不動産投資についてのリマインド
WATANKOは先代から引き継いだ土地があるため、半分仕方なく不動産賃貸業をやっております。その感想としては私自身がヘナクソである事情もありますが、それでも不動産賃貸業というのはサラリーマンが副業でおいそれとできるものではないと感じます。巷の本屋ではFX本ほどではないけれど不動産投資についての本も結構見かけます。しかし大体は良いことばかり書いており、実態を定量的な事例でもって紹介したものは少ないです。
この駄ブログでも初期の頃、不動産投資の中でポピュラーなアパート賃貸について取り上げたことがあります。
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不動産投資のリターンは2ケタあるいは1ケタ後半といった高いケースを得ることは、よほどの良物件を相場よりも安く手に入れることができないと難しいです。
ところで先日、日経電子版のコラムに関連する記事が掲載されておりました。
ここで取り上げられているリターンの水準はWATANKO記事内容と類似の水準でありとても合点がいくものでした。
特に上記コラムの試算では各種税金まで控除した手取り月額は数千円となっています。これではリスクに見合ったリターンとはとても言えず、不動産投資とはバカバカしいの一言に尽きてしまいます。
不動産投資を手掛けても、多大なリスクを負いながら、まるであたかも金融機関、不動産仲介業者、建築・リフォーム業者、お国にせっせとお金を支払い、最後自身は素寒貧になるようなもんです。
またリターンが低い・不安定なだけでなく、大きな初期投資がかかるくせにその一方で流動性が大変低いのも心配です。
■あとがきにかえて
WATANKOが取引する不動産業者はよく「WATANKOさんの隣の土地が売りに出されていますよ?買いませんか?長期的にみれば絶対お得になりますよ」とけしかけてきます。
私は「そんなにおいしい話なら業者さんが自身でお買いになってはどうですか?不動産所有のリスクは他人に負わせておいて、自分はその取引仲介によってリスク無くリターンを得る腹でしょう。私は貴方の収益ビークルになるつもりはありませんよ。」とココロの中でおもいつつ、にっこり笑って丁重にお断りしています。
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