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2010年9月30日 (木)

忍耐と煩悩のブログ開設-満7か月

来ブログの皆様へ 万年初心者個人投資家のWATANKOといいます。2年と7ヶ月前から資産運用をはじめました。長期間継続しやすく、リスクをそこそこ抑えて3~5%の利回りを得られる運用スタイルを探していたところ、インデックス投資に出会い、これまで続けています。

妻1、子供2の4人家族。普通のサラリーマン世帯です。都内から50km圏内の地方都市在住。住居は持ち家で、住宅ローンはありません。

現在のスタイルは、給与所得と半ば家業の不動産賃貸業の収入から手元に残った余裕資金を使って毎年、インデックス投信を使い積み立て投資しています。20年間で税引き後平均利回り4%目標のもと、積み立てた元本総額を1.5倍に増やすことを目指しています。

こうやって資産運用で増えた分(=0.5倍分)、つまりリスクをとり忍耐強く投資を続けたリターンを、自分の自動車趣味につぎ込むという煩悩をもっています。

このブログはそういった忍耐と煩悩、蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリーです。

なおWATANKOは資産運用について特別詳しくはありません。普段は平日、日経新聞しか読みません。チェックする指標も資産運用関連では日経平均、ドル/円の為替レート、あとはせいぜいダウ平均ぐらいです。あまり資産運用の勉強時間を割かない、割けない、割きたくないという姿勢です。

よってもって私WATANKOは資産運用の面では初心者の域をいつまでたっても出ない市井の社会人ですが、上記のように、あくまでその市井の社会人の目線で資産運用に関する率直な疑問や主張を述べていきたいと思っています。

WATANKOは来月43歳を迎えます。一浪してから大学入学し卒業後から現在まで同じ会社で働いてきました。今年で社会人になって20年です。これまで自身や環境の変化の影響の中で、その都度、仕事以外に関心を持って取り組んできたテーマというか分野がありました。ごく大雑把にあげると以下のとおりです。

24~26歳>車と女性
27~29歳>結婚・出産(家庭づくり)
30~35歳>資格習得、転職・副業模索
35~38歳>地方暮らし、自宅建築、不動産投資
39~40歳>海外赴任
41歳~  >金融商品による資産運用

これからは資産運用と併せて、だんだんと子供の教育というテーマへの取り組みが出てきそうです。期間でいえば一人目の子供の高校受験から、二人目の子供の大学受験までおよそ10年余りくらいです。

健康状態をバッチリ維持しつつ、子供たちも無事育ったあとはスーパーカーを手に入れてあちこち旅行、めざせ10万キロの旅といきたいです。

ところがギッチョン、上記のハッピーライフのための必要条件であります資産運用が低空飛行を続けております。

たまにはグチってみたいと思います。(次回)

2010年9月29日 (水)

(続)早期リタイアはいつ?(改訂版)

(前回からのつづきです)

元気に能動的な生活を送れるシニア期間をアクティブシニアライフ期間と名付け、その起点(つまりは早期リタイア時期)について考えてみました。

まず必須条件としては厚生年金受給資格が付与される勤続25年という条件を満たすことです。早期リタイアすれば年金支給額は定年退職時に比べて減りますがこれは仕方ないとしても、受給資格を得なければ丸損ですので、これはなんとしてもクリアしたい条件です。

WATANKOの場合、これは48歳、あと5年後です。

またこの時点で既に自己都合退職と会社都合退職との間での退職金支給額の格差はありません。

48歳時であれば、二人の子供のうち上の子は高校を卒業しておそらく大学に進学?していますので、子育ての面では経済面はともかくメンタル的な負担は軽くなっているでしょう。

次の機会は55歳です。この頃になると環境が一段と整います。先ず私の勤務先の場合、役員にでもならないかぎり給与の伸びは頭打ちになること。むしろ現行制度では役職定年にもさしかかり給与カーブが下がる傾向になりますまた子育ての面でも下の子が大学に入学?していますので、だいぶ気楽になっているかもしれません。

資金面でみるとどうか。詳しい試算結果は略しますが、48歳リタイアでも、私の場合、その後のアクティブシニアライフには支障なさそうです。もちろん不動産ならびに金融資産の運用結果や、大きな出費についてなどはある前提のもとに試算したため、それが大幅に崩れるリスクはあります。しかし不動産活用をさらに進めてさらに収入増を狙うことも検討中であり、数年内のうちにこれが実現する運びとなれば、かなりいけるかいなと捉えています。

というわけで早期リタイア時期は48歳から55歳の間にて考えることにしたいと思います。55歳未満では下の子の進路はおそらく未確定ですが、なんとかなるでしょう。

となれば、働く期間はあと5年から12年です。今から5年前や12年前を思えばあっという間かもしれません。

さて働いていた期間とアクティブシニアライフ期間のバランスでみるどうでしょうか。

48歳リタイアなら25年vs30年です。おお、アクティブシニアライフ期間の方が長い。なんだか幸せな人生だなあ。

55歳リタイアなら32年vs23年です。うーん、ちょっと働く期間が長いけど、まあギリギリバランスがとれているかなあという印象です。

この48歳から55歳までの間のどこかで早期リタイアを狙いたいです。

ちなみに妻も早期リタイアには賛成です。自宅はあってローンは無いし、とびきり贅沢な暮らしを望んでもいません。なにより早く私とゆっくり暮らす日々を待っているらしいですから。(そんなこと言っておいて、退職翌日にテーブルに緑の紙切れ置かれたりして...怖ッ)

