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2012年9月28日 (金)

2012年9月の積立購入商品

9月の投信の積み立て購入の内訳です。

今月も日本株式と新興国株式についてそれぞれ2回スポット購入しました。代わりばえはしていません。

さて各回のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201209301

さらに9月の仕入れの結果、8月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。

201209302

早いもので今年も第3四半期が終わりを迎えました。景況は先行き不透明が続いており、投資が趣味の人たちにとっては株価軟調が続いてちっとも面白くないかもしれません。

こういう時には仕事に、趣味に、家族に目を向けている方が健全だと思います。涼しくなって行楽シーズン到来です。WATANKO家も10月の三連休は月夜野の温泉にいくことにしました。F1鈴鹿に行きたい気持ちも多分にあったのですが、昨年出向いたので今年は家族と過ごすことにします。

2012年9月25日 (火)

マイカー回顧録その4 マツダ ユーノスロードスター(NA8CE)

自動車テーマとして月一ペースでWATANKO家のマイカーについての思い出を取り上げています。当時の世相やその車から学んだことなどにもふれたいと思います。

第4回目はWATANKOの自動車趣味の価値観形成に大きな影響を与えたマツダ ユーノスロードスター(NABCE、以下NA)です。

すでに当ブログでも以下のとおり何度も取り上げております。

<関連記事>

ロードスターのススメ

(続)ロードスターのススメ

梅雨明け前のドライビング

ラテンの兄弟を伴ってロードスターはスポーツカーを愛するファンの前に4たびその姿を見せるだろう


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■あの当時

80年代末期~90年代初頭。日本車が世界のほぼ頂点に立った時代。主要メーカーはこぞって後年マスターピースとなるモデルを発表し、国内販売台数も現在の1.5倍の高水準。自動車販売業界以外でもF1ではホンダエンジンで走る“セナ様”が鈴鹿を席巻。

なかでもマツダはトヨタ、日産を追随して販売チャンネルを2チャンネルから5チャンネルに拡大する戦略に邁進しました。(しかしこれが裏目とでて業績衰退し、フォードの支配下となりました。)

■プロファイル&インプレッション

WATANKOが所有したNAのグレードは発売1周年を記念して発売されたVスペシャルです。1990年式、ブリティッシュグリーン、革シート、内装もイギリス風仕立てです。外の埃や湿気をさらされるオープンカーには革シートがピッタリ、ダッシュボードも艶消し仕上げでGOODでした。

参照サイトはこちらです。

その他の解説は関連記事を読んでいただくとして、ここでは割愛です。

■カーライフ

このNAは学生時代の最後の半年~就職、独身寮暮らし~結婚を決める頃までのおよそ3年5カ月、約38,000kmを共に過ごしました天気がよければオープンです。首都高環状線の夜景は最高でした。

よせばいいのに調子に乗って当時「月刊自家用車」という雑誌のユーザーレポートに投稿し、顔写真付きで掲載されました。嗚呼、若気の至りですね。

■うんちく

WATANKOはNAから自動車に関する多くの哲学を学びましたがここで3つほどとりあげさせてもらいます。これらはWATANKOのみならず多くの人にとっての車選びの規範になると勝手に思っています。

1.その車が最良の妥協点をどれだけ積み重ねて開発されているか。

NAよりも製造コストをかければはるかに軽量・強固なボディ、素晴らしい新型エンジンなどを備えたモデルをつくることができるかもしれません。しかしながらそのような高価な代物は数がでません。大衆商品である車は一定台数が売れなければなりません。

理想とコストの間で両者を成立させる妥協点をどうやって見つけているか、その見極めが必要です。

またコストの話とは別に動的物体としての妥協点もどこにおいて設計されているかも重要です。走行安定性と操縦性と両立、サスペンションやシートの固さと柔らかさの両立、タイやなら燃費とグリップの両立など二律背反する物理の法則の中でどこに妥協点を設定しているのか探り当てる必要があります。

2.コンセプトの体現のために多くの開発マンパワーが費やされているか。

4年~6年のルーティンFMCを持ち回りで担当した開発主査が、哲学も持たずコストだけ気にして既存のエンジン、シャシーを流用してチョイチョイ仕上げたモデルなぞ諭吉を数百枚も払って買う価値はありません。

自動車は3万点の部品と5千枚の図面から作られる工業製品ですが、全体の設計から部品ひとつひとつの設計に至るまで、車のコンセプトに沿ってどこまでのこだわりをもって仕立てられているか。

3.どれだけ練り上げられたデザインが採用されているか。

よくあるのがこのフロントヘッドライトやリアランプのデザインを見てなぜこのデザインなのか理解に苦しむケースです。

あるべき姿としてはデザインの根底には求められる機能が見え隠れしていることが重要です。またボディライン全体にマッチングしたディテールデザインであることも大事です。

古いですがポピュラーな事例として、80年代初頭のボルボ850エステートではサイドランプが左右のDピラーの高い位置に大きく据え付けれており、野暮ったいワゴンモデルが華やかになった印象がありました。これはそもそも視認性が抜群に優れるという機能面から採られたデザインです。機能だけでなくデザイン面でも当時斬新で以来現在に至るため他社もこぞって真似しています。

