フォト
無料ブログはココログ

ブログランキング

にほんブログ村

  • 記事紹介

« ブログデザイン変更しました | トップページ | Intermission 2012/8/10 »

2012年8月 8日 (水)

墓代に お金をかける 虚しさや 盆の夏夜に 虫はなきけむ

【8月6日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,504千円
・評価損益    ▲1,569千円
(分配金込み)
・損益率       ▲3.0%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

(現代語訳)「生前ではなく自分が亡くなったあとのお墓にお金をかけるとはなんと虚しいことか。毎年、夏のお盆に墓参りをする人を迎えるのは冥途の者ではなく、ただの虫の鳴き声にすぎないのに」by WATANKO

東京と異なり地方では8月13日~15日にかけてお盆シーズンです。WATANKOは先日近所にある我が家の墓の掃除を行いました。毎年、墓掃除はお盆の前だけでなく、春・秋の彼岸前や父の命日にも行っています。

WATANKO家の墓は墓地の端、土手の傍にあり、足場が悪くかつそれなりの大きさであるため、周辺の枝打ち、落ち葉掃き、雑草取り、墓石や備品の洗浄、献花とやると1時間弱コースとなります。

面倒ですが近所に住む叔父・叔母らが墓参りにくるため事前のメンテナンスは欠かせません。これもまた本家・長男・一人っ子の宿命だと思って諦めています。

一方の妻ですが、かねてから「自分が年老いてからは子供の世話にはなりたくはない」と常々言っています。

認知症が進んだ自分を面倒みる迷惑を子供(夫婦?)にかけるのは嫌だと。

心のどこかで疎んじられながら嫌々面倒をみられるのはお互いにとって辛い話だと。

妻はこれまで色々と各方面から伝聞してきた老人を世話する話をうけて、自分は子供たちの世話にはなりたくない、老後の自立生活がおぼつかなくなれば、さっさと施設に入所すると言っています。自分の老後の世話で子供たちを縛り付けたり、彼らの生活を疲弊させたくないのでしょう。

そして決めゼリフとして「だから老後の施設入所資金を蓄えておいてね」とよく釘を刺されます。

そんな妻ですが、今回墓掃除をするWATANKOの様子を見て、今度は「死んだ後も、子供たちに手間をかけさせるくらいならお墓なんていらない。死んだら粉にして海かそこいらにでも撒いてくれれば十分」と言い出しました。

当然ながら自身のお墓にお金をかけるなどばかばかしいとの考えです。

普段は概ね保守的な価値観を持つ妻ですが、老後や死後のことになるとこのようにとことんドライ指向です。老後は全てお金で解決。死後についてはお金をかけても仕方ないので一切不要というわけです。

かくいうWATNAKO自身も妻の意見にことさら反対するわけでもありません。

子供たちには自分たちが生まれ育ったこの街にこだわらず、日本でも海外でも、住んでみたい土地、働いてみたい土地に自由に旅立ってほしいと常々考えています。そのためなら親の墓守なんて義務などは軽く吹き飛ばしてほしいくらいに思っています。

最後に妻の決めゼリフをもうひとつ紹介しておきます。

「子供たちなら大丈夫よ。墓なんかなくっても親との思い出を忘れることがないよう育てているから。子供たちの心に十分な想い出として残っているならばそれで構わないわ...。」

・・・やべ! 毎日帰りが遅くて子供との触れ合いが少ないWATANKOは十分な想い出を子供たちに残せないかもしれないじゃん!!妻よ!自分だけズルいぜ!

« ブログデザイン変更しました | トップページ | Intermission 2012/8/10 »

家計の管理と支出」カテゴリの記事

コメント

私も自分のお墓なんて要らないですね。
自分もお墓参りなんて、
滅多にしませんし。(^^)

かっこいい嫁様ですなー><

この頃、よく考えるのは、死ねる時期が分ってれば、お金の事も楽なのになーと思います><
ゴールが分らないのに、それに対して準備してても、なんだかアホくさくなります><

私は40歳台後半で、大学生・高校生・小学生の3人の息子達がいますが、昨年8月に妻に先立たれています。
妻の遺骨はまだお墓に入れず自宅に置いています。
これから長男・次男は巣立っていくし、お墓をどうしようかと思っています。私の、彼女の両親は健在ですので、なかなか結論が出せません。
彼女には、お兄さんがいますが、子供がいないからなぁ…

mushoku2006さん

レスありがとうございます。

mushokuさんからはそのようなコメントが来ると予想しておりました。(笑)

たっくんさん

お子さん達は未成年、双方のご両親はご健在という状況では早々と判断するのも難しいですね。心中お察し致します。

一つだけ助言させていただけるとすれば、奥様はたっくんさんといつまでも一緒にいた方が幸せでしょうね。

む~みんさん

レスありがとうございます。

観念的ではありますが、死ぬ時期がわからない方が人間幸せではないかと。

もしわかっていたら、待っているのは絶望かもしれません。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 墓代に お金をかける 虚しさや 盆の夏夜に 虫はなきけむ:

« ブログデザイン変更しました | トップページ | Intermission 2012/8/10 »

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

応援クリックいただけるとありがたく

参考ブログ&サイト