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2012年8月26日 (日)

アクティブ投信選びのために必要なこと

(長くて御大層なタイトルでしたので2つに分けました。反省)

(前回からのつづきです)

前回、投資信託にはすべからく分配金無しコースと分配金有りコースが設定されるべきと述べました。

そこから派生してもう少しつらつらと考えてみます。

投資信託愛好家?の中には「この投資信託はテーマや目論内容は気に入っているのだけれど、信託報酬が高い、不要な毎月分配型コースしかない」といった商品設計が不満で購入を断念する人もいるかもしれません。

そこで前回述べたように分配金無し/信託報酬低めコースを選べるとなれば、後は投資対象や運用方針に的を絞って比較検討しやすいと思うのですがどうでしょう。

アクティブ投信とインデックス投信、あるいはアクティブ投信同士を比較する際に、実態としては投資対象や運用方針を比較する以前に、高い信託報酬や不要な毎月分配が支障となって両者をまともに比較検討することが随分損なわれているのではないかと考えます。

2つのものを比べてどちらかを選択する際には、比較のポイントとなる項目以外の項目は2つとも等しくなければきちんとした比較になりません。

たとえばインデックス投信同士を比較する場合、同じベンチマーク連動を目指す無分配型という条件がそろっていることで、はじめて比較のポイントとなる信託報酬の高低を比べる意義がでてきます。

アクティブ投信とインデックス投信、あるいはアクティブ投信同士を比較する場合、そもそも比較すべき項目以外の項目に違いがあることで本来の比較が非常にやりにくいです。

たとえばニッセイ日本インカムオープンが無分配型、その分ローコストで信託報酬が下がるとなれば、そこで初めて野村BPI連動の日本債券インデックスeと投資方針の差異(とそこから生じる信託報酬の差異)に焦点を絞ってジックリ検討ができるというものです。

■あとがきにかえて

いくつかの個人投資家ブログにて「アクティブ投信がもし信託報酬が引き下がったならば買うに値する存在になり得るか」というお題が取り上げられることをみかけます。

上記のお題について、その前段となる条件設定に着目してWATANKOなりの考えをあげてみました。

今回述べたことは、いってみれば小学生の理科の実験がごとく簡単な話であります。しかしながら、そのような簡単な話すらも実現が難しいほどに投資信託とは小難しい存在になっている気配がします。

「アクティブ投信よ、先ずは無分配にしてその分、信託報酬を引き下げてくれ。話はそれからだ。」

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