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2010年8月24日 (火)

同じTOPIX連動のETFでおきた分配金の違い

今般、保有する国内ETFのTOPIX連動型上場投資信託(以下1306)、上場インデックスファンドTOPIX(以下1308)ついて分配金支払いの通知が届きました。どちらも2008年秋のリーマンショック前後にスポット購入したものであり、投入した元本はどちらも同じくらいの金額でしたが、今回その分配金額に大きな差がつきました。

明細は以下のとおりです。

Notes)
*金額単位は円です。
*収益率をみるときには本来、分配金を除する分母には当期の平均評価額を用いるべきなのかもれしれませんが、最終的には投入した元本に対してなんぼ儲かったのかということが現実の評価となるため、ここでは購入額を分母としております。

201008211


おなじTOPIX連動を目指したETFですが2009年7月期では1株あたりの収益分配金を比較すると1306と1308では結構差がでています。

2009年7月期(以降、前期)では1308の方が1306よりも1株あたりの収益分配金が3割近く多かったのですが、2010年7月期(以降、当期)では逆転して1306が1308よりも3割程度、1株あたりの収益分配金が高いです。おなじTOPIX連動型の商品の間であっても、分配金にこうも差が生じるのは、はたして通常なのでしょうか。

1株あたりの収益分配金を時系列比較すると、1306は前期18.8円、当期16.1円とやや下げで留まっているのに対して、1308は前期24.03円、当期12.32円とおよそ半減しています。なぜこんなにも違いがでるものなのでしょうか?

現在1308に対して1306は約2.2倍の純資産ですが、1308とて240,000百万円も純資産がありますので、資産額からみて運用に大きな支障があるとは思いにくいのですが。

それにくわえて、1306と1308はほぼ同じ購入金額であっても1308の方が1306よりも購入単価が高く、結果、株数が少ないため、分配金総額が少なくなってしまっています。1306の購入単価が1308よりも2割以上も安価であるのは、1306はリーマンショック発生後の2008年10月に購入したのに対して、1308はリーマンショック発生前の2008年8月頃に購入したためです。

同じ投資金額でも購入単価が高い(=株数が少ない)と分配金総額が伸びないということになります。やはり購入単価の抑制(安く買う)は重要です(あたりまえ)

今後数年は大きな資金需要が生じないかぎり1306、1308ともに保有する見通しを当初立てていましたが、来期以降の収益分配金をみて見直しを考える必要が生じるかもしれません。

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コメント

「へーそういう事もあるんですね。」

「1306」と「1308」二つを持っていると気づく事実ですね。オークは「1306」一本ですので勉強になりました。

でも今回の結果は「1306」に良い結果だったので安心しました。

オーク X32さん

レスありがとうございます。

1308については一口あたりの分配金の少なさと保有口数の少なさ(相対的に高値買い)とのダブルパンチで分配金総額が低額になってしまいました。現在の株式相場では私の購入単価ですと3割近い損失がでているため、キャピタルロスもあり、さてどうしたもんかと思案する毎日です。

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