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2011年11月30日 (水)

自動車の動力はまだまだガソリンエンジンで十分②VS.ディーゼルエンジン

(前回からのつづきです)

【ディーゼルエンジン】

それならディーゼルエンジンはどうか。

日本におけるディーゼルエンジンの普及は昔からなかなか進んでいません。私は次の理由によりディーゼルエンジンは今後も普及が進まないと思います。

1.ディーゼルは燃料制御や耐久性の面で同種のガソリン車と比べてコストがかかるエンジンです。とくに現在、日本の自動車市場の売れ筋はコンパクトカーや軽自動車となってきていますが、これらのクラスはシビアな価格競争を行っており、割高なディーゼルエンジンを搭載したら販売台数を伸ばすのは難しいでしょう。

またコストだけでなく騒音・振動の面からみてディーゼルエンジンは上記のような小型車に搭載する排気量の小さいエンジンには不向きです。大型車なら遮音材を沢山詰めたり、大型のモノコック・ボディで振動をおさえたりできますが、小型車ではコストやサイズ上難しいです。

2.軽油とガソリン、さらには燃費の差によって割高なエンジンのコスト差を回収するのは日本においては難しいです。

(1)ガソリンと軽油の値段差は以前よりもかなり縮まっています。20年くらい前は軽油の値段はガソリンの6割程度でした。しかしながら原油価格の高騰の影響で今や軽油はガソリンの9割程度まで値上がっています。もはや軽油はガソリンに比べて極端に割安な燃料とは言えません。

(2)前回HVの説明時にも触れましたが、日本のドライビング環境はストップ&ゴーが多く、ディーゼルエンジンがガソリンエンジンよりも、さらにその効率性をいかんなく発揮できる一定速度以上での巡航状態を多用するという場面は限られています。したがい燃費の伸びも思ったより期待できません。

(3)これもHVのときにふれましたが日本の一般ドライバーの年間走行距離は平均5,000~6,000km程度です。10年乗っても50,000~60,000kmです。これだけの総走行距離では消費する燃料コスト差でガソリンエンジンとの車両価格差を埋められるか疑問です。

3.日本のメーカーではディーゼルエンジンの開発はなかなか進みません。ガソリンエンジンには世界中のメーカーが切磋琢磨しながら技術革新してきた成果が詰まっています。

日本のメーカーのガソリンエンジンも同様ですが、今のところ日本のメーカーの大半は今後ディーゼルエンジンの開発よりもHVやEVのモーター駆動関連部分の開発に研究開発費のかなりを割くでしょう。(日本一、自動車に研究開発費をかけられるトヨタですらディーゼルエンジンに関してはBMWと提携して外部調達する方針です。)

したがいHVはどんどん性能が良くなり、安くなっていくでしょうが、ディーゼルエンジンについてはEVやHVのようなペースで良くなったり安くなったりするとは思えません。

なおディーゼルエンジンは欧州ではガソリンエンジンと同じくらい普及しており、様々な車種があります。日本には正規輸入されていない車種でも、相当コアなクルマ・マニアなら平行輸入という手もあります。しかし費用的には圧倒的に高くつきます。

ちなみにディーゼルエンジンの魅力は私もよくわかっております。あの低速からガバッと立ち上がる豊かなトルクはドライバビリティ抜群です。

大抵のドライバーはエンジン回転数も4,000回転程度までしか回さないのでディーゼルエンジンの回転頭打ちは実質的に気にならないと思います。

しかし日本で乗る場合、経済合理性からみたらディーゼルエンジンを選ぶ意味はかなり低いと考えざるを得ないと思います。

また経済合理性だけでなく、日本のユーザーの間にはディーセルエンジンを振動・騒音が大きく、煤がでる車、仕事向き車であり、ガソリンエンジンの方が高級ではないかとイメージがいまだに根強いと思います。(実は現在のディーゼルエンジンについては、これらイメージの元になっているネガはかなり改善されてきているのですが。)

余談ですが、輸入車ではメルセデスベンツが一部車種でディーゼルエンジンを投入しています。BMWもSUVで導入すると報道されています。

しかしこれをみてこれからはディーゼルの時代だと思うのは早合点です。メルセデスがディーゼル車を販売している車種もBMWが導入を予定している車種も、いずれも同社の商品ラインナップの中でも高額なモデルばかりです。(車両本体価格に8,000~9,000千円もの大金を投じる顧客がどれだけいるでしょうか。)

つまりは割高なエンジンコストが目立たない高級モデルに限定されているわけです。そしてそれらの購買層は高い値段をはらってもディーゼルをあえて選ぶ、マーケティング用語でいうところのパイオニア層にすぎません。車に詳しい一部のスキ者が乗りはじめたからといって、幅広い一般フォロワー層に拡大するとはかぎりません。

もし万が一メルセデスやBMWが自社のC&Dセグメント(BクラスやCクラス、1シリーズや3シリーズ)で一定のディーゼル車のグレードを揃えてきたらかなり本気で普及をねらっているかもしれません。(それでもメルセデスやBMWですから車両本体価格は同クラスの日本車に比べて決して安くはありませんが。)

しかしこれらドイツの輸入車メーカーは日本市場におけるディーゼルの経済性、イメージをよくわかっていると思いますので、メリットは薄いと現在はみているでしょう。現時点でのディーゼルエンジンモデルの導入はあくまで念のための手探り状態か、環境イメージ向上と技術宣伝もかねたアドバルーンにすぎないと思います。

なおディーゼルエンジンによるHVはどうかというと、聡明なる読み手の方々であれば前回と今回の記事内容からおわかりのとおり、動力系としての純粋な評価はともかく、日本においてはマーケティング上、普及はもう全く難しいと思われます。

(つづく)

2011年11月29日 (火)

自動車の動力はまだまだガソリンエンジンで十分①VS.HV

今回は自動車選びにおける動力系の選択についてとりあげます。

結論からいいます。これからマイカーを買い換える方、あるいは新規購入される方、どんな動力系を選ぶべきかについてはまだまだガソリンエンジンで十分です。HVは将来、ガソリン車よりも選ぶべき選択肢として適切になる時期がやってきそうな予感はしますが、現時点ではまだまだです。またディーゼルエンジンは日本では普及の見通しは全くみえません。ましてEVとなると車両コストとインフラを考えるとお話になりません。

