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2012年10月29日 (月)

SBI証券、もうひとがんばりお願いします

著名なインデックス個人投資家ブログのひとつ、NightWalker's Investment Blogの記事にて紹介されていたのですが、SBI証券にて投信積立銀行引落サービスが開始されることになりました。

SBI証券 自動引落でらくらく!投信積立銀行引落サービス開始!

メガバンクは勿論、地銀、信金まで全国の幅広い金融機関を対象に投資信託の積み立て引き落としサービスが導入されます。

WATANKOがその昔、ネット証券に口座を開設する際の条件のひとつとして積立金額を既存の金融機関から引き落とせることを考慮していました。当時はその条件に合致したジョインべスト証券(現:野村ネット&コール)をメインの口座に据えて、いちいち証券口座に入金が必要なSBI証券はサブ口座として位置づけました。

月日は経って、野村ネット&コールがインデックス投信の取り扱いを辞めてしまったのを契機に、以降、同口座は保有するも使用しておらず、SBI証券の口座を代替のメイン口座に据えて現在に至っています。数か月置きの入金が面倒といえば面倒ですが、一方で毎月任意にスポット購入を行う今の投資形態にあっているともいえます。(現状では他の金融機関口座からスポット購入の資金を引き落とすことはできない。)

またたとえ毎月、他の金融機関口座から引き落としができるとなっても、住信SBIネット銀行の利率の良いハイブリッド預金もなかなか捨てがたく迷いそうです。

と、ここまで書いて今回の投信積立銀行引落サービスの利用可能金融機関一覧を見てみると、なんと残念なことにWATANKOが地元でメイン口座を開設、利用しているJAが対象外となっているではありませんか。

うーん、残念。でも幸か不幸かハイブリッド預金との択一を迷わなくてすみそうです。

(これが本日の記事のオチです。)

地方にいくと金融機関としてのJAもそれなりにプレゼンスがあると思います。専業農家のおいちゃんが毎月自動引き落としでeMAXISバランスをドルコスト購入するようになったら「日本国民の金融リテラシーもここまで高まったか」と言えるようになるのかもしれません。

WATANKOが今年半ばまで積み立て投資していたセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドはJAの口座からであっても毎月引き落としできました。(セゾン投信偉い。投資をする人々の裾野を広げようとする姿勢を垣間見ました。)

SBI証券ももうひとがんばりしてJAも利用可能金融機関に設定していただけるとハイブリッド預金とどちらを選ぶか、利回りか利便かという少し幸せ?な悩みをもつことができるので、ひとつ謹んでお願い申しあげます。

2012年10月28日 (日)

2012年10月の積立購入商品

10月の投信の積み立て購入の内訳です。

今月も日本株式と新興国株式についてそれぞれスポット購入しました。変わり映えはしていません。・・・と思い取引報告書をチェックすると、通常2つのアセットにつきそれぞれ毎月2回ずつスポット購入していたのですが、今月はなんと3回ずつ購入していたことに気がつきました。

WATANKOもまた俗にいうところの“ほったらかし投資”派ですが、何度購入したのか忘れるほど“ほったらかし”していたわけです。いやはや最近、投資行動に益々関心が薄れてきた様子がみてとれます。

さて各回のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201210311

さらに10月の仕入れの結果、9月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。

201210312

ニッセイ日経225インデックスファンドは今月もまたほんのわずかですが平均購入単価を引き下げることができました。

一方、年金積立インデックスファンド海外新興国株式は今月、基準価額が大分上昇したことをうけて平均購入単価が1.6%も上昇してしまいました。新興国株式アセットはそろそろ積み立てを一時停止する時期がきたのかもしれません。(あくまでWATANKOの積み立てルールに則った話です。)

しかしこうまで投資行動に関心が薄れていると、来月も購入回数そのほかを間違えそうです。

2012年10月26日 (金)

忍耐と煩悩のブログ-2年と8か月過ぎました

改めまして来ブログの皆様へ 

万年初心者個人投資家のWATANKOといいます。4年と8ヵ月前から元本保証のない金融商品による資産運用をはじめました。といっても個別株式や社債、FXや外貨投資などではなく専らインデックスファンドの積み立て投資を実践しています。20年間で税引き後平均利回り4%目標のもと、積み立てた元本総額を1.5倍に増やすことを目指しています。

WATANKOは首都圏の私立大学を卒業後、民間企業で働くサラリーマンです。今月で45歳になりました。(四捨五入すれば50歳ですよ。嗚呼。)

妻1、子供2、老母1を扶養する世帯主です。都心から50km圏内の地方都市在住。8年前から自分の所有土地に建てた平屋の一軒家に住んでおり、住宅ローンはありません。サラリーマン以外に親から継いだ不動産賃貸業をやっています。

就職後、結婚、出産、資格取得、家づくり、相続、海外赴任と公私ともにいろいろありましたが5年前、40歳手前になったころから、やっと腰が据わった人生中盤の巡航モードになってきました。そこで子育て出費と勤務先のリストラにこっそり怯えながら(笑)も、資産運用のスタートを切ったわけです。

無類の車好きであり、小学生の頃に憧れたスーパーカーを手に入れてみたいと思ってブログタイトルにも掲げています。スーパーカー以外にもスポーツカーやオープンカー、GTなども大好きです。60歳、いや早ければ55歳くらいでリタイアして、自動車趣味に明け暮れる悠々自適な生活を夢見ています。

ちなみにですがWATANKO自身は金融リテラシーがそれほど高くなく、資産運用の面では初心者の域をいつまでたっても出ない市井の社会人です。したがって当ブログは、よく勉強されている個人投資家のブログのような有益情報満載、知見の披露、主張の発信のようなブログではありませんが、凡人の目線で資産運用ほかに関する率直な疑問や感想、意見を述べていきたいと思っています。

というわけで忍耐と煩悩、蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリー、「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」、皆様ご笑覧のほどよろしくお願い致します。

2012年10月25日 (木)

