたら、次のとおりでした。

TOK 1.78%
EEM 0.68%
VWO 1.34%
EFA  2.67%

●上記はおそらくドルベースと思われますが、それでもTOKのデータは、私の実体験とさして変わりません。
●EEMはやたら低いです。私の保有期間中は比較的良好であったということでしょうか。
●EEMとVWOの差が大きいのにも驚きました。両者の差0.66%は信託報酬の差分、約0.5%が大分影響していると思われます。
●EFAって分配利回りが高いですね。欧州金融不安で今後はこうはいかなくなるのでしょうか?

なお私はTOKとEEMについては追加購入は行わず、両ETFから支払われた分配金は先進国株式と新興国株式のインデックス投信の追加購入原資にまわす方針です。ところがここ1~2年間の円高のため、円転(すなわちインデックス投信の追加購入)をためらってしまっています。せめて105円/$(私が考えるところの為替の損得無しのレート中央値)になればさっさと円転するのですが。

したがい、過去2年の分配金は利息もつかないSBI証券の外貨口座に眠っている次第です。

このような状況がおきてしまうこともまた海外ETFが自分にとって運用しにくい商品といえる理由です。

アセットアロケーションを考える時に、アセット別のリターンの例示として、海外株式では過去実績をもとに6%とか7%とかのリターンが明示されていることがよくあります。でも本当にそんな高いリターンを期待できるものなのでしょうか。リーマンショック以降、最近の企業業績は未だ回復途上にあるため、現在のリターンが低い水準にあるのは仕方がないかもしれません。でも将来の好況時において期待リターンの水準に本当に達するのでしょうか?

・・・なんか疑問を払拭できないですね。

2010年7月11日 (日)

妻の投資感覚

インデックス投資を始めた頃、投資信託を買って資産運用を始めることについて、妻にちょっと話したら、本当に大丈夫なの?と心配されました。

妻いわく、今まで資産運用なんてやったことないんだから、先ずは普段つきあいがある銀行に何を買ったらいいか相談にいったら?と結構強めに進められました。そこには銀行はお堅く、個人客にも変な商品を推奨したりはしないという基本認識がミエミエでありました。

まあ預貯金大好き日本人なら、当然のメンタリティでしょうし、妻の認識が特別なものでもないでしょう。私はといえば、万年初心家投資家とはいえ、金融機関のわざわざ出向き、窓口で「何買ったらいいすかねえ」と聞くほど、丸腰感覚は持ちあわせてはいませんが。

さて、場面変わってもうひとつ。

まあどこでもそうかもしれませんが、我が家の財産は夫婦共有ということで、余裕資金の一部使って妻名義でもインデックス投信を買おうという話を以前、妻に持ちかけました。

そうしたところ、かなり反対されました。投資信託買うくらいなら、その分現預金でくれ、という主張です。

だからそうじゃねえんだよ。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでも積み立てて20~30年間保有すんだよ、とシャウト寸前までいきましたが、家庭の平和のために引っ込めました。

でも妻は、結婚前に働いていたころ(90年代前半)、銀行にすすめられるままに欧州に投資する投資信託(当時はユーロが導入され、これからは欧州経済が伸びますよと言われたらしい)を買い、結構分配金をもらいつつ、償還時にはキャピタルゲインも得られてホクホクだった(みたいです。あくまで本人の弁ですから程度はわかりません)

妻には銀行に対する盲目的な信頼だけでなく、以上のような、ラッキー体験があればこそ、私が資産運用をはじめようとしたときに「先ずは銀行に相談したら」と言ってきたのかと思えてきます。

その一方で、自分名義の投信を買うことに否定的な面もみせたりして、よくわかりません。
私の提案よりも銀行の売り込みの方が信頼されているとしたら、かなり悲しいです(笑)

それともひょっとして投資信託を私よりも知り尽くしており、ひそかにリスクに見合わない商品だと思っているかもしれません。(まさかね...)

いずれにしても自分の煩悩を成就させるためには、私としては粛々とインデックス投資を続けるしかなさそうです。

ところで、皆さん、パートナーの資産運用感覚とどう折り合いをつけていますか?

