日本債券ファンドを調べてみた@2012年1月
【1月18日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 48,184千円
・評価損益 ▲4,031千円
(分配金込み)
・損益率 ▲8.4%
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(前回からの続きです)
未来を信じて株式アセットがリッチなポートフォリオに夢を乗せていくのもいいけれど、人生たった一度の資産運用、下手打ちもそれなりに回避したいというチキン心理もムクムク動き出す昨今。それでは安全資産である日本債券クラスについても少しは積み立て投資をしようとした場合、どのビークル(商品)が良いか。
自分の性にあって、長続きできるかとう視点にて前回、簡単な検討をした結果、やはりネット証券で投資信託を積み立てるのが一番ということになりました。
それでは日本債券クラスの投資信託の中から選ぶべき商品は?
実は以前、本テーマをとりあげたことがあります。(以下関連投稿記事)
上記の記事の時に取り上げた投資信託の比較表を今回UP DATEしてみました。
各投信についてのWATANKO所感は以下のとおりです。
【三菱UFJ国内債券インデックス】
eMAXISシリーズではありません。最近見つけたインデックス投信であり、信託報酬はCMAMを下回っています。(0.3675%)
ちなみに発売開始されたのは2009年2月と、リーマンショック発生~株式市場どん底という何とも絶妙な時期です。
三菱UFJ投信に問い合わせると、この投信が投資するマザーファンドはeMAXISのそれとは異なるとのことです。このようなeMAXISと共食いしかねない投信がなぜ発売されているのかわかりませんが、お宝発見!これにしようと思いきや、よく見るとネタが割れました。この投信は年4回分配型です。
【CMAM日本債券インデックスe】
説明不要でしょう。ちなみに分配型の三菱UFJ国内債券インデックスと無分配型のCMAMにて税率20%、10年間のリターンを簡単に試算、比較してみました。税引き前の年間分配金リターンが1.5%程度以上ならCMAMが信託報酬の差をひっくり返して三菱UFJ国内債券よりも優位です。
【DILBJ公社債オープン 短期コース】
DLIBJシリーズはアクティブ投信であり、国債以外の国内債券に積極的に投資して、インデックス(NOMURA-BPI)を上回る成績を目指しており、短期コースでは今のところ達成しています。
その投資先は事業債(社債)がほぼすべてと大変特徴的です。しかしながら最近は分配金が減額されてきています。アクティブ運用だけに保有した場合には動向をこまめにチェックする必要がありますね。
【DILBJ公社債オープン 中期コース】
短期コースに比べてこちらの投資先内容は国債とそれ以外が半々程度ずつです。分配金は現在のところ一定の水準を保っていますが、基準価額はNOMURA-BPIを下回っています。しかも信託報酬が高めです。
【ニッセイ日本インカムオープン】
投資先の大半が社債です。分配金はまずまずですが、毎月分配型で信託報酬も高く、ノーロードは楽天証券のみ取扱いとなるため、WATANKOならこれを購入するのであればDILBJのどちらかを選びます。
(つづく。次回で完結です)
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