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2011年1月15日 (土)

(続)「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2010」の投票結果についての感想

(前回からのつづきです)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 20XX」というランキング企画ですが、毎年、STAMかeMAXIS、それにバンガードのETFを加えた商品群が上位を独占し、だんだん新味がなくなるという将来展開を予想というか、危惧してしまいます。

例えばWATANKOの好きな自動車系の話で例えますと、自動車業界のランキング企画として日本カー・オブ・ザ・イヤーというものがあります。これはその年に新発売されたモデルを対象に業界関係の審査員が投票を行い、その年の年男ならぬ、年クルマを決める企画です。

毎年開催されている日本カー・オブ・ザ・イヤーの対象は、その年に新発売されたモデルです。一度受賞したモデルがいくら素晴らしいものであっても来年も再度受賞することはありません。また受賞を逃したからといって翌年も再チャレンジできるモデルもありません。つまり毎年、受賞候補者は総入れ替えとなるわけです。

翻って「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 20XX」ではどうでしょうか?

おそらく来年は、STAMやeMAXISは(当たり前ですが)純資産と保有者をますます増やし、その地位(評判、実績)をさらに確固たるものにするでしょう。

となればSTAMやeMAXISが、このランキング企画の上位を今後にわたって常に独占する可能性が高いかもしれません。

それはもちろん、投信ブロガーでなくとも自分は購入・保有している商品を支持したくなるのはごく自然な流れでしょう。

相対的に、たとえ素晴らしいインデックスファンドの新商品が出てきても、それらが新参者ゆえに、既に地位を確立したSTAMやeMAXISの壁をなかなか打ち破れずに、ランキングでは思いのほか低位になったり、圏外にとどまったりするやもしれません。

勿論、本企画の関係者が、「この企画におけるランキングとはそういうものなのだ、ここは過去から現在までのファンドの評判、実績の累計値を競う企画なのだ」というのであればそれはそれで理解しますし、価値ある企画だと思います。

しかし、このランキング企画には、毎年の発売される新商品が、投信ブロガーから一体どれだけ支持を得られるか見てみたい、という期待もこめられているのではないでしょうか。そういったときに新商品を実績(評判)の累計値が大きいファンドと同じ土俵でのみ比較するだけでなく、新商品だけのランキング(せめてトップ3だけでも発表)もあってもよいのではないでしょうか。

STAMやeMAXISのゆるぎない実績はわかりましたが、ところで今年の新参者で一番注目を浴びたのはだれなのか知りたい、という欲求にもこの企画が今後も応え続けてほしいなあと思います。

そこで提案するとなれば、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 20XX」の投票枠を従来どおりの「総合ランキング」と、新商品のみを対象にした「新人賞」の2つの枠に分けて設定するなどできたらよいのではないかと思います。なお新商品は新人賞だけでなく、総合ランキングにおいても同時に投票対象になっても構わないと思います。

いかがなもんでしょうか?

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コメント

個人的には、「良いファンドであれば支持されるはず」という趣旨に立って総合ランキングだけで良いような気がしています。


【理由1】
販売会社と純資産総額と情報提供というハンデを背負いながらもCMAM外国株式は上位に食い込んだ

【理由2】
(多少の先行者利益はあるのでしょうが)現在のSTAM、eMAXIS支持は歴史の長さよりも、ファンドの良さその物の評価されている


歴史の長さであれば、トヨタ・バンガードやPRUや年金積立やインデックスファンドTSPといったファンド達が入りそうですがあっさり駆逐されましたので・・・
いかがでしょうか?

吊られた男さん

レスありがとうございます。
返事が遅くなりすみません。

スポーツの世界であればたいてい新人賞枠があるもので、これはあればあったで運用会社にも励みになるのではないかと思います。

>【理由2】(多少の先行者利益はあるのでしょうが)現在のSTAM、eMAXIS支持は歴史の長さよりも、ファンドの良さその物の評価されている

だんだんとSTAMやeMAXISは、その定評にのっかり続け、ランキングの常連になると思います。(歴史の長さが活きてくる)

数年後でも「STAM(またはeMAXIS)〇〇が△年連続優勝」というシチュエーションになると私は予想します。

もちろんそれはSTAMやeMAXISが個人投資家にとって良いファンドであるという本質が継続している証でもなので、歪んでいるというつもりはないのですが、イベントしてはどうかな?と思う次第です。

総合ランキング1本だけで、当該年度のすべてを表現できないのではないかと考えたわけです。(新人賞1本をを追加したところで効果があるかという突っ込みもありますが)

こんにちはWATANKOさん、いつも楽しい記事ありがとうございます。私は投信とETF、最近はヘッジファンドを加えて基本的に長期投資をしています。

確かに毎回受賞者が同じでは20××の意味がないですね。新味がないとマスコミにも取り上げられません。〝新人賞〟を作るのは賛成です。どっちにしても選ぶ投信は私の好み次第ですけど。

ヘッジファンドは「みんなの海外投資」(http://www.minkaigai.com/
を参考にして始めました。こちらはアドバイスを受けないと、自分でポートフォリオを組み立てるのはなかなかむずかしいです。

ところでヘッジファンドの積立型はよいですよ。成績もよいし、分散効果があるし、ドルコスト平均法のメリットも生かせます。あまり浮気をせず、当分はそのまま放っておこうと思います。一喜一憂せず。株やFXは疲れます(´ε`)

海外投資マニアさん

レスありがとうございます。

ヘッジファンドについてはこれから勉強してみたいと思います。ゆっくりと。あわてずに。

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