ではガソリンエンジン以外に現在市販されている色々な動力系について経済面を中心に簡単に触れてみたいと思います。

【HV】
HV(電気モーターとガソリンエンジンのハイブリッドカー)ですが、目先の燃費ばかり注目されますが、実態としてはガソリン車よりも割高なHVを購入して、その車両の価格差を、日々の燃料代の浮いた分の累計額で解消するのは容易ではありません。

ガソリン車とHVの両方をラインナップしているホンダ・フィットを例に試算してみました。

(Notes)
◆車両にかかわる数値はすべてカタログ記載値です。オプションは一切選んでおりません。
◆比較試算を簡易にするため諸費用・税金は除外しております。しかしHVの車両本体価格については取得税及び重量税の非課税分(エコカー減税)を控除してあります。
◆日本人の年間走行距離の平均は約5,000~6,000kmです。今回は平均ユーザーとして6,000kmのケースと、ヘビーユーザーとして20,000km(マイカーを仕事に使わない場合、このあたりが上限)にて試算しました。
◆ガソリン単価はレギュラー価格140円と設定しています。
◆金額単位は円です。

201111281


フィットは日本で登録者販売台数の1、2位を争うほどの量販車種です。ガソリン車、HVともに量産によるコストダウン効果は目一杯織り込まれていると想定します。

さて比較してみますと、HVはガソリン車との価格差337千円を回収するためには、平均的なユーザーの場合、335,700円÷8,469円=40年かかります。40年間フィット1台を乗り続けますが?非現実的ですよね。

ヘビーユーザーでは335,700円÷28,230円=12年となり、一見なんとか回収できそうですが、毎年20,000km乗るということは12年間で240,000kmです。フィット1台で240,000km乗りつぶせますか?非現実ですよね。

またユーザーのタイプにかかわらず、ガソリン車に比べてHVは乗っているうちにバッテリー廻りに関する修繕維持費が余計にかかる事態も予想されます。ガソリン車よりも修繕維持費がかかるようではもはや車両本体価格の差額回収は全く絶望的でしょう。

余談ですがHVはその構造からしてストップ&ゴーが多用される市街地走行にてその燃費効果をもっとも発揮します。一方で高速道路での巡航走行といったシーンでは電気モーターよりもガソリンエンジンの方が効率がよく、エンジンの方が多用されるため燃費はそれほど延びません。

ガソリンのコストメリットを沢山享受するためには年間走行距離をのばす乗り方が良いのですが、市街地走行だけでは距離が稼げず、高速道路の巡航走行にバンバン使うべきとなります。ところが今度はそうなると上述のとおり燃費は延びません。そしてどこを走るにしてもガソリンのコストメリットを沢山享受しようとして不必要に走行距離を重ねていてはガソリン代の絶対額が嵩んでしまいます。

(つづく)

2011年11月28日 (月)

冬支度の度に被服費を考える

めっきり寒くなってきました。そろそろコートを引っ張り出す頃です。WATANKOが来ているコートは確か12年くらい前にイトーヨーカ堂で9,800円くらいで買った何の変哲もない濃紺というか、ダークパープルのコートです。

WATANKOにとってスーツは勤務先における事務作業着です。靴や鞄も単なる仕事の道具です。最前線で営業をやっていたころも、管理部門で事務仕事に徹している時も常にそうでした。

営業部門にいたころには、

スーツや靴、鞄は雨に濡れて、ぐっしょりな時もしばしばありました。靴や鞄は通勤ラッシュに揉まれていればあっと言う間に擦り傷だらけ。夏の暑い昼間、外を動き廻れば、スーツもワイシャツもネクタイもグッショリ。鞄は重い書類をたくさん詰め込みパンパンでくたびれている。さらには重い資料を入れ続けて、2年で取っ手が傷んで使いモノにならなくなりました。

さらには管理部門では、

デスクワークばかりでスーツファッションを見せつける場面は乏しい。予算や稟議、会議運営や突発資料づくりで右往左往、ときには会社泊まり込みで、ワイシャツもスーツのクシャクシャです。

年がら年中、取引先や自社の役員の前で颯爽とプレゼンばかりしていたり、アフター5のパーティばかり出ているなら話は別かもしれませんが、上述のとおりの働きぶりの私としてはブランドのスーツや高価な靴、鞄などはその効能をあまり発揮しません。むしろスーツは事務作業着であり、むしろ消耗品に近い感覚です。だから量販店モノですませています。

あと、小物類についてもほとんどつけたことがありません。深夜帰宅、早朝家出が慢性化すればネクタイピン、カフスなんかつけたりはずしたりする時間も心もゆとりなし、です。

そうそう、WATANKOの勤務先の同期とか上司をみると、中には袖にカフスが光っている人も少なくないです。時折覗ける袖もとのカフス、かっこいいですね。

こんなメッキものによく数千円以上も金かけるなあと感心しますが。

こうしてみると自分自身の仕事廻りにかかわる被服費は年間で1~2万円くらいしかかかっていません。冬になってコートを引っ張り出すなど重衣料を着始めるころになると、自分は被服費にお金をかけていないな~とつくづく思います。

これも家計支出のメリハリをつけているといわれればそうですが、強制的というよりも自然体でやっています。だれしも興味・関心のないものには金や時間はかけませんからね。

2011年11月27日 (日)

(続)日本株式アセットは一度も黒字化していない

(前回からのつづきです)

前回、日本株式アセットクラスがこれまで一度も黒字化していないと書きました。

リーマンショックの半年以上前からインデックス積み立て投資を続けている個人投資家の皆さんならば、同様の方々が少なくないと推察します。

そうなると、

◆日本株式はこの先もお先真っ暗だ、ポートフォリオのウェイトを引き下げよう。10%かそれ未満で沢山だ...。いっそ全部売却するか。

とか、

◆よっしゃ、株式市場全体が沈没しても個別株を選べば勝機あるかも。砂金探しを始めるで!

などとネガティブマインド加速か、投資手法の改宗か、という心理になってくるのも不思議ではありません。

また日本株式のインデックス投資は報われないという主張も時折見かけます。

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
今後日本株は下落するのに、なぜ日本株式インデックスに投資するのですか?

