不動産賃料未払い問題-④不動産業者の起用是非
(前回からの続きです)
J社の賃料未払いの件で、別途取引のある地元の不動産業者K社に相談に行ったところ、管理委託契約を結んで、以降の交渉(場合によってはテナント入れ替え)を請け負いますよと提案受けました。
WATANKOの場合、長距離通勤のうえに副業で不動産賃貸業をやっているとなると、その負担は無視できないものがあります。賃貸業を父から実質的に引き継いで10年経ちましたがそう感じます。ひとつひとつはたいした負担でもありませんが、一つ片付けば、また一つ出てきたり、ひどい時にはいくつかのトラブルが重なることが多いです。
その負担の根本的な原因は貸し手と借り手が相対契約を結んでいるため、借り手ないし第三者等との様々なトラブルについて貸し手がすべて直接対応しなければならないところにあります。
貸し手とて不動産賃貸の専門知識に必ずしも長けているわけでもなく、また時間もなかなかとれません。トラブルが長引けば心身ともに疲弊します。私自身、実際何度も疲弊しました。
妻もはた目から見て私の状況は、私以上?によく理解しており、また以前からいろいろ貸主を軽んじる言動をチラホラ見せるJ社社長に良い印象をもっていなかったので、不動産業者を仲介に入れることには賛成の模様です。
というわけで夫婦とも、K社との契約締結に前向きなムードになってきました。
のこる問題は不動産業者K社と管理委託契約を結ぶにあたってのコストです。
今回のK社が提示してきた賃料に占める手数料率は8%です。これはK社と別途従来から取引があった物件とおなじ料率です。従来物件についてはこれだけなのですが、さらに今回の場合、管理委託契約ドラフトをみると3年毎の契約更新時に管理対象物件の賃料の1ヶ月分を更新料として徴収することになっています。1ヶ月分の賃料を36回で割ると2.8%になります。上述の8%と併せて10.8%もの手数料を実質的に支払うことになります。
高い費用です。投信の販売手数料3.15%が高すぎて買う気が失せてくる。さらにはインデックス投信の手数料をゼロコンマ%安いところを探して積み立て先を乗り換えるWATANKOにとって、この水準は絶対値としてすごく高いという第一印象があります。
ですが世の中、ただ飯はありません。
要は不動産業者K社を起用するメリットがこの高い高い手数料に見合っているのか。そこの納得感が大事です。
(つづく 次回でとりあえず完結です)
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