そのうち、早期リタイアの時期について、妻とゆっくり話す機会を設けたいと思います。

でも一方で、普段はこういう考えはしばらく封印しておきたいと思います。普段の仕事に身が入らなくなりますからね(笑)

<2010/10/14追記>

上記記述では年金の受給資格取得のためには厚生年金(だけ)で25年間納付が必要という趣旨を記載しておりますが、誤りであることが判明しました。

正しくは厚生年金+国民年金(自営業など)の合計期間で25年以上保険料を納付していれば、年金受給資格を取得できます。

つまりは厚生年金だけでなく、サラリーマンを辞めた後、ただちに国民年金に加入手続きし、保険を納めて合計で25年間を過ぎれば受給資格を得られるということです。

誤記がありましたこと、お詫び申しあげますとともに、謹んでここに訂正させていただきます。

2010年9月28日 (火)

早期リタイアはいつ?(改訂版)

(本題は以前、投稿したテーマではありましたが、Remindを兼ねて今回リニューアル投稿します。)

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回覧板を廻しているご近所の中で最近亡くなった方がいました。63歳でした。

10年前出向していた勤務先子会社で一緒に仕事をした方が亡くなりました。56歳でした。

それぞれが何がしかの病気を患っていたのやもしれませんが、明らかに早死でした。

自分自身が早死にする可能性はわかりませんが、一方で長生きするとは想定しておかない方がよいかもしれません。せいぜい平均寿命をベースに人生の予定を組んでおいた方が無難かもしれません。

もちろん生活コストからみた場合はこうはいきません。生活コストの準備を考える場合はもっと長生き(90歳くらいか?)を想定しておく必要があります。金の切れ目が命の切れ目になってしまいますから。(子供たちには金銭面で決して負担をかけたくはありませんし)

ここでいう寿命とは外出や旅行、情報発信や、友人知人との交流など自らが日々の生活をアクティブに計画して行動するシニア期間をさしています。

平成21年の統計では日本人男性の平均寿命は79.59歳。まあ亡くなる1~2年前は何がしかを患ったり、少なくとも認知症や身体能力の著しい低下に直面するでしょうから、せいぜい78歳までを、上記のアクティブシニアライフ期間ととらえてみます。

その場合、もうすぐ43歳になるWATANKOにとってはアクティブシニアライフ期間の残りは35年間ということになります。もし60歳定年まで働くと残りは18年間、現在の勤務先で雇用機会が保証されている65歳まで働くと残りは13年間となります。

一浪新卒入社の私にとっては社会人になって42年間働いて、残りのご褒美がたった13年間しかないわけです。

仕事自体が人生だという仕事生き甲斐派はともかく、仕事も大事だけど人生それだけじゃないよという私にとっては、42年間に対して13年間というのは間尺にあいません。働いてきた期間の三分の一弱の期間しかハッピーリタイアを送れないなんて...。

働く期間とアクティブシニアライフ期間のバランスから早期リタイアの時期を再考してみたいと思います。

もちろん子育てや貯蓄残高という制約も無視できないのでその辺も加味しますが。

(つづく)

2010年9月23日 (木)

先進国株式インデックスファンドのシェア

過日の投稿で、アセットのうちたった一つを保有するとなれば先進国株式だと述べました。そこで先進国株式のインデックスファンドの現在の勢力図に興味が湧いてきたので調べてみました。
データ元は皆様お馴染みの「投信まとなび」です。一覧表およびパイチャートは次のとおりです。

Notes)
*対象はMSCIコクサイ連動のインデックスファンド。ただし確定拠出金向け商品やラップファンド向け商品は除外した。
*金額単位は百万円。
*最近6か月の資金流入額と最新の信託報酬、純資産などを抽出した。
*販売先が1、2か所に限られている商品は販売先に記名してある。
*パイチャートは6か月の資金流入額の平均シェアを表している。

20100920


20100921

資金流入額からみると現時点では上場インデックスファンド海外先進国株式(以下1680)、eMAXIS、STAMの3強状態となっています。1680の信託報酬は別資料では0.25%とありますが、ここでは投信まとなびのデータをそのまま載せました。

この中でSTAMは信託報酬も純資産も優れており、総合的には一番の推奨商品といえます。特に純資産が大きいのは低廉なインデックスファンドとして早くから発売された先駆者利益の賜物でしょう。

eMAXISはどうでしょうか。STAMが信託報酬を引き上げた結果、信託報酬面では優位性はなく、純資産のこれからの積み上がりがどのようなペースになるか注目です。後ろからは信託報酬最安値のCMAMも追い上げを狙ってきていますし。

この3強の次にはCMAM、トヨタアセット、ステート・ストリートのセカンドグループ3者が続いています。しかしながらトヨタアセットとステート・ストリートは流入額が減少傾向にあるため、今後はCMAMが公募投信では最安値の信託報酬を武器に他の2者を引き離して上位3者に加わり、4強となるでしょうか。

また7位以下はどれも流入額がぱっとしません。7位から最下位の19位までの合計額でもってすら6位のステート・ストリートには及びません。純資産からみてかつては一定の流入額を達成していたと思われる中央三井外国株式やPRU海外株式マーケットパフォーマーはいまや見る影もありません(かな?)

