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2012年8月25日 (土)

その分配金、ホントに欲しいですか

(長くて御大層なタイトルでしたので2つに分けました。反省)

【8月24日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,704千円
・評価損益      ▲814千円
(分配金込み)
・損益率       ▲1.5%

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毎月分配型の投信信託について、毎月吐き出される分配金をもって投資効率が悪いとの意見が巷では見られます。

WATANKOもそこについて異議はありません。特に毎月分配型の投資信託で分配金の自動再投資を選んでいるケースでは一体何がしたいのか...。儲かったらその都度、即税金を納めたいという素晴らしすぎる納税意識の賜物なのでしょうか。

さらにこの考えをつき進めていくと、そもそも投資信託に分配金とは必須の機能なのでしょうかという問いにつきあたります。

じっくり長期にわたって少しでも効率よく資産残高を増やしてもらうことが投資信託の第一義だとすれば、その途中で非効率にもチョロチョロと小銭をもらう事にどれだけの意義があるのでしょうか。

運用途上でゼニが必要になれば、必要な分だけ投資信託を売却してキャッシュを確保する。That’s Allではないでしょうか。

むしろ毎月分配などという余分な機能は削ぎ落していただき、その分ローコスト化を進めてもらった方がよっぽどよいかと思います。

それでも世の中は色々な人がいるもので、中にはどうしても分配金が欲しいという人がいるかもしれません。そのようなニーズに応えるためにはひとつの投資信託について分配金の扱いを分けた設定がなされているとよいでしょう。

現状、金額買付する投資信託にみられるコースとしては「分配金受取コース」と「分配金再投資コース」があります。(*)しかしながらこれらはどちらにしても先ず「分配金を出す」ありきなので、ここにもう一工夫が欲しいところです。それはコース設定を「分配無しコース」と「分配有りコース」にすることではないでしょうか。

(*)世の中に販売されている全ての投資信託を調べたわけではありません。あしからず。

再投資しようがしまいが、そもそも分配金を出さないコースが先ず投資信託にあってもよいと思います。そして「分配無しコース」と「分配有りコース」では手間の違いがあるのだから当然、信託報酬も異なるべきです。「分配無しコース」の方が信託報酬が低くあるべきなのは言うまでもありません。

(つづく)

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コメント

明確な法規定はないものの、無分配をうたう投信は当局から目をつけられるので設定が難しいとのことです。ですので、金額買付の「分配無しコース」は設定できないのが現状のようです。

仮に該当ファンドが分配金を出さないつもりとしても、運用会社は目論見書には分配方針を書いておかなくてはいけない。そして運用会社が分配の可能性を否定しない以上、販売会社も無分配設定はできない…

吊られた男さん

レスありがとうございます。

>無分配をうたう投信は当局から目をつけられるので設定が難しいとのことです。

このあたりの事情がモヤモヤしますね。投資家保護のため定期的に分配金を出すことで、その金額分だけ基準価額変動のリスクに晒し続けることを回避する...なんてコト考えているわけでもないか。結局、早め早めに課税したいのでしょうね。

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