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2012年6月29日 (金)

忍耐と煩悩のブログ-2年と4か月過ぎました

改めまして来ブログの皆様へ 

万年初心者個人投資家のWATANKOといいます。4年と4ヵ月前から元本保証のない金融商品による資産運用をはじめました。長期間継続しやすくリスクをそこそこ抑えて3~5%の利回りを得られそうな運用スタイルを探していたところ、インデックス投資に出会いこれまで続けています。

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◆このブログの運営者WATANKO

WATANKOは首都圏の私立大学を卒業後、民間企業で働くサラリーマンです。特段ビジネスの才覚があるわけでもなさそうです。(残念ながら、ハハハ)トラッドな妻1、両親に似た子供2、年老いた母の4人を扶養する世帯主です。都心から50km圏内の地方都市在住。住居は持ち家で、幸いと言うべきか住宅ローンはありません。

親は農業に加えて副業として不動産賃貸業をやっておりました。私が30歳過ぎから徐々に家督を引き継ぐことになり、農業は廃業する一方、不動産賃貸業の方は引き継いでいます。といっても不動産賃貸業は個人事業主ベースなので、ノウハウの蓄積や割り当てる時間も十分とはいえず、色々な悩みも苦労もしょいこんでいます。(何もトラブルがない時はまさにラクチン投資ですが。)

新車・中古車選び、自動車メーカー論、交通問題、ドライビング論、F1、その他自動車文化論的テーマなどクルマにまつわるエトセトラが趣味です。小学生の頃、スーパーカーブームを体験済みであり、そのせいもあっていつかスーパーカーを手に入れてみたいと思っています。

◆投資はじめ

就職後、結婚、出産、資格取得、家づくり、相続、海外赴任と公私ともにいろいろありましたが5年前、40歳手前になったころから、やっと腰が据わった人生中盤の巡航モードになってきました。

サラリーマン・リタイア後はフロ・メシ以外は好きなことに100%没頭したい生き方をおくりたいですが、そのためにはゼニが要ります。節約して貯蓄してお金を貯めねばなりません。

さらには節約・貯蓄だけでなくお金を自動回転させるイメージでもって増やしていきたい。

しかし定期預金...このご時世ではタンス預金とどんだけ違うのか。個別株やFX...増えるよりも減るイメージがあっという間に浮かんでくる。外貨預金...為替リスクばかり目についてくる。

そうした中、大型書店のマネーコーナーをぶらぶらしているとインデックス投資を紹介した書籍発見。勝ち負けではなく、市場の成長から得られる成果をいただきましょうというそうな。

なるほどこれなら他者を出し抜くことはできない一方、一人だけ大負けくらうこともないか。納得感あり続けられそうな気がする。さてモーニングスターのサイトとやらでインデックス投信を検索してみるか...

とこうしてインデックス投信による積み立て投資を始めました。20年間で税引き後平均利回り4%目標のもと、積み立てた元本総額を1.5倍に増やすことを目指しています。

◆ブログ運営の目線

WATANKO自身は金融リテラシーがそれほど高くなく、資産運用の面では初心者の域をいつまでたっても出ない市井の社会人です。したがって当ブログはよく勉強されている個人投資家のブログのような有益情報満載、知見の披露、主張の発信のようなブログではありませんが、凡人の目線で資産運用に関する率直な疑問や感想、意見を述べていきたいと思っています。

ポートフォリオ、投資信託、たまにETF等の資産運用関連テーマを主軸に、家計の支出と管理、不動産投資、自動車、ライフスタイルなど周辺テーマを適当に散りばめて月あたり15~18本の記事を掲載するペースでブログ運営しています。

というわけ忍耐と煩悩、蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリー、「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」、皆様ご笑覧のほどよろしくお願い致します。

2012年6月27日 (水)

跡地利用についてのオファーいろいろ【改】

【6月26日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,294千円
・評価損益    ▲3,342千円
(分配金込み)
・損益率       ▲6.4%

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WATANKOが所有する不動産物件のうち、古くから賃貸していた小さな飲食店が昨年12月をもって退店し店舗が空家となっていました。WATANKOとしてはこの古い店舗は解体撤去し、敷地全体を更地として新たに賃貸し地代収入を得る道を模索していました。

関連記事 長年の賃貸先が退店>次の手を考え始める

こちらの条件としては敷地を分割せず丸ごと全体を対象とする。契約は定期借地権付きで公正証書を交わして長期賃貸できることです。

地元の不動産業者などに物件を紹介してしばらく待っていたところ、いくつかのオファーがありました。

最初に話が来たのはご飯もののファストフード。(牛丼店ではありません。)どちらかと言えばロードサイド型ですが駅前周辺でもみかける店です。若者向けご飯物なので良さげかなとおもいきや他者が所有する隣接土地が絡む道路アクセスの問題で不成立...残念。

次に来たのは中古車買い取り/販売業者(ガリバーではありません。)車の往来が多いロードサイドに出店を希望しており、WATANKOの土地が丁度良いとのこと。若干引っかかるのは業種柄あまり高い賃料は望めないことです。

WATANKOとしては土地利用は中古車の展示スペースがメインなので上物少なく、将来トラブルが起きて返却する必要が生じた場合にも建屋解体などの出費を抑制できそうであることと今後の景況を予想するに(安価な)中古車はまだまだ需要があると踏んでおり、賃貸先として悪くはないとみています。