■あとがきにかえて

WATANKO26歳の冬、NAは次期愛車の下取り車として引き取られていきました。当時独身寮に入っていたWATANKOには1台分の駐車スペースしか確保できなかったわけですが、今思えば次期愛車が何であろうとNAは実家においておくなどしてキープすべきだったかもしれません。それほどに手放した後最も後悔した愛車です。NAのオーナーであったことがスポーツカー(スーパーカー)を再び手に入れたい、オープンカーにまた乗りたいという動機のひとつになっています。

2012年9月22日 (土)

(続)裁判所にいってきました+ドタバタ劇

【9月21日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,904千円
・評価損益        483千円
(分配金込み)
・損益率        0.9%

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(前回からの続きです)

WATANKOの妻を母に対する後見人とすべく、地元の家庭裁判所員に申し立てを行いました。その審査の過程として申立人WATANKOと後見人候補者の妻に対して審判員による面談が行われることになり、2人で審判員の質疑に答えました。

ところが長年、母の管財を行ってきたWATANKOと違い、現時点では母の資産に詳しくない妻が後見人候補者となっていることに審判員は違和感をもったように思え、WATANKOはこのままでは後見人候補者としての妻は否決されてしまう可能性が大きいのではないかと思うに至りました。

裁判所からの帰路途上に連絡があり、書類不備を修正するため、裁判所に引き返すことにしました。その途中、妻と話し合い、かつ司法書士とも急遽電話相談した結果、申し立て内容を変更することを裁判所に申し入れることにしました。

その申し立て内容の変更は、後見人候補者を妻からWATANKO自身に変更するものです。

この判断は、後見人候補者を選定する際に、当初色々と事情があってあえて妻を選んだのですが、このまま妻のままでは否決の可能性が少なくないと捉えられる状況になったことを踏まえて、母の親族が必ず後見人になることを何よりも最優先させるよう作戦を切り替えたことによるものです。

審判員も面談の結果、妻よりもWATANKOの方が母の資産に精通していると捉えたのは明白ですし、なぜWATANKO自身を後見人候補者としなかったのか不審がっていたくらいですから、この変更は審判員にとっては納得感を与えることになると予想します。

家庭裁判所に戻ると事務担当の方に、審判員との面談を通じて後見人候補者は妻ではなくWATANKOが適任であると思い直して申し立ての変更をお願いしたところ、数十分待たされた(審判員と協議していたか?)結果、変更理由を記した上申書、WATANKO自身の後見人候補者としての身上書、誓約書などを追加提出することで変更申請を受理してもらえることになりました。面談についても今回の実施でカバーできるので特に新ためて行うことはないとのことです。

後見人候補者の変更ですから、申し立て書類を一式すべて再作成、再提出になり面談も再度行うかと覚悟していましたが上述のとおり必要最低限の書類提出のみで済むことになり大変助かります。

自宅に帰ってから早速、追加提出書類を作成し、司法書士に経緯を説明後、家庭裁判所の事務担当者宛に速達で送りました。

妻もこの変更に納得し、肩の荷がおりたとのこと。夫婦とはいえ、一連のドタバタ劇に巻き込んですまないことをしてしまいました。

こうして改めてWATANKO自身を後見人候補者として家庭裁判所に審議してもらうことになりました。これで否決されれば致し方ありません。こちらとしてはベストな候補者を立てたのですからあきらめもつきます。多分。

結果は来月に出るそうです。さてどうなることやら。

2012年9月21日 (金)

裁判所にいってきました+ドタバタ劇

【9月20日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,904千円
・評価損益        500千円
(分配金込み)
・損益率        0.9%

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先日の記事で紹介したとおり、認知症でほぼ寝たきり介護状態の母に対する成年後見制度を地元の家庭裁判所に申し立てしたところ、裁判所から面談依頼がありました。

そこで先日、申立人のWATANKOと後見人候補者にした妻の2人で家庭裁判所を訪れ面談を受けてきました。

市役所の分室のような建物の家庭裁判所に指定時間に着くと、先ず成年後見制度の概要を説明するDVDビデオを30分程度見た後、審判員と称する方との面談となりました。(当人いわく本日の面談内容を審判員から裁判官へ伝えるが、後見人候補者の可否決定はあくまで裁判官とのこと)

面談では提出資料の記載内容の補完として、本件にかかわる経緯・事情をいくつか問われました。後見人候補者をWATANKOではなく妻とした理由についても平日昼間手続きの面で動き回れる点を考慮して妻を選んだ旨をアピールしました。

しかし審判員の応答の端々からみた印象としては、後見人候補者には妻よりもむしろWATANKOの方が適任ではないかと審判員は感じている様子です。

たしかに妻は正直に「今までは夫にまかせてきてばかりいたので、今後は自分自身がしっかりと義母の管財や権利代行にかかわっていきたい」というトークをしてくれたのですが、審判員の判断基準は、妻の意欲・態度の程度ではなくて、あくまで現時点で妻が後見人として十分な資格を有しているか否かというところに焦点を絞っているようです。

