先進国株式インデックスファンドのシェア 2012
【6月11日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,234千円
・評価損益 ▲3,295千円
(分配金込み)
・損益率 ▲6.3%
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誰しも自分が積み立て投資している商品が競合商品と比べてどのくらいのシェアを確保しているかについて気になるところではないでしょうか。
そこで先進国株式インデックスファンドのカテゴリーでの最近のシェアを自分なりに調べてみました。
おなじ調査は以前も実施したことがあります。
関連記事 先進国株式インデックスファンドのシェア
今回は以前調査のUP DATE版というわけです。
データ元は前回同様お馴染みの「投信まとなび」です。一覧表およびパイチャートは次のとおりです。
Notes)
*対象はMSCIコクサイ連動のインデックスファンド。ただし確定拠出金向け商品やラップファンド向け商品は除外した。
*金額単位は億円。
*最近6か月の資金流入額と最新の信託報酬、純資産などを抽出した。
*円グラフは6か月の資金流入額の平均シェアを表している。
前回調査時点では新旧のインデックスファンドがまあまあ入り乱れていたのですが、今回はハッキリと選別が進みました。SMT、インデックスe、eMAXISの3商品にてシェアをほぼ独占しております。
3商品以外ではトヨタアセット・バンガードがかろうじて直近6カ月での月次平均の資金流入額は10百万円程度となっておりました。その他のPRUも年金積立も中央三井もMHAMも外国株式指数もFunds-iもどれもこれも月次平均10百万円に達していません。(いずれも金額過小のためデータ掲載割愛)それどころか流出に転じているファンドが大半です。またETFのMAXIS海外株式、上場インデックスファンド海外先進国株式についてもどちらも最近の資金流入がほとんどゼロです。
SMT、インデックスe、eMAXIS以外について、ETFはともかくインデックス投信についてはもう枯れてしまったかのようです。
どこぞの運用会社がこれからインデックス投信の新シリーズを立ち上げようとしても、3商品のシェアを取り崩していくのは大変なことと思います。本気でシェアをねらうのであれば、商品自体の差別化ができない以上は、
*信託報酬は0.5%未満
*販売チャネルはできるだけ拡大
*販促キャンペーンを大々的に導入
*ネット証券や雑誌とのタイアップ企画ほかパブリシティ利用
などとプロダクト以外のプライス、チャネル、プロモーションの各戦略をフル活用していく必要があります。
ではインデックス投資の商品マーケットにそこまでの旨味があるのでしょうか?もし十分な旨味がなければ上記のような戦略を持ちいてシェア争いを仕掛けたりはしないでしょう。
その場合、3商品(もっと正確に言えば三井住友TAMと三菱UFJ信託)のつばぜり合いが続きそうです。
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コメント
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はじめましてm(__)m
株式投資をしています投資マニアと申します。
ブログ、拝見させて頂きました。
また、お邪魔したいと思います
宜しくお願い致します。
投稿: 株式・投資マニア | 2012年6月12日 (火) 21時28分
データを見ると、確かにあまり伸びていないようですね。
SMTなど一部のインデックスファンドで見るのではなく、マザーファンドで見るといいのではないでしょうか?
401Kや他の投信で7,8割占められているので、まだ規模の小さいファンドにお金をかけにくいって感じではないでしょうか。
投稿: かえる | 2012年6月15日 (金) 11時56分
かえるさん
レスありがとうございます。
マザーファンドの資金流入額を簡単に調べられるサイトがあるとよいのですが。
投稿: WATANKO | 2012年6月16日 (土) 21時51分