また下位に沈んでいる商品については販売先が1、2か所に限定されている影響が大きいと思われます。販売チャネルが限られていては資金流入額の大幅伸長は難しいでしょう。(それともそもそもやる気なしか?)

こうやってみると先進国株式のインデックスファンドは数あれど着目すべきは上位6商品だけのようですね。また折をみて6商品だけでも比較してみたいと思います。

私が現在積立商品に採用しているCMAMは果たしてどこまで伸びるか?CMAMからみれば、「織田(STAM)がつき、羽柴(eMAXIS)がこねし天下餅(インデックス投資市場)、座りしままに食うは徳川(CMAM)」となるでしょうか?

2010年9月22日 (水)

(続)不動産の一番良い(かな?)活用法

(前回からのつづきです)

個人の土地活用について、WATANKOの少しばかりの経験則(という大それたものでもないんですが)を紹介しております。

コンビニ話で脱線したので話をもとに戻しますと、ほかの業種に賃借する場合ではどうでしょうか...

飲食店の場合は商品次第なので五分五分です。

いまどきなら100円均一の回転寿司の大手チェーンなら当面安泰やもしれません。とんかつ屋も手堅いですし(とんかつを嫌いという人はあまりみかけません)、和食系も年配層含めた家族づれには一定の人気があります。さらには基本的には粉モノ(ラーメン店、パスタ・ピザ専門店)も材料関連の手間がかからず出店しやすいし、若者中心に一定の需要も見込めます。

あと住宅展示場も悪くはないですが5年とか10年とか期間限定のパターンも散見されますので注意が必要です。

他はというとスナックやパチンコなどは経営の安定度という視点から見るとおすすめしません。物販店でも靴屋、スポーツ用品店など毎日買わなくてもよい品物を取り扱う店の場合は、かなりマーケティングに優れた経営者でないとキビシイかもしれません。

あとは住宅地域内に土地をお持ちの方の場合は商業建物施設や駐車場として利用したくても法規制があったり、そもそも需要が見込めない場合、残る選択肢はアパートくらいです。アパートの場合、自らが建築費用など初期投資を負担する場合がほとんどであり慎重な判断が必要です。需要対応とコストとのバランスを重視することが重要かと思われます。

以下関連投稿をご参考まで

アパート経営の利回り

(続)アパート経営の利回り

(続々)アパート経営の利回り

(完結)アパート経営の利回り


土地の活用方法に絡んでおまけの話をひとつ

土地を活用する際には、先ず土地の特定が必要となってきます。つまりは境界線の確認を隣接土地所有者とする必要があります。そうした場合に、境界線に関する双方の主張が食い違っていたりすることも少なくありません。

または公図を見てみると、自分の土地に他人名義の土地が食い込んでいるではありませんか!(あるいはその逆)という事例も土地境界が曖昧な田舎ではよくある話です。(そもそも公図自体が非常にアバウトなものであり、もう何が正しいんだかわかりませんという状況に陥ることもあります。)

保有する土地を他者に売却または賃借する場合、土地造成や上物を建てる場合、相続が発生して物納する場合、土地の確定(境界線の確定)にご注意ください。そういったニーズが顕在化する前に隣接土地保有者と事前確認しておくのもリスクヘッジのひとつです。

とはいえ境界線の確定というものは言うは易し、行うが難しではあります。WATANKOは自宅建築の際には隣接土地所有2者と一時期すったもんだしました。機会があれば投稿してみたいと思います。一方でこのあたりのエピソードは子供たちにしっかりと説明資料を残しておかなければとも考えています。私のボケ後ないし死後、自宅土地のことで子供たちが不利益を被らないために。

これまた関連投稿です。

引継書を作成中

2010年9月20日 (月)

不動産の一番良い(かな?)活用法

親から引き継いだケースなどもあり、望むと望まざるとにかかわらずお手元に未活用の不動産をお持ちの方におかれましては、保有土地から何らかの収益を生み出すようにと土地活用を考えているケースもあるかと思われます。

WATANKOの少しばかりの経験則(それほど大それたものでもないんですが)を以下に紹介したいと思います。

まず基本原則から

一番良い土地活用方法は現状のまま更地で土地だけを貸す形態です。

自分で多額の初期投資をかけることはできることなら避けた方がよいです。その分、安くてもよいから地代だけとった方がよいです。たいした金額にはならないかもしれませんが、借り主は(業種にもよりますが)そこに初期投資を行い、根を張った商売をするので長い期間のリターンが期待できます。

例えば固定資産税と所得税の応分負担を除いた手取りベースで月200千円でも入ってくれば老後の副収入源としては手堅いのではないでしょうか?

