Intermission 2011/2/14
日本株式って長期的にみたらもう右肩あがりに期待することはほとんどできないのではないかと時折思います。悪いときで8,000円、良いときでも15,000円前後。この間をいったりきたりして基本的に成長しないのではないでしょうか?
これからの日本を考えると成長を阻害する要因がたくさんあります。ほっておけばどんどんマイナス成長(変な日本語)になるかもしれません。これをくい止めようと対策を講じても、なんとかGDPを横這いに持っていくのがやっとであり、明らかな成長路線に転じるのは至難かと想像してしまいます。
成長のための提言をあちらこちらといろいろな媒体で見かけますが、今までの20年でできなかったことが、どうしてこれから20年間でできるのか?これからの日本がドラスティックに変わっていく確証というか期待感はどこにもありません。日本の内外の環境は過去20年より、今後20年の方がよろしくないことは明らかでもありますし。
まあそれでも自分自身と妻だけ考えれば、人生せいぜいあと40年です。50年先の日本がどうなっていようが絵空事です。しかし自分達の子供達が、あるいは孫達が生きている時代となれば話は異なります。
将来、過酷な時代に陥るリスクを少しでも減らすためなら、消費税の増税くらい乗り越えるべきハードルです。
でも本当に必要なのは増税する消費税の担税力をつけるための国民の所得の向上です。
財政改革も大事ですが、その2歩前に成長路線の実現ではないでしょうか。持っている者だけからひたすら纂奪するよりも、皆が豊かになり、税金を広く、ある程度負担できるようになるほうが遙かに健全です。
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コメント
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>>悪いときで8,000円、良いときでも15,000円前後
えらく悲観的な出だしだと思いましたが、
全然楽観的な数字ではないですか!
15,000円までいけば凄く良いですし、
悪いときに8,000円で済めのであれば、
全然ダメージ軽いです(^^)
>>その2歩前に成長路線の実現ではないでしょうか。
ご趣旨と言うか、お気持ちは良く分かるのですが、
それこそ至難と言うものでしょう。
日本は十分豊かだと私は思います。
と言うか、ここまで景気対策などで無理を重ねて、
実力以上に押し上げ過ぎたとすら思っています。
そのお陰でこの財政です。
今後は現状維持が出来れば御の字でしょう。
投稿: mushoku2006 | 2011年2月14日 (月) 08時55分
mushoku2006さん
レスありがとうございます。
15,000~8,000円というのは仮置きの数字であって確たる根拠を伴うレンジではありません。別に7,000~10,000円でもよいです。
ようは9,000円の時に1306でも仕入れて2年後に9,900円になればそれだけで年間利回り5%になります。個別株だとかなり心配ですが、市場全体ならタイミング投資のひとつもやってみるかと思えてきます。
投稿: WATANKO | 2011年2月16日 (水) 02時13分