まだら模様の投資生活
日本株インデックス投資からは撤退すべし

でもWATANKOは日本株式もインデックス投資の対象として継続したいと思います。

市場が成熟している先進国の一つである自国通貨立ての株式市場に対する投資は安定感、情報量、為替などを考慮すれば、全て棄却してしまうほと無価値だとまでは思えません。

また個別株に走るということも、そんなリスクや時間はとれないなと強く感じます。とくに最近のニュースをみてその感を強くしました。

これからもポートフォリオの上限20%程度で日本株式アセットクラスを継続保有していきたいと思います。

2011年11月26日 (土)

日本株式アセットは一度も黒字化していない

【11月25日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 47,374千円
・評価損益   ▲6,938千円
(分配金込み)
・損益率    ▲14.6%

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いろいろとイベントが多くて、ブログ投稿を1週間空けてしまいました...。 さて、


世界の株安の中、日経平均も下落していますね。いつも、「ヤッホー、安く仕入れできる」と自分を鼓舞してはいますが、はてこれまでのところ評価損益率はどうだったのか。WATANKO の日本株式アセットクラスへのインデックス積み立て投資の軌跡を振り返ってみたいと思います。

ただしあいにくなことに当ブログ開設以前のデータは記録が不定期でありかつ集計方法も現在と若干異なるため、2008年2月末以前のデータは割愛しました。

(Notes)
◆金額単位は千円です。
◆日本株式アセットの投信及びETF、FOFに含まれている日本株式分の合算です。

201111261


表をみればわかるとおりブログ開設以来、20か月経過しましたが、その間中、日本株式アセットクラスは一度も黒字化していません。この中に含まれており現在積み立てをしているニッセイ日経225インデックス自体も今夏から赤字化しているという状況です。

先ほど書いたとおり、本ブログを開設する以前の時期のデータも参照してみると、どうやら2008年3月にインデックス投資を開始(WATANKOにとってはリスク金融商品による資産運用開始と同義)して以来、日本株式アセットのみが一度も評価損益がプラスになっていない模様です。

中身を分解してみると、リーマンショック勃発までに日本株式クラスが元本ベースで3,900千円まで積みあがっており、これがリーマンショック以降、3割程度の評価損ダメージをくらいました。これが今でも評価損益を引き下げている主因となっています。

その後、STAM、ニッセイ日経225とコツコツ積み立て先を切り替えて継続し、時には安値買い(といえば聞こえがよいですが、要するに一時的な下落に直面)もしてきました。一時はSTAMとニッセイでは累積で5%程度の評価益がでていた時期もありました。

これらの集合体である私の日本株式アセットクラスですが、2010年4月あたりで、イイ感じに浮上し、いよいよ初の黒字化かと期待してきたところ、「グリーグ・インフェルノ」勃発で、再び長く暗いトンネルに突入し、現在にいたっております。

(つづく)

2011年11月19日 (土)

Intermission 2011/11/19

【11月18日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 46,964千円
・評価損益   ▲5,360千円
(分配金込み)
・損益率    ▲11.4%

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今年の積み立て投資もあと2か月分、先月はちょっと逡巡があり月間積み立て投資額を少なくしていましましが、相場下落はまだまだ続いております。イタリアやスペイン、キプロスあたりはどうなってしまうのでしょうか。世界同時不況第2幕が果たして開演するでしょうか。

↑こんなこと、ただの素人個人投資家にはわかりませんし、どうすることもできませので、とりあえず安値が続くから仕込みを続けるだけであります。(脳天気)

今月はちょっと前向き気分で合計500千円を以下のお馴染み国内外株式インデックス投信に突っ込んでいる最中です。

*ニッセイ日経225インデックス
*CMAM外国株式インデックス
*eMAXIS新興国株式インデックス

なお月内時間分散投資ということで、複数回に分けて購入中です。しかし気のせいか、約定日の翌日の基準価額は約定した購入価額よりも必ず下がるというケースを味わっております。

なかなかベスト・バイは難しいものです。それでもこれまでの平均購入単価よりは1割前後安く買っておりますので、まあいいかなというところです。

2011年11月17日 (木)

不動産投資にも“パッシブ”運用がある

【11月15日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 46,964千円
・評価損益   ▲4,241千円
(分配金込み)
・損益率    ▲9.0%

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投資信託の商品はアクティブ投信とパッシブ(インデックス)投信の2つに大別されるとありますが、不動産投資においても“アクティブ”運用と“パッシブ”運用に分けられるのではないかと考えます。

ここでWATANKOが考えるそれぞれの定義は以下です。

【アクティブ運用】
自ら自己資金及び借入金で他者の土地・物件を購入し、賃料収入を利回りととらえて、不動産物件をあくまで単なる金融商品のひとつとして所有する。不要になれば売却する(ずっと維持するケースもあり)。個々の物件に思い入れもない。自らが不動産の購入、賃貸、売却など一連の行動について詳しく学び、空室リスクや物件減耗リスクと向き合いながら収益を獲得しようとする。
巷にて色々と喧伝されたり、本屋の資産運用コーナーにてノウハウ本が積まれているのは、上記のようなアクティブ運用を対象としているケースが多いようです。

【パッシブ運用】
自らが既にもつ土地・物件を賃貸して収入を得る。既に特定の不動産をもっていることが前提であり、その取得費用はほぼ無視できる。建物を自らが建てて賃貸することもある。賃料収入の目的は相続税対策というスポット事情であったり、せめて当該不動産にかかる固定資産税の回収だけでも良いという志向であったりする。賃貸ビジネスそのものについては、全くの素人感覚で賃貸先と直接取引してたり、あるいは仲介する不動産業者に全く任せっぱなしというケースが多い。
一言でいえば、既に不動産を持っているから、それを活かすという範囲内で、賃貸ビジネスを(少し大げさに言えば)「仕方なく、ほどほどに」手がけているということです。

アクティブ運用者は縁もゆかりもない不動産を、金儲けをためのビークルとして取得し、回転させ、頃合いをみて売却する。取得時には多額の資金が必要。回転(賃貸)が思うようにいかない展開、売却時期や金額が思惑通りにすすまない等、WATANKOからみればリスクがビッグマックのように何層も積み重なっているように思えます。