ただし田圃や畑など農地をお持ちであり、街道沿い又はごく近くなどの道路づきが良い場所であれば、借り手の見込みがたてば造成くらいは自己投資で行うのもよいでしょう。土地自体の価値が上がりますから。(土地の評価額>固定資産税も上がり悩ましいですが)

では具体的にみるとどうでしょうか。

経験上、貸し出す相手の業種でお勧めなのは、

*自動車ディーラー
*ドラッグストア
*薬局(医院隣接)

などです。またこれからは有料老人ホームもよいかもしれません。(ただし大手事業者に限る)

立地に自信があればコンビニや書店、駐車場も悪くはありませんが、特にコンビニは近隣の競合店の出店という将来リスクもあり悩ましいです。

余談ですが私の母方の叔父は定年後、スリーエフを経営しています。

コンビニの売上は通常セブン-イレブンなど商品力が強い大手で日商500千円程度、中堅以下なら300~400千円という水準です。叔父のスリーエフは中堅コンビニチェーンであり、田舎にあり立地面では心配がありました。

ところが周辺に競合店がないとはいえ、開店当初は日商1,000千円という繁盛ぶりでした。

しかしそのうち隠れた立地の良さに目を付けたセブンやローソンが周辺に出店した結果、売上は激減し、今や日商400千円がやっとの有様で、どうやら毎月赤字の模様です。

また私の田舎の友達も以前コンビニを経営していましたが、売上が伸びず、固定費削減のためバイトを雇えない。よってもって自分自身が長時間労働するしかなく万年疲労困憊状態でした。(たまに一緒に飲む場合でも午前0時を過ぎてからでないと時間がとれない始末)

今は業種転換して酒屋を経営しており、夜8時閉店なので、当人はだいぶ元気になりました。(売上はさておきですが)

(つづく)

2010年9月18日 (土)

投資生活=放置生活?

先日の投稿内容にあった一つや二つのアセット選び(=金融商品選び)を考えるとき、FOFにすれば良いじゃんという発想も当然でてくると思います。“投信定食”とも称すべきFOFですが、最近はどんな状況でしょうか。販売期間が長いのはある程度純資産が貯まるのは当然なので、ここでは信託報酬が安い代表的なFOFの直近の資金流入額を比較してみました。(金額単位は百万円です)

201009013


予想はしていましたが、セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドの一強多弱な状況ですね。ミハエル・シューマッハ全盛期のフェラーリみたいです。(F1ネタです。知らない方すみません。)

で、その他多弱の一つである野村JOY(旧ジョインベスト証券)が販売しているFOF、ジョインベスト・グローバル・バランスファンド(以降、投資生活)。

これも今やWATANKOにとっては塩漬け投信の一つです。別にこのファンド自体が悪いわけではなく、現在は個別アセットごとに商品を購入するスタンスなので、FOFの購入動機がなく、2009年1月をもって毎月積立を中止し、現在保有のみの状態となっいるため、相場下落時の追加購入がなされず、購入単価が下がっていないため評価損を抱えた状態です。

この投資生活ですが、販売当初はノーロードで購入できなかった中央三井インデックス投信の日本株式、先進国株式、先進国債券が各1/3で構成されたFOFです。この投資生活はノーロードで購入できるため中央三井インデックス投信を購入したい人にとっては当時は一考に値する投信であったかもしれません。信託報酬も0.63%と当時のみならず現在でも安価といえる水準です。

その後、個別の中央三井インデックス投信が一部のネット証券でノーロード取り扱いとなったり、更には今春からさらに信託報酬が安いCMAMインデックスeシリーズが発売されるなどが現況下、この投資生活も、ちょっと大げさですが命脈も尽きたかなという印象があります。

最近の資金流入額をみると40百万円です。発売開始初年度は月間100百万円程度の流入額でしたが2009年になってからは半減し、2010年4月はわずか1百万円(相場上昇したので売却した人が多かった?)でした。現在、純資産1,680百万円であり、これで独立採算が取れているのか不明ですが、野村としてはハッピーではないことは確かでしょう。

この投資生活、幸いにも信託報酬は上記にあげたととおり安価なので、保有継続の負担は少ないですが、私としても相場が回復し、損益トントンになったところでさっさと売却し、積立してる個別アセットのインデックス投信の購入資金に廻したいと思います。それまでは投資生活ならぬ「放置生活」といったところでしょうか。

しかしFOFと個別アセットのインデックス投信の組み合わせを併せ持つというのは奇妙な感じです。どちらか一方で十分なのかもしれません。このFOFを購入当時は自分でもFOFについての自分の考え方を整理しきれない、ごく初心者の頃でしたと言い訳しておきますが。

なお現在では、FOFについては「子供たちへの資産継承用の金融商品」としての役割を見出しています。セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドを積み立てているのはその長期間トライアルでもあります。

<追伸>たまたま本記事投稿のタイミングと前後しますが当該ファンドの名称が「グローバル・インデックス・バランスファンド」に変更になりました。これまた無色透明な名称ですね。

2010年9月17日 (金)

(続)日本債券アセットの投資信託選び

(またまた前回からのつづきです)

日本債券アセットから投信を選ぶとしたらどうするか?

候補にあげてみたのは以下4つです。

まずお約束の信託報酬の低いインデックス投信シリーズからはCMAM日本債券インデックスe。もちろんSTAMもeMAXISにも同等商品がありますが、ここは信託報酬最安値を選んでおります。

次にDIAMアセットマネジメントのDILBJ公社債 短期コース、及び同中期コースです。どちらもアクティブ運用ですが短期コースはCMAMと同等の信託報酬です。中期コースであれば試算構成に占める国債の比率は下がり、短期コースよりも利回り向上が期待できますが、一方で信託報酬もあがるため、悩ましいです。またどちらも年2回の分配がありますが実績からみてタコ足分配の懸念は少ないでしょう。

4つめはニッセイアセットマネジメントの日本インカムオープンです。これも日本債券のアクティブ投信であり、大半を社債で運用します。毎月分配型ですが、それでも元本を割り込んだことがほとんどありません。分配原資が運用収益からほぼまかなわれていると思われます。これもタコ足分配の気は少なそうなので毎月分配は妥協するとしても、信託報酬が高いのが残念です。なんぼなんでも債券投信で0.8925%は高いです。

