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2011年6月18日 (土)

高額な家賃を支払っていてカネが貯まるのか?

今回はちょっと辛口(あるいは余計なお世話)を承知で投稿します。

住宅について、持ち家と賃貸とどちらが良いかというかなり手垢がついた話題がありますが、こと資産運用というテーマの文脈の中でこの話題が語られるときには、賃貸派が優勢な印象をうけます。住宅ローンを抱えないこと、居住を変えることが容易なので住居費を変動費化できることなどがリスク面、経済面でのメリットでしょうか。

ところでふと思ったのですが、既婚、子持ちの市井のサラリーマンが賃貸住宅に住みながらも貯蓄(資産運用)をしっかりと進めていくことを考えた時、一体家賃として許容できる金額はどれくらいなのでしょうか?

例えば都内に勤務するサラリーマンであればどうでしょうか。既婚、子持ちとなると3LDKくらいの間取りは必要です。通勤時間は電車に乗っている時間は1時間程度にとどめたいから山奥から通勤するわけにもいきません。

このような平均的(いまやそんな家庭は減りつつあるかもしれませんが)なケースでは許容できる家賃の金額はどれくらいでしょうか。

WATANAKOの皮膚感覚で言わせてもらえば、私が許容できる家賃はせいぜい100千円程度です。子供に一定のエンジェル係数をかけ、自宅にデスクトップPCや自家用車を少なくとも1台所有しながら、月にそれなりの金額を積み立て投資するとなれば、家賃にそれほど金額がかけられません。

また給与がそれなりに高かったとしても、私には賃貸住居に月150~200千円を費やす経済観念はありません。その分貯蓄にまわします。

しかしながら100千円以内で3LDK物件を探すとなると、駅からの距離や築年数、設備や周辺環境にある程度の妥協が必要になるでしょう。

ためしに賃貸物件紹介サイトで探してみました。学生時代に住んでいたことのある都内目黒区某所あたりでは100千円で3LDK物件はほとんどみつかりません。結婚後住んでした川崎市の中原区では最寄駅からの距離が遠かったり、築年数が20年前後であれば3LDKで100千円以内の物件がいくつかありました。

本気でお金を貯めようと思えば、最大の支出である家賃を抑えることがまず第一ではないでしょうか。資産運用にドライブをかけることと、グレードや利便性が高い住居にお金を費やすこと。この2つについてどのようなバランス感覚を個人投資家の皆さんはお持ちなのでしょうか。

築15~20年程度、多少くたびれて、狭くて利便性が悪い住居であっても住み続けて貯蓄を増やします。子育て終了・シニア世代になってから、貯めた資産を背景に残り20年をそれまでよりもちょっと上等な住居にて暮らすのがよいのでしょうか。あるいはお金は住居ではなく、別のことに費やすのでしょうか?またはあらゆる家計リスクに備えて、自らの住居にはずっとラグジュアルな部分をもたずに生きるのでしょうか。

最後にもう一度。

人それぞれですが(これを言ってはオシマイか)、一般のサラリーマン家庭が家賃に150千円とか200千円かけていたら、お金なんか貯まらないんじゃないかと自然に思う次第です。

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家計の管理と支出」カテゴリの記事

コメント

多くの方は、そもそも「お金を貯めよう」と真剣に考えていないのではないでしょうか。
もっと言うと、自分の生活に関わる費用について最後まで自分で責任を持とうとは考えていないのではないかと。

ご指摘のように対収入の比率が高すぎる住居費を払ってみたり、たいして車に興味があるとも思えない人が数年で新車を乗り換えてみたりと、そう考えなければ説明のつかない行動が多いように思います。

若いうちから人生の予算管理が必要だと思います。住居であれば利便性等、必要なものを求めるのではなく、長期に持続可能な予算の範囲に利便性を制限する方向で考えないと後で取り返しがつきません。

お金を払うときには誰でも笑顔で受け取ってくれますが、一旦払ってしまったお金はこちらがどんなに泣いて頼んでも戻しては呉れないわけで。

私はと言えば、結婚当初から賃貸にも入らず月5千円の社宅で済ませたので猛烈に楽をさせてもらいました…。(笑)

ottoさん

レスありがとうございます。

私も若かりし頃、「安い独身寮や社宅に住んでいる間に住宅ローンの頭金を貯めよう」な風潮が同僚の間でありました。

実際にお金を貯めて頭金に使った人も多くいた模様ですが、35年ローンを組んだり、最初の5年間は金利が安く、その後上がるプランで自宅を購入した人もチラホラ...みんな大丈夫だったかなあ...。

