「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2010」の投票結果についての感想
今年の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2010」の投票結果が発表されました。票を投じた身として、この結果に対する所感を述べてみたいと思います。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2010」
といいたいのですが、まず最初に大ショックが!!!!
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2010」のサイトをみると投票したブロガーのサイト一覧に私のブログがなかったです。どうやらトラックバックを送らなかったため認知されなかった模様です。(あるいは当ブログが不適格と認定されたか...)
投票ページ記載では、「よろしければその後、トラックバックをください」とありましたが、これを私はトラックバックの送付は任意であるととらえてしまい(送っても送らなくてもよい)送らずにしてしまいました。
残念です。遺憾です。
【2011/1/15訂正】
運営委員のイーノジュンイチさんからコメントいただきました。(下段参照)上記は当方の誤解でした。謹んで訂正いたします。なお今後の反省のために上記記述は取消線付きで一応残しておきます。
・・・・・・
ま、いいか。
気を取り直して投票した気で書いてみたいと思います。
まず結果の確認です。
1位「STAM グローバル株式インデックス・オープン」
2位「eMAXIS新興国株式インデックス」
3位「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」
4位「eMAXIS 全世界株式インデックス」
5位「CMAM外国株式インデックスe」
6位「STAM新興国株式インデックス・オープン」
7位「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
8位「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI─KOKUSAI)」
9位「バンガード・エマージング・マーケットETF」
10位「結い2101」
1.とりあえず懺悔めいた話
今年、「STAM グローバル株式インデックス・オープン」が1位に返り咲きできた理由は、昨年7月の信託報酬引き下げにあることは衆目の一致するところでありましょう。
STAMはeMAXISやCMAMなどが登場した結果、信託報酬の面で劣後してきており、安い信託報酬を求めて節操なくeMAXISやCMAMに乗り変えてきたWATANKOからみれば、(昨年7月の信託報酬改定があったにせよ)もはや半分過去の香りさえするファンドでした。
(ごめんなさい住信アセットマネジメントさん、でも新興国債券は積み立て投資継続していますヨ)
しかしSTAMの多くの支持者はWATANKOの浅はかな印象なぞ吹き飛ばして、一票を投じこのSTAMシリーズの“漢”を立たせました。
低廉なインデックス投信シリーズを最初に展開したフロンティア魂。
信託報酬を引き下げた有言実行力。
その物語性、浪花節に惚れてしまった個人投資家ブロガーは私の想像以上に多かったということです。
2.順位固定化の懸念
昨年と今年の結果を踏まえて、少し冷静に感想を述べたいと思います。なおこれはこの企画に熱意を注ぎ、毎年の開催を実現させている関係者諸氏に対するネガティブトークの意図はないことをあらかじめおことわりしておきます。むしろこの企画のために、老婆心ながらの心配事を書き留めておきたいというスタンスです。
さて今一度順位をあげてみます。
1位「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」
2位「eMAXIS新興国株式インデックス」
3位「STAM グローバル株式インデックス・オープン」
4位「STAM新興国株式インデックス・オープン」
5位「eMAXIS先進国株式インデックス」
6位「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
7位「外国株式指数ファンド」
8位「ニッセイ日経225インデックス」
9位「ひふみ投信」
10位「バンガード・エマージングマーケットETF(VWO)」
10位「チャイナアクティブオープン」
上記は最初(前回)に掲載した順位と異なり、前年度、2009年の順位です。しかしながら上位にランキングされている投信は2010年とさしてかわりはありません。
つまりは大勢として2010年の結果は2009年とあまり変わらなかったわけです。
このままでは来年も、また再来年も同じような顔ぶれになったりはしないでしょうか?
(つづく)
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コメント
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こんにちは。運営委員のイーノです。トラックバックのあるなしは投票とは関係ありません。
「投票したブロガーのサイト一覧」は、たぶんトラックバックの一覧をごらんになっているのではないでしょうか……あれはあくまでトラックバックの一覧ですのでご了承を。
投稿: イーノジュンイチ | 2011年1月14日 (金) 01時08分
イーノジュンイチさん
早速のお返事ありがとうございます。
当方の早とちりでしたか。それは失礼いたしました。記事も訂正いたします。
投稿: WATANKO | 2011年1月15日 (土) 10時19分