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2011年6月13日 (月)

(続)インデックスファンド、もしも売却

(前回からのつづきです)

1年~数年内のうちに、15~20百万円の資金需要が発生することを想定して、ETFと評価損を抱えるインデックス投信を売却後、どのようなリスク資産が残るでしょうか。

一覧は以下です。

201106102


ETFと評価損を抱えるインデックス投信の大半を合わせるとリスク資産全体の45%にもなります。(前回投稿ご参照)それでもって一方、上記の部分、残る55%のリスク資産については評価益2,322千円含む残高26,947千円です。上記の商品群の運用期間は37か月間であり、平均資産残高は11,797千円となります。これに対して平均年間利回り金額は753千円になります。計算上は37か月間運用した結果、平均年間利回りは6.4%という計算結果になります。

また「わたしインデックス」を使い、Aグループについて期待リターン、リスク、シャープレシオを試算してみました。(カッコ内は5月末の全体の試算結果です。)

*期待リターン   5.8% (5.7%)
*リスク     15.6%(16.3%)
*シャープレシオ  0.37 (0.35)

なんだか、あまり変わり映えしませんね。(笑)

もちろん今回の試算は評価損をほぼ±ゼロにもっていくために評価益のある商品を同年に売却したあと、残りのリスク資産から計算した結果にすぎません。

しかしながら、上述でおきた起きた結果というのは総額約20,000千円はリスク資産で運用せず、普通預金(金利がほとんど全くつかない存在として定義)にいれたまま、それ以外の資金で積み立て投資を行い、元本24,675千円まで残高を積み上げたところで平均年間利回りが6.4%であったのと同じです。
(都合がよすぎる解釈でしょうか?)

でも自分としてはこんな理屈でもつけて売却しないと、評価損を抱えた商品を処分せざるを得ない無念さを払拭できません。(買値にこだわる市井の人間ですからね)

でも自分の場合、トータルでギリギリ最低線の評価益がでており、まだマシな方かもしれません。リスク資産全体でマイナスになっており資金需要にあわせて損益トントン売却してもなお評価損がある商品をたくさん抱えたり、必要資金を確保するためには、どうしても売却損を確定させなければならなかったりするケースもあるかと思います。確定申告で売却損の繰り延べ通算ができるといってもたった3年間です。私からみれば短く、心もとない期間に思えます。

なお今回の試算においては、幸か不幸かインフレを考慮していません。(ほとんどしなくて済んでいる)現在価値割引を考慮しなくてもほとんどよかったのは幸せなのでしょうか。それとも不幸せなことでしょうか...。

こうしていざ資金需要が発生したときのために予行演習をやってみました。

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