資産運用も10年過ぎたらチキンレースの始まりか
以前、インデックスファンドの売却について投稿した時にふと感じたことを今回は追記したいと思います。
個人投資家の資産運用について、予定している運用期間が折り返しを過ぎて、後半戦に突入し始めた時、あいからず暴落リスクを抱えていることに果たして暢気でいられるのでしょうか。度胸試し、チキンレースを続けることに無謀な面は潜んではいないでしょうか。
WATANKOのリスク金融用品による資産運用は40歳4ヶ月時点からスタートして20年後をゴールとしています。もう少し詳しく述べるとすれば、19年8ヶ月経過時点で60歳定年をむかえ、退職金を受領予定です。その資金もふくめて、60歳4ヶ月経過時点でそれまでの積み立て投資+運用結果+退職金を対象に老後の資金利用を計画立てします。(勿論、青写真はそれより前から描いておきますが)
そのころには相続も完了、二人の子供も大学を卒業、就職している可能性が大きい(願望入ってマス)ため、大きな不動産投資以外の大きな資金需要はありません。またその後も不動産賃料収入は継続しますが、物件の修繕維持やリニューアル資金、そして子供たちへの生前贈与の原資にする予定です。
つまりは定年退職以降の生活費は、それまでの積み立て投資+運用結果+退職金、それに年金(22年後にはいったいいくら貰える世の中になっているのやら...)をその原資とします。勿論上記資金の残高は毎年、預金や国債など安定運用はしますけれど、利回りに大きな期待はしていません。
かような将来計画を考えているのですが、もし長期の資産運用中、たとえば20年の運用期間のうち18年経過の時点で、相場の大暴落や急激な円高にみまわれたら、残り2年でどれだけ回復できるでしょうか。
WATANAKOには、これまでたった3年あまりの運用経験しかありませんし、暴落の原因や程度にもよるので、ある程度であっても確信めいた話はできませんが、短期間(ここでは2~3年を指します)で、暴落前の資産残高にまで回復できるとは全く楽観視できません。
そうなると積み立て投資の元本残高が予定元本総額の半分を超えたあたり(資産運用の予定期間の折り返しを迎えた頃)から、毎年少しずつ暴落からの回復が絶望的→運用目標大幅未達の懸念が強まってくるのではないかと思います。
14~15年目あたりを過ぎた時点で年間平均利回りが目標を達成していれば、いっそここいらでリスク資産総額の6~7割方を売却して、利益確定させるか。それともこのまま予定通り全額もってハラハラドキドキで残り5~6年をチキンレースするのか。
(つづく)
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