以上4つの投信を比較してみました。

201009131

うーん、これまでの商品選びのセンスであればCMAMといきたいところですが、国債7割強の投資信託に対して、少ないとはいえ信託報酬を支払うのはどうも抵抗感があります。多くの皆さんが感じているのと同様、これなら国債を直接保有した方が…という発想になりがちです。

次にDILBJですが、短期コースも中期コースもアクティブ運用ですがどちらも信託報酬が低めであり、なかなか魅力的であります。良くも悪くも変動が激しい短期コースを選ぶか、変動が緩やかな中期コースを選ぶかどちらを選んでも一長一短ではないでしょうか。それなら信託報酬が低い短期がベターなのか。短期と中期の長短比較についてちょっと不勉強なので自信を持った決断ができません。

4つ目のニッセイ日本インカムオープンもアクティブ運用であり、国債の占める割合はたった3%。DILBJ同様、タコ足分配っ気も少ないし、検討すべき商品でしょう。現状であれば国債の比率がここまで少ないなら、DILBJよりも利回りはよいかもしれません。

しかしながらネックは2つ。毎月分配型であることと信託報酬が高いことです。前者は投資効率を損うものの100歩譲って甘受するとしても、後者は運用収益へのマイナス影響が気がかりです。アクティブ投信ゆえかもしれませんが、せめてDILBJの中期コースと同様の0.7%弱くらいにはならないもんでしょうか。

こうして既存の日本債券投信を比べてみた結果、最良の日本債券投信の条件を揃えてみるとしたら以下でしょうか。

1.国債を除く公社債(主に社債)にて構成(ex.ニッセイ日本インカムオープン)

2.信託報酬は少なくとも0.4%前後(ex.CMAM、DILBJ短期コース)

3.無分配(ex.CMAM)
1、2は利回り向上、3は投資効率UPを狙いとするのはいうまでもありません。

今回とりあげた日本債券投信はどれも一長一短であり、私にとって決定的に魅力的なものはありません。(強いて言えば短期と中期の長所短所を見極めたうえで、DILBJの短期か中期コース、かな...)

とはいえ低利でいいから安全第一のCMAMで構わないだとか、信託報酬が高くてもタコ足分配に(今のところ)ならず、国債以外でほとんど占め、利回りがインデックス投信よりも高いニッセイ日本インカムが欲しいとか、揺れ動く個人投資家ゴゴロも正直あります。

希望的観測としてはニッセイ日本インカムオープンのヒットを目の当たりにして、他社が二匹目のドジョウを狙おうと、信託報酬がより低い同等商品をどんどん出して競ってくれればなあと思います。(ついでに毎月分配もヤメてほしい...)

ここ数回の投稿で日本債券について取り上げてきました。数回前の投稿でたったひとつのアセットをもつのであれば、先進国株式だと答えましたが、もし上述のような魅力的な日本債券投信が発売されれば、日本債券をたったひとつ保有すべきアセットにした方がよいかもしれません。

魅力的な日本債券投信、お待ち申しあげます。×××アセットマネジメントの商品企画担当者殿。

2010年9月16日 (木)

Intermission 2010/9/16

民主党の代表選が終わるやいなや、円高に対する政府日銀介入が行われたり、景気対策進展を期待してか株価上昇が見られたり...

定期積み立てを毎月15日に設定しているWATANKOとしては、今月の積立は数日前よりも高値掴みになりそうです。

ああ、代表選の日程はわかっていたから、このあたりの動きって予見できたかも。ちと悔しいです。今月は変則的に数日前倒しで積立すればよかった。

と、ドルコスト平均の信望者(辛抱者?)になりきれていない万年初心者個人投資家がここにいましたとさ。

2010年9月14日 (火)

日本債券アセットの投資信託選び

(前回からのつづきです)

日本債券アセットについて、以前ちょっと予告したとおり、また取り上げたいと思います。

このアセットにおいて投信を積立購入するとしたら、どんな商品がよいか。
商品に求められる条件は以下あたりでしょうか。

1.国債ではなく、その他の公債や複数の優良企業の社債を投資対象の中心とする。

国債メインの投信であれば、そもそも国債を買った方がコストがかかりません。その他の公社債は直接購入しようとすると探索と選定に手間がかなりかかりそうです。また分散も効かせないと不安も伴います。ここはそういった手間や心配を省ける商品として投信を選びたいと思います。

2.信託報酬は希望0.5%未満

信託報酬は本件にかかわらず低い方がベターなのですが、とりわけこのアセットは元来リターンが低いため、コストに一番シビアになるべきところだと思います。

3.分配金をなるべく出さない。

上記2同様、他のアセットでも言えることなのですがやはりリターンの水準を考えると特に運用収益は再投資に廻してほしいです。ですが債券アセットというものは分配金を出す傾向が強いので、これは難しいかもしれません。

ところで債券投信は、株式投信よりも分配金を出さざるをえない事情というものはあるのでしょうか?債券投信でも株式投信でも運用方針次第でどうにでもなるものなのでしょうか。