一応はお金をかけているモノの意見として聞いてください。

都心は電車がありますので、自家用車は不要です。
交通費として電車代などはかかりますが、少なくとも自動車を保有するよりは圧倒的に安く上がります。
(参考:フィットの年間維持費55万円)
http://kuru-ma.com/page317.html
都心の駐車場は1万円ではききませんし。

また、通勤時間で電車に乗る時間が1時間より短く、30分を切ってもきますので、時間を有効に活用もできます。
仮に電車の通勤時間が往復で1時間短くなって、その分を残業するとして、残業代が3千円/時とすると月6万円強(税・社会保険料引き後で5万円程度?)の収入アップです。1時間5千円なら100千円の収入アップです。
仮に仕事をしなくても家族と過ごす時間が増える、1時間睡眠を増やせて健康でいられる等のメリットもあるかと思います。

平均的の幅をどこまでもたせるかにもよりますが、このあたりはその人の1時間当たりの単価などにも依存する気もしています。

吊られた男さん

レスありがとうございます。

おそらく賃貸派の代表的意見とお見受けします。

自動車の利用頻度・目的、通勤時間の活用法、残業代の解釈などいろいろな捉え方の違いがあると思います。

私が一番言いたかったのは、結構年収が高い人が家賃を抑えた生活をすれば貯蓄のペースアップに与える影響は大きいのではないかということです。

家賃においても無駄な家賃は削減した方が良い、という話ですよね。

とはいえ、先のコメントにも書かせていただいたように、何が無駄かが難しいのですが。


以下が吊られた男家の言い訳です。
●夫婦共に時給が3-4千円程度なので、共に通勤時間を1時間ずつ削減できて、これを労働時間に割り当てると7千円×20日=140千円の収入アップ。(家賃を10万→15万としても貯蓄額が増える)
●保育園の時間があるので、妻が比較的高い給与の今の仕事を続けるには通勤時間を減らす必要がある。ただでさえ保育時間のギリギリで仕事をしているので、これ以上通勤時間を増やせない。(仮に労働時間を削減するなら上に書いたように月7万円+賞与がダウンで貯蓄額が減少)


まあ、通勤時間を増やさないように家を狭くするという手もありますので、それでも削減する余地はあると言われればそれまでですが・・・


個人的には自己投資などと同じで、その費用がどれほどの費用対効果があるかだとは思います。(結論はWATANKOさんと近いところに落ち着くとは思っています)

初めて投稿いたします。でも、定期的に拝見
させていただいております^^

ご意見にはそれなりに同意できるのですが、
市井の子持ちサラリーマンが賃貸ではなく
住宅ローンを組むほうがもっと貯金できなく
なるように思うのですがいかがでしょう?

ローンの支払いを少なくするためにはやはり
物件に妥協せざるを得ないでしょうし、そも
そも持ち家や持ちマンションはローン以外の
年間の経費が結構な額でかかると思うのですが。

比較の対象として住宅ローンが終了している
方々をお考えなら・・・それは議論の余地が
ありませんし。

吊られた男さん

再度のレスありがとうございます。

2馬力家計は羨ましいです。奥様の保育園の事情はよくわかりました。保育時間ギリギリまで残業できて、その分余計に稼げれば良いですね。しかしながら一方で、保育園から延長保育料が取られたりするとそのメリットも半減してしまいますが大丈夫でしょうか。

それとこれは吊られた男さんを批判するつもりはないのですが、関連して以前から気になっていたことを投稿記事で取り上げてみたいと思います。

木星さん、いつも駄ブログ来訪ありがとうございます。(最近はとくに文章のまとまりが悪くて自己嫌悪するときも度々あるのですが...)

>市井の子持ちサラリーマンが賃貸ではなく住宅ローンを組むほうがもっと貯金できなくなるように思うのですがいかがでしょう?

基本的にはご指摘のとおりであります。しかし住宅ローンも組み方次第だと思いますし、借りてしまった以上、ローンを早期繰り上げ返済することが節約・貯蓄生活をすすめるモチベーションにすることができると思います。

>そもそも持ち家や持ちマンションはローン以外の年間の経費が結構な額でかかると思うのですが。

これについては、賃貸物件のオーナーも建物建築時の借入金利負担や、固定資産税等税金、損害保険料、各種費用を賃料に織り込んだうえで運営していますので、理論上はほぼ同じではないでしょうか。
さらには仲介した不動産業者、オーナーの懐に入るマージンも確実に賃料の中に含まれています。

(うちのケースなので一般的ではありませんが)