アクティブ運用がうまくいく要件は、

*魅力的な物件をいかに探し出すか。
*それをなるべく安価に取得できるか。
*稼働率の維持や損耗の抑制に対する打ち手をいかに講じるか
*最後は希望水準以上でいかに売り抜けるか。

となっており、これらを全て実現させるためには金融商品による運用や、そのために必要な知識の取得などよりもはるかに大変なマンパワーがかかると思います。

これに対してパッシブ運用者はもっと気楽なスタンスです。

繰り返しますが既に所有している土地・物件に限定しているため、取得にかかる費用はありません。ただし賃貸用建物を自分で建てれば割高ともいえる初期投資がかかり、土地+建物(一定の減価償却済みで割安ケースが多いか)で購入するアクティブ運用よりも不利な場合がありますが。

また売却についてもいつまでに必ず実施しなければならないというプレッシャーはありません。

よってもってパッシブ運用は不動産賃貸ビジネスといっても比較的のんびりと余裕をもって、寛容な面持ちですすめられることができます。

さて、当のWATANKOもまたパッシブ運用者のひとりであります。もしアクティブ運用であれば、それをもとにしたブログを開設していたかもしれませんが、所詮パッシブですから、独立した別ブログにするほどもないと考えて、このブログにてついでに記事を掲載しています。

勿論、アクティブ運用同様、稼働率の維持や、損耗率の抑制に気をつける必要はありますし、時には契約トラブルも発生するでしょう。パッシブ運用でもそれら課題のために一定のマンパワーがかかってきます。WATANKO自身もこれを経験しており、一定の勉強は必要でしょう。(特に賃貸契約関連)

本ブログにおける不動産賃貸ビジネスの記事がたとえ失敗談・苦労話が連続する内容であっても、私と同様、不動産のパッシブ運用をされる(余儀なくされている)方々にとって、少しでも参考となれば幸いです。

2011年11月15日 (火)

エンディングノートではなく引継書を書きたい【Refrain 2011】

エンディングノートといわれている書類があります。自分に万が一のことがあったときのために書き残しておくノートです。書き残す内容には多岐にわたっており以下サイト記事などが参考になるでしょう。

エンディングノートの書き方


エンディングノートについては自分も書きたいと思いますが、その内容は自分がもつ財産の目録や権利関係、相続や処分方法に関するリコメンド、家族や親族に関する記録、自分の葬儀や介護に関する要望など金銭が絡む事柄に絞って書きとめようと考えています。

私の場合、自分のケーススタディから、そう強く思っている次第です。

私の父はわずか3年足らずの間にあっという間に認知症が進み、体が衰弱し、自宅介護サービス→特別養護老人ホーム通い→老人保健施設(寝たきり、胃ろう状態)→病院(長期入院)と介護のほぼフルコースをたどり亡くなりました。元気だった父が、まるで生きるエナジーが尽きたかのように、みるみる衰えていきました。認知症が目立ってきたなあと思ったとたん、まともな会話も成立しなくなりました。

そのような状態でしたので、父から家の財産のことをしっかりと聞いておく機会を完全に逸してしまいました。母は家の管財についてはほとんど父にまかせっきりでしたので、預金口座の有無も知らない状態です。

幸いにして、認知症が酷くなる前年くらいから父の確定申告を私が代わりに処理するようになった(といっても従前から確定申告をお願いしていた税理士とのやり取りを父の代わりにするという役割にしか過ぎませんが)ので不動産や預貯金についてはある程度把握していました。しかしながら、不動産に関しては一部の権利書等書類が見当たらなかったり、預貯金については様々な普通口座がいくつもあったり、(おそらく)金融機関の窓口に進められるままに預けた定期預金がいくつもゴロゴロしていました。

普通口座や定期預金はどんどん解約して整理・集約したのですが、不動産についてはいまだに一部書類が見つからずお手上げな状態です。

「おとうちゃん、勘弁してくれよ。○○って一体どうなっているんかいな」と仏壇に向かい線香をあげながら、そっとぼやいたこともありました。

このような親の財産情報の欠落によって、子供が面倒を被るという事態を身をもって体験した以上、自分の子供たちには同じような面倒をかけたくないと強く思っています。
自分の死後の未来において子供たち自身が財産を活用したいと思ったとき、あるいは処分したいと思ったときに、少しでも円滑にできるように配慮しておく必要があると痛感しています。

したがい、エンディングノートという自分本位の記録というよりも、自分が受け継いできたものを子供たちに引き渡す、引き継ぎ書という性格の書類として書き残したいと考えています。

それと、いまだ親が健在な方々にリコメンドなのですが、親がピンシャンしているうちに資産・負債内訳やいざというときの処分方法をヒアリングできるとよいです。しかしながら、これも心理的に難しいところです。「認知症になったり、亡くなった時を想定して私が困るから今のうちに教えてくれと」親に依頼するのですから。

その引継書ですが、1年前までは半分近くくらいまでは執筆したのですが、以降止まっています。その最大の理由はこのブログを始めたために、引継書を執筆する時間がなかなかとれないからという、なんとも情けない言い訳めいたものでした。

【2011/11/15追記】現在もエンディングノートは執筆中です。正確にいえば執筆が止まっています。残り半分を早く書き上げて、原稿トータルを2回くらい推敲していきたいのですがまとまった時間が中々とれません。(単なる言い訳)

2011年11月14日 (月)

田舎暮らしは早期リタイアを誘発する【Refrain 2011】

都会での暮らしは交通機関が発達していたり、様々な商業施設やイベントがあり、AKB48のコンサートへも行きやすくと、何かと利便性が優れています。

しかしWATANKOは自然に近いところでの生活が性にあっているとしみじみ感じます。私も大学に入ってから以降20年弱は都会で暮らしていました。若い時には、上にあげたような利便性の高い都会の暮らしがとても快適で魅力的でした。

しかし今は自然に近いところでの暮らしにとても満足しています。通勤片道2時間半をかけるだけのバリューがあるなと感じています。

春から夏はかけては、草木が燃ゆる季節で、動物、植物の躍動が伝わってきます。田畑は瑞々しくなります。夜になれば生き物の鳴き声が大合唱。建物や機械などの人工物が発した熱を、自然が一晩かけて冷ましてくれます。

