(続)違法駐車よ、こんにちは
(前回からのつづきです)
さて、そんな中、先日数ヶ月ぶりに、そのような違法駐車に出くわしました。地元ナンバーの(おそらく)自家用車です。1~2週間くらいの間にたびたび駐車している(ずっと停めている?)ところを見かけたので、まずはいつもやっているととおり警告書をフロントガラスに張り付けて様子見。
これまでのケースでは所有者はこれで大抵すぐ撤去するのですが、数日しても変化なし(ずっと停めっぱなし?)なので近寄ってみると、私が貼った警告書は破り捨てて、そばに捨ててある始末でした。
いい根性してますな。こりゃ第2ラウンド開始だなあと思い、警告書Ver2(「顧問弁護士と協議のうえ、法律に抵触しない形でこの車両を移動できない措置をとります。」「警察にも通報済みです。この車両について車庫法違反の観点からも捜査をお願いしております」などを追記)をワイパーにはさみました。
同時に警察にも通報。民事不介入とはいえ110番通報があれば対応しなければならないと警察は業務怠慢ということになるので、早速近隣交番から警官がきてくれました。
現場で落ち会い、こちらからこれまでの状況を説明しました。来てくれた若手の警官も違法駐車が長期にわたること、警告書を破りすてて平気で停めていることなどから、「この野郎、相当タチ悪い野郎だなあ」とおもわず上品なお言葉を頂戴。
来てくれた警官によってナンバーが照会され、地元警察署にて調査し、持ち主判明。(例によって私には教えてくれませんが)警察署から車両登録先の電話番号に何度か電話かけてもらうも、全く出ない状態。
結局、夕刻だったということもあり、上述の私の警告書Ver2と警察からの警告書の2枚をワイパーに挟んでその場は退去しました。地元警察からも明日以降、車両撤去するようにと何度か電話連絡を継続してもらうこととしてもらいました。
現場で会った警官の話によると、違法駐車というのはする側からみれば、全くの罪の意識がない場合が大半だそうです。友達の家に車で来た時に、近くに停めるところがないからといって、月極でだれかがお金を払って借りている駐車場だとわかっていても、空いているからそこにとめてしまうという酷いケースがあたりまえのようにおきているとのことです。(まああくまでどれくらいの実態はわかりませんが...。)
言ってみれば近くにあった家が、たまたま鍵が空いていたから、ちょっとおじゃまして荷物を置かせてもらおうというような感じ。もう、空き巣スレスレな行動みたいなものです。
これが公道であれば、例えば自分の自宅前の公道に違法駐車があり、自家用車が出せない。撤去してほしい。などといったケースなら警察もすぐ動くのでしょうが、私有地では既述のとおり、警察も手が出せないので、自分で主体的に始末せねばならず、手間がかかります。
最後に今回の顛末ですが、2枚の警告書にさすがにヤバイと思ったのか、当人に連絡が伝わったのか、翌日午前中には無事撤去されていました。
でももし車の所有者が、私有地の違法駐車の撤去について土地所有者側がとれる行動の限界を知りつくしている狡猾でずる賢い人間であったら、違法駐車はもっとこじれたかもしれません。
また近い将来、今回の土地に別の人間が違法駐車をすることがあるかもしれません。イタチごっこかもしれません。早いところ、この更地も事業活用したいところです。それに、まあここはいっそ売り払ってもいいんですけどね...。
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