今は延長枠を取れなかったので延長できないのです。ですので、通勤時間が伸びると妻は会社を辞めざるを得なくなってしまいます。もしくは保育園以外に誰かが保育をするか。

また、延長保育料も取られますが、せいぜい月に数千円程度で、妻の給与を考えると2時間程度の労働時間で十分に挽回できる金額ですので、インパクトはあるもののあまり大きくありません。時給千円のような場合はインパクトも大きくはなりますが・・・
(これは私の妻の給与が比較的に高いということもあるので、重ね重ね一般的ではありませんが)

収入の自慢厨っぽいのが鼻につくのでみっともないのでこれ以上はやめたほうがいいかと^^;
人によるよねーってだけの話ですので。

吊られた男さんのBLOGOSエントリーより飛んで参りました。

私はWATANKOさんが想定される一般的なサラリーマンに近い(年収は低めですが)と思いましたので、コメントさせていただきます。

家族構成は
私(上場している都内中小企業に勤務、勤続6年、年収400万未満、車ナシ)
妻(専業主婦、出産を機に正社員を退社、働く気ナシ)
子(2歳児、来年から幼稚園へ)

現在都心近郊の賃貸マンション(築10年、家賃9万(管理費込み)、間取3DK)に暮らしております。
年収から類推できるかもですが、月額の手取収入は約20万円です。手取りの半分近くを占める住居費はかなり家計の負担になっております。会社からの家賃補助などありません。ボーナスが支給されなければ家計は破綻するような状況です。(学資保険も含め)正直貯金はまったくできておりません。
WATANKOさんも不動産サイトで確認されたようですが、子育て世帯が住むような物件の家賃は大体10万円超のものが多いですね。私が住んでいるマンションはそれでも安い方だと思います。
投資・資産運用に明るい方の意見として、まず共働きを勧め、そしてお金がかかってでも時間を創出し、その時間でより稼ぐといった意見が多いかと思います。私の場合、家計を憂慮した嫁が自ら働きを申し出るまでは私から勧める気はありません。また、私が働いている会社は幸か不幸か残業はほとんどいらず、毎日定時退社しておりますので、時間はあっても収入は増える状況にありません(ホワイト企業なのかブラック企業なのか汗)。収入を増やすにも副業は禁止されておりますので悩んでるところです。

プチ激論になってるみたいでびっくりしました。
家賃も住宅ローンもかけるお金が多いとなかなか貯まりませんよね。
うちは、2DKで72000円でした。
当時は家賃補助も少しあったので負担はもっと少なかったなぁ。

そこで家族4人で住むとなると苦しいなと思いますので、そうなるともっと高いところですよね。
やはり住居費は一番重い支出ですよね。

一般的なサラリーマンかと、さん

はじめまして、著名なブログで拙記事がとりあげられるとこういう会話の機会がもてますね。(吊られた男さんに感謝!)

身の上話になりますが、私も30歳前後、勤務先が倒産しかかり大リストラ。給与・賞与は大幅カット。毎月の銀行口座残高は10万円をキープするのがやっとでした。

貴殿の職種、キャリアがわからず、ありきたりなアドバイスしかできませんが、まだお若いのですから、有望資格をとり、それを活かした転職を狙うとか将来のキャリアアップを狙うとかどうでしょう。

私も社内での活躍の場を広げる、あるいは転職・独立も視野に入れて、30歳前後の頃、中小企業診断士の資格をとり、その後一定期間活動していました。(いろいろあって今は休業中)

>家計を憂慮した嫁が自ら働きを申し出るまでは私から勧める気はありません。

お優しいですね。今をどう乗り切るか。将来の家庭像・生活スタイルなど話し合い、一人で悩まず励まし合ってください。夫婦っていいなと思えますよ。(いわずもがな?)


うさみみさん

レスありがとうございます。

うさみみさんなら、私の想像通りの支出レベルでした。

これからも貴ブログで節約技をご教示ください(笑)