秋から冬にかけては、素晴らしい空模様と乾いた空気が快適な毎日をもたらします。いろいろなものが熟して実りの豊潤さを見せつけてくれます。空気は澄んできて生き物は眠りに入るため、夜は驚くほど静寂です。

そして一年中、夜の星空がきれいなこと。子供の頃に見た時と同じように、今も北斗七星、カシオペア座、オリオン座がすぐわかります。そして私の住む街は結構霧深いので夜半から明け方にかけては幻想的な体験もできます。

また私の住む街では自然だけでなく普段の文明生活にも特段の支障はありません。市内および隣接市には商業施設も大病院も複数あります。

道路も空いており、痛みも少なく、クネクネ道も多いため、自動車を走らせてもとても気持ちがいいです。特にオープンカーなんか最高です。

はやくこの環境で24時間暮らせる生活をおくりたいものです。

最近は夜10時~12時ころ、勤務先から帰宅して夜空を見上げるたびにそう思います。

【2011/11/14追記】都会暮らし+車無し+人工的な娯楽を楽しむライフスタイル、田舎暮らし+車で行動+自然を楽しむライフスタイルといろいろあるものです。
ですがWATANKOは田舎育ちなのでコンクリート、アスファルトその他人工物だらけの街での暮らしはちっとも豊かには思えません。

2011年11月13日 (日)

出口戦略を考える【Refrain2011】

私はインデックス投資による資産運用期間を20年間と設定してスタートさせました。
しかしはたして20年間を待たずに自分の意志とは裏腹に思いもかけない資金需要が生じて計画中断、資産運用方針の大転換、はたまた予想外に運用成果がでてもう十分、といった事態になるやもしれません。

いつ終わりをみるか確定してはおりませんが、その時の出口戦略を考えておく必要はあるでしょう。
一つのファンドあたり数千万円の保有残高になり、それがいくつかある場合、どういう出口戦略をとるべきか。

案1)一括全面撤退

全てを売却して、リスク資産による運用から一端足を洗う。かなりの申告分離納税額になりそうですが、(おそらく)無分配投信ばかりで運用させてもらったので、潔く税金払いましょう。
いくら悠々自適の生活を送るとはいえ、全額すべての資金をすぐ使うわけではありませんが、利益確定がなにより大事という考え方です。

この場合、すぐ使わない資金の運用は国債にでもラダー投資しておきますかね。もちろん定期預金も一応チェックしますが。

それと一旦売却後は、日本株式がドン底と思えるときだけ、1306を50百万円くらいガバチョと買って数ヶ月で数%の値上がり益をゲットする小技を連発するとかもいいかもしれません。

案2)定期取り崩しによる撤退

年間の資金需要に応じて、毎年・毎月に定期的に保有資産を売却して撤退です。すぐ使わない資産は、ギリギリまで運用しておくわけです。リスク資産は毎年残高が減り、トータルとしてリスクが減りますが、一方で最後までしぶとくインデックス投資を続けるわけです。それでも70歳くらいまでには全額取り崩しするでしょうね。

定期取り崩しですが、ドルコスト積立の反対をいけば、毎月定額売却でしょうか。定口なら毎月きっちりできそうだけど、売却額が毎回変動して消費に差し障りがありそうなので、やはり定額取り崩しでしょうか。
基準価額が高い時には少ない口数で定額に達する。バリュー高い時にはそういう投信の口数は減らさない。基準価額が低い時には多くの口数で定額に達する。価値が薄い商品はどんどん口数減らしてかまわない。という解釈でしょうかね。うーん、これで果たしてよいのだろうか?

よく考えてみると案2は危険な感じもします。残高が目減りしていく中で、おもわぬ大暴落に直面することも考えられるからです。そうなるとトータルリターンは大きく棄損してしまいますが、一方で暴落前に一部を現金化できたということは、その分は被害を回避できたともいえます。(この考えの究極が毎月分配型投信か?ホントか?)

損得については今一度熟考が必要です。(あんまり考えていると、何時まで経ってもブログ記事にできないですけど...)

出口戦略についてはまだ考え始めたばかりであり、なかなかアイデアが揃いません。

もしインデックス投資がメジャーになった暁には、インデックス投資本にもこういった出口戦略の記載があってもよいかもしれません。(ははは...ないかな)

【2011/11/13追記】

本記事投稿後、さらに定率取り崩しという考え方があること知りました。その比率は何かの記事で毎年の資産残高の4%ずつ取り崩すと書かれていたような...。一括、定額、定率、あるいは必要に応じてと色々な出口がありますが、まあ諸先輩ブロガーの方々の20年後?の事例も参考にしながら、これからも考えていきたいと思います。

2011年11月12日 (土)

資産を増やすのではなく、蓄えることが大事【Refrain 2011】

WATANKOはリスク金融商品による投資を始めて3年と9か月、この駄ブログも1年と9か月目続けてきましたが、昨年の投稿記事の中から、自分自身の投資についての考え方を割としっくりと語ることができたといえるいくつかの記事を、何日かにわけて再紹介したいと思います。(なお初回掲載記事に対して多少追記・修正してあります。)

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資産運用の書籍・雑誌などで流布されている各アセットの期待リターンって、これからも信じてよいのでしょうか?