肝心の賃料ですが先方が打診してきた金額は、当地の周辺相場からWATANKOが推量できる満額希望のおよそ80%程度であり、まあギリギリOKかなという水準です。

この他にも古い店舗を居抜きで賃りたいというラーメン店もでてきましたが、周辺の競合状況をみるに厳しいかなというのがWATANKOの感想です。よほどの有名料理人が作る店でなもないと長くはもたなそうです。(当該土地のすぐ近くにつけ麺で有名な●●軒がありますがお客があまり入って無さそう。)

というわけで中古車買い取り/販売業者への賃貸について話をすすめることにしたいと考えています。

なお先方からの条件として、クリアすべき課題がでてきましたがこれはまたの機会に取り上げたいと思います。

【6月28日追記】

ちょうどこの記事を投稿したら、別の不動産業者から今度は携帯電話販売店の借り手を紹介する連絡がありました。

うーん、悩みどころです。こうなれば株式投資先の業績を分析するのと同様に、賃貸先の財務状況くらいは分析したいのですが非上場だと資料収集もままならず....話はこうしてまた振り出し気味に戻りました。

2012年6月25日 (月)

マイカー回顧録その1 トヨタ コロナクーペ(ST162)

これから自動車テーマとして月1ペースでWATANKO家のマイカーについての思い出を取り上げたいと思います。当時の世相やその車から学んだことなどにもふれたいと思います。

第1回目はWATANKOの初めての愛車です。

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■あの当時

1980年代後半。バブル経済でどこもイケイケだった時代。免許をとりたての大学生WATANKOは自宅のマイカー買い替えの機会をとらえて「月刊自家用車」を穴のあくほど眺めて当時の国産登録車 約90車種の概要を頭にたたきこみ、その中から1台の候補を選びました。

■プロファイル

トヨタのミドルクラス2ドアクーペ。コロナの2ドアハードトップが由来ですが1985年のFMC時に名称がコロナクーペに変わりました。セリカ、カリーナEDと兄弟車種になります。排気量は1.8L~2.0L。MCで燃費とパワーのバランスがとれた実用ツインカムエンジンである「ハイメカツインカム」を搭載しました。しかし残念ながら兄弟2車種と比べて販売は不振。(もともと2ドアは台数がでないところへきて当時はプレリュード、シルビアという人気モデルに圧倒的に押されていた。)カリーナEDのヒットを踏まえて1989年FMCではEDと同じく4ドアハードトップ化されました。

■インプレッション

WATANKO家に来たのはMC後の1988年式2Lのハイメカツインカムを搭載したVXグレードで5MT、ボディカラーはダークブルーマイカ(メタリック)でした。当時トヨタで流行っていたデジタルメーターやサンルーフ、普及し始めたCDドライブもオプションとして装備していました。

走りはいたって特徴のないFF車のそれです。良くいえば安定していて運転しやすい。悪く言えばフロントヘビーが目立ち、慣れてくると面白みに欠ける。エンジンは低速トルクはまああるけれど、6,000回転程度で頭打ちです。

高速道路で飛ばすとフロントが浮き気味になるのはわかりちょっと怖かったですが、当時のアコードやブルーバードなど他のメジャーなFF車はみんなそんな感じでした。飛ばすとなくなるフロントの設置感。カーブでもアンダーは強めでよっこらしょと曲がる感じです。雨がひどい時にはハイドロプレーニング現象もよく体験しました。

ではなぜこの車を選んだかというとボディスタイルがえらく気にいったからです。流麗で濃いボディカラーが良く似合う艶のあるスタイルでした。

参照サイトはこちらです。

■カーライフ

なにせ免許をとって乗り始めた車でしたので運転自体が楽しかったです。乗りはじめた初日から都心を抜けて80km先までドライブに行き親父に怒られました。その後も大学のサークル活動や高校時代の友達との外出、ガールフレンドとのデートなどでガンガン乗り回しました。免許をとって最初に乗った車がMTでしたので以降もMTに対する抵抗はありません。

当時はカーナビもなく、見知らぬ場所にいく場合は交差点で止まる度に地図をクイックチェックすることが頻発していましたがおかげで東京、神奈川、茨城、千葉の道路にはまあまあ詳しくなったりしたものです。
2年5ヵ月で走行距離45,000km。年換算およそ19,000kmです。ほとんど週末しか乗らなくてこの走行距離です。日本人の平均は5,000~6,000kmですからいかに週末にガンガン乗り廻していたか御察しできるかと思います。

また当時初心者だったので前後ともバンパーをよく擦りました。(いいわけさせてもらえればデザイン重視であり初心者にはボディの4隅の見切りが悪かった。←運転下手糞といわれればそれまでですが。)

■うんちく

車に興味はないけれど保有と運転が必要な人は豪雪地域に住んでいなければFFを選んでおけばまず間違いありません。FFは他の駆動方式にくらべてパワートレーンがコンパクトにおさまるために以下のメリットがあります。

①スペース効率が良い。(キャビンを広くとれる。)

②コストを抑えて作ることができる(車両価格が安い)

③車両重量を軽く作ることができる(燃費が良くなる)

④駆動輪に近いので駆動効率がよい(燃費が良くなる)

⑤エンジンの下に駆動輪があるので安定している(運転がしやすい)

⑥フロントヘビーなので安定している(リアカーと同じ。運転がしやすい。)

⑦運転には前輪に神経を9割方むけていれば良い(運転が楽である)

特に自動車のサイズが小さいほど上記のメリットが効いてきます。

ある種の合理性をもって自動車製造を考えたときFFは理想的です。その始祖となるメーカーの代表例はおそらくシトロエンであり、モデルでみれば60年代と70年代にそれぞれ横置きエンジンによるFFで小型車に革命をもたらしたミニとVWゴルフです。