WATANKOさん

レスありがとうございます。

資格を取って転職や独立をするのは何度も検討しては、とりあえず現状維持で良いかと思考停止を繰り返してます(自己嫌悪)。私の勤めている会社は、給料は少ないのですが、業界でのポジションはなかなかのところにおりますし、当分倒産やリストラはないだろうと思ってます。なので危機感を煽られることもなく、平凡な毎日にうつつを抜かしているといったところでしょうか。
中小企業診断士は興味のある資格ですが、なかなか難易度は高いですよね。私の友人も苦戦してました。どの資格を取るのかよりも、その資格を取って何をやりたいのか(何ができるのか)が大事ですよね。
ところで、住居費のお話は続きがあります。実は、義父が私たちの苦しい生活を憂慮して、住宅購入資金の援助を申し出てくれているのです。金額は2,000万円です。そこで、ここのところ「賃貸と持ち家どっちが得か」とか「住居費はいくらまでにするべきか」とか「贈与税の免除とは」といった話題にアンテナを張っており、当記事が目に入った次第であります。マンションにするか一戸建てにするか、中古にするか新築が良いのか、援助はありがたいのですが色々悩みが出てきてしまいました。生活するので精一杯の家計で、現金準備が100万円しかないのでマイホームは夢のまた夢という感じだったんですが、ふって涌いた援助のせいで欲が出てきてしまって困ります。私は管理費や修繕積立金等ランニングコストの高いマンションよりは、イニシャルコストは高いがランニングコストの低い一軒家の方が良いような気がしてます。一軒家も定期的なメンテナンスが必要ですからランニングコストが安いとは一概に言えないですが、お金がなかったらメンテナンスをしないことも選べるかと(例えば窓が割れてもガラスを入れ直さないで板で塞いでしまうとか汗)。ざっくり計算してみると、新築一戸建て4,000万円をフラット35で2,000万円を借り35年で返す場合月々の返済額は7万円未満。中古マンション3,000万円をフラット35で1,000万円を借り35年で返す場合月々の返済額は4万円未満+管理費・積立金3万円で大体月次の金額は同程度になります。贈与税の非課税枠は1,210万円までなので、この通りにはいきませんが、なかなか悩ましいところです。
長々書いてしまって申し訳ありませんでした。

一般的なサラリーマンかと、さん

なかなか悩ましい状況ですね。このレスについては少し時間をください。

一般的なサラリーマンかと、さん

先日はレスありがとうございます。貴殿の将来の収入や家計、ライフスタイルなどわからないところ多々ありますが、これまで聞いた貴状況から推察し、私のつたない経験から多少の助言をさせていただくとしたら次のとおりです。

1.持ち家を買うなら一戸建て中古をお勧めします。自動車もそうなのですが、中古住宅は色々な要素を反映してそれなりに内容と値段がバランスとれていると思います。これに対して新品(新築)は得てして割高です。でも中古といっても、その後長年住むので、あまり築年数がたった物件は避けられた方が良いかと思います。

2.分譲マンションは自分の部屋の維持修繕、建物全体の維持修繕その他住環境において、一戸建てよりも制約やトラブルが発生するリスクが高いと思います。(それでも購入する場合には購入対象の部屋だけでなく、マンション一棟全体についてチェックするくらいの注意深さが必要かと思います。)

3.資金援助分に追加資金としてローンを組むなら必要最低限に(1,000万円未満とか)。なぜなら購入中古物件によっては購入後、X年後にリフォームが必要な場合が想定されます。先ずは水廻りが新築から10年過ぎると調子悪くなる箇所がでてくる可能性大。その時のための資金が必要になると思います。リフォームせずにしのぐという手もありますが、全部が全部、放置というわけにもいかないでしょう。

4.それにこれを機会に、図書館などで家計やりくりを取り上げた雑誌を参照しながら家計の支出の見直しと、少しでもよいから貯蓄をお勧めします。お子さんがある程度大きくなったら、ローン繰り上げ返済や老後資金の蓄えを動機付けとして、奥様にも働きにでてもらえると財政状況はかなり改善が期待できるのではないでしょうか。

以上、住居を購入するベースで話しましたが、あわてず1年くらいかけてでも賃貸継続ケースとあわせて、慎重に相談されることお勧めします。

追伸:絶対にさけるべきは収入に見合わない多額のローンを組むことです。

WATANkoさん

アドバイスありがとうございます。

不動産屋の常套句ではないですが、様々な面(住宅ローン控除や贈与税免除等)で「今が買い時!」な感じはしておりましたので、リスクを軽視してメリットの面ばかり見るようになってしまっておりました。
もともとは私も多額かつ長期間のローンは組むべきではないと思っていたのに…。
この人生の重大局面において、「お金」のことを真剣に考えるきっかけができました。本を購入する余裕はないので、WATANKOさんのアドバイスにもあるように、図書館を利用してもっと勉強していこうと思います。
スレ汚し失礼しました。
また、アドバイスありがとうございます!

一般的なサラリーマンかと、さん

こちらこそ、抽象的な助言ばかりで歯がゆく思います。でも決めつけ調で「こうしなさい」と強く推奨できる方向性も打ち出しにくく、上記のようなレスになりました。

よろしければ、また覗きにきてください。リアルな不動産関連ネタくらいはこれからも投稿していきます。

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