たとえば株式のリターンって5%~7%だとか本当に期待できるのでしょうか?ETFの分配金実績をみると、インカムゲインではいいとこ2%ってな感じがします。差分はキャピタルゲインなのでしょうが、基準価額のボラティリティを思えば、期待リターンというよりも願望リターンという印象がしてきます。

さらには為替変動で年間プラスマイナス10%+の変動が追加されるとなれば、もはや期待リターンの獲得はギャンブルの様相すら漂いかねません。

この問いに対する答えは、自分で実体験するしかありません。せめて5年くらいインデックス投資を実践してみて事実を知りたいと思います。それでも5年間の結果が真実かどうか検証する術は持ち得ませんが。

それに資産運用で大切なことは「資産を増やす」ことではなく「資産を蓄える」ことではないかと思っています。

元本を積み立てて使わずに運用する。その結果、いくばくか元本を割り込むことはあるかもしれませんが、それでも一定の貯蓄は達成できます。あるいは積み立てた元本を使わずに我慢していれば、ますます増やすことができてハッピーライフを送れるかもしれません。「資産を蓄える」ためのインセンティブとして「増やせるかもしれない」があるのではないかと捉えています。

例えば12,000千円に増えることを目指して10,000千円を積み立てたとします。最終的には12,000千円になれば万々歳です。でも不幸にして8,000千円におわってしまっても12,000千円目指して蓄えたから8,000千円になったのであり、もし12,000千円を目指して元本の10,000千円を貯めようとしなかったら、ルーズになって5,000千円しか貯まらない(そしてほとんど利率のつかない預貯金にしたためリターンも極少ない)結果に終わったかもしれません。

このくらいの謙虚さをもってインデックス投資を忍耐強く続けた結果、10,000千円が15,000千円になったら、それこそ望外ではないでしょうか。

そこまでの元本を自分で蓄えられたことをまずは称えたいと思います。

2011年11月10日 (木)

eMAXISのバランスファンドに迷う

三菱UFJ投信がeMAXISのバランスファンド(8資産均等型/波乗り型)の販売を発表して以来、これがWATANKOにとってとても気になる商品となっています。

<理由1>基本4資産だけでなく、新興国もREITもカバーしているほぼ完璧な幕の内弁当ぶり。総合的に見て現状で分散投資としてこれに勝るインデックス型のバランスファンドは他にありません。(多分)

中には日本株式や先進国債券に懐疑的な人もいるかもしれませんが大丈夫、8資産均等型なら12.8%しか混じっておりません。

<理由2>信託報酬0.525%は廉価。もう少し安いと言うことなし(まあキリがありませんが)ですが、十分に安いです。

アセット構成にもよるでしょうが、ひょっとして0.5%あたりがバランスファンドの信託報酬の限界水準かもしれません。(と勝手に予想。)

自分のオリジナル・ポートフォリオに対して、この2商品が優れた結果を出せるか否か、サンプリング積み立て投資してみたい衝動に駆られます。

もしこの2商品と自分のポートフォリオのパフォーマンスが大差なければ手間がかからない分だけ2商品の方が自分にとって資産運用に向いていることになります。5年間くらいかけてその実証実験をやってみたい気になってきます。

しかし一晩経って冷静に考えると、これ以上保有商品を増やすのも、果たして如何なものか。これまで積み立て投資してきたセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドもあることだし、しばらくは様子見とすることにしました。

それにしても気になるeMAXISのバランスファンド。これからインデックス投資を始める友人知人がいたらお勧めとまではいきません(自分で買ってもおらず、将来の動向もわかないため個別商品の「推奨」はしない主義です)が、紹介くらいは是非したい商品です。

2011年11月 8日 (火)

日本企業の経営なんてバンカーで十分?

WATANKOの上司(株式投資大好き・優待大好き)は大体一日一問、部下たちに雑談ともとれる質問を投げかけてきます。

ある日のこと、その上司が「日本企業の社長って銀行からきた役員でもできるのかな?」と藪から棒に聞いてきました。

WATANKOの向かいに座る30代の有能中堅社員君は「できませんよ。社長は本業がよくわかっていて、プロパー社員からも認知されている生え抜きでないとできません。」と回答。

これに対して、WTANAKOは少し考えて「あー、多くの日本企業では銀行出身の役員でも社長はそこそこ務まるでしょう~。」と気楽に回答しました。

有能中堅社員君のいうことは全くごもっともであり、多くのサラリーマンがそう思うかもしれません。これに対して私は私なりに現実の皮膚感覚をもとに、皮肉もこめて上記の回答をしました。

日本はかつて時折、「経済一流、政治三流」と揶揄されてきました。今はもう「経済一流」も相当怪しいかもしれませんが...これを企業に当てはめてWATANKO流に言えば、「財務一流、経営三流」といえるかもしれません。

日本の大企業の多くはかつてあった雇用、設備、債務の3つの過剰を克服?し、今やバランスシートは流動性、安全性からみれば健康体そのものです。

一方で内部留保を有効な再投資に振り向けることがなかなかできず(決断できない)ひたすらカネ余り状態。だから株主から増配しろとか自社株買いしろとか言われる始末です。

それでも日本の企業の経営はなんとか廻っており、国内外の厄災や円高にもめげず着実な収益を積んでいるところが多いです。

そんな時代に収益獲得において大事なことのひとつ(全てではありません)は大きな穴をあけないこと、利益悪化のリスクをとらないことだと考えます。リスクを取るときは社内審査の関門をいくつもパスした岩盤案件のみとすることです。他にも一方で固定費を削って損益分岐点を引き下げる、経営資源の回転率や稼働率をひたすら高く維持するなどといった財務目線、管理部門目線、テクノクラート目線がともかくも必須となります。

銀行出身の役員は、いうまでもありませんがこのあたりの能力は非常に長けています。

また生え抜き役員は本業が良くわかっている、プロパー社員からの信頼度が高いなどを背景に社長に選ばれることが多いでしょうが、多くの生え抜き役員は銀行出身の役員と比較して、経営者としての資質にボラティリティが大きいと感じます。

銀行出身の社長は誰でもいつも手堅く70点経営ができるのに対して、生え抜き社長の中には90点もいれば30点もいるという感じです。

銀行出身の役員は経営能力のボラティリティが少なく、安定感は抜群と思います。

勿論、銀行から送り込まれてくる人材の全てがすばらしいというわけではありません。しかしWATANKOの勤務先ではこれら人材のうち、最初から役員としてきたレベルの人達は慧眼をもった人達ばかりでした。社内のしがらみもない。時には理だけでなく情もわかる。思い切りもよい。時には他の役員に対する諫言も出てくる。etc

もし日本企業では生え抜き役員たちがイケイケドンドンばかり、流行だからと言って新分野に無謀な戦いを挑むドリーマー、派閥の大将でポストをちらつかせてイエスマンばかり集めているなどといったベクトルをもつケースが多かったら、むしろ銀行出身の役員に経営を委ねた方が失敗は少ないかもしれません。

