インデックス投資を振り返ってみて②どのくらい儲かったのか?
(前回からの続きです)
インデックス投信を始めてちょうど3年経ち、これまでの実績を振り返ってみます。
評価益について振り返ってみますと、この3年間で、一番評価損を出したのは、(明確な記録は揃っていませんが)2009年1Qあたりでマイナス30%だと思います。一方、これまで最も評価益がでたのは2010年4月末の6.7%です。
マイナス30%のリスクに直面した一方で、最大リターン記録は6.7%、20%税引き後なら5.4%です。うーん。こんなものなのでしょうか。
また3年間の平均利回りはどうであったか?をザックリ試算してみます。
約3年間で累計42,000千円積み立て投資しました。購入履歴から平均積立額の月次残高は26,600千円(A)となりました。
一方約3年(35か月)経ったリターンは先月末の実績を用いますと1,262千円です。1年あたり平均は433千円(B)となります。
(B)÷(A)=1.6%(20%税引き後1.3%)
・・・これが私のおよそ3年間のインデックス投信による運用をした結果得られた、年間平均利回り実績(ただしザックリ試算。為念。)です。
税引き前で1.6%、20%税引き後1.3%という数値は、インデックス運用によって資産を増やそうという幻想が木端微塵になる水準かもしれません。
WATANKOの野望では税引き前で5%、税引き後4%を期待リターンとしていたのですが、もしそれが叶っているのであれば、現在は税引き前で少なくとも4,000千円近い評価益が出ている計算です。(26,600千円×年利5%×35か月経過=3,880千円)
勿論3年という期間は決して長期とはいえません。投資の複利効果を効かせるためには、ひいてはインデックス投資の普遍的な成果を語るにためには、もっともっと時間が必要なことは承知しています。でも一方で長期間運用してもリーマンショックのような大暴落に直面するリスク自体が減るわけでもありません。数年おき?にリーマンショックの6掛けクラスの暴落リスクにさらされて、運よく得られる結果がこれではすこーし寂しい気がします。
と、ここまで書いてここ数日、チョイ株高と、チョイ円安に振れているので、今一度、最新数値を試算しました。すると2月18日時点では平均残高27,060千円(2月分積立購入額を反映)に対して、リターン合計は3,019千円です。年間平均利回りは一気に3.7%(税引き後3%)まで上昇しました。
ちょっとした値動きで随分とリターンが上がるものです。直近水準では税引き後4%までもう少しではありませんか。とはいえ、来週、来月、来年はまた1%台に下がったり、さらにはマイナス2%とかになるかもしれません。
このくらいのリターン変動で、一喜一憂してもすぐ飽きるだけですね...
でも、ちょっとした成績確認もまた投資継続のモチベーションにつながります(上がればうれしい。下がれば安く仕入れできて将来が楽しみ。)
1年後、また試算してみたいと思います。税引き後4%達成(でも暫定)できていると嬉しいです。
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