マイカー回顧録その5 シトロエンXM

自動車テーマとして月一ペースでWATANKO家のマイカーについての思い出を取り上げています。当時の世相やその車から学んだことなどにもふれたいと思います。

WATANKOの自動車選好にはいくつかのトラックがあります。代表的なそれはロードスターやハチロクに代表される中軽量級のスポーツカーですが、この他にもラテン系、特にフランス車が実はかなり好きです。

今回取り上げるのは、WATANKOの愛車の中で初の、そして今迄のところほぼ唯一の中古車購入となったシトロエンXMです。

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■あの当時

80年代末期。バブル景気に沸く日本では輸入車の販売も伸長しました。BMW(E30)などは六本木のカローラと揶揄されたりもしました。

当時の輸入車といえば信頼性は年々向上してきたとはいえまだ国産車には及びませんし、国産車との値段の開きも今よりも大きかったです。しかし今と比べて当時の輸入車は日本車よりも高速走行性能が大分優れていたり、室内空間が良好であったり、なによりデザインが個性的でした。したがいエンスーとよばれる自動車好事家にとって憧れの車でした。

■プロファイル

シトロエンXMは「合理化精神の塊、車は道具だ!そしてケチ」でお馴染みのフランスのメーカーにあって、ひときわ異彩を放つ理想主義追求メーカー、シトロエン(1974年にプジョーに吸収)が1950年発表の宇宙船みたいなモデル、DSの直系子孫として1989年に発表したEセグメントのフラッグシップ・モデルです。

ボディは5ドアハッチバックで先祖のDSに負けないくらい独創的なこれまた宇宙船みたいなデザインです。ウェッジシェイプ(くさび形)がバリバリきいています。

全長が4,710mmに対して2,850mmという長いホイールベース(参考:当時のマークⅡは全長4,690mmに対してホイールベース2,680mm)

窒素ガスと油でサスを動かし、客船のように鷹揚でやわやかい乗り足を生み出すハイドロニューマチックサスペンション(XMのそれは始めて電制が備わったハイドラクティブサスペンション)

どんな姿勢で座っても体が疲れない、凝らない、椅子の文化が生み出した見かけは地味だが素晴らしいシート。

この3つの神器によって疲れ知らずの快適移動空間が実現されています。

参照サイトはこちらをどうぞ

ところがこのXM、機械的信頼性は70年代以前の頃に比べれば改善しましたが、まだまだ低く故障やトラブルが多かったです。また独創的すぎるデザインによって日本における一般的な人気が低く、中古車市場ではかなり値崩れしていたモデルでした。

WATANKOが手に入れた個体は実家のすぐ近くのユーノス店(当時マツダはシトロエン車を販売していた。)にあった1990年式のXM(標準グレード)です。新車時の車両本体価格は5,500千円ですが、その個体はディーラー試乗車(又は広報車か)あがり、3年落ちで走行距離わずか8,000kmという少なさ。にもかかわらず価格が2,500千円と3年落ちとしてはかなり割安でした。

WATANKOとしてはそれまで雑誌などで紹介されていたシトロエンの魅力を是非ここで堪能してみたい。そこへきて目の前に最新のフラッグシップモデルの高年式中古車が割安に売られているではありませんか。ということでロードスターを下取りに出してXMを手に入れました。

それが結婚を1年後に控えたWATANKO26歳の冬の自動車趣味による浪費の1ページであります。

■インプレッション

走行性能に関して街中走行では正直行ってあまり良さを実感できる場面は少なかったです。せいぜいFFの割にはかなり鼻先が軽くて曲がりやすいなあという印象があったくらいです。(曲がったあとのセルフセンタリングがかなりキツイ)

ところが高速道路になるとこれが俄然楽しくなってきます。車が道路から浮いているような感覚ですが、決して怖くありません。むしろスピードを上げるほど車が静止しているような安定感がでてきてノンストップで5~6百キロ走れそうな感覚です。
さらに広い室内空間やよくできたシートと相まって室内は快適な移動空間です。わかりやすくえば振動が少ない最新の新幹線(フランスならTGVか。乗ったことなけど:笑)のような乗り味です。

また使い勝手も大変良好。スーツケースを3つ4つ平気で呑みこむトランクルームに加え、5ドアハッチバックですからリアシートを倒せば広大な荷室空間が確保できます。当時、結婚生活の開始にあたり会社の独身寮から社宅に引越する際にはXMを荷車にして3回程度の往復で引っ越しを済ませてしまいました。

■カーライフ

このXMは26歳の冬から約2年半所有し、結婚前後に妻と週末ロングドライブによく出掛けました。しかし2年半での走行距離は18,000kmとあまり伸びませんでした。
じつはこのXM、半ば覚悟をしていたのですが購入後、故障しまくりで修理工場入りしていた期間が結構あったためです。

高速道路で移動する間は本当に快適、止まりたくない降りたくないとズンドコ・ズンドコと遠出の連続でした。シトロエンと言う車は決してスポーティな乗り味ではありませんが、とても豊かなドライブ感覚を味わせてくるメーカーです。

しかしこのXM、上述のとおり信頼性がいまひとつ、いやそれどころではありませんでした。私の個体でもATからのオイル漏れ、エアコンのエバポレーター故障、電源のディストリビューター故障、ハイドロスフィアの早期ガス抜け等など。体内を転移するガン細胞のようにあちらを直せばこちらが壊れるという始末でした。

■あとがきにかえて

ある日、修理からあがってきたXMで近所の公園に出かけた時に、帰ろうとしたらまた故障発生、不動になりました。修理からあがってきたその日にまた故障ですからさすがに刀折れ、力尽きました。累計修理金額およそ900千円迄到達した時点でXMを手放すことを決意。売却額?・・・・ガラクタに値はつきません。ゼロです。

こうしてトラブル続きのXMでしたが、しかし車自体、メーカー自体に対する魅力が依然として失われることはありませんでした。またシトロエンに戻ってきたいという想いを残しつつ、一度このメーカーから離れることになりました。

2012年10月24日 (水)

Intermission 2012/10/24

【10月22日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,154千円
・評価損益     1,125千円
(分配金込み)
・損益率        2.1%