実のところ本業の直接的なマネジメントについてはある程度の規模と歴史、人材がそろっている日本企業の場合なら、

*ごく一部のスーパースターによって劣勢をひっくり返す。

*部分最適かもしれませんが目の前に立ちはだかった障害を乗り越えてしまう優秀な現場がある。

*個別地域や個別事業部門など限定された戦場ならばよいパフォーマンスを引き出す指揮官がいる。

などなどの集合体により現状+αのオペレーションでなら経営者不在でもやっていけるように思えます。

そこで大抵の日本企業の経営者は企業の統治(ガバナンス)やリスク管理させ効かせられるようになれば良いとなってきます。

なんだか日本企業すべての経営をみてきたような口ぶりで述べてしまい僭越ではありますが「日本企業では生え抜き経営者なんて、うまく企業経営できるかどうか当たり外れが大きいのだから大抵の場合、銀行出身の役員に任せた方が無難じゃね」というのが冒頭の上司への回答の根底にある想いでした。

2011年11月 6日 (日)

<追記>“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2011”に投票しました。

【11月4日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 46,814千円
・評価損益   ▲3,300千円
(分配金込み)
・損益率    ▲7.0%

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(前回のつづきです。)

余談として、この企画について、全くの部外者ではありますが、私の意見をひとつ追加で述べさせてもらいたいと思います。

この企画に投票するブロガーの皆さんの中に、実際には自分で買いもしないファンドを選んで投票をする人がいたとしたら大変残念な話だと私は思います。

「今年話題になったのはやっぱりAAAファンドだよね。でもBBBファンドもまあまあ注目を浴びたからAAAに3ポイント、BBBに2ポイントかな。でも自分としては実際には別のファンド買っています。だってXXリスクが怖いから。シャープレシオが低いから云々...」などという評論家的投票が多かったら、この企画投票の結果は、個人投資家が真に欲しいファンドを表したものではなく、単に「今年の話題ファンド賞」に成り下がってしまうと思います。

リスクを受け入れつつ、それでも資産を増やすために毎月の稼ぎから節約して手残りさせた資金を使って真剣に購入しているファンドこそが、自分にとって投票する資格を備えたファンドでありえると考えます。

たとえば昨年1位をとったSTAMグローバル株式インデックスオープンですが、このファンドに投票した人が、実際にはもっと信託報酬が安いCMAM外国株式インデックスをシコシコ積み立て投資していたら、STAMの1位獲得がとても白々しく、空虚なものであると感じでしまうのは私だけでしょうか。

身銭を切って買う気のないファンドに投票した結果の集計をみて、そこに果たして投票者の真剣なメッセージが含まれているでしょうか。

WATANKOの投票候補となる投信は常に、自らの手金を投じて買っているものです。これは絶対はずしません。

その上で、前回説明のとおり、1日悩んで1つ投信を選びました。自分の基準に照らしてより優れた後発商品が発売されない限り、この投信を10百万円から20百万円くらいは購入する予定で考えています。それくらい突っ込む投信です。

2011年11月 5日 (土)

“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2011”に投票しました。

インデックス投資家には毎度おなじみの「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」のシーズンが今年もやってきました。

既にインデックス個人投資家の皆さんが競うように投票を自身のブログ上で表明しております。

WATANKOも昨年、当ブログを開設したため、それにあわせて上記の企画についても昨年初めて投稿しました。

昨年の初投票後に感じた反省点をふまえて、今年もまた投票者一人当たりに割り当てられている5ポイントを用いて投票したいと思います。

昨年の投票を振り返ってみると、WATANKOは5つの投信に1ポイントずつを投じました。それぞれの投信に1ポイントを投じる意義を自分なりに見出しており、それはそれで満足ある投票行動であったと当初は感じていました。

しかし少し時間がたってみると、5つの投信に1ポイントずつ割り振る投票という自分の昨年の投票行動は、ともするといくつもの意志を混ぜあわせた無難な総論、総花的な主張、そこには個人の強いメッセージ性が表現されていないという行動ではなかったかと反省するようになりました。

一人に与えられたポイントは5です。これをあれもいい、これもいいと分散投票するよりも、自分が投資信託に求めている一番重要なメッセージができるかぎり伝わる投票行動にするべきだと考えるようになりました。

そのために自分が一番投資信託に求めているものをできるだけ具現化している投信を1本選び、そこに5ポイントすべてを割り当て投票することによって、WATANKO個人の主張を投票結果に最大限反映することにしました。(ちょっとおおげさ)

その肝心の投信ですが、候補は3本あり、丸1日悩んだ結果、選んだ1本に絞り、それに5ポイント投票しました。

選んだ投信とその理由については、この企画の投票締め切り後にブログ記事にしたいと思います。

(つづく)

2011年11月 3日 (木)

(続)2011年10月末運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。

201110313


さらに「my index(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに期待リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*期待リターン   4.4% (4.6%)
*リスク       16.3%(15.9%)
*シャープレシオ  0.27 (0.29)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*購入元本総額  46,664千円(46,304千円)
*評価損益    ▲2,704千円(▲6,530千円)
*運用期間     44か月(43か月)
*元本平均残高  30,364千円(29,985千円)
*平均年間利回り ▲5.1%(▲6.1%)

また投信だけのものも作ってみました。

201110314


<概況>

10月は月中では評価損益が▲10%程度まで下落しましたが、月末にやや戻して上述のとおり損失は前月末からやや減少しています。

しかしながら28本のインデックス投信ならびにETFのうち、いまだに21本が赤字となっています。

最近いよいよ黒字転換になりそうな予感ですが、以前記事にあげたとおり、マイナーチェンジした投資手法によれば、評価損益がプラスのアセットの場合、積み立て投資は一時休止です。

あわてずじっくりと平均購入単価の引き下げを狙っていきたいと思います。

2011年11月 2日 (水)

2011年10月末運用状況

インデックス投資を始めて3年と8か月経過しました。10月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは79.09円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆日本債券クラスへの投資はSBI資産設計オープン(すご6)とセゾン・グローバル・バランスファンドに含まれている部分のみです。
◆評価記号の内容は以下です。

◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201110311


さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

201110312


(つづく)

