日本債券ファンド選びの顛末は・・・急転直下、残念な結果に
(前回からの続きです)
日本債券アセットの投資信託を積み立て投資する場合、どの商品を選ぶべきか。悩ましいです。信託報酬が最安値の三菱UFJ国内債券インデックスにしようかと思いきや年4回の分配金がひっかかります。ニッセイ日本インカムオープンは各条件が折り合わず除外。DILBJ中期はベンチマークを下回っており、信託報酬も安くはないし、(当面ないと思うけど)金利変動も考慮して除外。
残るはCMAMかDILBJ短期か。その判別のポイントは投資先の違いになろうかと思います。
さて、いよいよファイナルアンサーです。
しかし・・・・・・・・・・
この後の記事、実は一度書いたのですが、ボツとせざるをえませんでした。
理由はたまたま我が家の御前会議(不定期に開催する我が家の金融資産の現状と今後に関する妻との懇談会)が開かれ、そこで今後の資産運用について話し合われた結果、今回の日本債券クラスの投資は、急遽預金に充当とすることになったからです。
御前会議では、妻はWATANKOの元本保証のない資産運用をほとんど全否定してきました。以前から同様のスタンスではありましたが、それでもかつては「不動産賃貸業の収支からの余裕資金の範囲でならお好きにどうぞ」ということでしたが、投下資金が50百万円にとどくという水準になり、本人いわく「もう投資は十分な金額になったでしょう。もう積み立て投資はやめて、これからはその投下資金をジックリ増えていくのを待ったら?」とのうたもうたわけです。
消費税があがる。相続税もあがる。インフレもあるかもしれない。預金では価値が目減りする。インデックス投資は無難に資産形成を目指せる。今、相場下落中で安く仕入れできる。預金とて現在10百万円以上あるから安心だ。いざとなれば不動産を処分する選択肢だってある。とまあ物の本にかかれていることまで含めていろいろ説得を試みました。
しかしもう相手はガチガチの金融リテラシーゼロ、元本保証以外受け付けないタイプなので話は平行線でした。どうも妻には教育費の準備や老後の備えについて過敏になっている面もある模様です。
協議の結果、年間の余裕資金の半分を投資に、半分を預金にまわすということで今回は妥協せざるを得ませんでした。
自分としては余裕資金の大半をリスク資産で運用している中、これからは一部を安全資産に徐々にシフトしていこうと行動をおこそうとし始めた矢先に、もっとそれが強力にかつ強制的に進められる形になってしまいました。
というわけで、日本債券クラスの積み立て投資は土壇場で中止です。その分も含めて年間の投資総額(余裕資金)の半分、X百万円は預金に廻すことにあいなりました。妻は手間をかけて少しでも金利が良いところに預けることまでは求めていないので、当面としてはSBIハイブリッド預金に入れておくことにします。
しかし今回は、自分が評価損にもめげずコツコツやってきたことについて、否定されたとはまでは言わないまでも、その意義を認めてもらえなかったことにひどく落胆しました。
今回ほど、ブログを書いていて辛く、そしてつまらない気持ちになったことはありません。
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コメント
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>>相手はガチガチの金融リテラシーゼロ
結果論ですが、
これまでのデフレ環境下では、
預貯金の方が価値が増大し、
WATANKOさんの投資は失敗に終わっているわけですよね?
そりゃあ・・・説得力はないですよ。
奥様の方がはるかに実績があるんですもん。(^^)
ご自身の部下に、理論は優れているけれど、
実際は失敗だらけの人と、
理論は無茶苦茶だけど、実績はしっかりある人がいたら、
どちらを重んじますか?
と言う話だと思います。(^^)
投稿: mushoku2006 | 2012年1月23日 (月) 22時20分
mushoku2006さん
レスありがとうございます。
(うっかり見落としており、返事が遅くなりした。)
妻は投資結果如何にかかわらず、元本保証なしの金融商品自体を嫌がっているわけです。
もし儲かっていた時であっても今回のような話し合いの機会があれば、「もうやめておいたら」とやはり言われると予想します。
投稿: WATANKO | 2012年1月25日 (水) 22時01分