2010年7月 9日 (金)

(続)eMAXIS全世界株式インデックス(除く日本)に想うこと

前回、eMAXIS全世界株式は先進国株式と新興国株式のインデックスのセット販売であるならば、そこに売上増を本気で見込むのであれば、信託報酬はバラ買いと同じ0.63%ではなく、もっと割安にすべきと書きました。

さらに補足するとなれば、心理面から次のようなことも想像できます。

インデックス投資は他の投資法と比べて、よく簡単で退屈といわれます。そんな中での数少ない楽しみが、アセットアロケーションをどうするか、あれこれ考えて、時には変えていくことではないかと思います。eMAXIS全世界株式やその他のFOFインデックス投信は、こうした楽しみ(悩み?)を奪う更に退屈な商品です。であるならば信託報酬がバラ買いよりも安いなどのインセンティブを設けないと売れないと思います。

私なら、eMAXIS全世界株式(含む日本)を、楽天資産形成ファンドおよびCMAM外国株式インデックスeと同等の信託報酬0.525%で販売します。(売る側のコストを無視した話ですが)

以上、前回から運用会社にキビシイ事を書きましたが、公平な視点から、インデックス投資家にも疑念を投げかけておきます。

インデックス投資家の皆さんは、新発売されるこのeMAXIS全世界株式を果たして本当に買う気があるのでしょうか?

インデックス投資を既に行っている個人投資家は、自らの判断基準にもとづき百人百様のアセットアロケーションをもっていると思われます。そこにこれからeMAXIS全世界株式をわざわざ組み込むのでしょうか?

「全世界株式インデックスがあったらいいよね。選択肢はとにかく多いほどいいよね(でも自分は直接買わないけど)」程度のノリでアンケートに回答しているとしたら、ちょっと残念に思います。

三菱UFJ投信もインデックス投資家が、実際には買いもしない投信を「あったらいいよね」程度の意識でもってアンケートで要望出さないでくれと言いたくなってくるかもしれません。

インデックス投信のFOFの大半がさして売れていない状況下、このeMAXIS全世界株式もそれほど売れないと私は想像しています。期待できるのは、インデックス投資を始めたばかりの人が「とりあえずコレ買っとくか」と触手を伸ばすくらいでしょうか。

それでもeMAXISのラインナップをとにかく増やしたい運用会社担当が、アンケート結果をタテに企画を通しただけかもしれません。「セゾンには敵わなくても、eMAXISインデックス投信を少しでも多く売りたい。すご6や世界経済くらいは追い抜きましょう。部長!」てな感じ。

さらに志を変えてみるとすれば、実際には、この投信の新発売は、eMAXISシリーズ(三菱UFJ投信)がインデックス投資家に、「アンケート結果にキッチリ応えるeMAXISシリーズ(三菱UFJ投信)をよろしく」というプロモーション的意味合いしかないのかもしれません。

私はというと、三菱UFJ投信のアンケートでは新興国債券を希望しました。おそらく発売されれば、現在積立購入しているSTAMシリーズよりも信託報酬が安いことが期待できるからです。そうなれば積立先を即、乗り換えるつもりでした。大マジです。

最新時点ではSTAMの同商品が先手を打って信託報酬を0.63%<おそらくeMAXISと同水準>に引き下げてしまったのでどうするかわかりませんが。

もしeMAXIS全世界株式が、私の予想に反してバカスカ売れたら、運用会社とインデックス個人投資家とのリレーションシップは真に価値あるものになってきたと言えるでしょう。

※関連投稿 ワールドインデックス投信

2010年7月 8日 (木)

eMAXIS全世界株式インデックス(除く日本)に想うこと

WATANAKOの勤務先では7月から、新組織・新人事がスタートし、仕事が増えて慌しくなってきました。なかなかブログ更新の時間がとれず、最近プチストレスが溜まってしまいます。今回もやっとこの話題をとりあげることができました。

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eMAXISシリーズから新商品が販売されました。eMAXIS全世界株式インデックス(以下eMAXIS全世界株式)。ローコストを実現させるために既存の2つのマザーインデックスファンドに一定割合ずつ投資するというのは納得がいきます。