一方、機械の設計・製造には、そこにコストも絡みながら大抵トレードオフな関係が処々存在しているため当然ながらFFにもデメリットがありますが、自動車に興味がない人にはどうでも良いことかもしれません。彼らにとっては自動車は安くて広くてアクセサリーが割安にたくさん付いていて燃費が良ければ十分でしょう。

WATANKOはというとただ安直に廉価に作られたFFであれば買う価値がないとバッサリ切り捨てますが、理想主義のもとにパッケージを突き詰めて作られたFFであれば今でもセカンドカーとして一台所有することに抵抗ありません。


■あとがきにかえて

コロナクーペは最初の車検を待たずに手放してしまいましたが、2年5カ月をあっというまに走り抜けた最初の愛車でした。

最後は次の愛車購入のために900千円で下取りに出しました。不人気車であり、かつ年式の割には走行距離も多かったためあまり高い下取り額とはいえませんでした。

WATANKOのカーライフの若葉マーク時代を過ごしたこのクルマ。今となってははじめて交際した女性のようなノスタルジーを感じます。

そしてこの時以来、自分のカーライフの終末にて傍らに置きたい愛車は2ドアクーペであることをはっきりと意識しました。最後に手元に置いておきたい車は家族のためではなく自分自身にとっての1台なのです。

2012年6月24日 (日)

2012年6月の積立購入商品

【6月22日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,294千円
・評価損益    ▲2,490千円
(分配金込み)
・損益率       ▲4.8%

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6月の投信の積み立て購入の内訳です。

先月から2か月間中断していた積み立て投資を再開しました。今月も日本株式と新興国株式についてそれぞれ2回スポット購入しました。

さて各回のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201206301


さらに6月の安値仕入れの結果、5月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい下がったのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。
201206302_2


月次の積み立て予算300千円/月に対して、今月も購入額は200千円にとどまってしまいました。新興国株式アセットは先月から積み立て商品を年金積立 海外新興国株式に変更し、今月は前月よりも安く仕入れができ平均購入単価を引き下げることができました。

ここ数日では株式相場は回復調子です。日本株式はまだ安値買いができそうですが、海外の株式は基準価額がグングン上昇中で、平均購入単価を超えてしまいました。来月はまた積み立て購入一時中断となりそうです。

2012年6月22日 (金)

残り続けた者のプライド、出戻った者のプライド

伝統がある一定規模の日系企業の場合、一度そこを辞めたら同じ正社員として復帰できる道は皆無に等しいというのが一昔前までの不文律であったように記憶しています。よくて元いた会社の関係会社に入るというのがせいぜいのパターン。これはふた昔以上前の「女性は結婚、妊娠したら退職」などよりもはるかに強固な不文律であったように記憶しています。

この不文律、まだまだ根強いかもしれませんが、感覚的には1990年代末期ごろから少しずつ崩れてきたように思えます。WATANKOの周辺の事例からしてそれは特殊な職種・業界にある企業から始まってきたようです。そのような企業の従業員は転職市場において流動性が乏しい一方、当該企業の側にも中途採用で他業種・他業界から即戦力を確保することがなかなか思うようには進められないという双方の事情があります。

WATANKOの勤務先も一応なんですが「伝統がある一定規模の日系企業」であり、一方で「特殊な職種・業界にある企業」です。1997年のアジア危機のころから業績が大きく傾き、給与カットやリストラの嵐が吹き荒れました。リストラの中には自ら勤務先の将来に見切りをつけて進んで辞めていったものも少なからずいます。

しかししばらくたつと業績が持ち直し、忙しくなって今度は人手不足の大受難です。なりふりかまっていられない勤務先は冒頭にあった不文律をも破り、一度やめた正社員を再雇用して、同期で残り続けた正社員と同じ処遇を与えました。再雇用者の数は一桁レベルの話ではありません。数十人~100人超の規模です。

こうなると職場のそこかしこで新卒同期でずっと企業に残ってきたFさん、出戻りのPさんが机を並べて同じ仕事することなど珍しくなくなりました。さて二人は如何なる胸中でしょうか。

Fさん

「自分はこの企業でずっとキャリアを積んできた。ブランクがあるPに負けるわけにはいかない。しかし自分とPとが能力・成果において競っていてどちらが優秀か判別が難しい事態の時、業績が苦しい時にも残ってくれたことを理由に企業が自分を評価することはやめてほしい。自分は実力でもってPに対して明確な差をつけてみせる。それができない時点で私の負けだ。」

Pさん

「自分は出戻りだ。廻りからは好奇の目でみられ、どこか冷たく扱われるかもしれない。しかし自らの意志で一度やめたのでこれも自己責任だ。泣き言は言わない。ハンデは承知。出戻りを理由に残っていた同期とくらべて昇格やポストで劣後しても甘んじてうける。クサらない。再雇用してくれた会社に感謝しつつ、プロフェッショナルとして企業に再雇用した甲斐があったと思わせるくらいに頑張りたい。」

FさんはPさんを普段から出戻りを理由に冷たく扱ったりしないでしょう。Pさんは卑屈にならずに謙虚さをもちつつ振る舞うでしょう。そして二人ともそれでもお互いをどこか意識しながら今後とも仕事に真摯に取り組むでしょう。

Fさん、Pさんともにこのように考え、行動するのであれば企業は二人に対して残り続けた/出戻ったを理由に評価に差をつけることはやめてほしいです。堂々と実力で競わせる機会を与え続けてほしいです。

残り続けた者が持つプライド、出戻った者が持つプライド。企業はそれそれのプライドをくみ取るべきでしょう。これらプライドの総和が企業全体のモチベーションを醸成していくのですから。