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日経平均が7日連続で上昇し9,000円を突破、為替も少し円安になってなかなか快適な状況です。WATANKOが日本株式クラスにて積み立て投資しているニッセイ日経225インデックスファンドも再び黒字化になりそうな塩梅です。

加えてここのところ新興国株式インデックスも上昇が続いており、数か月前には▲10%強もの評価損を抱えていたeMAXIS新興国株式インデックスも▲3%強まで戻してきました。

と思えばここにきて先進国株式が、というかNYダウがガクンと下がりました。明日はどうなるやら。

日銀が追加金融緩和に乗り出すとの期待が高まっているそうですね。だんだん魔法の杖も効きが悪くなっているように思えますが、3月決算会社の第2四半期決算発表シーズンも迎えたことだし個別株式投資家にとって秋の商いが本格化するのかもしれませんね。

秋と言えば最近はめっきり涼しくなりました。WATANKOは例年こうした季節の変わり目には一度は風邪をひいて体調を崩します。先週もその風邪をひきました。若い頃は常備薬を飲んで一日寝ていれば、あるいは何もしなくても3日もすれば回復したのですが、近年はずるずると直りが遅くなっているように思えます。年か。

子供の頃は風邪で学校を休めるとラッキー感が多分にあったのですが、社会人になってからは体調が悪い日があった場合には、なんだかとてももったいない、損失を被ったかのような気分になります。仕事のアウトプットに影響するし、一日中倦怠感に見舞われるし、食事もお酒もいまいち美味しくいただけません。

人生折り返しを迎えた40代としてはこうした日は一日たりとも持ち合わせたくはありませんね。

健康第一。

2012年10月22日 (月)

(続々)不動産投資に安直に手を出さないこと

(前回からの続きです)

ひきつづき全国紙朝刊に掲載されていたマンション経営をすすめる広告を具体例にとりあげてみたいと思います。

◆購入価格 1,990万円

購入価額とは一体、支出のどこまでをカバーしているのか怪しく、付帯費用が入っていない可能性が極めて大きいと思います。案の定、広告の下方にある小文字のただし書きの塊を丹念に読むと色々と以下のとおり書いてありました。

「管理基金13~28万円」

⇒管理費は入居者負担とありますが、別の名目費用がかかる模様。管理運営上の損失引当目的でしょうか。

「金融機関事務手数料10.5万円から、○○ローン事務手数料5.3万円」

⇒これはローン利用の場合ですが、いやあ各社手数料ハネまくりですね。

上記の他に不動産所得税(取得価格の4%)や上下水道負担金(所有面積×自治体毎に設定された単価)もかかります。これらを反映すると購入時の支出は2,000万円代前半の水準に膨れ上がるでしょう。

<年間収益>80万円-XX万円(各種税金等) ÷ <総支払額>1,990万円+諸経費で2,000万円前半程度

この物件の年間実質リタ―ンは一体どれくらいでしょうか。仮に収益手取りが40万円、総支払額が諸経費が購入価格10%で済んだとして2,200万円とすればわずか1.8%です。これは2,200万円ものキャッシュ負担を強いられて、かつ将来の収益下振れリスク反映前の水準です。

◆月々の家賃収入 69,200円
◆月々の支出(提携ローンでご購入の場合) 64,563円

これまでの検討は借入金の返済資金を考慮していませんでしたが、提携ローンを利用した場合(ローン金額1,790万円)の支出が上記に明示されています。

上記によると月々の家賃収入69.200円―支出64,563円=4,637円となります。・・・えっ!?

月額わずか4,637円、年額55,644円のために1,790万円のローンを組むことになります。仮に総支払額が2,200万円とすれば年間利回りはわずか0.3%です。

しかもこれは年額55,644円とは固定資産税や所得税その他支出を控除前、将来の収益下振れリスク反映前の金額です。

広告のこの部分をみただけでローンを組んだら収支がまわらないと読めます。広告主である不動産業者もよくもまあこんな数字をデカデカとのせるものだなあと呆気にとられました。

「不動産業者や金融機関の利益のために資金負担と空室リスクをかぶってくれる方、募集しています。」と読めて仕方はないのはWATANKOだけでしょうか。

この駄ブログにお越しの皆様は、よもやこのような勧誘に引っかかりはしないと思いますが親類縁者友人知人がこの手の甘言にひっかからないようにご注意ください。

(おまけ)

もしWATANKOが気が付いていない収益の要因があるのならご指摘いただけるとうれしいです。

2012年10月21日 (日)

(続)不動産投資に安直に手を出さないこと

(前回からの続きです)

書店でよくみかける不動産投資本を読んだくらいで安直にアパート経営に乗り出さないようにしましょうと前回述べましたが、今回は広告のケースをとり上げます。

全国紙朝刊の下の方に将来の生活に備えてと称してマンション経営をすすめる広告が不動産業者によってうたれているのを時折見かけます。先週実際にみた広告を具体例にとりあげてみたいと思います。

◆確定・手取り家賃収入 319万円
◆購入価格 1,990万円
◆月々の家賃収入 69,200円
◆月々の支出(提携ローンでご購入の場合) 64,563円

上記は広告内で大文字見出しで書かれている箇所のみです。「駅徒歩6分」など最寄駅へのアクセスなど立地の良さを訴えるコピーもありましたが、そのような部分などに惑わされずに上記の数字、それから公告の隙間と下方に小文字で埋められた但し書きの塊をみて、この物件のオーナーとなることでどれだけの収益が見込めるか考えてみました。

◆確定・手取り家賃収入 319万円

脇に小さく「4年間の総額 総額は4年間変更なし 経過後は更新可」と書かれています。つまり319万円とは実は4年間の合計です。1年間の表面利回りなら319万円÷1,990万円=16%と、大変良好な物件ですが4年間ですから単年でほぼ80万円、表面利回りはわずか4%となります。

さらにはやはり小文字で「公租公課その他必要な費用を控除する前のもの」とも書かれています。つまりはこの80万円からさらに固定資産税(数万円規模)、火災保険料(数万円規模)、所得税(経費控除後の少なくとも10%)、不動産業者に支払う何がしかの事務手数料等が差し引かれるとなれば一体いくら手元に残るのか。

