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2011年11月 8日 (火)

日本企業の経営なんてバンカーで十分?

WATANKOの上司(株式投資大好き・優待大好き)は大体一日一問、部下たちに雑談ともとれる質問を投げかけてきます。

ある日のこと、その上司が「日本企業の社長って銀行からきた役員でもできるのかな?」と藪から棒に聞いてきました。

WATANKOの向かいに座る30代の有能中堅社員君は「できませんよ。社長は本業がよくわかっていて、プロパー社員からも認知されている生え抜きでないとできません。」と回答。

これに対して、WTANAKOは少し考えて「あー、多くの日本企業では銀行出身の役員でも社長はそこそこ務まるでしょう~。」と気楽に回答しました。

有能中堅社員君のいうことは全くごもっともであり、多くのサラリーマンがそう思うかもしれません。これに対して私は私なりに現実の皮膚感覚をもとに、皮肉もこめて上記の回答をしました。

日本はかつて時折、「経済一流、政治三流」と揶揄されてきました。今はもう「経済一流」も相当怪しいかもしれませんが...これを企業に当てはめてWATANKO流に言えば、「財務一流、経営三流」といえるかもしれません。

日本の大企業の多くはかつてあった雇用、設備、債務の3つの過剰を克服?し、今やバランスシートは流動性、安全性からみれば健康体そのものです。

一方で内部留保を有効な再投資に振り向けることがなかなかできず(決断できない)ひたすらカネ余り状態。だから株主から増配しろとか自社株買いしろとか言われる始末です。

それでも日本の企業の経営はなんとか廻っており、国内外の厄災や円高にもめげず着実な収益を積んでいるところが多いです。

そんな時代に収益獲得において大事なことのひとつ(全てではありません)は大きな穴をあけないこと、利益悪化のリスクをとらないことだと考えます。リスクを取るときは社内審査の関門をいくつもパスした岩盤案件のみとすることです。他にも一方で固定費を削って損益分岐点を引き下げる、経営資源の回転率や稼働率をひたすら高く維持するなどといった財務目線、管理部門目線、テクノクラート目線がともかくも必須となります。

銀行出身の役員は、いうまでもありませんがこのあたりの能力は非常に長けています。

また生え抜き役員は本業が良くわかっている、プロパー社員からの信頼度が高いなどを背景に社長に選ばれることが多いでしょうが、多くの生え抜き役員は銀行出身の役員と比較して、経営者としての資質にボラティリティが大きいと感じます。

銀行出身の社長は誰でもいつも手堅く70点経営ができるのに対して、生え抜き社長の中には90点もいれば30点もいるという感じです。

銀行出身の役員は経営能力のボラティリティが少なく、安定感は抜群と思います。

勿論、銀行から送り込まれてくる人材の全てがすばらしいというわけではありません。しかしWATANKOの勤務先ではこれら人材のうち、最初から役員としてきたレベルの人達は慧眼をもった人達ばかりでした。社内のしがらみもない。時には理だけでなく情もわかる。思い切りもよい。時には他の役員に対する諫言も出てくる。etc

もし日本企業では生え抜き役員たちがイケイケドンドンばかり、流行だからと言って新分野に無謀な戦いを挑むドリーマー、派閥の大将でポストをちらつかせてイエスマンばかり集めているなどといったベクトルをもつケースが多かったら、むしろ銀行出身の役員に経営を委ねた方が失敗は少ないかもしれません。

実のところ本業の直接的なマネジメントについてはある程度の規模と歴史、人材がそろっている日本企業の場合なら、

*ごく一部のスーパースターによって劣勢をひっくり返す。

*部分最適かもしれませんが目の前に立ちはだかった障害を乗り越えてしまう優秀な現場がある。

*個別地域や個別事業部門など限定された戦場ならばよいパフォーマンスを引き出す指揮官がいる。

などなどの集合体により現状+αのオペレーションでなら経営者不在でもやっていけるように思えます。

そこで大抵の日本企業の経営者は企業の統治(ガバナンス)やリスク管理させ効かせられるようになれば良いとなってきます。

なんだか日本企業すべての経営をみてきたような口ぶりで述べてしまい僭越ではありますが「日本企業では生え抜き経営者なんて、うまく企業経営できるかどうか当たり外れが大きいのだから大抵の場合、銀行出身の役員に任せた方が無難じゃね」というのが冒頭の上司への回答の根底にある想いでした。

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