積年の課題、塩漬け投信のサルベージへGO@2012
WATANKOにはリーマンショック前に積み立てしてきたインデックス投信(以降、塩漬け投信)が軒並み10~30%のマイナス状態で塩漬けになっております。信託報酬もそれぞれSTAMやeMAXISよりもちょい高な商品ですし、早いところ売却してその資金を今後の積み立て投資の原資として再活用したいところです。
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1月末の運用状況を振り返ってみます。
上記のうちCグループに属する投信と、次候補としてAグループの中で評価損が大きい商品が塩漬け投信として該当します。
これら商品の売却時の損失確定、確定申告による損失の繰り越し控除、その場合の後年のフォロー(売却益との相殺)などについては関連記事を読んでいただけるとありがたく。
塩漬け投信のサルベージについて冷静に考えると、塩漬け投信を買い増しする資金があれば、現在積み立てしている投信を買い増した方が信託報酬が安い分、リターンはよいはずというご指摘にも納得し、塩漬け投信のサルベージはこれまで幾度となく考えては消えてきました。
ところがここにきて、WATANKOの①積み立て投資の最新の方針や②資金需要見通し並びに③市場動向に照らした場合、塩漬け投信のサルベージを今一度再考する機会に直面しました。
具体的には次のとおりです。
①積み立て投資の最新の方針
現在積み立てている株式アセットの3商品(ニッセイ日経225インデックス、CMAM外国株式インデックスe、eMAXIS新興国株式インデックス)は現在、基準価額が上昇し、平均購入単価がほぼ同一価格になってきております。
よってこれからの購入分の基準価額は平均購入単価を上回り、同単価を上昇させてしまう(=積み立て投信の利益が出やすい体質を損なう)ことにつながるために積み立てを一時中止する事態になってきました。
積み立て額が少ないうちは、平均購入単価を気にせず積み立てしてきましたが、ここへきて3商品とも4,000千円弱~5,000千円まで積み上がったので、慎重になってきたということです。
②資金需要見通し
今年は中断していた保有土地活用プロジェクトを一部再開させることを考えています。(詳細は後日別途記事投稿したいと考えています。)そのための資金が数百万円程度?必要になるため、保有商品を一部売却したいと考えています。
③市場動向
ここ最近、日経平均は上昇し、為替は円安に振れてきています。このトレンドがどこまでつづくか根拠ある見通しはこの市井の個人投資家には持ち合わせていませんが、当面相場はある程度まで上昇し、円安がじわり進行とするという勝手予想?をもとにサルベージの好機と捉えました。
そこで以前からの目論見どおり前述の塩漬け投信をせめて損益トントンで売却し現金化したいと考えています。そこで考えたのが一時的に塩漬け投信を買い増しし、平均購入単価を引き下げて、基準価額にできるだけ近づけます。少しでも基準価額の上昇が発生し、引き下がった平均購入単価を上回れば売却します。
これはもう意地でも売却損を出したくないという自分の投資方法における選好の問題です。正しいか否か、もっと合理的な手段があるかどうかという基準ではなく、塩漬け投信をあとくされなく早期に現金化することを最優先するものです。
(つづく)
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コメント
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>>正しいか否か、もっと合理的な手段があるかどうかという基準ではなく
分かります。
非常にお気持ちは良く分かります。
どうしてもそう考えたくなりますよね。(^^)
投稿: mushoku2006 | 2012年2月20日 (月) 08時14分
mushoku2006さん
本件につき以前とりあえた時もふくめてレスありがとうございます。
まあ結局は保有投信の平均購入単価を引き下げるという従前からの行動をとっているだけなんですけどね。
今回、最終的には5~8本の投信は現金化したいと思います。
投稿: WATANKO | 2012年2月20日 (月) 23時47分