長年の賃貸先が退店>次の手を考え始める
WATANKOが先代から引き継ぎ、賃貸していた物件の中に小さな焼き肉店があるのですが、この秋、賃貸先である経営者が退店することになりました。
業種は韓国系焼き肉店であり、残っている記録でわかる限りでは少なくとも25年は営業しています。当時は周辺に焼肉屋も少なく、固定客もそこそこできて、なかなかの評判だった模様です。
しかしかつての狂牛病騒動や、景況悪化、郊外向け大型競合店の乱立、そして最近では生肉トラブルなどもあり、店の経営は決して順風満帆というわけではなかったようです。それでも長年、培った評判に支えれらながらなんとか商売を続けてきた経営者ですが、寄る年波には勝てずこの度、引退(閉店)を申し出てきたというわけです。
この経営者との賃貸契約には最近記事で取り上げている地元の不動産業者K社が仲介に入っており、先日K社から上記の連絡をうけました。
本賃貸物件からの賃料収入は我が家の不動産収入の約5%を占めております。今回の退店により賃料収入が入ってこなくなる一方で、土地・店舗の固定資産税の支払いは継続します。
さっそく現在の賃借先が退店した後の不動産活用を考えねばならなくなりました。
現存する店舗は小さくかつ古く、居抜きで他の業者に賃貸できるような建物ではありません。ちょうどこの店舗の裏には空き地があり、そこも所有しているので、店舗を取り壊して更地にして、後ろの空き地と一体にして新しい事業者への賃借を考えることになりそうです。
ところが本件ではさらに検討すべき要件があるのです。
上述の空き地の後ろにはさらにもっと広い土地があり、ここは隣町の別の不動産業者A社が所有しています。このA社社長とは定期的にコンタクトしており、A社としては両者の土地を一括して事業者に使ってもらえないかといろいろ模索中だったところでした。これまで住宅展示場やビジネスホテルなど各種案件が浮かんでは消えてきました。
WATANKO側としては、いままでは敷地内に店舗を持ち、賃貸していたので、あわてずのんびり構えていたのですが、これで今後の検討をいよいよ進めなければならなくなりました。
幸いにも商魂たくましい(ここでは褒め言葉)不動産業者K社に、既に動きはじめてもらっています。K社もA社を知っており、コンタクトしてうまくコラボレーションして2者の土地全体の新規活用が実現できればよいですが、全く見通しは不透明です。
まあこのようなケースも不動産ビジネスのリスクだと覚悟しているので、一日も早い賃料欲しさに、あわてて変な賃貸先や無理目な賃貸スキームを選んだり、過大な自己資金拠出を伴ったりしないように検討を進めたいと思います。
またこれから週末毎に本件の打ち合わせがどんどん入ってくるのかと思うと、正直しんどいです。このような状況下のときは、一方で金融商品による資産運用に関しては手間があまりかからず、かつ納得のいく手法を採っていてよかったと思っています。
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