それでは既存のeMAXISシリーズ商品と比べてこの投信のメリットは何でしょうか?私には先進国株式と新興国株式の間でのリバランスが不要になったことしか浮かびません。

インデックス投資を行う個人投資家はたいてい4~8つのアセットクラスを合わせ持ったアセットアロケーションを保有しています。先進国株式と新興国株式だけという人はおそらく少ないでしょう。
アセットアロケーション中ではマイナーとしている人が多い国内外リートやコモディティはともかく、「腐っても鯛」ではありませんが日本株式をもつ人や、迷いながらも先進国債券を持つ人は少なくないでしょう。
これらの人々が、それまで保有していた先進国株式と新興国株式のアセット商品を売却し、このeMAXIS全世界株式を購入したとしても、他アセットとのリバランスは手動で行う必要があります。

これではあまり手間の軽減にならないのではないでしょうか?リバランス要らずは全体を対象に自動でやってもらえないと効能が少ないです。

これがまだ日本株式を含めた本当の全世界株式であれば、多少の意義はあるかもしれません。インデックス個人投資家の中級クラス?にとっては債券アセットでは投信ではなく、生債券派であったりするからです。またリスク資産の総額を調整することを前提として株式アセットのみに投資するというスタンスの人もいるかもしれません。

次は信託報酬です。

このeMAXIS全世界株式は本気で販売を伸ばしたかったら、0.63%からもう一段、信託報酬を下げるべきではなかったかと思われます。通常、商品やサービスというのはセットで買うと少し割安です。セット販売というものは割り引きして売上増を狙うというのが常ではないでしょうか。

例えば毎月、eMAXIS先進国株式インデックスを4万円、同新興国株式を1万円買う個人投資家が、全世界株式を購入する場合、原資総額が同額維持であれば、5万円全額で全世界株式を購入するわけです。
これにより販売側からみれば、2つのアセットのうち先進国株式がCMAM購入に流れることを回避できます。また購入者からみれば、全世界株式を購入することで、2つのアセットのバラ買いよりもコストダウンを図れます。

三菱UFJ投信もアンケートの結果に、即応したのはとても素晴らしいです。それ自体はとても評価できますが、他社のFOFインデックス投信がセゾンをのぞき、純資産が少ない(販売がイマイチ延びていない)現状をどう捉えて、ブレイクスルーを試みるということをどこまで真剣に考えたのでしょうか。

(つづく)

2010年7月 6日 (火)

STAMシリーズ 信託報酬を引き下げ

STAMシリーズに久々の新商品が追加されました。日経225に連動する「STAM日経225インデックス・オープン」(以下STAM日経225)です。信託報酬はeMAXISシリーズを意識して、同じ0.42%です。巨人対阪神か(古っっ!)、オランダ対ドイツか(と勝手に想像)

しかしながらネット証券でインデックスファンドを買う個人投資家であれば、日経225連動インデックスファンドの場合、おそらくニッセイ日経225インデックスをご存じであり、この信託報酬がもっとも安く(0.2625%)、純資産も十分に積み上がり、実績あるインデックス投信からSTAM日経225がシェアを奪うことは容易ではないと思います。(と勝手に想像)

さらにはニッセイは忘れるとしても、今回のSTAM日経225がeMAXISと同じ信託報酬でも、eMAXISから顧客を奪うことができる強みが見えません。せめてeMAXISよりもかなり早く発売(理想はニッセイ日経225インデックス発売よりも前)していれば、他のSTAMシリーズと同様の先駆者利益を享受できたかもしれません。

さらにはこの新商品の信託報酬の安さは不幸なことに他のSTAMシリーズの信託報酬が相対的に高いと印象づけてしまうかもしれません。

・・・とここまで原稿を書いて、かつて先駆者であったSTAMも今やフォロワーか、と締めようとしたところ、追加ニュースが飛び込んできました。

おそらく日本で一番有名なインデックス投資家ブログからの記事引用です。

STAMインデックスシリーズ、信託報酬率引き下げ

上述の新商品追加投入だけでなく、既存の8本の各アセットのインデックス投信+FOFである世界経済インデックスファンドの信託報酬を引き下げるとのこと。

引き下げの信託報酬についてeMAXISと比較すると、厳密には1勝(先進国債券)4敗(TOPIX、新興国株式、日本REIT、先進国REIT)2分(日本債券、先進国株式)です。4敗もしていますが、4つの商品についてのSTAMとeMAXISの信託報酬の差の平均は0.197%から0.066%と0.131%も減ったことになります。