そしてWATANKOと妻の差を印象を決定づけてしまったのが席上、補足作業としてだされた収支明細表の記入です。もともと母の収入・支出については、司法書士の指示に基づき主要なものをピックアップしただけの極々簡単なメモを作成して他の書類と一緒に提出したのですが、審判員は収支状況を詳しく知りたいので、収支明細表(20行程度の明細記入欄あり)を書いてほしいと依頼してきました。

これについては毎年、母の確定申告を代行しているのはWATANKOなので、専らWATANKOが記載しました。手元に関連する資料がないので一部うろ覚えでしたがほぼ正確な明細が書けました。しかしながらその間、妻は何もわからず傍観一方。

どうやらこれが母の資産の理解度について私と妻との間に相当な隔たりがあることを審判員に印象づけてしまったようです。

面談の終盤、審判員は「妻が後見人に選ばれたとしても後見監督人を追加で選任して妻の後見業務を監督すること場合がありえるかもしれません。でも妻が後見人に選ばれるのみのケースもなきにしもあらずですが。」とコメント。最後まで母の後見人としての適性について妻はWATANKOと同等であるとの印象を審判員に与えることが出来たとは思えませんでした。

最後に妻の名前で後見人に選ばれた際には定められた業務・義務を果たす旨の誓約書を差し入れて家庭裁判所を後にしました。

帰り道、妻との会話では、妻もWATANKOと同じ感触を持っていたようです。WATANKOはこのままでよいのだろうか(申し立て通り妻が後見人に選ばれるか怪しい)大変不安に思いました。妻が後見人に選ばれても後見監督人を付けられたら面倒な展開になりますし、あるいは他の第三者が選ばれたとなれば尚更です。

なにかリカバリーショットを打てないだろうか...。

とそこへ突然、裁判所の事務担当からWATANKOの携帯に連絡があり、提出してもらった誓約書に不備ありとのこと。そこで急遽裁判所に引き返すことになりました。

その時、WATANKOの額に稲妻が光りました!!

(つづく)

2012年9月19日 (水)

地方でインデックス投信の運用を行えば安くなるのではないか

【9月18日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,854千円
・評価損益        806千円
(分配金込み)
・損益率        1.5%

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前回インデックス投信の信託報酬の引き下げについて書きましたが、それではそのためにはどうしたら良いでしょうか。

信託報酬のうち、販売会社の取り分は少なくありませんので、ここを削ることができれば効果が大です。しかし販売会社にとってインセンティブを削られては売る気も起きてきません。それでは商品の販売にはマイナスなので過度なカットはできないでしょう。

残るは運用会社の自助努力となりますが、簡単に言えば人件費や経費を引き下げてその分を全部とまではいかないまでも一部をプライシングに反映させることでしょう。

ところで素朴な疑問なのですが、インデックス投信の運用を実際に執り行う人間や拠点というのは昨今、必ずしも都心にないといけないのでしょうか?

情報インフラがこれだけ発達した現在、都心と地方を比べて株式や債券の売買を行うビジネス環境にどれだけ致命的な差異があるのでしょうか。都心と地方でそう大差がなければ、いっそ地方に拠点を構えて安価にインデックス運用を行う運用会社というものがでてきてもよいのではないかと思います。

これはWATANKOの想像ですがアクティブ運用と比べてインデックス運用の方が日々のオペレーションについて標準化やマニュアル化がし易く、結果高い人件費を必要とする人材を必ずしも雇わなくてもそこそこの人材で運営できてしまうように思えます。またはアクティブ運用の商品とくらべて高い専門性や属人的能力を備えた人を多数配置する必要が少ないかもしれません。

そうなると例えば青森、岩手、山梨、岐阜、鳥取、高知、大分、鹿児島などの地方に運用拠点を構えて、そこで地元の大学を卒業し、地元就職志向をもつ若手を採用して淡々とインデックス運用業務を行う。坪単価3万円や5万円といった豪奢なオフィスも要りません。事務の女性も地元商業高校を優秀な成績で卒業した新卒を揃えればOKです。

大手企業はグローバル競争を勝ち抜くために生産拠点やシェアードサービス拠点を中国、フィリピン、インドなど運営固定費が安いところに構えています。それらに比べれば日本国内の拠点の運営など容易いと考えます。言葉も習慣も通貨も同じ、時差もないのですから。

なお一般の耐久消費財などと異なり、この場合は商品に対する産地のブランドや品質の差異などはこの場合気にならないと思います。「俺は丸の内で運用されるものしか買わない」という人はまずいないと思います。

金融商品のコスト構造の変革とは一体どこまで進んでいるのでしょうか。WATANKOは金融業界者ではないのでわかりませんが、製造業や流通業が必死になって進めているローコスト施策のような動きは聞いたためしがありません。

(おまけ)

そういえば最近話題のクローバーアセットマネジメントですが、固定費削減のため大阪の事務所を閉鎖するそうですね。経営状態が芳しくないと綴っているブログ記事も見かけます。事務所を閉鎖するのであれば3つのファンドがひとつになった時点で実行すべきであったと思います。打ち手が後手にまわってしまったのではないでしょうか。