4.ノーロード購入及び積立購入可

ノーロードは上述でもふれたとおりコスト面を重視したものです。また私はメインのネット証券口座にSBI証券を起用してますが、もしSBI証券で取り扱わない商品でも優れたものが発売されれば、そのために別の取扱ネット証券に口座を開設したいと思います。

次回は現状の商品で候補にあがりそうなものについて述べてみたいと思います。

★最近、投稿が細切れですみません。諸般の事情でブログをじっくり書く時間があまりとれず…

2010年9月12日 (日)

シンプルなポートフォリオ②ベストなペアリング

(前回からのつづきです)

前回、たった一つだけアセットを選ぶとすれば何を選ぶかという課題に対して、自分なら先進国株式かなという考えを述べましたが、それでは2つのアセットを組み合わせるとしたらどうするかについて考えたいと思います。

結論ですが、私なら新興国株式と日本債券にします。ようするに巷のアセットでリスクとリターンの関係が両極端に位置する2つのアセットの組み合わせです。くわえて日本と海外、債券と株式というコンビネーションも押さえていることはいうまでもありません。

くわえて日本債券アセットの商品について流動性が十分に確保されていることを前提として、この場合なら保有する現金(余裕資金)の大半をこのポートフォリオにまわしてしまいます。

うおおお、究極の安定とボラティリティの組み合わせ。

では商品は何を選ぶか?

新興国株式アセットの商品候補は投信ならeMAXIS新興国株式以外は今のところ考えられません。ETFなら1681かVWOとなりますが、先進国株式と同様の悩みがここにも生じています。

一方、日本債券アセットはどうするか?最近のインデックス投資含めた個人投資家のブログを眺めていると候補としては以下ぐらいでしょうか?

1.国債

(...最近の利率をみて、ひたすらため息)

2.個人向け社債

(1)SBI債など高利回りのもの

(2)もっと手堅く電力会社や財閥系金融機関もの

今まで真剣な検討をしていないので、世の中に出回っている種類や購入手続き詳細は調べていませんが、ネット証券でインデックスファンドを購入するよりは面倒臭そうですね。それと個別株同様、分散をどう効かせるかという課題もあります。

3.いいじゃん、MMFで。

私はMMFどころかMRFでお茶を濁しておりますが、もう未来永劫MRF(かせいぜいMMF)でかまわないとまで見切りをつけているわけでありません。

4.やっぱり投資信託じゃん

うーん、CMAMかDILBJ(短期/中期)かはたまたアレか?...

(つづく)

2010年9月11日 (土)

シンプルなポートフォリオ①オンリーワン

人間誰しも年をとりますが、残された時間を有意義にすごすためには、「やらなければならないこと」はシンプルな形式に絞り込んだ方がよいのかもしれません。

ポートフォリオについても6つも7つもアセットを併せ持って、いくつもの金融商品を併用し、複数のアセットからなる円グラフを毎月フムフムを眺める...老化防止にはよいかもしれませんが、例えば77歳にもなってそれをやるというのも果たしてできるものでしょうか?

そんなわけで老後もしぶとくリスク資産運用を続けるために、できるだけシンプルなポートフォリオというものを考えてみました。

巷の本では日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券の4つが基本のポートフォリオですよなどと紹介されていますが、もっとシンプルに考えるとどうなるでしょうか。山崎元氏は著書で日本株式と先進国株式を5:5から4:6の割合で保有することを推奨しています。

それではまず、もしたったひとつのアセットのリスク商品だけ買うとしたら、どのアセットにするか?

私なら迷ったあげく先進国株式でしょうかね。これを許容できるリスク資産の額だけ買います。

たったひとつのアセットならば日本株式だろうという人も常識的には多いかもしれませんが、日本一国に投資するというのも不安です。また私的には日本の企業は技術はよくても、こと儲けることに関しては世界の企業の方がお上手だと思えるからです。(この辺の話をするととめどなくなってしまいますのでやめておきますが)

したがい荒っぽい言い方ですが日本よりも海外の企業の株式に投資する方がリスクとリターンのバランスがよいと感じます。(そしてこれまでの実績もそう語っております。)

商品としては勿論インデックスファンド。最近話題の信託報酬が低いインデックス投信ですね。実際、買っていますが。

またETFなら国内だと1680がありますが、巷の評価はまだ定着していない感があり、現時点で選ぶのはちょっと怖いかもしれません。かといって海外ETFのTOKにしたとたん、手間がかかり面倒です。

私ならETFなら1680がうまく育ってくれることを前提として、相場下落時にスポット買いします。さらに相場が下がれば追加買いを行い、購入単価をどんどん引き下げ、利益が出やすい体質にしていきたいと思います。

あ、でもそもそもアセットひとつだけでは「ポートフォリオ」なんて言えませんね。失礼しました。

それじゃあアセット2つなら何と何にしましょうか?

