ブラジルがそろそろお終い? 次はどこ?
数日前になりましたが17日の日経朝刊に「ブラジル投信 運用成績悪化」と記事が載っていました。記事文面は既に読んだ方も大勢いるでしょうから省きますが、運用会社はそろそろ次のトレンドを探し始めているかもしれませんね。
今回の下落は別にブラジルに限った話ではありませんが、投資信託の平均寿命は3年弱と短命ですから(笑)、次の乗り換え商品ネタを前広に探さねばなりません。
WATANKOはアジアとの繋がりが多い会社にて働いており、アジアのいくつかの国の情勢には多少の皮膚感覚を持ち合わせている(つもり)ですが、そんな私の目からみれば、次はまずアジアの中でも東南アジア、人口と資源が豊富なインドネシアと、シンガポールが羨ましくて追いつきたがっているマレーシアが注目です。あとはベトナム。これらの国々は最近日系企業が海外に生産拠点を新設する時の対象国としても最近よくあげられている国々です。
目をもっと西アジアに転じれば、インド。ここは同じ苦労を払うのならば将来的には中国よりもリターンは大きいかもしれません。BOPビジネスもいけるでしょう。
さらに西に行って中東。ここのアラブ諸国はサウジ、UAE、カタールあたりでしょう。オイルマネーで楽して働かない自国の若者たちの雇用問題。増える人口とエネルギー問題。政治的には民主化運動の行く末。各国政府は自国の経済成長をどう実現させていくか。
ちなみにマスダールシティーは実現・完成したら是非一度行ってみたいです。
ここらまでの国々が段々と豊かになってくれば、次はようやくアフリカ諸国の出番です。ナイジェリアは一足早く発展しそうですが、それにつづくのはどこでしょうか。
以上、自分の仕事上の手持ちネタで勝手な憶測を立ててみましたが、WATANKOが60歳定年リタイアするころには、最速ケースで中東の上述3国が準先進国化しているくらいかな。
・・・こうやって誰だって多少は海外絡みの仕事をしていれば、海外各国の断片的な情勢情報に触れる機会もあるでしょう。でもそれは投資判断に十分な情報量であるのか。果たしてどこまで信憑性があるのか。そしてこの先はどうなるのか。これらのことについては誰もわかりません。
だから仕事上手に入れた小知恵を元に変な集中投資することなくあっちの国、こっちの国、そっちの国へと分散投資(先進国23か国+新興国21カ国+そして日本)をやっています。
最後に総務省 統計局・政策統括官・統計研修所のサイト紹介しておきます。ここには世界人口の国別将来予想が載っています(国連の調査データを転載)。
人口上位20か国の推移
2030年では次のとおりです。数字単位は百万人です。
世界 8,309
20位までの合計 (69.6%)
1 インド 1,485
2 中国 1,462
3 アメリカ合衆国 370
4 インドネシア 271
5 パキスタン 266
6 ナイジェリア 227
7 ブラジル 217
8 バングラデシュ 203
9 エチオピア 132
10 ロシア 129
11 メキシコ 126
12 フィリピン 124
13 日本 115
14 エジプト 111
15 コンゴ民主共和国 109
16 ベトナム 105
17 トルコ 90
18 イラン 90
19 ドイツ 78
20 タンザニア 75
これを見て未来の世界経済の成長に想いを馳せてみるのもまた一興。
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