さらにこれ以外にも見るべき点は以下あります。

*新興国債券ではeMAXISの同等商品発売に先立ち信託報酬を0.63%に引き下げました。まさに絶妙なタイミングといえないでしょうか。

eMAXISシリーズでは海外アセットのシリーズ商品は信託報酬を0.63%に統一するプライシングであります。今回のSTAM新興国債券インデックスは、これに先手を打った形です。eMAXISは果たしてこのまま新興国債券を既定路線どおり0.63%で販売するのでしょうか?eMAXISの新興国債券の商品企画担当は今頃ちょっとだけ頭を抱えているやもしれません。

*世界経済インデックスファンドの信託報酬を0.63%に引き下げたことで、私的にはFOF(ファンド・オブ・ファンズ)でかなりのオススメとなりました。

世界経済インデックスファンドのアセット内訳は株式、債券半々であり、新興国も24%しっかりと入っている一方、日本は10%でイマドキの「時価総額相当」水準です。

一方、競合商品はどうかというと、楽天資産形成ファンドはさらに信託報酬が安い(0.525%)ですが、日本アセットが71%と高すぎることと、販売チャネルが楽天証券に限られることが不満です。

またジョインベスト・グローバル・バランスファンドは信託報酬は0.63%と同等ですが、アセット内訳に新興国が入っていないこと、それとやはり販売チャネルが野村ジョイに限定されることが不満です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは信託報酬では劣後しますが、実績(純資産)が抜群で安定度が期待できますから迷いどころではあります。

ところで姉妹商品?のSBI資産設計オープン(すご6)はどうなっちゃったんでしょうか?信託報酬の値下げはないのでしょうか?STAMシリーズのFOFは世界経済インデクスファンドに任せて、すご6はこのまま人知れず、1年後に償還?(冗談です)

本当に久しぶりに脚光を浴びたSTAMシリーズですが、一方のeMAXISシリーズについては次回触れたいと思います。

(つづく)

2010年7月 4日 (日)

確定拠出型年金用投信の2010年6月末運用状況

私のインデックスファンド連合艦隊は24本の投信と4本のETFで構成されていますが(ああ、はやく整理統合したい)、この他に勤務先にて導入しています確定拠出型年金においてもインデックス投信4本を積立運用しています。

このインデックス投信はいずれも信託報酬が一般公募型よりも安い確定拠出型年金用であり、以下のとおりです。カッコ内は信託報酬です。

【日本株式】
三菱UFJDC国内株式インデックスファンド(0.21%)

【先進国株式】
野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(0.2625%)

【先進国債券】
DCダイワ外国債券インデックス(0.2415%)

【バランス型】
三菱UFJプライムバランス(成長型)(確定拠出年金)(0.252%)
(構成)
NOMURA-BPI総合指数               17%
シティグループ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)  5%
TOPIX                          50%
MSCIコクサイ インデックス(除く日本、円換算ベース)    25%
有担保コール(翌日物)                   3%

勤務先が用意する商品ラインナップに変更がない限り、これらをずっと保持するつもりです。

ついてはこれら確定拠出型年金用投信についても年1~2回くらいは運用状況も取り上げてみたいと思います。今回は6月末でちょうど暦年ベースで半期末時点なので実績を以下掲示します。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆表中の金額単位は千円です。

201007041_2


一般公募型と同様、6月末の損益はマッカチンですが、自己運用分よりもはるかに凹んでおり、結構ツラいです。

確定拠出金型年金の運用は、2008年5月から毎月の拠出金で上述の4つの投信を1/4づつ一貫してドルコスト積立しています。2008年秋のリーマンショック、最近の欧州金融不安による下落はありますが、そのおかげで2008年10月~現在までの21ヶ月間でなべて安い基準価額で投資を買うことができました。

