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2010年12月10日 (金)

高齢者に残された時間

今週水曜日から、ひどい急性感染性胃腸炎にかかり、体調激悪です。何も食べられず、出ていくだけ。すでに4キロ痩せました。昨夜の忘年会もフラフラになりながらも参加したものの一口も手をつけることなく終わりました。皆様も忘年会連戦?の折、お体ご自愛ください。

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先日、勤務先が開催したとある講演会を聴講しました。その際に取り上げられた研究資料を紹介します。

長寿社会のまちづくり
東京大学高齢社会総合研究機構 秋山弘子
 

資料の12~16ページを見てください。(特に15ページ)

これは約6,000人の高齢者サンプルの老い方を20年間追跡調査した結果を分析したものです。

これによると高齢者のうち大半(7割)では70歳を超えると、①手段的日常生活に援助が必要な人(現在と同じような外部接触を伴う生活が送れなくなる人)の割合が、どんどん増え、80歳を過ぎれば、ほとんどの人がそれにくわえて②基本的な生活に援助が必要となる(家庭内での自立的な生活に支障がでる)結果となっています。

さらには2割の人が70歳を待たずに①の状態に突入し、70歳に入るやいなや②になってしまいます。

このグラフが示すとおり、80歳を過ぎても②はおろか①にもならないとう高齢者はわずか1割です。

WATANKOはというと、他人よりも必ず長生きしたいという強い欲求まではありません。人生80年でも仕方ないと思います。でもお迎えがくるその日まで、なるべく健康的で外部との接触も含めて自立的な生活をおくることができるようにありたいものです。
ベットに括り付けられて85歳まで生きるよりも、健康的に溌剌と75歳まで生きる方を選びたいです。(実際には、生への執着心がどれだけでてくるか、その時にならないとわかりませんが)

上記でいえばトータルの寿命よりも①になってから、①+②になってから亡くなるまでの期間が気がかりです。この期間が長いと家族に対してかける迷惑のボリュームが増大する一方です。

誰しもが自分の老化のペースを正確に予測することは困難です。(自分の親のケースをみても特にそう思います。)自立した生活を長く続けられるようにするためには食事と健康に気をつかい、ストレスをため込まない、楽しく充実した(←ココ重要)生活を送ることが必要です。

そのためには自分自身の生活をほぼ100%、自分でマネージできるライフスタイルが何よりだと思います。そのようなライフスタイルを叶えるためにはリタイア生活が最適です。現代であれば多くの人が60~65歳になればリタイア生活に突入するのでしょうが、今回の上述の調査結果をみて、日本の高齢者に残された時間を考えると、60~65歳ではチト遅いのではないかと思う次第です。

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コメント

ご趣旨にまったく賛成なんですが、
これまたおっしゃられている通り、
自分がどのような老後になるか?先のことは分かりませんから、
非常に難しい。
なるようにしかならないのかなあ?なんて思ったりします(^^)

mushoku2006さん

レスありがとうございます。

なぜかエラーになってしまうため、貴ブログへのレスは控えておりますが、いつも拝見しております。

WATANKOさん

>>なぜかエラーになってしまうため

なぜでしょう?
名前がNGワードにひっかかっているのかなあ?
おかしいなあ・・・

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