積み立て投資のマイナーチェンジ
インデックス投信を積み立てて早3年と8か月が過ぎました。
WATANKO自身の最近の環境変化と今後を見据えて、積み立て投資の手法をマイナーチェンジしたいと思います。
その背景としてはリスク資産が元本ベースで46百万円まで積み上がり、インデックス投資とはいえ、ちょっとリスクをとりすぎているかもしれない、我が家の総資産に占めるウェイトをちょっと調整する必要があるかなと感じているところにあります。
また以前の記事で紹介したとおり不動産賃貸業での収入減、今後の追加費用の発生などもあり、かと思えば所有する空き物件について新しい賃借先候補がでてきたり(そのうち記事にする予定です。)と収支の変動も予想されます。
そのためリスク金融資産の総資産に占めるウェイトの調整と不動産賃貸業の収支リスクの勘案から、今後は積み立て投資の原資をセーブし、その投入手法もリスク金融資産残高がより利益を生み出しやすい体質になるようにシフトさせていきたいと思います。
具体的には次のとおりです。
①リスク資産の積み立て投資の年間総額を前年の5~6割程度の水準に落とすこと。
つまりは総資産に占める現預金の割合を増やします。
②毎月必ず積み立て投資をするのではなく、積み立て投資先のアセットクラスの評価損益がマイナスの月にだけ積極的にスポット購入を行う。(月内に数回に分けて実施)
②について詳しく述べます。
3年半を超えて積み立て投資を続けてきた結果、元本がそこそこ積み上がったので、毎月の積み立て投資額の購入単価が累計の平均購入単価に与える影響が軽微になってきています。「今月は安値買いができた」といっても、その月に購入した安値単価が平均購入単価に与える影響は1%未満です。
さらには上記①のとおり、積み立て金額の年間総額が従前よりも少なくなることから、平均購入単価に与える影響はより軽微になってきます。
そこで引き下げられた積み立て金額の年間総額を有効に活用するために、リスク資産の利益体質強化に活かす形(平均購入単価の低減に寄与する形)で投資する必要があるのではと考えています。
そのためには毎月一定額を積み立てするのではなく、評価損益がプラスの月は積み立ては一時休止する。(またはごく最小限のみの積み立て額とする。)そして評価損益がマイナスの月は、年間の積み立て原資の1/12に加えて、それまでの浮かした積み立て資金の分を使い多めに買い、平均購入単価を下げることにドライブをかけます。
以上のように全体の資産のうちリスク資産の割合が高まったことについての是正措置および利益体質強化のため、損益マイナス時のみ積み立て購入する仕組みに切り替えたいと思います。(まあ果たしてこれを「積み立て投資」と呼んで良いか疑問もありますが。)
これを続けていくと、何年先かわかりませんが平均購入単価がだいぶ低くなったことにより、多少の相場暴落でも評価損益でプラスをキープできる資産体質になると想定しています。一方で評価損益がマイナスの事態が段々と減るでしょうから、追加投資の機会は減っていくでしょう。まあその時は程度にもよりますが、また順張り積み立て投資も許容していくかもしれません。
なお積み立て対象とするアセットは引き続き日本株式、先進国株式、新興国株式です。それとバランスファンドのセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
さて早速来月ですが、現在、相場はだいぶ回復してきました。黒字転換するか微妙なところです。積み立て投資は継続か、それとも一休みか...。
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