2012年9月17日 (月)

信託報酬が安いインデックス投信がでてきたらすぐに乗り替えましょう

月半ばを過ぎで今月はまだ資産運用ネタをとくに記事にしていなかったことに気が付きました。このままではブログタイトルも「日々ダラダラ出費しても、なんとかスーパーカーを手に入れよう!」に変えねばなりませんね。褌締めて1本いってみます。

WATANKOのインデックス投信の商品選びの基準のほとんどは信託報酬の高低です。

2つの同じベンチマークに連動するインデックス投信を比べる際に、ベンチマークからの乖離率やその他費用の水準を比較したところで、どちらかについて長期的に明らかな劣後が定着していれば別ですが、そうでなければそれら数値は将来も移ろいやすいデータですし、実績を見てもせんなきことです。信託財産留保額については見方によって一長一短であります。(WATANKOはこのコストは選好しませんが。)また純資産の水準についてもマザーファンドがある程度大きければ問題ないと思いますし、新しい商品は純資産が低いのは当たり前であります。重要なのは今後の伸び率の方と考えます。

したがい信託報酬の高い低いが2つのインデックス投信を比較する際のほぼ唯一のポイントになってくるのではないでしょうか。

WATANKOは個々の金融商品に特段の思い入れをもつ者ではありません。したがい従来商品と同等で、より安価な商品が新発売されればあっさりと乗り替えることを自らの行動原理としています。

例えばWATANKOが投資を始める矢先、モーニングスターのサイトで先進国株式のインデックス投信を検索していた時に、当時比較的メジャーな商品として「ステート・ストリート海外株式」が目につきました。

しかし信託報酬が1%と高く感じたのでもう少し安いのないの?と探して選んだのが「PRU海外株式マーケットパフォーマー」です。こいつをもって先進国株式の積み立て投資をスタートさせました。2008年の春の頃です。

その後、STAM→eMAXIS→CMAMと信託報酬の安い商品が発売されるとさっさと乗り替えました。その他費用の精査などいつまでたってもできるわけなさそうなので全く気にしませんでした。

信託報酬の引き下げを望んでいる個人投資家の一人として、その要望を業界に訴えていくためには、信託報酬を引き下げた商品については、その戦略を認め、これに即応する(早速乗り替える)ことで「信託報酬の低い商品に対する市場の感度は高い」という傾向を築いていきたいと考えます。

多くの個人投資家がそのように行動することによって、信託報酬が低くても純資産がグングンあがる傾向が定着すれば、運用会社に対してもインデックス投信のマーケティングをもう少し考えさせるきっかけになるかもしれません。

(「すぐに乗り換え」についての例外その1)

それまで積み立てしていた商品よりも信託報酬が安い商品が発売されたとしても自分が口座を持つネット証券で取り扱っていない場合、ためらいがでることがあります。商品1本を新規購入するためだけに別のネット証券に口座を新規開設するのか?

WATANKOの場合、現在アクティブな口座があるネット証券はSBI証券なので取扱い商品が多く前述のようなケースはほとんどありませんが、ニッセイ日本インカムオープンを一時購入検討した際にはSBI証券にて扱っておらず悩みました。

(「すぐに乗り換え」についての例外その2)

新興国株式アセットでそれまで積み立ててきたeMAXISに対して、年金積立の同アセット商品が信託報酬を引き下げて、eMAXISを下回ってきたときにもしばらく迷いました。

このままなら年金積立に積み立て先を乗り替えることに躊躇はないのですが、年金積立が信託報酬を引き下げたことをうけてeMAXISもまた年金積立と同等以下の水準まで信託報酬を早晩下げるつもりならば待ってみるかと考えていました。

結局、三菱UFJ投信は信託報酬の引き下げ合戦には乗ってこなかったのでWATANKO は当初の方針通り積み立て先を変更しましたが、信託報酬を引き下げた商品に直ちに乗り替えるとう行動基準がブレたことになりました。

■あとがきにかえて

今回は、いつも参考にしている個人投資家の吊られた男さんのブログ「吊られた男の投資ブログ(一般人の投資生活)」の記事にインスパイアされて、WATANKOが従前から述べていることを自身へのリマインドの意も込めて記事にしました。

2012年9月16日 (日)

マッサージ代がジム代に変わっただけで、日々の出費が減らないトホホな話

【9月14日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,804千円
・評価損益        190千円
(分配金込み)
・損益率        0.4%

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生活固定費は一度上がると減らすのがなかなか難しいとよく言われます。だから最初から贅沢をおさえた出費を心がけるべきなのですが、青年から中年、独身から結婚・子持ちへと属性が変わるにつれて不可避な出費も少なくありません。

教育費や住居費などは出費増は仕方がないとしても、若い時からの心がけによって将来にわたり抑制できる出費は沢山あると思います。逆に若い時の不摂生や無配慮により、後年よけいな出費が嵩むケースもあるでしょう。

