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« (続々)現在のインデックス投信の信託報酬は高いのか、安いのか | トップページ | Intermission 2011/12/31 »

2011年12月29日 (木)

損害保険の解約、踏みとどまる

多くの民間企業と同様、WATANKOの勤務先もまた先日28日で仕事納めとなり、きょうから1月3日まで年末年始休暇となりました。一方、大抵の金融機関は本日29日が最終営業日となっています。そこで毎年12月29日は普段取引のある金融機関(都市銀行、地元の地銀・信用金庫、農協、郵便局など)をハシゴして色々な入出金の処理や通帳記帳などを一気に片付けています。

今年はというと、以下の資金移動をチマチマと片付けました。

(1)地元金融機関にある不動産賃貸業用の口座から余裕資金を(ネット証券とEDI取引できる)都市銀行の口座に移す。

(2)2人の子供名義の口座にそれぞれの子ども手当を預け入れる。(妻の意向)

(3)学費関連の引き落とし口座(郵便局)に来年分の見積もり額を入金しておく。

(4)給与口座から一定の金額を妻の名義口座に移しておく。(給与所得から生じた余裕資金は妻と折半するという考え)

などなど

それと今回、先日賃貸契約解約となった小さな飲食店(土地だけでなく建物も自己保有)にこれまで付保していた損害保険も、当該物件の賃貸終了⇒建物解体の方針であるため、これ以上の保険付与は不要と判断し、解約しようと思いました。

ところが金融機関の窓口で解約手続きを進めてみると、中途解約と満期では利回りの差が無視できないものであることがわかりました。

当該の損害保険は30年満期で現在26年目を迎えていました。26年分の保険料合計に対して解約返戻金は1.37倍。年平均の利回りは1.43%です。

これに対して30年満期を無事迎えた場合、30年分の保険料合計に対して満期共済金額は1.65倍。年平均の利回りは2.17%です。今回解約した場合に比して、+0.74ポイントも開きがあります。満期時の利回りは今回解約時のほぼ1.5倍です。

定期預金でもなんでもそうですが、一定期間預け入れる商品の場合、満期の前に解約すると満期時にくらべて損をすることは(ブログで書くのも恥ずかしいくらい)当たり前の話であります。

そうはいっても今回のケースでは、30年間のうち26年間は掛け金を支払い続けてきたので、中途解約と満期の差は少ないかと想像していましたが、実際にはその差は思ったより開きがありました。

それでもよほど資金繰りに困っていれば中途解約したのでしょうが、特段困っている事情は無かったので、現物の物件の今後の取り扱いにかかわらず、この損害保険は満期の利回りを期待してあと4年間付保し続けることにしました。

それともう1点。今回、保険の解約を考えたそのウラには、保険の解約返戻金を来期のインデックス投信積立資金の原資に廻すという算段がありました。

でも不確実なインデックス投資の原資に割り当てるために、1986年~2015年の30年間(うちバブル崩壊後の期間が25年)で平均2.17%の利回りをほぼ確定的に得られる資金運用をわざわざ棄損させることもないかなと思い直しました。

今回のように余裕資金をあれこれ作り出し、インデックス投信の積み立てに突っ込むという熱中症には注意しようと思います。インデックス投信の積み立てを否定するわけではありませんが、何事もバランス感が大事かなと思いつつあります。

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