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2012年3月20日 (火)

投資信託定期売却サービスは毎月分配型投信を駆逐するか

【3月19日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 51,544千円
・評価損益   3,773千円
(分配金込み)
・損益率    7.3%

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3月決算企業にとって今月(年度末)は来期の予算編成や組織改編・人事異動、はたまたそれらに伴う仕掛事案の駆け込み処理などあって多忙なパターンが少なくありません。WATANKOの勤務先も同様で、先週からドタバタ忙しくしておりました。かと思えば「週末は温泉宿でゆっくりしたい」と半ば発作的に1泊旅行を企画、出発24時間前に宿を予約して温泉宿で先週末を過ごしてきました。

以上ブログ更新サボり事情でした。

その間、インデックス個人投資家ブログ'sでは色々とニュースが飛び交っており、自分としても毎度の周回遅れ感がありますが、駄ブログでとりあげたいと思います。

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SBI証券が3月から始めた「投資信託定期売却サービス」、ブロガー諸氏の間では少々の興奮を伴って記事として取り上げられております。各ブログ記事ならびにそれらへ寄せられたコメントも含めた中で、「このサービスによって毎月分配型投信は不要になるのではないか」という予想も散見されます。

しかしながらWATANKOが考えるに投資信託定期売却サービスは、毎月分配型投信を駆逐するまでにはいたらず、それに加えて実際の予想としてはとれだけ利用者がでてくるか、不透明感があると思います。以下WATANKOの所感です。

1.投資信託はまとまった資金が必要になった時に売却すればよい。

つまりは資金が必要になった時に必要な分だけ売却すればよいのであり、定額売却サービスを採用する強い動機が見当たらないです。自分が毎月100千円必要となれば半年毎に600千円なり、1年毎に1,200千円なりを売却すれば良いのではないでしょうか。また半年分として600千円売却しても、半年の間にそれほど使わなければ次の半年分の売却額で調整すればよいです。

2.毎月売却が必要な定額をどう見積もるか、正確に見積る事ができる人ほど、むしろ定期売却サービスは要らなくなってくる。

仮にこの定期売却サービスを利用しようとした場合、自分自身の資金需要がキッチリ読める人であれば、上記1と同様、むしろこのサービス要らずになると思います。

また上記1,2に共通していえるのは保有商品の評価損益率の騰落状況によっては売却の金額やタイミングを少しなりとも調整したいという欲もまた頭をもたげてきてくるケースも少なくないと思います。多くの人がそのような邪心?を徹頭徹尾排除できるものでしょうか。

3.毎月の売却額を自分で決められない人は、誰かに決めてほしいという依存心が働く。そのような人が多いなら毎月分配型投信は人気を持続し続ける。

毎月の売却額を自分で決められない人は、誰かに決めてほしいと依存心が働くと思います。なんとなく自分ではなくて、商品側にて決めてほしい。とくに不満がなければ細部には目をつぶってコレで良いという依存心がこころのどこかで働くケースが割と多いのではないかと考えます。

毎月分配型投信の分配金額が自分にとって過不足なきものなのかについて十分な検証がなされず(そもそも毎月必要な金額を試算できないため検証ができない)、毎月○○円分配する商品の購入に対してYes/Noを選ぶだけの方がラクでしょう。

最後に為念ですが、投資信託定期売却サービスを導入したSBI証券に対してはリスペクトしておりますし、WATANKO自身、かつてこのようなサービスがあったらよいかもしれないとたしか駄ブログで書いた記憶もあります。しかし今一度冷静に考えてみると、投信保有者は上記の1か3にケースに分けられてしまうのではないでしょうか。

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資産運用」カテゴリの記事

コメント

個人的にはですが、ある一定の駆逐効果にはなるかと思います。
このサービスが一般化した場合、お小遣いや年金の足しというセールストークが使いにくくなります。結果、投資家のニーズからではなく営業しにくいので薦める圧力が減るとおもうのです。(彼等も投信を売りたいのであって、毎月分配を売りたい訳ではない)
かつてのように、中国とかのようにテーマで攻める営業が増えるのではないでしょうか。

このシナリオの問題はこのサービスが広まるかですが…

吊られた男さん

レスありがとうございます。

>このシナリオの問題はこのサービスが広まるかですが…

確かに毎月分配型との選択に迷う以前に、先ずはこのサービスが多くのネット証券でも採用され、バリエーションも増えてかつ積極的にPRされ、個人顧客に十分認知してもらうことが実現するかどうかですね。

私は証券会社にとって解約サービスを積極的にPRすることが投信の販売に寄与するのか疑問に思うので、インセンティブが働かないと思うのですが...。

初めまして、こうちゃんパパと申します。
私も投資をやっておりまして同じ志を持った仲間と
情報交換できればと思いおすすめブログに登録させていただきました。

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こうちゃんパパさんへ

レスありがとうございます。

リンク貼らせていただきました。

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余談)実は私も「こうちゃんパパ」なんです。

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