しかしながら2010年6月末で20%を超えるマイナス...。

実はこれは旧来の年金運用制度からの移行分が大きく影響しています。

確定拠出型年金制度への移行時に、旧来制度にて積み立てた分が3回に分けられて、年1回、3年間かけて年金の口座に振り込まれました。私が確定拠出型年金用投信を買い始めた2008年5月時点では第1回、第2回の制度移行分が既に振り込まれたあとなので、この分についてはやはり1/4ずつ上述の4つのインデックス投信のスポット購入に当てました。

この制度移行分は現在の元本の60%半ばを占める割合であり、この分が2008年秋の世界同時不況による相場下落のダメージを深く負ってしまい、今もその影響を強く残っています。

ざっくりいって元本の総額の65%が2008年秋に3割凹んでしまった。2008年秋以降の残り35%分も、未だ景況迷走の中でせいぜいトントン。つまり65%×0.7+35%±=ほぼ80%前後という水準になっているわけです。

インデックス投資初期とはいえ、多額の原資でもって一発スポット買いの怖さをまじまじと体験しました。(後知恵ですが、制度移行分もスポット買いせずにじっくりと分散購入すればよかったです。)

それでも本年4月頃には損益率がマイナス7%くらいまで改善しました。絶望的な下落のままというほど悲観もしていません。これからのドルコストでもって、2008年秋以前の高値買い分をじっくりと希薄化させていくだけです。

※関連投稿 26本だけではなかった保有商品

<おまけの話>
勤務先で親しい経理部長に、「確定拠出型年金で何かってるんすか?」と雑談ベースで聞いたら、返事は「ん?メインバンクの3年定期(金融商品を何も選ばない場合、自動選択される標準運用)だよ」と。さすが経理部長は鉄板安定志向...。次は資金部長にインタビューしたくなりました。

さて次回は、当初投稿予定のテーマを変更して、インデックス投資ブロガーが一斉にとりあげたSTAMとeMAXISの新ファンドについて市井の人間の所感を投稿してみたいと思います。

2010年7月 2日 (金)

(続)2010年6月末 運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。

201006303


また投信だけのものも作ってみました。

201006304


<概況>
自動車趣味につぎ込むという煩悩を膨れ上がせるような運用状況にはあらず、相変わらずしょっぱいです。語るほどでもありません。5月末と比較して損益は4.5%も悪化しました。詳細はグラフをご参照ください...。

この分では、今月支払われる1306、1308の分配金も憂さ晴らしに呑んで使っちまいそうです。(いかんいかん、ニッセイ日経225インデックスに再投資せねば...)

まあリーマンショックの経験があるため、多少の損がでても、さらなる下落をおそれて売却するという愚挙を起こすことはないでしょうが、長期投資とは耐えて耐えて、また耐えるの継続ですね。そのうち保有者は相場の上下に鈍感になり、その結果、継続性が揺るぎないものになっていくのでしょうか。

乗り換え待ちの投信7本については、果たして今年中に損益トントンまで上昇して売却→より信託報酬が安いニッセイ、eMAXIS、CMAMなど他のインデックス投信に乗り換えることができるか。見通しは全く不透明です。

2010年7月 1日 (木)

2010年6月末 運用状況

インデックス投資を始めて2年と4ヶ月経過。運用結果は未だパっとしません。

日経平均やダウ平均が上がっていた、円安が進んでいた今春の頃は、保有するインデックスファンドの今日、明日の評価損益の上昇具合が気になり、ほぼ毎日ネット証券の専用サイトにログインして保有して、評価額を調べたものです。

それが5月以降、欧州財政不安の影響で相場下落状況になるとネット証券へのログインもめっきり減りました。

アセット及び商品別にみた明細は以下のとおりです。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは88.39円/$です。直近の分配金は速報ベースです。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆野村MRFの評価益には、他の商品の購入資金をネット証券口座に一時プールしていた期間における利回り分も含まれています。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201006301


さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

201006302


(つづく)

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