日本株式30%もあってよいのか?
マネー雑誌のダイヤモンドZai11月号でバカボン漫画を釣りに資産運用特集(長期分散積立投資を紹介)を掲載したので思わず買ってしまいました。
内容はだいたい既知のものでしたので、まあこんなものかと思ったのですが、一つひっかかったことがありました。
特集記事では初心者向けの代表的なポートトフォリオが紹介されていました。
日本株式 30%
先進国株式 30%
新興国株式 20%
日本債券 10%
先進国債券 10%
比較的若い世代が積立分散投資をスタートさせるというシチュエーションを意識してか、株式の比率は合計80%と高く、それは賛成できるのですが、ひっかかったのは日本株式の割合が30%もあったことでした。
先進国株式が30%に対して、日本株式が同様に30%もあるのはどんなもんでしょうか。
かつての投稿でWATANKOが考える日本アセットの比率は、10%~30%と述べたことがありました。巡航状態では20%前後といったところです。(日本債券はほぼ安全資産とみなし、これを除いた割合です。)
関連投稿です
今では、その巡航状態の20%もやや多いかいなと感じています。ましては自分としての上限30%まではとても持つ気にはなれません。
いまの円高は購買力平価その他の観点からみて妥当な水準だという論調をあちこちで見かけます。
一方で、長期的にみて日本の産業が緩やかな停滞・衰退にむかう(ただしあるところで落ち着くと思いますが)、財政状況が危機的事態にさらに近づくという未来がどうも市井の市民からみても透けてみえる感じです。
そうなれば円安傾向に転じていくでしょうし、海外アセットの資産をもつことの意義が大変重要になってくると思います。
(いやー巷で言われているのとおんなじですね。書いていて恥ずかしいです。)
ちなみにWATANKOのアセットアロケーションにおける9月末現在の日本株式+日本REITの割合は約20%弱です。それぞれのアセットの積立は継続しますが、数年後?相場が回復したときには、おなじく保有しているETFの1306、1308は売却して日本債券アセットに振り替えようと考えています。
とここまで書いてみて、改めて自分の目標ないし現況のアセットアロケーションのリスクとリターンの関係をチェックしてみたくなりました。近日中に「わたしのインデックス」で調べてみたいと思います。
(おまけ)
冒頭の雑誌を買った理由の一つは、妻の金融リテラシーを高めるために読んでもらうことにありました。私の狙いどおり、妻は食い入るように読んでいました。翌日、雑誌を返してもらった時に雑誌の内容の感想を妻に聞きました。
「ええ、読んだわよ。・・・・最初のバカボンの漫画のところだけね。次は『エッセ』か『クロワッサン』を買ってきてね。」
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