2011年11月 1日 (火)

自動車の色選び-経験則と一部主観

【10月28日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 46,664千円
・評価損益   ▲2,945千円
(分配金込み)
・損益率    ▲6.3%

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今回は自動車選びにおける色にまつわるネタをいくつか紹介します。これまで家族分も含めて12台所有してきた自己の経験と自動車ディーラー、知り合いの中古車屋さん、修理業者さんからの伝聞を総合した経験則&一部主観です。

1.デザインが気にいった車は明るい色、そうでない車は暗い色をえらぶ。

デザインが気に入ったモデルを選ぶ場合には、ディテールも含めてデザインの特徴がはっきりをよく見える明るい色を選ぶべきです。フェンダーの盛り上がりなどが美しく映えます。

一方でデザインはそう好きでもない、もしくは一部気に入らないところがあるけれど、パッケージや機能、予算その他諸事情で選んだモデルの場合、暗い色を選んだ方がデザインがかえって目立ちません。

2.黒でカッコよく見えない車はデザインがかなりダメ。

上記1とも関連しますが、黒を選べば大抵の車は無難にカッコ良く見えます。不味いディテールがあっても埋没します。ただしボディを綺麗に保っていないとかえってダメですが。黒ですらカッコ良く見えない車はデザイン的にはかなりダメといえます。

参考事例として、セクハラ覚悟でいわせてもらえば、黒い下着をつけた女性は皆セクシー...。(...参考になりませんね。)

3.赤・黄は褪色が目立つ。

青空駐車の場合、紫外線を24時間、365日浴び続けます。そのような環境下で赤や黄を選ぶと3年もしないうちに色褪せてきて、古ぼけた印象がでてきます。洗車やボディコーティングにそれなりの費用と労力をかければ新車時の色あいを結構維持できますが、そこまで車好きでない人はカタログや店頭の新車をみただけで赤色や黄色を選ばない方が無難です。

安さが売りの中古車屋の店頭に並んでいる車や大型商業施設などでみかける5年落ち程度の車の中で赤・黄の車をそれ以外の色と見比べてください。全部が全部とはいいませんが褪色が明らかなものが多いです。

4.板金塗装修理の場合、一番色合わせが難しいのはシルバー。次が赤や白。

シルバーは非常に微妙な色合いなので、板金塗装屋泣かせです。後で同じ色を塗ろうとしても至難です。

この色合わせに関してはさらに難しい要素として、対象車の塗装の劣化状態に合わせなければならないこともあげられます。適度に褪色した色具合に合わせて塗装しなければなりません。とくに上記3であげた赤のようなビビット・カラーは大変です。また白のような単色系カラーも単色故に違いが出やすいです。

さらにいえば板金塗装修理時には塗装箇所とそれ以外の箇所の色合わせが比較的うまくいったとしても、その後の経年劣化に違いが発生し、数年後は明らかに色合いが変わってきてしまうケースも少なくありません。

色合わせが比較的無難にいけるのは、濃い色ですね。濃紺などはかなり人間の目をごまかせます。

5.汚れが目立ちにくいのはシルバー~ガンメタ系

雨染み汚れは論外として、黒や濃紺はちょっとした埃でもすぐ汚れとして目立ちます。ボディが粉をふいたような状態になります。また白も汚れが目立ちます。濃い色なら目立たないどころか気が付かない汚れであっても白の場合、すぐにわかります。見えなくてもよい鉄粉やピッチ、虫の死骸系などの汚れもよーく見えてしまいます。

土埃、油脂系汚れその他がついても比較的パッと見わかりにくいのはシルバー~ガンメタ系です。ただ個人的には色合いとしては面白味にやや欠ける色ではありますが。

6.視認性と取り回し安さを考えれば明るい色が良い。

白なら運転席からみて自車のフロントフェンダーやボンネットと道路の区別が瞬時につきます。しかし濃い色、とくにガンメタ系はアスファルト道路との区別がつきにくいです。バックや駐車の時も明るい色はそれ自体がまるで発光しているかのように視認性が高く、周囲との距離感もつかみやすいです。

7.デザインが良い車の場合、自然と似合う色が豊富にある。

デザインが良い車の場合、いろいろな色のどれもが良く似合うということが多いです。だから良いデザインの車を選んだ時は、色選びにかなり迷うことが少なくありません。

逆にデザインがイマイチな車の場合、どの色を選んでもやはりイマイチです。黒しか選べないかもしれません。

なお自動車の色選びは、屋外のお日様の下で色々な色の実車を見比べることをお勧めします。カタログだけではわからない色あいを確かめることができます。新車ディーラーに色々な色の展示車・在庫車がないときにはディーラー系中古車販売場や大型中古車販売場を覗くとよいでしょう。

8.樹脂パーツやメッキは劣化が目立つので覚悟が必要。

バンパーやタイヤハウス周りにグレーの樹脂パーツをつけている車種があります。SUV系やコンパクトカーなどで多いです。樹脂パーツは数年経つと白っぽく色褪せてくるか、波乗り模様がついて劣化状態になります。せっかく他の塗装部分を綺麗に保っていても、樹脂パーツの劣化を防止するのは青空駐車ではほぼ不可能です。

またメッキも水垢や汚れの固着、雑な洗車による摩耗により艶がなくなり、光沢が剥げ落ちた状態になるケースが多いです。樹脂パーツやメッキを多用している車を買う場合、覚悟が必要です。(3年程度で乗り換えるなら構わないかもしれませんが)

以上、勝手にいろいろ書きましたが、上にあげたいろいろな色がもつ劣化のデメリットをほぼ全て解消してくれる手段があります。それは周囲を囲まれた屋根付き駐車場にて保管することです。これにより外部の汚れ付着や紫外線による塗装へのダメージをほとんど排除できます。

最後に余談です。

自動車メーカーでは最近、コスト削減のせいか、かなり販売台数が見込める車種でないかぎり、ボディカラーのラインナップが絞り込まれているケースが目立ちます。その場合、ラインナップされている色は白、シルバー、黒、青(または濃紺)、それとそのモデルのイメージカラーくらいです。もっと鮮やかで素敵な良い色あいの中間色が揃っていると面白いのですが。

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