そしてまた企業は気がつき感謝すべきです。Fさんのような人材は自社に残り続けていてくれたこと、Pさんのような人材がまた自社に戻ってきてくれたことに対して。

◆オマケ話

90年代末期のロスジェネ、あるいはそれ以降の21世紀就職組の若手・中堅ビジネスマンの中には就職氷河期であったせいか、どこか不本意な企業に勤めている方々もいることでしょう。そのせいからか中には自らのことを社畜、社畜と揶揄するケースを時折みかけます。

ジョークであることは承知していますが、そんな企業に勤めざるを得ない自分を卑下するくらいなら仕事帰りに立ち飲み屋で今日の反省と明日の挽回を反芻してはどうでしょうか。

「今日のアレ、上手くいったがアノのところはチトまずかったか。明日はこうしてみっか。」などと考えていると私なら社畜なんて言葉は自分の語彙として浮かんではきませんが。

2012年6月20日 (水)

Intermission 2012/6/20

【6月15日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,284千円
・評価損益    ▲2,639千円
(分配金込み)
・損益率       ▲5.0%

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個人メールだけでなく、ミクシィやFacebookなどのSNS、Twitterなど様々なWeb媒体で情報の受発信をしている方々をみると、皆さんよくもまあそんなにWebにかかっている時間があるなあ、と感心しきりです。よほど時間の使い方が上手いのか、それともWebと仕事以外にはひょっとして何もやっていないのか(笑)と勘繰ってさえしまいます。

WATANKOはというと、もともと長距離通勤の影響により自由に使える時間に制約もあってかWebにあまり時間を割きすぎないように留意しています。

したがいFacebookには設定したグループメンバー内での連絡の受発信や書き込みに対する返答や、よほど気が向いた時でもない限り投稿しません。Twitterについては個人投資家ブロガーのブログ記事の補完的情報入手のために覗いているだけです。

またメンタリティの面からいうとFacebookへのよくある書き込みで「○○に行きました(います)」「○○を食べてました(食べています)」とか家族のイベントを家族の写真付きで紹介しているものが大半です。素晴らしい充実したプライベート、見て頂戴!というオンパレードです。日常のささいな出来事オンパレードともいえるかもしれませんが(笑)

これについても私はとてもこんなプライベートなことを誰でも覗けるWebに晒す気にはなれません。

「・・・・誰も貴方のことを、貴方が思っているほどには気にとめていませんよ」

そうかもしれませんが、もしそうならばそれは逆に尚更、プライベートに関する情報をWebで発信する意味が無いことを表しています。

Webとの適度な距離感を保ちたいと思うのは私だけでしょうか。

でもこのブログだけは続けていきたいとは思っています。

以上、今月のIntermissionでした。

2012年6月18日 (月)

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの積み立て終了

【6月15日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,284千円
・評価損益    ▲3,144千円
(分配金込み)
・損益率       ▲6.0%

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WATANKOが2008年3月にインデックス投資を始めた際に積み立てを開始した商品の中にバランスファンドが3つありました。

*SBI資産設計オープン(すご6)

*グローバル・インデックス・バランス・ファンド
(当時名称:ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド)

*セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

当時は3つの中でどれが良いか明確な判別がつかず、それならばと試しに3つとも積み立てしてみるかということでスタートしました。

やがて半年が経ち、リーマンショックを踏まえた商品構成の見直しもあってSBI資産設計オープン(すご6)は2008年12月、グローバル・インデックス・バランス・ファンドは2009年1月をもってそれぞれ積み立て投資を終了し、評価損益が黒字転換するまで保有するだけの状態となりました。

残るセゾン・バンガードのみを対象にその後も積み立て投資を続けてきました。月次積み立て額は200千円→100千円→50千円→25千円→10千円と徐々に減額していたもののコツコツ積み立てを継続していました。

そのセゾン・バンガードですが、今回、積み立て投資の終了手続きを行いました。もうこのファンドは買い付けしません。

これまでの積立累計額の推移です。(金額単位は千円です。)

201206161

今までバランスファンドを積み立て継続していた理由は将来、子供達へ贈与税の非課税枠を利用して毎年少しずつ贈与を行う場合、あわせてその資金の一部を運用する商品としてバランスファンドを考えていたので、自分で一定期間、積み立てと保有を体験してみたいと考えていたからです。

積み立て額の減少はあったものの約4年間積み立てを継続してきた結果、当たり前ですがバランスファンドはこれ一本でOK、リバランスも不要という、もう全くの手間いらずの商品であることをしみじみ感じました。投資行動にあまり時間が割けない人には本当に便利な商品です。バランスファンドの場合、せいせい相場下落時に追加でスポット買いして平均購入単価を引き下げるくらいしかやることが思いつきません。

今回の積み立て投資の終了はバランスファンドを積み立て投資する体験は4年間継続してきたことで、ひとまず十分かなという心証になってきたことと資金需要への対応(先日記事にあげた解体撤去工事の費用の一部に充てる)ことをがその理由です。

売却の時期ですが工事スケジュールから見て9月末が時期的なリミットです。それまでに評価損が現在よりも縮小してくれることを期待しています。

◆あとがきにかえて

多くの方が述べている通り、WATANKOもまた投資初心者に先ずお勧めする商品として、バランスファンドは大いにアリと捉えています。

ただし信託報酬が高いモノは避けることはいうまでもありません。そこで自然とインデックス商品のバランスファンドとなるわけですが、現在のラインナップからではWATANKOならeMAXISバランスが一押しですね。アセット種類と地域の分散が十分だと思います。信託報酬0.525%で8つの資産に分散投資できるとは安価で便利です。「8資産均等型」か「波乗り型」かについては購入者の感性(笑)に合う方で構わないと思います。