後者の例ですがWATANKOの場合、しょうもない出費ですがリフレクソロジー(いわゆるマッサージ)の費用がその一つに挙げられます。

子供の頃、「大人はなぜマッサージなんて必要なのだろう。旅館なんかでよく見かけるよね。なんだか無駄遣いに思えて仕方がないなあ」とつぶやいていましたが、40歳を超えるころになると理由も糞もなく、いつのまにかマッサージが自分にとって休日の大事な癒し行事になっていました。

毎日1万歩以上あるいても、土日は家事を散々やって体を動かしてもいつも肩は凝るし、腰まで張ってきます。加えて最近は特に加齢のせいか、体力は衰え、体型が崩れてきたことを顕著に感じます。(いや、もともとどちらも抜群というわけではないのですが。)

そこでWATANKOは最近までリフレクソロジー(いわゆるマッサージ)に月1~2回通っていました。若い女性に足、腰、背中をモミモミしてもらい(う、なんか卑猥)、あまりに気持ちが良すぎて寝てしまうことが多いです。

しかしながらマッサージは所詮対処療法。体力の衰えや凝り・張りの原因を根源から取り除いていかなければならないと最近プチ決心し、フラフラっと近所のスポーツジムを訪ねました。

ジムのインストラクターに館内を紹介され、液晶テレビがついた自転車や筋トレ器械を眺めていると(途中の努力はすっとばして)なんだか3か月後の体型が楽しみに思えてきました。さらにそこへ「今入会すると来月末までの会費が無料です」と、この手のサービスによくあるプロモーションに後押しされ、とりあえず3か月だけ続けると家族と誓約を交わし、ジムに入会しました。

WATANKOが入会したジムは歩いて10分、車で2分と至極近所。平日夜は24時まで開いており、おそらく会費も都心のそれに比べれば比較的安いです。

入会後、早速週3~4日のペースでジムに通い始めました。当初は自転車かランニング+上半身を中心に筋トレでしたが、ジムのトレーナーの勧めもあって今はスイミングに切り替えています。全身を使う運動でトレーニングの効率が最も良いそうです。運動のあとに風呂に入って帰宅するため、どちらかというと運動施設付き銭湯に出かけているような気分です。

1か月くらいすると肩の凝りがものの見事に無くなりました。手足も引き締まってきた感じです。

今はマッサージに通うことも無くなり、その分出費がうきましたが、一方でジムの会費がかかるようになりました。費用は同じくらいです。つまりは出費の内容は変わっても絶対額の水準は変わりませんという話です。

自分の体が不健康である状態は、生活の出費増を引き起こします。若い時から生活習慣に気を配り、運動を欠かさないことは長い目でみてコストセーブに繋がります。

例えば投資信託を10百万円保有した場合、その信託報酬0.1%分は年額で10,000円になります。信託報酬が0.1%安い商品に乗り替えたところで、一方で病院にかかってしまい年間の通院費+薬代が10,000円増となる生活を送っていては元も子もありません。WATANKOは病院に通うまでには至っていませんが、代わりにこのジム通いなどの出費をする羽目になっています。

WATANKOは若い頃からの不摂生と怠け癖によって、年をとってからカネがかかる体になってしまいましたが、この駄ブログをご覧の20代~30代の皆さんは今のうちから食事と運動に十分に気を配られ、健康維持に十二分な対策をたてて実行された方がよいということをお伝えして本日の記事を閉じたいと思います。

2012年9月14日 (金)

Intermission 2012/9/14

【9月13日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,804千円
・評価損益       ▲97千円
(分配金込み)
・損益率       ▲0.2%

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個人投資家がブログ記事を執筆する時は、自らの内に大なり小なり執筆のガイドラインというものがあってそれに則り執筆しているのではないかと想いを巡らせております。

例えば記事として取り上げる内容の傾向は大別すると以下でしょうか。

①外部新着情報をひたすら収集、紹介する。

②上記の外部情報やブログテーマについて、自らの知識や見識を披露する。

③日々の出来事をつまびやかに取り上げる。

当ブログでは①については大抵のケースでは他の個人投資家ブログをご参照くださいというスタンスです。

また資産運用というテーマは自分にとって依然としてアウェーなテーマですので②について間違ってもBLOGOSに転載されるような記事が掲載されることは皆無でしょう。

実態としては③が中心であり、そこから派生した②の内容を加えていくといったところです。

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ブログ記事の執筆においては、一応ですが、どうしたら皆さんの共感を得て、かつ意義あるコメントを頂戴できるか試行錯誤をしています。

例えば上述のとおり過去記事の中には「日々の出来事をつまびやかに取り上げ、そこから派生して自らの知識を紹介し、見識を述べる」というパターンでいくつか執筆したものがあります。

これは前段部分の日々の出来事が贅沢三昧や、特定層の人でないと得難い人脈や経験の話となると、ともすれば読み手からみればただの自慢話や鼻もちならない内容に聞こえてくることがあるかもしれません。

当ブログでは、そう取られかねない記事を書いた時にはレスポンスがほぼきません。むしと散々な目、苦労した目にあった記事を書いた時の方がレスポンスが集まりやすいです。

しかし、かといって嘆きネタの記事ばかり書いてもブロガーも読み手もうっ屈してしまいそうです。

自慢話を書いても共感を得られるブログを見習いたいですね。

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などと心情吐露ネタを書いているうちにFRBからQE3が発表されましたね。これが海外の株価回復を引き起こすとしたら、またリスク資産ワッショイ・ムードが来るかもしれません。

