確定拠出型年金用投信の2010年12月末状況
私のインデックスファンド連合艦隊は28本の投信と4本のETFで構成されていますが(ああ、はやく整理統合したい)、この他に勤務先にて導入しています確定拠出型年金においてもインデックス投信4本を積立運用しています。
このインデックス投信はいずれも信託報酬が一般公募型よりも安い確定拠出型年金用であり、以下のとおりです。カッコ内は信託報酬です。
【日本株式】
三菱UFJDC国内株式インデックスファンド(0.21%)
【先進国株式】
野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(0.2625%)
【先進国債券】
DCダイワ外国債券インデックス(0.2415%)
【バランス型】
三菱UFJプライムバランス(成長型)(確定拠出年金)(0.252%)
(構成)
NOMURA-BPI総合指数 17%
シティグループ世界国債インデックス(除く日本、円ベース) 5%
TOPIX 50%
MSCIコクサイ インデックス(除く日本、円換算ベース) 25%
有担保コール(翌日物) 3%
勤務先が用意する商品ラインナップに変更がない限り、これらをずっと保持するつもりです。
ついてはこれら確定拠出型年金用投信についても年1~2回くらいは運用状況も取り上げてみたいと思います。前回は2010年6月末にとりあげたので、ちょうと半年後の暦年末時点での実績を以下掲示します。
(Notes)
◆商品名は略称です。
◆表中の金額単位は千円です。
確定拠出金型年金の運用は、2008年5月から毎月の拠出金で上述の4つの投信を1/4づつ一貫してドルコスト積立しています。
2010年6月末時点で▲21.1%でしたが、これが▲15.8%となり、4.3ポイント改善してきました。しかしながら損益トントンまでの道のりはまだまだ長いです。
実はこの原因としては旧来の年金運用制度からの移行分が大きく影響しています。
確定拠出型年金制度への移行時に、旧来制度にて積み立てた分が3回に分けられて、年1回、3年間かけて年金の口座に振り込まれました。私が確定拠出型投信を買い始めた2008年5月時点では第1回、第2回の制度移行分が既に振り込まれたあとなので、この分についてはやはり1/4ずつ上述の4つのインデックス投信のスポット購入に当てました。
この制度移行分は現在の元本の約6割を占める割合でありますが、この分が2008年秋の世界同時不況による相場下落のダメージを深く追ってしまい、今もその影響を強く残っています。
インデックス投資初期において多額の資金でもって一発スポット買いしてしまう怖さをまじまじと体験できました。
もうこうなったらあわてても仕方ありません。これからのドルコスト平均積立でもって、2008年秋以前の高値買いをじっくりと希薄化させていくだけです。
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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
確定拠出型年金運用分は、低信託報酬(0.26%)の野村外国株式インデックスファンド1本にし、確定拠出型年金以外の買付分で日本株式、日本債券、外国債券等を購入する方が資産全体としてのコストが下げられそうですがいかがでしょうか?
(金額等詳細不明のままコメントしているため検討済でしたらすいません)
私の場合、確定拠出型年金は100%外国株式で運用しています。
投稿: kenz | 2011年1月 4日 (火) 07時52分
kenzさん
レスありがとうございます。
私はもともと確定拠出型年金用投信だけでひとつの完結したポートフォリオを作り上げようと考えており、そのため日本株式、先進国株式、先進国債券、それと日本債券の代わりにFOFを加えて構成しておりました。
ご指摘のとおり別途自分で任意に積立しているポートフォリオもあるのですから、これとの合わせ技を前提として、確定拠出型年金用投信の商品選びを変更することを検討すべきかもしれません。
また従来どおり確定拠出型年金用投信だけでひとつのポートフォリオを構築する考え方を踏襲するとあっても、その内容は見直してもよいかもしれません。
しばらく考えてみたいと思います。
投稿: WATANKO | 2011年1月 5日 (水) 23時36分