2012年6月16日 (土)

家族との間でも投資のフェアネスは守りたい

WATANKOがいつも拝見している個人投資家ブログのひとつ「30歳代からの資産運用~人生設計と資産形成ブログ ver40s」に興味深い記事がありました。

「30歳代からの資産運用~人生設計と資産形成ブログ ver40s」
心のリスク許容度のホントのところ

記事の趣旨からはちょっと外れるのですが、気になるくだりがあり、WATANKOが昔からもっているひとつのモヤモヤな気持ちに繋がる部分でしたので以下抜粋します。

*****以下引用*****

心のリスク許容度では、自分以外の家族の反応も影響してきます。含み損が膨らんでくると家族の反応が厳しいものになります。(略)投資すればするほど含み損が拡大していく状況下では、家族の機嫌も悪くなってしまいます。特に我が家のようにオープンな家庭では、妻はもちろん、子どもからも厳しい言葉を浴びせられます。娘に「投資をしていなかったらDSのソフト1000本は買えたのに」と言われたらどう感じますか?

*****引用終わり*****

投資についてなかなか理解を得られない家族の存在は仕方がないことかもしれません。(私の妻も同様)

でもそのような家族には一つ釘をさしておきたいこともあると思います。

それは「投資は自己責任」という言葉の表裏として、「リタ―ンはリスクをとった者のみが享受できる」というフェアネスは遵守してもらうということです。家族が投資を否定するならば、その投資によって得た果実を享受する権利はその家族には無いということです。

投資で下手打って損失を出した場合、総資産のうち、投資した当人の財産持ち分から家族に対して損失補てんするということを前提とすれば、一方で投資の結果、獲得できた良好なリタ―ンは投資した本人だけのものです。

投資に否定的な家族は普段は「投資は怖い。損をする。」と唱えており、損失が実現すれば「それみたことか。投資しなければお金が残った。あれが買えた。」という態度です。一方で逆に投資が上手くいきリターンを得た場合、当然のごとく、ちゃっかりその分け前にあずかろうとする。あるいは投資のリターンまでもが共有財産であるかのように認知する。

負けたら全部アンタのせい、勝ったら少なくとも何割かはこちらに割り当てなさい。

⇒これなら「常勝」です。繰り返しますが、これなら「負け」はありません。

WATANKOが普段から「インデックス投資で地道に運用して得たリターンでスーパーカーを手に入れるなどの自動車趣味に浸りたい」というのは、その裏では「投資で得た利益が例えば10,000千円でも20,000千円であってもいくらであろうが、リスクをとって長期間粘り強く積み立て投資した私が何に使おうが私の勝手である」ということを宣言しているわけです。

*40年前の大古車スーパーカーをわざわざ数百万円も出して買う。

*趣味車を納めるため山を切り崩してガレージを作る。

*年間6~7回くらい海外のF1観戦ツアーに出かける。

*昔からずっと欲しかった車が中古1台30万円で売っており、それらの3台や4台を買い並べる。

などなど

もう全く好きに使わせてもらいますぜ、いうことです。自動車に関心がない人から見れば、全くの浪費にみえるかもしれません。一方で同じ自動車好きからみれば垂涎のライフスタイルかもしれません。

いずれにせよ「リタ―ンはリスクをとった者のみが享受できる」というフェアネスはたとえ家族であっても遵守してもらうということです。

◆あとがきにかえて

ビジネスの世界でも転職した、独立した、事業投資した結果、成功した人間を羨むだけでなく、どこか卑屈に妬む人がいます。そのような人はそうして成功した他人と比べてリスクもとらない、努力もしなかったわけです。それはそれで手堅く、失敗を回避する生き方です。一理あるでしょう。しかしながらそのような人には成功した人を妬む権利は一遍もありません。

「失敗すれば嘲笑し、成功すれば妬むだけ。自分は安全圏」という評論家兼欲深者になるという生き方は、残念ながら私は父から教えてもらってはいませんし、息子たちにも教える気持ちは髪の毛一本ほども持ちえていません。

2012年6月14日 (木)

解体撤去工事の計画がすすむ

【6月13日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,284千円
・評価損益    ▲3,393千円
(分配金込み)
・損益率       ▲6.5%

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WATANKO家の副業(家業)の不動産賃貸業向け物件の中で、築40年の古い戸建て賃貸5軒があります。現在は全て空家となっており老朽化が著しいため、今年解体撤去することになりました。

ついでに敷地内に隣接する廃田と合わせて整地をしようと計画しています。

先般、アパート建築で取引ある業者に工事費用の見積もりをお願いしたところ、解体撤去工事と敷地全体の整地工事の概算がでてきました。後者については追って仕様詳細をつめることにして、先ずは解体工事について詰めていきました。

この解体撤去工事費用というやつは値段なんかあってなきがごとしというのがWATANKOが知る業界筋の意見です。実際には重機の償却(ないしレンタル)費用や作業員・監督者の人件費、産業廃棄物処理費用、運搬費、養生費などがかかりますがこういった原価もまちまちであるし、その上にのっているマージンもまちまちであります。

それをふまえてあえて、WATANKOとしては今迄のいくつかの伝聞情報から50千円/坪といった相場感をもっていました。件の戸建て賃貸は昔ながらの2K+トイレ+風呂で10坪です。それが5軒あるから50坪。50千円/坪であれば2,500千円となります。