おっと、今月の積み立てをオーダーせねば。

2012年9月11日 (火)

モーニングスターのセミナーに申し込みました

【9月10日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,804千円
・評価損益      ▲655千円
(分配金込み)
・損益率       ▲1.2%

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暑い夏が終わりを告げると、涼しい秋風の中、外出も快適になってきます。そうした時節を踏まえてかモーニングスターからセミナーの案内が2件、DMで届きました。

1件目はこれです。

「海外市場の展望と外貨投資の必要性」

協賛:Alliance Bernstein、みずほ投信投資顧問
協力:みずほ銀行

この手のセミナーは協賛、協力をみればセミナーの内容が多少なりとも見えてくるものです。

例えば、今回のセミナーでみずほはどのような自社商品を売り込みたいのでしょうか。セミナー案内チラシでは

「国内の超低金利状態は今後も継続されることを考えると、成長性の高い地域や、高金利国など外貨を活用して資産形成を行うことが、ますます必要となっています」

と謳ってます。

うーん、新興国アセットを(高金利の)通貨選択型で運用する投信を買わせようとするハラでしょうか。

プログラムをみるとパネルディスカッションのタイトルが「最近の投資家動向とこれからの海外投資を考える」とあります。最近の投資家動向か...。ここに聡明なる個人投資家諸氏の判断・行動の集約が垣間見れるだろうか。(大げさ)

しかしよくよく見ると、開演時間が午後2時からとなっており出席は無理と判明。なんだか定年後シニアか、あるいは仕事をサボるかあっさり早退できるサラリーマンを対象にしているようです。セミナーに呼んで啓蒙すべきはもっとバリバリ仕事で頑張る一方、投資に疎いという世帯主だと思いますが...。

2件目はこれです。

「国内不動産市場の見通しと次世代不動産投資」

協賛:セキスイハイム(積水化学工業 住宅カンパニー)

チラシでは「安定した定期収入」「インフレヘッジ効果」「固定資産税、相続税等の節税」などのお約束のキーワードと並んで「スマート型不動産」となっています。

うーん、ハウスメーカーがガッチリ協賛していることからこれは太陽光パネル、スマートメーター、エコキュートなどからはたまた燃料電池、EV向け充電機器などとにかく再生可能エネルギーと電気の効率的利用を徹底させたアパートのモデルでも提案するつもりでしょうかね。政府の補助金などもありそうですが、それを差し引いても設備テンコ盛りで建築費総額は跳ね上がりそうな予感がします。

その分を店子から家賃として3,000円でも5,000円でも高くとれるかといえば、家賃はあくまで立地と間取りからくるマーケットプライスで決まるので相当難しいでしょう。

私ならそのようなエコ・アパートよりも、例えばペットOKアパートを建てた方がよっぽど需要があると思いますが。

「あなたの可愛いペットが自由にできるペット用出入り口付き!」とかですね。

とまあ散々文句をたれておきながらですが、これは午後6時からですので、出席申込みました。プログラムには「今後の日本経済と不動産市場の見通し」という基調講演がありますので、最近情報を仕入れることができたらよいなと思います。

2012年9月 9日 (日)

裁判所二出頭サレタシ

【9月7日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,804千円
・評価損益      ▲604千円
(分配金込み)
・損益率       ▲1.1%

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先日ブログに書いたとおり、母名義の賃貸戸建ての解体工事発注や不動産の賃貸契約のために成年後見人制度を活用することを進めています。

認知症の母に代わって上述の発注や契約を進めるためには、母名義の資産を活用したり処分できる法的な後見人を立てる必要があるわけです。

7月中旬にあれこれ書類を集めて地元の司法書士に申請作業を業務委託しました。8月上旬に司法書士から県下の家庭裁判所に対して後見人の申し立てが正式に提出され、その後も裁判所からの指示でなんやかやと追加書類を提出したりしながら審議を待っていました。

そんな中、先日、司法書士から連絡があり、裁判所が今回の申立人と後見人候補者と面談を行いたいとのこと。その趣旨は後見人候補者としてあげた者がはたしてふさわしい人物か、面談することで判断材料としたい模様。

後見人候補者のプロファイル情報や選定理由は申し立て書類にそれなりに詳しく書いてあるし、なにを聞くのやらと正直やや不審気にとらえました。

司法書士にそのあたりを問い合わせてみると、面接は試験のような決定的な判断材料にするほどカッチリしたものではなく、後見人候補者の人となりを観ておくという程度のものではないかとの説明。

この司法書士さん、ちょっと頼りなげ...。

これまで成年後見人の申し立てを手がけた事例はいくつもあるそうですが、ならば今回の展開の可能性を事前に説明してほしかったくらいです。

とはいっても今さら後には引けない状態(一度申し立てしてしまうと後から取り消しができないとのことです。)どのみちWATANKOとしては後見人候補者には、十分それにふさわしい人物を立てているので盤石と思っています。