公告では「手取り」と称していますが上述のとおり80万円は全然「手取り」ではありません。

また上記は借り上げシステム利用の場合であり、それゆえに新築当初(ピカピカで物件の価値最大)4年間のみ当初家賃額を保証すると謳われています。「(4年)経過後は更新可」とありますが換言すれば、4年を過ぎれば賃料値下げを契約更新の条件にされるおそれもあります。それにおそらく契約更新の度に手数料をとられるでしょう。

さらには広告の下方にある小文字の注記によると以下のとおりです。

「賃料支払免責期間/1か月」

⇒おそらくこれも契約更新の度と思われます。契約期間を4年とすればオーナーにとっては1か月分未収となれば残り47か月間の賃料を約2%カットしたことになります。

「敷金・礼金・更新料はお支払しません。」

⇒一方で借り上げした不動産業者は入居者からしっかりと徴収し収益の一部にするでしょう。入居者との契約は通常2年ですから礼金1か月+更新料1か月×2回分とすれば、これに上記の免責1か月分を加えて不動産業者には48か月分のうち4か月の分のマージン(8.3%)を得ることになります。これなら家賃保証する資金余力も確保できるというものです。

(つづく)

2012年10月20日 (土)

不動産投資に安直に手を出さないこと

【10月19日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,104千円
・評価損益     1,210千円
(分配金込み)
・損益率        2.3%

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大きな書店で面白そうな投資本はないかとウロウロしてみると、目につくのは今後の相場・景況を語った危機啓発や処世本、株の買い方の指南本、FXでひと儲け本、分厚くて高い洋書の翻訳本、そしてアパート経営に代表される不動産投資本です。

WATANKOもまた、一般的に言われている形態とはやや異なりますが不動産投資を実践しているため、不動産投資本について少しは参考になることが書いていないかと年に数冊程度読んでいます。

ですがそこにはどうにも上手い話しかありません。本の内容をみると大抵は以下な感じです。

「私はこうして資産○○百万円、物件○○棟、年収○○千万円を稼ぎました。」
「最初の物件購入、収入のキャッシュで次の物件を買う。」
「初期の物件は一定期間保有の後、売却し次の良物件を買う資金とする。」
「良い物件の探し方、銀行からの融資のコツ、空室対策はこれだ。」

実に勇ましいです。不動産投資で不労所得、早期リタイア目指しましょう。不動産投資やらずんば投資にあらず的に不動産投資を奨励する内容が多いです。

しかしながら聡明なる皆さまには改めて説明するまでもありませんが、不動産投資をお考えの際にはそのリスクについて十分に考慮されんことをお勧めします。

不動産投資本が言うとおりに不動産投資を実行していくとなると、銀行から不動産購入資金を借り入れ、どんどんレバレッジを効かして自身のバランスシートを膨らませていくことになります。個人バブルといっても良いかもしれませんが、その一方で自己資本比率はどんどん下がります。(信用力の相対的な収縮)

物件毎にトータル収益がMAXとなった時点で見切りをつけて売却、益出しといけばよいですが、往々にして卵を産まなくなった鶏(老朽化し、空室率があがって収益が上がらなくなった物件)でも目先キャッシュが入るからとズルズル保有。やがて収益<借入金返済の逆ザヤが発生。

売ろうにも二束三文。税金費用と老朽化に伴う設備更新で維持費はかかり続けます。収益はあがらないため入居率を高めるためのリノベーションの資金も手当てできません。解体撤去する金すらも工面できない...。このような物件をいくつもかかえて資金繰りはいよいよ火の車...。

などとならなければよいのですが。

これを金融商品のケースに置き換えてみれば、数千万円を借りて単一の金融商品を一発買いする。その金融商品のリターンが借入金のリターンを上回ることを前提として、金融商品の保有高の一定割合を解約して現金化、一部(大半か)を借入金の返済にまわす。アパート経営なんてこれと同じす。しかも不動産投資の場合、不動産業者、金融機関、司法書士などあちらこちらに事務手数料を払う、固定資産税や規模によっては事業税がかかる、所得税の累進課税に晒される可能性、維持修繕費用が想定以上に嵩むといった損益押し下げリスクがあります。

以上のとおり不動産投資について大分ネガティブに書いてみました。この駄ブログひとつでもっていくら不動産投資の危うさを叫んでみたところでせんなきことではありますが、書店で不動産投資本を見かけて安直に不動産投資に手を出す人が一人でも減ることを願っています。

(つづく)

2012年10月19日 (金)

雑誌紹介されたプチ富裕層の消費行動に唖然

週刊ダイヤモンドの今週号に「富裕層のカネと知恵」という特集が組まれていました。朝の通勤途上で隣に座ったおじさんが食い入るように読み込んでいたので、ナニが書いてあるんじゃいと帰宅時につい購読してしまいました。

特集記事によると日本の場合、富裕層といっても世界の水準からみれば小粒ぞろいであり、キャッシュリッチな本当の富裕層はせいぜい推定10万人、最近は企業役員タイプが台頭、アンケート結果によると、なんだかんだいっても世襲による富裕化が大半、手堅い運用スタイル、税金への関心大といったプロファイルが紹介されています。

そんな中、WATANKOが特に関心を引いたのはプチ富裕層の家計のところです。年収1000万円のプチ富裕層の消費動向をみて唖然としてしまいました。

バックや高級ブランド商品についてはまあよくある話ですが、まず年収1000万円でタワーマンションに住めると発想しているところが危ういです。

年収1000万円だと各種社会保険料等を差し引かれて手取りが780~800万円くらいでしょうか。年間賞与6か月だとすれば月額給与手取りがおよそ45万円です。

一方タワーマンションの賃貸料はWebでちょい調べしたところでも軒並み25~30万円程度...。

加えて色々なものにお金をかけています。以下はその一部(WATANKOの勝手コメントも添えてみました。)

◆ウォーターサーバー
⇒ただでさえ狭いウサギ小屋がさらに狭くなる。(サーバーをおく場所の家賃を考慮するとさらにコスト高)