一方で今回出てきた解体工事費用の見積金額はいくらであったかというと、なんと2,500千円ドンピシャでした。ちょっと気味が悪いくらいです。

見積の中身をみると、産業廃棄物処理費用が嵩んでいるようです。まあもっとも内訳なんでどうにでもメイキングできますから、産業廃棄物処理費用を多めに積んで、他項目を減らしておけば発注主からのネゴに抗弁できますね。(発注主も産業廃棄物の処理を怠るわけにはいかない心理が働き、処理費用をカットしろとはいいにくい。)

相場の話に戻りますが、金額水準からみれば50千円/坪というのはべらぼうに高い水準でもなく、さりとて業界ベストプライスというわけでもありません。中傭なレベルととらえています。まあ仮にこれよりもはるかに安い金額情報を聞いたところでWATANKOの知りえる業者がその金額で請負できなければ意味がありませんから。

注意すべきは金額よりも業者の素性でしょう。言うまでもありませんが周辺に迷惑をかけるような作業をする、違法な産業廃棄物処理をするといった業者は避けるべきです。

その意味では今回はアパート業者大手経由で解体撤去工事を依頼していますので、まあそれなりのまともな(下請け)業者かと期待しています。

さてこれで解体撤去工事の計画がまたひとつすすみました。着工時期については隣接するよその田圃で稲作しているので、稲刈りが終わったあとの10月を予定しています。工事費用の原資は積み立て投資している商品の一部を売却して充てる予定です。

それまでに相場が少しは回復してほしいもんです。

2012年6月12日 (火)

先進国株式インデックスファンドのシェア 2012

【6月11日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,234千円
・評価損益    ▲3,295千円
(分配金込み)
・損益率       ▲6.3%

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誰しも自分が積み立て投資している商品が競合商品と比べてどのくらいのシェアを確保しているかについて気になるところではないでしょうか。

そこで先進国株式インデックスファンドのカテゴリーでの最近のシェアを自分なりに調べてみました。

おなじ調査は以前も実施したことがあります。

関連記事 先進国株式インデックスファンドのシェア

今回は以前調査のUP DATE版というわけです。

データ元は前回同様お馴染みの「投信まとなび」です。一覧表およびパイチャートは次のとおりです。

Notes)
*対象はMSCIコクサイ連動のインデックスファンド。ただし確定拠出金向け商品やラップファンド向け商品は除外した。
*金額単位は億円。
*最近6か月の資金流入額と最新の信託報酬、純資産などを抽出した。
*円グラフは6か月の資金流入額の平均シェアを表している。

201206092


20120609


前回調査時点では新旧のインデックスファンドがまあまあ入り乱れていたのですが、今回はハッキリと選別が進みました。SMT、インデックスe、eMAXISの3商品にてシェアをほぼ独占しております。

3商品以外ではトヨタアセット・バンガードがかろうじて直近6カ月での月次平均の資金流入額は10百万円程度となっておりました。その他のPRUも年金積立も中央三井もMHAMも外国株式指数もFunds-iもどれもこれも月次平均10百万円に達していません。(いずれも金額過小のためデータ掲載割愛)それどころか流出に転じているファンドが大半です。またETFのMAXIS海外株式、上場インデックスファンド海外先進国株式についてもどちらも最近の資金流入がほとんどゼロです。

SMT、インデックスe、eMAXIS以外について、ETFはともかくインデックス投信についてはもう枯れてしまったかのようです。

どこぞの運用会社がこれからインデックス投信の新シリーズを立ち上げようとしても、3商品のシェアを取り崩していくのは大変なことと思います。本気でシェアをねらうのであれば、商品自体の差別化ができない以上は、

*信託報酬は0.5%未満
*販売チャネルはできるだけ拡大
*販促キャンペーンを大々的に導入
*ネット証券や雑誌とのタイアップ企画ほかパブリシティ利用

などとプロダクト以外のプライス、チャネル、プロモーションの各戦略をフル活用していく必要があります。

ではインデックス投資の商品マーケットにそこまでの旨味があるのでしょうか?もし十分な旨味がなければ上記のような戦略を持ちいてシェア争いを仕掛けたりはしないでしょう。

その場合、3商品(もっと正確に言えば三井住友TAMと三菱UFJ信託)のつばぜり合いが続きそうです。

2012年6月10日 (日)

特別分配金から元本払戻金へ表記追加でどう変わる?

【6月8日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,184千円
・評価損益    ▲3,549千円
(分配金込み)
・損益率       ▲6.8%

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既に個人投資家ブログのいくつかでとりあげられていますが、6月から投資信託の「特別分配金」について表記が変わったとのことです。いや正確に言えば表記に追記が入ったというべきでしょうか。

変更前)特別分配金

変更後)元本払戻金(特別分配金)

「特別分配金」というのは税法上規定された用語で削除できないらしいので残っています。用語ひとつ変更するのにわざわざ税改正するというのも費用対効果があわないでしょうから仕方ありませんね。せめて変更後の名称を「特別分配金(元本払戻金)」としなかったあたりに投信業界のささやかなる良識を感じとります。

今回の表記変更そのものについてはこれで「名は体をあらわす」ことになり、納得のいく話だと思います。

そこでWATANKOは今回の名称変更によるシナリオを以下のとおり考えてみました。

<シナリオA>

「ふ~ん、名称が変わったの。で、それはともかく今度の毎月分配型の新商品の分配金はいかほど?」と顧客は全く意にかえさない態度。

相変わらず分配金の詳細を理解していないまま、関心のほとんどは分配金の金額であり、したがって購入・保有の態度を変えない顧客。

あるいは詳細は理解しており納得の上で購入・保有を続けており、名称が変わったくらいで今更態度を変えるわけでもない顧客。これら顧客が大半であり、何も変わらない。

<シナリオB>

今回の変更により、顧客が「ナヌ、元本払い戻しなのか」と特別分配金の正体にようやく気が付き、正しい理解のもと「元本払戻金(特別分配金)」を出す投信について購入・保有のスタンスを見直すきっかけとなる。