(つづく)

2010年9月 9日 (木)

自分のアセットアロケーションでの信託報酬

先日、月末運用状況を投稿したときにふと思ったのですが、WATANKOをはじめインデックス投資家は信託報酬の安い商品を選んで購入、運用していますが、実際のところ自分のアセットアロケーションの場合では信託報酬はどれくらいなのか、また金額としてみるとどれくらい払っているのか、たまには試算してみるのもよいかもしれません。

現在の保有所品28本に対して加重平均をかけて試算するのはさすがに面倒なので、代わりに現在、定額積立購入しいてる商品構成から平均の信託報酬を試算してみました。

120100909


上記のとおりアセットアロケーション全体では0.54%となります。率からみるとまあ納得感はあるのですが、現在の購入元本額 約39,000千円に対する金額はおよそ年間221千円、月18千円です。

こうなると月18千円も支払うほどのサービスを果たして受けているのかちょっと実感が薄いのも正直なところです。とはいえ運用会社がローコストのためにインデックスに追随するための売買行動に手を抜かれてもこまりますね。

ちなみ無理矢理ですが、同等のアセットアロケーションをETFだけで組成した場合の信託報酬を併記してみました。約半分に収まります。金額でみても月10千円以下なので、レベル的にもこれならOKという水準かな。

もし自分のアセットアロケーションをたとえばアクティブ投信で組成して平均値が売買手数料3.15%、信託報酬1.575%なんかだとするとどうでしょう。

売買手数料は10年で分割負担するとしても同じ購入元本額とすれば1年あたり737千円、月あたり61千円もかかります。これではラーメン屋でチャーシューメンをあきらめてただのラーメンにしてもじゃじゃ漏れです。

さらには今後積立を続けていき、投資元本が膨れるにつれて、当然ながら信託報酬額は増えていきます。

保有商品の総額が100,000千円にもなれば信託報酬が0.5%でも年間500千円、月42千円も支払うことになります。これが上記と同様にアクティブ投信で信託報酬1.575%+売買手数料3.15%の10年均等割りであれば1.89%であり年間1,890千円、月158千円にもなります。

定期積立という投資行動は、預貯金の積立とイメージがかぶることがあります。預貯金であればランニングコストはかかりませんが、投資信託にはかかります。もちろん世の中タダ飯は無いので、そのこと自体に文句はないですが、実態を把握しておくことは必要かと思います。

2010年9月 7日 (火)

またまた債券アセットを考えてみる(少しだけ)

前回、新興国債券アセット保有について、素人吠えしてしまいましたが、みなさんご承知のとおり新興国債券だけでなく先進国債券についてもアセットに加えるかという議論も日頃からいろいろ飛びかっております。

先進国債券もひとえに「海外アセット」(為替ボラティリティあり)という概念と「債券アセット」(安定的でボラティリティ小さい)という概念、2つの相反する概念を併せ持つアセットゆえに判断が迷うところではあります。アクセルとブレーキのペダルを一緒に踏んでいる感じでしょうか。

私としては先進国でも新興国でも海外債券アセットを保有に関してはイチ/ゼロで考えるのではなく、そこそこ保有してみることで一定のメリットを享受しつつ、リスクもセーブしようと思っています。

例えば私の海外債券アセットの保有率は現行の積立金額ベースで14%強です。これは全くもっていない人(0%)に比べてメリットを享受でき、もっと持っている人(例えば1/3、33%とか)に比べてリスクを小さくしています。

でも海外債券アセット保有の悩みを引き起こす本当の理由は....

日本債券アセット(国債と言い換えてもよいですが)のリターンが低すぎることなんじゃあないでしょうか!

皆さんは日本債券アセットの代替気分で海外債券アセットに手を出してしまうのではないでしょうか?

感覚的にですが、海外債券アセットに手を出さないためには、日本債券アセットの利回りがせめて税引き以後1.5%くらいほしいです。私ならそれだけあれば海外債券アセット保有割合を現行より縮小するか、一切やめてしまうかもしれません。(ちなみに過去の実績では4%くらいらしいですが、今後その水準になるとは思えないのですが。)

実は我々日本人にとって、堅実な投資の第一歩は日本債券アセット選びではないでしょうか、と今更ながら思い始めてみた万年素人個人投資家がここにいました。

日本債券アセットについては、近々またとりあげたいと思います。

2010年9月 5日 (日)

一歩遅かったeMAXIS新興国債券

eMAXISシリーズの新商品、eMAXIS新興国債券インデックス(以下、eMAXIS新興国債券)が発売されます。

もうあっちこっちのインデックス投資家のブログで紹介されていますので、概要は省きますが、やはり三菱UFJ投信の従前からのプライシング方針(海外アセットは信託報酬は0.63%に統一)のもと、eMAXIS新興国債券の信託報酬も0.63%としてきました。

eMAXIS新興国債券の信託報酬は過日信託報酬を引き下げたSTAMシリーズの同等商品と同じです。

従来からSTAM新興国債券インデックス・オープン(以下、STAM新興国債券)を定期積み立てしているWATANKOとしては信託報酬の面で比較すると、eMAXIS新興国債券に積立先を乗り換える理由はありません。今回に関しては先手を打って信託報酬を引き下げたSTAMシリーズが一歩先んじたわけです。(ちょっと大げさかな)

せっかく数ヶ月前から「eMAXISから新興国債券が出ました。乗り換えます!」というブログ原稿を下書き保存していたのですが、お蔵入りとなりました。(今のところ)

私としてはSTAMもeMAXISもCMAMも特に肩入れすることはなく、各アセット別に各シリーズから信託報酬の安い商品を組み合わせて積立するだけです。リスペクトもなければダメ出しもありません。

ところで巷では新興国債券をアセットアロケーションに含めることについて推奨してるむきはあまりありません。為替リスクが大きいとか、債券市場が小さい、未成熟であるとかがその理由だそうです。

私は新興国債券であっても分散投資をしていること、それとそもそも新興国リスクをとるスタンスから、しばらく新興国株式に加えて新興国債券への投資を続けたいと考えています。