◆高級バスグッズ
⇒生活が荒れていれば肌の老化やハゲはやってきます。

◆海外製こだわり家電
⇒ダイソンの掃除機なんか買って掃除マニアですか?冷蔵庫、洗濯機も以下同文。

などなど。

WATANKOからみるともうすごい消費行動です。手取り給与年額800万円弱/月額45万円程度のその消費ぶりとは!!特集で取り上げられているプチ富裕層は40代半ばのバブル世代との想定であり、WATANKOもまさに同世代ですが、田舎の農家育ちだったせいかこの消費感覚は持ち合わせていません。(ヨカッタ)

特集記事では「2020年頃までに7割ほどの世帯が老後を心配し、いっせいに焦り始めるのでは」とFPが警告しています。あたりまえでしょう。

一体彼らの「見栄」とはどこからくるのでしょう。都会に住んでいるのが原因なのでしょうか?(都会に比べれ田舎は周辺の世帯のほとんどが経済的にロワーなので見栄を張ることがへるかもしれません。)物的豊かさが、豊かさのすべてあるいは大部分だと思っているから?

特集ではこうした40代との対比として30代の消費スタイルが紹介されています。30代は貯蓄優先、購買は選択と集中、将来の悲観シナリオに備えるなど堅実一直線であり、40代のプチ富裕層も少しは真似した方がよいかもしれません

WATANKOが普段、閲覧している個人投資家ブロガーの方々の多くはやはり30代と思われ、そのブログ記事からも察するに堅実な家計の方ばかりと見受けます。やはりそうでないと投資のまわす資金が捻出できませんからね。アッパレです。

2012年10月17日 (水)

あえてアクティブ投信による運用を考えてみる

【10月16日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,104千円
・評価損益        310千円
(分配金込み)
・損益率        0.6%

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WATANKOはインデックス投信を長期にアクティブ?運用する個人投資家ですが、もしアクティブ投信をつかって資産運用するならどうするか、ちょっと考えてみました。

1.まず大前提ですが、トータルリターンがよい投信を選ぶことを目指します。日経新聞にいわせれば、これだけでWATANKOの金融リテラシーは合格点でしょうかね。

2.トータルリターンがよい投信の選定は直近1年で実績がよかったものを上から順に選びます。これは直近1年でパフォーマンスがよかったものは翌年もよいかもしれない、あと1年くらいは良いリターンが続くかもしれない、という期待にBETすることを表します。

勿論はずれるかもしれませんが、そこで次にあげる分散投資です。

3.自分なりのポートフォリオを設定し、それに併せてアセット別の購入商品を2.に従い選びます。例えばREITクラスがよいからと言って購入投信全部につきREIT投信を選んだりはしません。さらにそして管理の手間が許す限りにて同じアセットクラスであってもトータルリターン実績が高い順に複数購入します。

なお購入商品の中には毎月分配型投信もふくまれるかもしれませんが分配金は当然再投資です。

4.保有商品は毎年入れ替えの検討俎上にあげます。トータルリターンの順位がさがれば益がでていても問答無用で売却です。毎年棚卸しして例えば評価益13本&評価損7本というようなトータル成績を継続することを目指します。

まとめると直近で成績が良かったアクティブ商品はあと1年くらいはその成績が持続するのはないか、加えてインデックス投資と同様、分散は効かせておけば成績のデコボコはならせるのでないか、というところにすがってみるわけです。

商品の購入と売却の判断には上記のとおり決めたルールに従い恣意性をなるべく入れずに自動的に行うことで運用のストレスを軽減します。

でもここまで考えて一つの壁にあたりました。アクティブ商品の多くについて販売手数料がかかるという壁です。毎年煩雑に売買していたら販売手数料の負担がバカになりません。

うーん、残念。もし投信がみなノーロードなら総投資予算3,000千円でお試しか!してみたい気もおきたかもしれませんが。

2012年10月15日 (月)

セゾン投信に少しだけエールをおくる

ちょっと古ネタですが、本日見つけたのでご容赦。

セゾン投信の中野社長が自身のブログで(自社の商品が)8、9月に歴史的高水準の解約がでたと述べています。これをして「やれやれ売り」の増加であると指摘し、長期投資を継続するためには買い値にこだわらず、目先の相場の上下に一喜一憂しないことを訴えていました。

関連記事 社長日記 さあ、これから!

たしか8、9月は相場がちょい戻しをうけたので、セゾン投信の商品も評価損益が改善したことでしょう。それをうけて長年の含み損状態から脱することができた保有者が、ここぞとばかり解約したケースが相次いだということです。

実際に定量的にどれくらい解約が発生したのか調べてはいませんが、長期投資を唱える中野社長がブログで嘆くくらいですから座視できない水準だったのでしょう。

これを聞いてWATANKOも思わず苦笑いでした。なぜならWATANKOもこの8月から9月にかけては他の多くの保有者と同じように自身が保有する「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、」元本購入額3,480千円也を解約しようかと思案していたからです。

理由はかねてから記事にしていたとおり、戸建て賃貸屋5棟の解体撤去工事費用の原資にあてるためです。

WATANKOのセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドも9月頃には損益トントンレベルまで評価額が改善したので、これぞ好機、いま売却すれば益もないけど損もない、投資したことはなかったことにしよう、などとウダウダ考えていました。

しかしながら結局なんとなく解約しそびれてしまい、現在に至っています。

ところが世間のセゾン投信の商品の保有者にはもうあっさりと売却した方がやはり多かったのですね。

わかるなあ、その気持ち。私は哲人でも鉄人でもない凡人ですが、おなじような凡人がたくさんいたのですね。

中野社長は自身の教義と自社の利益のために今回のやれやれ売りを嘆いておりますが、凡人WATANKOとしては、今回解約した保有者に対してもう少しやさしい目線をもっています。

今回解約をした多くの保有者は長い間の含み益に飽きてしまい、長期投資を実践しているのか、はたまたそれとも投資の塩漬け化から目を背けているだけなのか曖昧となってしまっていたのでしょうか。そんな自分の投資現況を一度リセットするためになら今回の「やれやれ売り」はよかったことかもしれません。