ここまで読まれた方は後見人候補者=WATANKOではないかと思われたかもしれません。

ご名答です。後見人候補者はWATANKOでなく、WATANKO妻です。

なぜWATANKOではなく妻にしたのか。これまでの色々な事情と今後の便宜を考慮した結果です。(妻が母の資産に対する権利を主張したとかしょっぱい話はありません。むしろWATANKOから妻にお願いしたくらいです。)

妻は平日昼間色々と行動の自由が利くので、母の資産に関する事務的なことについても対応しやすいです。また相続税対策のため数年前から妻は母の養子として手続き済みであり、私同様、母の資産の法定相続人です。

さて家庭裁判所の依頼のとおり、申立人のWATANKOと、その後見人候補者である妻の2人で今月下旬、裁判所に出向くことになります。妻は結構ドキがムネムネみたいです。私はというと全くプレッシャーを感じていません。それよりも早くすませて裁判所に早く認定を出してほしいもんです。

2012年9月 7日 (金)

CFOからのクレーム「計画からの乖離はすべてダメ」

今時の企業の収益計画/予想については、単なる数値目標の達成だけでなく、どれだけ計画からの乖離が少なくて済んだかということが問われていることを感じます。

収益の目標数値に対して実績が未達であることは当然ながらペケですが、WATANKOの勤務先では実績が目標を上回った、それも大幅に超過した場合であってもマネジメントからクレームが出ます。

銀行出身のCFOはこう言います。

1. 「計画目標値を大幅超過達成=それは計画が甘いのだ」

低いハードル(計画目標値)を設定し、これを安易に達成して「社長やりました!今期は計画比+50%達成です」と喧伝しても、それは遡って期初に目標値を設定したときに何を見ていたんだといわれる始末なのです。

目標管理として設定すべきハードルは、現状から出来る限りストレッチをしてギリギリ到達できるか否かというレベルに設定しなければ成長は望めないということです。

またあざとい言い方をすれば「これだけ儲かったのだからと言って収益超過分の一部を従業員の業績連動賞与や事業トップの報酬に取り込もうとする意図がミエミエである。」ともなります。

2.「計画の精度が低いと今後も心配である」

実績が大幅に乖離するような計画値、それは計画値の精度が低いことを意味します。

その程度の精度の計画値しか作る能力しか持ちえないとすれば、一方で大きな下振れリスクがあったとしても予見、想定に折り込んだ計画の策定には程遠いでしょう。

計画値に対して大幅プラスで終わったということは、すなわち一方で大幅マイナスで陥っていたかもしれないというボラティリティを含んだ計画値でもって事業運営をしていたことになるわけです。

3.「投資を過小に見てしまうおそれがある。」

機会損失の面からの指摘です。例えばとある事業体の将来収益計画を遂行し、収益実績が目標を大きく超過した場合、その事業に投資する側からみれば、そんなに儲かるのであれば最初からその事業にもっと投資するという判断ができたということです。

A事業、B事業のリターンがそれぞれ10%であったので、2事業に経営資源を半分ずつ投入したが実際にはB事業が15%のリターンであった。それならば経営資源は全てB事業に投入した方がその分高い利益額を享受できたというわけです。

これは個人投資家の銘柄選定においても同様の見方ができるのではないでしょうか。

銘柄選定においては業績予想が重要な情報のひとつです。これが下振れして株価下落という事態は避けたいですが、逆に予想を大幅に上回り株価激上げとなった場合、「それならばもっと買っておけばよかった」となりはしませんでしょうか。

(あとがきにかえて)

上記のとおり書きましたがCFOの真意としては、地道に努力を重ねて毎期少しずつであっても増収増益を達成する計画を精緻に作り上げることが重要だと説いていました。各位の努力が積み重なって毎期着実に成長していく。融資であっても出資であっても誰もがそのような会社にカネを投入したいものです。

2012年9月 5日 (水)

キーンルックか絶壁ルックか

【9月4日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,704千円
・評価損益    ▲1,500千円
(分配金込み)
・損益率       ▲2.8%

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トヨタはこの度FMCした新型オーリスでキーンルックと呼ばれるフロントデザインを導入し、今後このデザインをグローバル展開する車種に導入していくとのこと。
そういえば先日FMCしたカローラエクシオもおとなし目のキーンルックと言えなくもないフロントデザインでした。

ところで車のフロントデザインを語る際に、ここ20年続いたトレンドを作ったメルセデス・ベンツの話というのは案外語られていません。

メルセデス・ベンツの自動車メーカーとしての哲学だとか技術だとか高尚な方面でのうんちくはもうさんざんと言われていますが、ここではデザイン・リーダーとしての秀逸さについて指摘したいと思います。

メルセデス・ベンツが興す新しいデザインは多くのフォロワーを生んでいます。極めて代表的な例をあげるとすれば、1984年にデビューしたW124にて採用されたトランクリッドを左右に斜めにカットするデザインです。これによりボディ剛性の確保と荷物の出し入れ易さという二律背反についての優れた妥協点を世界に提示しました。

