貯蓄の中身は人生の足跡 【Refrain 2012】
【5月1日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 51,874千円
・評価損益 690千円
(分配金込み)
・損益率 1.3%
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誰だって資産運用でヘタをうって貯蓄を減らしたくはありません。ちょっと大げさな言い方ですが貯蓄の中身はそれを貯めた人のこれまでの人生の足跡だからです。
WATANKOはインデックス投資を始めた時に一定の貯蓄を持っていました。この貯蓄の内訳を振り返ると、大人になってからのエピソードがそのまま浮かび上がってきます。
ではその内訳はというと、先ず学生時代、塾講師のバイトで稼いだお金の残金に始まり、結婚資金の残額、会社が業績不振で給与カットが続いた時代にも我慢して続けた給与天引きの一般財形であったりします。
それに色々あった臨時収入も含まれています。交通事故にあって骨折、手術した時の慰謝料や入っていた保険からの給付金、海外赴任中に勤務先から支給された割増手当なども含まれています。
また亡き父の香典やその父が晩年期に数年間少しずつ生前贈与してくれた資金などもあり、博打のような投資手法で決してスッたりするわけにはいかないお金ばかりです。
こうしてみると積みあがった貯蓄を構成するお金にはいろいろな色がついています。思い入れがあります。なかでも私がそれなりの企業に就職して働いて貯めた資金は遡ってみれば親が私を生み育て、惜しみない教育投資をしてくれた結果ともいえます。
私は先ずこれらの資金を原資として、またインデックス投資による運用を始めました。スタート時の貯蓄資金は全てインデックス投信とETFの購入にあて、以降毎年の余裕資金もほぼすべてインデックス投信の積立に突っ込んできました。(最近はリスクとりすぎかと思い、安全資産に一部戻すことを考えてはいますが。)
やがてはこうして私の金融資産の運用を長期間続けたのち、老後生活資金分とスーパーカー分を除いた後の一定部分は子供たちに引き継ぎたいと思います。子供達が心から本当に真剣に選んだ生き方が経済面では不利な生き方であった場合、それでも子供達が自分の選んだ道をつき進むための経済的担保となればよいと思っています。
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今はほぼ寝たきり状態で24時間介護施設のお世話になっている母が健常であった10年前に一括支払いで掛けた郵便局の簡易保険が先日、満期になってもどってきました。おそらくこの簡易保険の掛け金の原資は私が大学時代の頃、母が近所のスーパーのパートで働いていた時の収入かと思われます。
これもまた博打のような投資手法に突っ込めるようなお金ではありません。
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コメント
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>>思い入れがあります。
私の場合は、そういうものが殆どないです。
自分が働いて稼いだお金も、
生前贈与を受けたお金も、
投資で儲けたお金も、
ほぼすべて等しく、
>>資産運用でヘタをうって減らしたくはありません。
やらかしちゃってますけどね。><
投稿: mushoku2006 | 2012年5月15日 (火) 08時46分
mushoku2006さん
レスありがとうございます。
一般的な言い方をすれば「お金のありがたみを知りましょう」ということです。
私は幸か不幸か「あぶく銭」をもった経験がほとんどないので(笑)
投稿: WATANKO | 2012年5月17日 (木) 00時52分