今回解約で得たキャッシュを何かの資金需要に充てる人もいたかもしれませんが、その一方で投資のリスタートを探っている人も少ないないかもしれません。

バランスファンドの値動きは一定期間体感できた、もう十分だ。やっぱり今、投資再開するなら日本株式だ、新興国株式だ。いや新興国債券ヘッジ付きがいいよ。いえいえやっぱり国債が基本だよエトセトラ...。

個人投資家達はセゾン投信の商品を解約したからといって投資行動までやめてしまったとは限りません。一度はセゾン投信の商品を保有してもらったことがある個人投資家が次のリスタートを切ろうとする際に、セゾン投信がなすべきことは投資家のリスク資産のポートフォリオにセゾン投信の商品を再び組み入れてもらうための努力ではないでしょうか。

2012年10月12日 (金)

TV番組にみる自動車文化の成熟度

【10月11日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,054千円
・評価損益      ▲620千円
(分配金込み)
・損益率        ▲1.2%

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BSフジで今年4月から放送している英国BBCの自動車に関するTV番組「Top Gear」が抜群に面白いです。紹介サイトはこちらです。

この番組自体は1977年から続く長寿番組であり、現在は3人のMCによる新車の比較試乗、有名人によるサーキットタイムアタック、話題の車と自転車や電車、スキーヤー等との移動手段の異種間競争。耐久レースにプライベート出場、そのほか車を改造・破壊したりとハチャメチャで様々な企画が満載です。

また英国のカントリーロードを疾走する車の映像が素晴らしく、ちょっとしたプロモーション映像の域になっています。なんでも企画ロケのあとに、走行シーンや情景を再度撮影し、映像を再構成しているとのこと。

WATANKOは8月になってこの番組の日本での放送を知り、以降毎週欠かさず録画して見ています。自動車に特段の興味が無い普通の人が観てもそれなりに面白いですが、特に自動車マニアがみればその企画の絶妙さ、MCのトークや解説ナレーションがウィットニー、ユーモラスに富んでいるところがしっかりと伝わると思います。

たとえばBMW M3とプリウスが燃費競争をする企画。なんと勝つのはM3。理由は競争の条件が高速走行にあることでした。高速走行ではプリウスの燃費はガタ落ちです。
「燃費なんて車の運転次第でかわるものさ。今の時代、燃費重視を金科玉条として走りがつまらないプリウスを選ぶなんておろかな選択だ」という、自動車好きにむけた番組からのメッセージが伝わってくる企画です。

さて翻ってみると日本ではどうでしょう。WATANKOが記憶にある自動車番組としては、カーグラフィックTV(CGTV)があります。日本でおそらく一番メジャーな自動車雑誌カーグラフィックのTV版であり、国内外の話題の車の紹介をメインとしている番組です。

映像はTop Gear程迄とはいかないですがまずます綺麗ですし、そこはかとなく上品さが漂い、ジェントルマンな番組に仕上がっています。

しかしCGTVは自動車番組としては話題の車の紹介の域を超えた内容とまではいかず、番組全体があたりさわりのない仕立てになっているように思えます。

それにくらべてTop Gaerではメーカーに遠慮することなく自動車をこきおろしたり、有名人のドライブ技量をさらけ出したりしています。例えば日本でなら自動車番組でトヨタやホンダの車を正面からこきおろしたり、嵐のメンバーで誰が一番運転が上手いかなどという企画(一方で下手くそな奴がわかる)を特集するようなものです。

そんなことをすればTV局に対してメーカーは宣伝出稿を取りやめたり、ジャニーズは自社のタレントをすべて引き上げる等の圧力をかけてくるでしょう。

Top Gearでも同様の圧力があるのかもしれません。しかしながらそれをはねのけて?日本の番組ではなしえないような企画がバンバンでてきています。英国ではジャーナリズムというものが経済活動原理(カネをくれるところには逆らわない。)とは切り離れて、その独立した存在価値を認められたものであることが根底にあるのでしょうか。

自動車関連の娯楽番組ひとつみても、その根底に流れる日本と海外の文化・原理の違いを垣間見ることがあります。

たかが自動車を取り上げた娯楽番組の日英比較をしてそこまで論じるのは大げさかもしれませんが、Top Gearに象徴される英国の自動車文化の豊かさというかその成熟度に、日本人としてある種の羨ましさを感じずにはいられません。

2012年10月10日 (水)

コストをはかる尺度について

【10月9日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,004千円
・評価損益         24千円
(分配金込み)
・損益率        0.0%

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信託報酬(コスト)が少ないファンドを選んで購入することは金融商品選びのひとつの定石ですが、果たしてこの信託報酬の負担をみるときに尺度とすべきものは何がよいでしょうか。

信託報酬や販売手数料は純資産のX.X%という基準で表記されています。日本国民の多くの皆さんは消費税が2%上がる事には血筋をあげて反対しますが、信託報酬1.5%や販売手数料3%については心理的ハードルが大分低いのでしょうか、このコスト水準でも投信は売れています。

ではこのコスト負担の水準は果たして高いのか否か。それを考えるひとつのヒントについて、皆さんご存知のチャールズ・エリス氏が「コストはリターンに対する比率でもって計るべき」と近年述べています。以前、日経ビジネスのインタビュー記事にて言及されていたほか、FP竹川美奈子氏のブログでも紹介されています。

参照ブログ記事 About Money,Today 運用手数料は想像よりもはるかに高い

チャールズ・エリス氏の主張を具体例で示してみます。

① 例えばコスト控除前のリターンが5%、信託報酬1.5%(投信のほぼ平均信託報酬)、販売手数料3%の場合、3年保有(投信のほぼ平均の保有期間)であれば年間コストは1.5%+3%÷3=2.5%となり、リターンに対するウェイトは2.5%÷5%=50%にもなります。つまり毎年、あがりの半分が販売会社及び運用会社側に持っていかれる計算になります。

投資信託の取扱高にもよりますが、なべていえば数百億円の純資産残高の投資信託であれば、例えば一万口あたりの人件費、経費の金額はたかがしれているかもしれません。もしWATANKOのこの読みどおりならコスト比率50%は高いと言わざるをえません。