以降、もう他社が節操無く真似るのなんのって、あっと言う間にリアトランクデザインのデファクトスタンダートになってしまいました。

上記は自動車雑誌が時折語るエピソードでありますが、さらにWATANKOとして指摘したいデザインがもう一つあります。それはお顔、フロントマスクのデザインです。

1980年代末までの車のフロントデザインとは古今東西問わず、真ん中にメーカーのエンブレムをいただいたグリルのすぐ両脇にヘッドライトを水平に配置するデザインでした。グリルやヘッドライドのデザインの違いことあれ基本は皆同じです。

ところが1989年にメルセデス・ベンツが発表したR129ではグリルとヘッドライトの間にボンネットから延びてきたようなプレスラインが差し込まれ、グリルとヘッドライトを各々独立したデザインとしました。この結果グリルとヘッドライトのデザインの自由度を大いに高めました。

これまた他社が真似するところとなり、特に日本車においては90年代にFMCした車はまことに節操無く皆このデザインを採りました。当時WATANKOは「ああ、またベンツの真似っこデザインだ」と頻繁に感じた記憶があります。

メルセデス・ベンツというメーカーは決してデザインコンシャス志向ではなく、むしろ無骨で融通が聞かない唯我独尊な印象が強いですが、実際にはデザイン面で世界のトレンドプランナーであるという一面は見逃せない事実です。

それから20余年が過ぎ、今般日本デビューしたR231のフロントデザインもまた斬新でした。サイドからみてグリルが垂直に切り立っているというフロントデザインの絶壁ルック(サイドからみて切りたった大きなグリル)やヘッドライト上部のポジショニングライトの大型化(ほとんど瞼のようです)による押し出しの強調です。そこには2010年代中盤からはやりそうなトレンドがちりばめられていました。

日本車ではこの秋FMCするアテンザにてフロントに絶壁ルックが採られています。(さすが欧州マーケットに敏感なマツダ)

はたしてこれからキーンルック(トヨタ)と絶壁ルック(メルセデス・ベンツ)のどちらが流行っていくのか。いくら沢山の車を生産、販売しても憧れやリスペクトが伴っていないメーカーのデザインは支持されません。

この2社以外にも、一時期、デザイン出身の副社長が頻繁にメディアにとりあげられていてデザイン・コンシャスなイメージを打ち出していた日産あたりにも期待したいところです。

2012年9月 3日 (月)

(続)2012年8月末運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。

201208315


さらに「my index(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに期待リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*期待リターン   4.6% (4.6%)
*リスク     16.3%(16.3%)
*シャープレシオ  0.30 (0.30)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*購入元本総額  52,704千円(52,504千円)
*評価損益    ▲1,558千円(▲2,538千円)
*運用期間    54か月(53か月)
*元本平均残高  34,138千円(33,788千円)
*平均年間利回り ▲1.0%(▲1.7%)

また投信だけのものも作ってみました。

201208316


<概況>

保有資産トータルの評価損益の赤字は今月も継続しています。現在28本の保有商品のうち評価益ありが9本、評価損ありが19本です。

相変わらずどのアセットもパッとしません。あまりにも毎月同じ傾向なので運用状況も前月との書き分けが難しくなってきました。内閣府が発行している月例経済報告の執筆者も同じ印象をもっているかもしれませんね。(笑)

WATANKOはじめ資産運用が趣味ではない人にとってはこれが普通かもしれません。むしろ相場が過熱に上昇してきたところで知識も能力もないのにヤマを張って集中投資、当初はホクホクなるも、ほどなくバブルが弾け、良くて▲30%、悪けりゃ▲50%超過で市場から退散する...。などというストーリーの主人公にはなりたくないですね。

とはいえ少しは相場上昇してほしいです。というのも来月には戸建て賃貸家屋の解体工事に着手するため資金需要が発生するからです。手元の現金を集めれば資金の工面は出来そうですがこれを機会にリスク資産を一部売却する予定です。

積み立て停止したバランスファンドの中で現状トントンに近いセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドにするか...

日本株式アセットに見切りをつけて三菱UFJインデックス225にするか...

先進国債券についてこれを機会に信託報酬最安値であるSMTの2商品以外を全てバッサリ切るか...

いずれにしても今年は確定申告(申告分離課税)が必須になりそうです。

2012年9月 2日 (日)

2012年8月末運用状況

涼しくて快適な秋が早く来てほしいと思うこの頃、さてインデックス投資を始めて4年と6ヵ月が経ちました。8月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは78.50円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆日本債券クラスへの投資はSBI資産設計オープン(すご6)とセゾン・グローバル・バランスファンドに含まれている部分のみです。
◆評価記号の内容は以下です。

◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201208313

さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)


Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

現在、このうち以下の6商品をサルベージ中です。

1)三菱UFJインデックスファンド225
2)ニッセイTOPIXオープン
3)PRU海外株式マーケット・パフォーマー
4)PRU海外債券マーケット・パフォーマー
5)年金積立インデックスファンド海外債券ヘッジ無し
6)SBI資産設計オープン(すご6)

201208314


(つづく)

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