シナリオBの場合でも、たかだか名称ひとつが変わっただけで商品に対する正しい理解が急速に高まるというのは、つまり裏返せば今まで分配金の仕組みについて詳細が記載された媒体をロクに読まず、理解不十分なままに投信買っていたということがバレバレということです。

たかが名称ひとつが変わってようやく気が付くなんて、それまで自分はお粗末でしたと公言しているようなものではないでしょうか。

資料に「特別分配金」と表記されていようが、「元本払戻金」と表記されていようが、関連する詳細事項についてきちんと読んで内容理解していれば今回の変更にかかわらず投信の購入・保有について正確な理解のもとに判断を下せてきたはずです。

だから今回の変更でシナリオBの事例が沢山発生しても、一方でちょっとため息をつきたくなるところもあります。


◆あとがきにかえて

どうせやるなら以前の記事でも述べましたが特別分配金を出さないように規制・指導する方をやってほしいですね。

分配金の原資は配当やクーポン、譲渡益等に限定される。運用会社は良い成績を出すためにコストにも気を配らなければならなくなる。そうして品質とコストのバランスのとれた商品へと(アクティブ)投資信託が洗練されていくことを望んでいます。

品質とコストのバランスのとれた商品開発をするなんて消費財メーカーからみれば当たり前の話ではないでしょうか。

2012年6月 8日 (金)

一生賃貸暮らしでも賃料のオンバランスを忘れずに

【6月7日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,184千円
・評価損益    ▲3,375千円
(分配金込み)
・損益率       ▲6.5%

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持ち家VS賃貸の比較ネタは古今東西尽きません。WATANKO自身は持ち家が持つメリットをタップリと享受したいことと、お家の事情により持ち家となったわけですが、住居に関する様々な事象を考えると総合的にみて賃貸の方が経済的には合理的選択かなと思えます。

賃貸派の意見をもう少し具体的にあげるとすれば以下が代表例でしょうか。

1.定量面

住宅ローンを支払えなくなり住居が法的に差し押さえられることはなく、住生活にかかわる費用を変動費化でき家計の変化に対応できる。

2.定性面

家族構成やライフスタイル、周辺環境の変化により住環境を柔軟に変えることができる。

しかし忘れてはならないのはいくら変動費化しても、諸々の変化に対応できても、住居にかかわる支出は一定額以下にはならないということです。

家計が苦しくなり、いくら安いところに引っ越したとしても一定の住生活水準や周辺環境の利便を得るためには賃料はそれなりにかかります。それでも例えば「駅から徒歩20分以上」、「築20年以上」、「間取りは最低限」などローコスト志向を徹底させれば賃料を抑制できますが、それこそ「家族構成やライフスタイルの変化に対応した住環境」は得るべくもないでしょう。

つまりは賃貸派の場合、家計のバランスシートに住宅ローンという負債を抱えない一方で、その代わりに将来にわたって支払う家賃という長期債務を事実上抱えていることになります。

ちなみに「そのようなことを言うならば食費や教育費だって将来にわたってかかるので長期債務として認識すべきだ」というエスカレートな意見ももでてくるかと思いますが、言い出すとキリがないのでここでは触れません。

ひょっとして賃貸派の方々の少なからずが「俺は住宅ローンが無いぞ、身軽だ。」と思っていたとしたらちょっと早計かもしれません。賃貸派であってもつまるところ住環境に支払うコストは住宅ローンを抱える人と大そうな差はないと、ふと思った次第です。

賃貸派は住宅ローンという負債の是々非々を語るのであれば、一方で賃料もオンバランスして考えるべきでしょう。

2012年6月 6日 (水)

評価損益の推移-これでもインデックス投資やりますか?

関西人の挨拶常套句に「儲かってまっか?」「ボチボチでんな。」というのがあるそうです。(WATANKOの伝聞のかぎりですが)一体儲かっているのか、そうでないのかよくわかりませんが、どうやら大負けをしている様子ではなさそうに聞こえます。

ところでインデックス投資は儲かっているのでしょうか?

「長期的にみて世界全体の経済成長を信じ、市場平均に投資することによって、成長の果実を欲をかきすぎない程度に頂戴する。」という教義に合理性と利便性を認め、投資行動のコストパフォーマンスを享受しようとする。

このような投資を知り、始めようとする人に対して一つの実績を提示したいと思います。

・・・などともったいぶった言い方をしましたが、今回はつまるところブログを始めてから2年あまりの間、インデックス投資を継続してきたWATANKOの保有資産の損益状況推移を提示したいと思います。

約1年前にも同様の提示を行いましたが、その後さらに1年が経ち、どう推移してきたか。

先ずは積み立ててきた購入元本と評価額の推移です。

201205317

続いて評価損益と損益率の推移です。

201205318


期間中でみると損益率については月次比較で最良+8%、最悪▲14%を記録しています。

インデックス投資に夢と希望を抱いている方々はこのリターンとリスクをどう捉えられるでしょうか?リターンが多い?少ない?、リスクは大きい?小さい?人によって受け止め方は千差万別でしょう。

万年素人個人投資家のWATANKOとしては、もう少し最悪ケースの下げ幅を抑制したいのが正直なところです。

そこで以前は相場に関係なく定額を積み立て投資していましたが、昨年8月から現在では原則として相場下落時のスポット買いにて積み立て投資しています。こうして平均購入単価を引き下げる地道な努力を続けて相場下落時のダメージを軽減していこうと考えています。