② これが信託報酬の低いインデックス投信ならどうでしょうか。信託報酬0.25%、販売手数料無しであればリターン5%に対する年間コスト比率は0.25%÷5%=5%となります。リターンに対するマージン(ここで事務手数料や口銭のイメージに近い)としての5%は結構妥当な水準に思えます。

また更にリターンが減ってきた場合、例えば3%になったケースでは年間コスト比率は上述の②でも8.3%、①にいたっては83%にもなります。

上記の試算ですと日本の投資信託の現状では3%程度のリターンではその大部分を販売会社及び運用会社にもっていかれているのが現実に近いと思います。

またそれでは5%を超えるような高めのリターンを目指すとなると、今度はリスクもあがってしまい痛し痒しです。

このように見ると信託報酬1.5%というのは「たかが純資産の1.5%だろ」どころではなく相当に高い水準となります。

言うまでもありませんがリターンは不確定である一方、コストはしっかり取られます。世の中タダ飯はないのですからコストゼロにすべきだとまでは言いませんが、我々は投信のコスト水準についてもっとシビアに考えてもよいのではないでしょうか。

定期預金の利率の少しでも良いところを探すのと同様に、多くの投信購入者が金融商品選びにおいても同等商品の中で少しでもコストが低いものを探すことにもっと着目すべきだと思います。お金を増やすために金融商品を購入しているのですから、高いコストの商品を購入するというマッチポンプ、アクセルブレーキのような選好行動はなるべく避けたいものです。

■あとがきにかえて

上記でふれたチャールズ・エリス氏の主張について、(インデックス)個人投資家の皆さんはなぜだか皆スルーしているように思えます。彼の皆さんの情報アンテナに引っかかっていないとは思いにくいですが。

それにこの話は当たり前といえばそれまでですが、市井の人間に対しては簡単で分かりやすい原則論を絶えず説いていくことが大事であると思います。

2012年10月 8日 (月)

本当の実力で鈴鹿のポディウムに立った小林可夢偉

毎年、鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリ。今年はなんと小林可夢偉が3位表彰台(ポディウム)を獲得しました。

日本人ドライバーがF1にフル参戦を始めて今年で26年目。ほぼ四半世紀の間で日本人ドライバーが表彰台に立ったのはこれまでわずか3回です。

1990年の鈴木亜久里がラルース・ランボルギーニという当時6、7番手チームのマシンを駆り鈴鹿で日本人初の3位入賞しました。この時はトップ2チームの4人が早々にリタイして、亜久里はセカンド2チーム、4人のドライバーの間に挟まれての3位表彰台でした。

今振り返ると実力半分、運半分でゲットした3位ともいえなくもないですが、その順位がもたらす価値は変わりません。WATANKOも当時録画中継をみて、日本人ドライバーがフル参戦4年目でついに表彰台に立つか!と感動した記憶があります。

ところがその後13年、2004年になるまで日本人ドライバーが表彰台にあがることはありませんでした。(この辺りを愚痴ると長くなるので割愛)その久しぶりの表彰台を獲得したのが佐藤琢磨。おそらく日本人F1ドライバーで初めて欧州、南米人ドライバーと毎レース、タメ張って競える速さを備えたドライバーでしょう。

またこの年はホンダも第3期F1活動期でもっともコンペティティブなマシンを作り上げることができました。ホンダ+琢磨で、当時ダントツに速いフェラーリ以外のチームは眼中に無しでした。速いドライバーに速いマシンが備わったのですから表彰台は当然の結果です。このシーズン、琢磨はもっと良い成績が残せてもおかしくなかったくらいです。その琢磨をして表彰台はアメリカGPただ一度です。日本人F1ドライバーにとって表彰台は本当に、本当に遠い頂でした。

そして今回、小林可夢偉が8年ぶりに日本人ドライバーとして表彰台にあがりました。彼が走らせるザウバーはトップから数えていいとこ6番目あたりのチームです。2004年の琢磨の時のようなマシン上のアドバンテージはありません。

しかしながら幸いなのは今年はマシンの性能差が例年になく少なく、加えてKARS、DRS等のデバイス、ピレリタイヤの扱いなどの要素が相まって非常に僅差のレースが続いているため、中堅以下のチームにとってはトップチームを食う下剋上のチャンスが多いシーズンとなっています。

そして可夢偉は予選4位、グリッド3位で決勝スタート、スタートで2位のマーク・ウェバーをかわし、ピットストップでフェリペ・マッサに抜かれるもジェンソン・バトン(2009年のワールドチャンピオン、昨年の日本GPの優勝ドライバー!)の猛追をかわして3位フィニッシュです。

可夢偉の表彰台は亜久里の時のように上位陣総崩れの中で手に入れたものでもなく、琢磨の時のように圧倒的に速いマシンを手にしたわけでもありません。ワールドチャンピオンと堂々競り合って獲得した結果です。

彼はトップチームのドライバーに対しても物怖じしない姿勢、通常ありえない場所で追い抜きをかけるそのドライビングセンスでこれまでの日本人F1ドライバーと一線を画しています。

独断ですが世界のF1サーキットの中で鈴鹿はベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットの次に難しいコースだと思います。鈴鹿を速く走るドライバーは本当に速い実力を備えています。(←コアなF1ファンなら納得してもらえる?)