上記でいうところの分散投資というのは、ここでは16カ国の新興国債券に分散投資をしていることを指します。仮に新興国すべてがダメージを受ける時のような経済的厄災や状況変化が発生したときには、先進国も相応のダメージを受けるし、そのような時は過日の世界同時不況の時のようにどんなアセットアロケーションであってもダメージ不可避ですから諦念ですね。

それに新興国リスクをとることにおいて、リスクとリターンの関係が債券では見合わないとというのなら、一方で株式なら見合うと言い切れるのでしょうか。(ひょっとしたら10年後振り返ってみるとすごいリスク過多だったかもしれません)

以上いろいろと考えてみてWATANKOとしては実験的意味合いもあって新興国債券の定期積立を続けています。金額割当としては年間積立額の7%弱なのでまあこの程度ならどうなっても許容範囲内かと考えています。

2010年9月 3日 (金)

(続)2010年8月末 運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。

201008313


また投信だけのものも作ってみました。

201008314


<概況>
相場が上昇時期には、昨日に比べて今日はいくらあがったかなあと気になり金融資産の評価損益を毎日チェックしたり、塩漬けしてる商品から整どれを整理(売却)しようか、リバランスはどうしようかなどとあれこれ思案しがちです。

逆に下落相場が続いてくるとどうかというと、自分の場合は焦りや落胆というよりも関心自体がなくなってくるもんだなあと感じています。

今月末も確定ではないとはいえ、「いくら損しているか」を集計するわけですから、関心もなかなかわいてきません。

とはいえ長い投資生活にはこういう時期もあるから仕方ありませんね。自分の実力でもないくせに勝ち癖がついて、へんな欲をかくよりもマシかもしれません。

また視点を変えれば、前回投稿の冒頭でもふれましたが今年の5月からの下落状況下でドルコスト積み立てを継続していることで、金融商品の購入単価の低減化を進めることができているといえます。

相場の反転上昇を「もういくつ寝るとお正月」気分で待っています。そしてお正月までの期間が長いほど、お年玉は大きいと勝手に期待しています。

さらに補足すれば実態としては金融資産の総額の中で未だに足を引っ張っているのは2008年秋以前に購入した分です。

これらの割合は購入元本ベースで全体のおよそ5分の1であり、この部分が未だに3割程度の損を抱えています。ここが良化してくる、ないしは積み立てを続けることによりこの部分の割合を減らしていくことで全体として利益がでやすい構造になってくることを辛抱強く待っています。

2010年9月 2日 (木)

2010年8月末 運用状況

インデックス投資を始めて2年と6ヶ月経過しました。外はまだまだ暑くても、保有商品の評価損益はお寒い時期が続いています。でも見方を変えれば今月も前月以上に絶好の買い時といえたのではないでしょうか。

たとえば日本株式アセットに関して、現在積立継続中のニッセイ日経225インデックスファンドなのですが、平均購入単価を比較すると本年4月末時点では10,021円でしたが、8月末時点では8,704円と購入単価が13%も下がりました。4月時点よりも確実に利益が出やすい体質になってきていることは確実です。

さて毎度ですが、今月末の運用状況を取り上げてみたいと思います。

アセット及び商品別にみた明細は以下のとおりです。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは84.07円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆野村MRFの評価益には、他の商品の購入資金をネット証券口座に一時プールしていた期間における利回り分も含まれています。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201008311


さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

201008312


(つづく)

2010年9月 1日 (水)

マイライフ@50歳以降(早期リタイアの場合)

リンクをはらせていただいている吊られた男さんの以下ブログ記事に刺激され、いくらあれば仕事を辞めるかはともかく、自分のリアイア後のライフスタイルをつらつら考えてみました。

吊られた男の投資ブログ (一般人の投資生活)
いくらあれば仕事を辞める?


WATANKOのライフスタイル@リアイア後はつぎのとおりです。

<食>朝はお粥、昼はサンドイッチ、パスタ、蕎麦。おやつは果物。夜は魚料理でちょっと一杯。そういう食生活が良い。

<衣>高いものはほんの少しあればよい。あとはユニクロとはいわないが、一点一万円以上のものは要らない。

<住>すまいは持ち家。子供がつけた傷も大切な想い出。隣にある自分の生家も少しリフォームして大事に使いたい。軽井沢の別荘は要らない。

<車>うんとこさ好きな車を1台、小さくて愛らしいアシ車が1台あればよい。そのうちのどちらか、あるいは安い中古(3台目)でオープンカーがほしい。

<旅>日本各地へ出かけたい。安宿でかまわないし、金ばかり浪費する商業・娯楽施設はほどほどにして自然と歴史巡りをしたい。

<職>サラリーマンをリタイアしたらボランティアの仕事、地域に役立つ仕事をしたい。例えばご近所の草刈、枝打ちやりまっせ。

<交>家族との会話、ひとときを大事にしたい。遠距離通勤のために家族揃って平日夕食をとることができなくなってもう6年も経ってしまった。

<継>資産はある程度使うけれども子供たちにもこっそり残してあげたい。子供たちが将来、収入にとらわれず好きな仕事に打ち込めるための経済的担保として。

リタイア後の生活では見栄を捨てて、本当にしたいことだけをして、健康に気を使いながら、静かでいて、時には笑いあふれる生き方をしたいです。

皆さんのホンネのライフスタイルは?

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