◆あとがきにかえて

今回の記事にはもうひとつテーゼがあります。

これからインデックス投資を始める方あるいは始めようと考えている方に対して2、3歩先に始めている一個人の成績はこんなものですよといいたいことです。

WATANKOの結果が真実の全てという気はさらさらありませんが、真実のひとつと言えることはできます。

WATANKOはインデックス投資のネガキャンをするつもりはありませんが、これから始める方に少しばかりの覚悟と忍耐が必要であることは申し述べたいです。

インデックス投資は他の手法に比べれば比較的無難な投資方法かもしれませんが、それと儲かることとは別の話です。(6/12追記ひとこと:希望はあるが、約束されたものではない。)

それでも(インデックス)投資やりますか?


■2012/6/12追記■

ブログ「経済や投資についてのなぐり書きメモ」よりトラックバック頂戴しました。

ブログ運営者さんへ、当該ブログにコメント欄が無いのでこの場にて御礼申しあげます。

2012年6月 4日 (月)

保有商品合計の信託報酬を算定してみる

インデックス投信の信託報酬の引き下げを願っているWATANKOですが、先月末の運用状況を整理している時にふとそれでは自分の保有商品を合計した信託報酬の水準は現在どの程度になっているのかと気になりました。

そこで2012年5月末時点データをもとにリスク資産残高に占める各商品の割合でもって各商品の信託報酬を合計してWATANKOのポートフォリオの信託報酬を試算してみました。

Notes)
1)金額単位は千円です。

2012053110


ついでにブログ開設時の2010年3月末時点のデータでも同様の算定を行いました。なおSMTシリーズやセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドの信託報酬については当時の信託報酬(引き下げ前)を採用しています。

201205319


2つのポートフォリオの信託報酬を見比べると、2010年3月末に比べて2012年5月末の方が信託報酬が0.0418ポイント下がっています。2つのポートフォリオの差異は大きくありませんのでとりあえず無視するとなれば、ここ数年の信託報酬の引き下げが寄与してきているようです。

なお信託報酬を実額で表現するとなれば、2012年5月末ベースで年間243千円、一日あたり665円の信託報酬を支払っている計算になります。

これがETFになると更なる引き下げが実現できます。仮に全ての保有資産をETFに移行して信託報酬が合計平均で0.2%程度とした場合では2012年5月末と同じ残高であれば信託報酬は年間92千円、一日あたり253円となります。

ETFよりもインデックス投信の方が年額で151千円高いことになりますが、この差をどうみるか。取り扱い額が46,100千円という水準であることをふまえつつさらに、

①ETFと比べてインデックス投信は売買手数料がかからない分は逆にローコストである。
(特に海外ETFの場合、売買手数料は無視できない水準です。)

②定額積み立てが容易である。

③積み立てが自動設定できて手間いらずである。

④無分配であることから投資効率が良い。

などを考えると年額差額151千円は高すぎるという印象はあまりありません。

これからも1~2年に一度はチェックしてみたいと思います。

さて、今回はコストの話をしたので、次回はリスク、リターンの話をしたいと思います。(まあ、実績提示するだけの話ですが)

(余談)
上記試算結果に基づけば、もし一日665円、月額で約20,230円を節約すれば資産運用のコストを賄うことができることを意味しています。こんなところから節約のプチ目標を設定することもアリかもしれません。

2012年6月 2日 (土)

(続)2012年5月末運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。

さらに「my index(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに期待リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*期待リターン   4.7% (5.0%)
*リスク     16.1%(16.3%)
*シャープレシオ  0.29 (0.30)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*購入元本総額  52,084千円(51,874千円)
*評価損益    ▲4,100千円(1,150千円)
*運用期間    51か月(50か月)
*元本平均残高  33,058千円(32,677千円)
*平均年間利回り ▲2.9%(0.8%)

201205315


また投信だけのものも作ってみました。

201205316

<概況>
株式相場下落と円高進行でものの見事に評価損益が赤字転落し、拡大を続けています。前月末1,150千円から今月末▲4,100千円と往復ビンタで5,000千円超も一気に悪化しました。

しかしながら例えば昨年9月末時点では評価損益▲6,500千円でありましたし、その他の時期でも▲3,000千円~▲4,000千円の水準で推移したこともありましたので殊更驚いてはいません。

現在28本の保有商品のうち評価益ありがわずか5本(ほとんどがREIT)、評価損ありが23本です。

株式アセットの中でも特に新興国株式の下落がひどく、評価損益は前月比で13.8ポイントも悪化しました。

このままでは今年の夏も昨年同様、株価が鍋底状態が続くやもしれません。その場合はまた仕込みシーズン到来となるわけですが一方で今年は資金需要があり保有資産の一部売却を考えており頭が痛い面もあります。

2012年6月 1日 (金)

2012年5月末運用状況

インデックス投資を始めて4年と3ヵ月が経ちました。5月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは78.83円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆日本債券クラスへの投資はSBI資産設計オープン(すご6)とセゾン・グローバル・バランスファンドに含まれている部分のみです。
◆評価記号の内容は以下です。

◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201205313


さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

現在、このうち以下の6商品をサルベージ中です。

1)三菱UFJインデックスファンド225
2)ニッセイTOPIXオープン
3)PRU海外株式マーケット・パフォーマー
4)PRU海外債券マーケット・パフォーマー
5)年金積立インデックスファンド海外債券ヘッジ無し
6)SBI資産設計オープン(すご6)

201205314

(つづく)

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