その鈴鹿で、可夢偉はザウバーのマシンで予選4位。それだけで日本のF1ファンは感涙モノでしょう。それに加えて可夢偉はスタートからずっと表彰台圏内で激走ですから、今年の鈴鹿での観戦者は53周全部立ちっぱなしだったかもしれません。

今年の残り5レースで可夢偉は果たして再度表彰台にあがれるのか。また来年も鈴鹿で表彰台に上がれるのか。そんな保証はどこにもありません。しかし今は中島悟(初のF1フルタイムドライバー)や佐藤琢磨ほか日本人ドライバー達、そして日本のF1ファンが熱望してやまなかった鈴鹿の表彰台、この栄光のレースをかみしめていたいと思います。

以上、番組内容(ブログ記事更新)の予定を急遽変更してお知らせいたしました。

(おまけ)

表彰台の3人のドライバーへのインタビュアーはあのジャン・アレジでした。鈴鹿のオーガナイザー、よくわかっているじゃん・アレジ(寒っ)。

2012年10月 6日 (土)

私もアクティブ投資家だったのかもしれない

【10月5日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,004千円
・評価損益        450千円
(分配金込み)
・損益率        0.8%

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よそのブログ記事で紹介されていましたおもしろい記事を読みました。

インデックス運用とパッシブ運用はどう違うのか-グローバル化でインデックス運用もアクティブ運用の範疇に

筆者は実態ベースのインデックス運用とパッシブ運用の違いについて記事で考察しています。詳しくは当該記事を読んでいただくとして、

「マーケットに一部だけを保有する、または特定のマーケットのみに連動するインデックスファンドを保有する運用はパッシブ運用とはいえない。したがい日経225ほかの指数連動はパッシブ運用ではなくアクティブ運用の一種とのこと。またTOPIX連動さえ日本株式が世界の一部であることをふまえるとアクティブ運用とさえいえる。」

とのお説に、万年素人個人家のWATANKOとしてはあっさり同意してしまいました。対論を張ろうと試みる気骨あるインデックスブロガーではないのでないのであしからず。テヘペロ。

WATANKOの場合、インデックス商品を選んだ際のキーワードとしては多数の銘柄に分散投資できるというところにあります。特定の分野・業種・銘柄を選んで自分だけがババをひくのは猛烈にイヤですので、広く満遍なく銘柄をまとめて保有するところにひかれました。

その意でいけば日経225よりもTOPIXの方が理にかなっているのですが、225銘柄にも十分散効果はまずまず期待できるのではないか、信託報酬が安い商品もあるわけですしということでニッセイ日経225インデックスファンドを積み立て投資しています。

もしパッシブ運用にこだわるのでは最善といえるのはFTSE Global ALL Cap Indexに連動する商品のみをひたすら買えということでしょうか。VTと同等のETFが日本の株式市場に上場したらひょっとしたら考えるかもしれません。

でも実際に上述のとおり日本の株式市場全体に投資しているのではなく225銘柄という一部グループを対象としていますし、先進国株式や新興国株式もそれぞれ勝手な比率で保有している。債券もREITも同様です。したがいWATANKOも特定インデックスの連動商品をいくつか勝手に選んで、好きな比率で組み合わせて運用する「アクティブ投資」やってますと、その投資プロファイルを変えた方がいいのだろうか。

投資スタイルの名称は何であれ、これまでのスタイルを当面は変えるつもりがないのですが、少なくとも自分はパッシブ運用やってますとは声高らかには言わない方がおりこうさんかもしれません。

2012年10月 4日 (木)

裁判所の御沙汰-成年後見人になりました

【10月3日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 52,904千円
・評価損益       ▲53千円
(分配金込み)
・損益率        ▲0.1%

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地元の家庭裁判所に母の成年後見人の申し立てを行い、先月下旬、裁判所で審判員による面談を受けてきました。その際に後見人候補者を妻からWATANKO自身に急遽変更するドタバタもありました。

関連記事

成年後見制度を利用する

成年後見制度を利用する(補記)

裁判所二出頭サレタシ

裁判所にいってきました+ドタバタ劇

(続)裁判所にいってきました+ドタバタ劇

そして先週、裁判所からWATANKOを母の成年後見人に選任する旨の通知を受領しました。

ホッ...と一息。

無事、こちらの要望通り成年後見人を立てることができました。これで晴れて公に母の代わりに母の名義の財産の管理や契約ごとを進めることが可能になりました。

さて、裁判所からもらった「成年後見人のしおり」には後見が行うべき義務事項、やってはいけない禁止事項などがキッチリ明記されています。

たとえば後見人には被後見人の財産目録の更新や収支明細表の作成などの後見事務を行う義務が生じます。WATANKOの場合、自身と母の生活費をドンブリ勘定にしていた面があったのでこれを機会に両者の家計をキッチリと区別する必要があります。とはいえ母が本来負担すべき支出をWATANKOが立て替えるケースがどうしても多々でてくるため、収支明細表の中で立替分の精算を明記しておく必要があります。

そのほかには事業のためとはいえ、後見人が母の財産を担保にして借金をすることは禁じられていますし、母の居住用不動産を処分する際には裁判所の事前の許可が必要となるなどの縛りがあります。

そして注目すべきことには母の財産について以下の行動も禁じられています。

「株式等への投資など、投機的な資金の運用をすること」

「財産管理は安全確実であることが基本です。元本保証のないもの、株式購入、投資信託等投機的な運用は絶対に避けてください」

しおりには「株式や投資信託の購入=投機的な運用」と明記しています。まあこれが投資や資産運用に特段の関心や意義を見出せない、どこにでもいる日本人のメンタリティを表しているのでしょうね。

それにしても株式がダメというのならば国債の購入なら投機的な運用ではないと裁判所は認めてくれるのでしょうかね?政府が販売する金融商品までを「投機的商品」としたならば、政府も立つ瀬がありません。

また日本国内の公債ならどうでしょうか。債券がOKであれば海外の債券でも構わないのでしょうか。為替ヘッジしていればせめて許してくれるでしょうか。また元本割れの可能性がある商品はダメといってもMRFやMMFならイケると思いますがどないなもんでしょうか。

以上は半分ジョークも入ってますが、結局のところ母の年間の収支バランスは来たるべき葬儀・相続費用ための原資として預貯金にしておくべきでしょう。

さてこれで母名義の戸建て5軒の解体工事に取り掛かれます。

早速、解体工事を依頼する業者に連絡をとったことは言うまでもありません。

2012年10月 2日 (火)

(続)2012年9月末運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。

201209305


さらに「my index(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに期待リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*期待リターン   4.8% ( 4.6%)
*リスク      16.4% (16.3%)
*シャープレシオ  0.30 ( 0.30)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*購入元本総額  52,904千円(52,704千円)
*評価損益    ▲448千円(▲1,558千円)
*運用期間    55か月(54か月)
*元本平均残高  34,497千円(34,138千円)
*平均年間利回り ▲0.3%(▲1.0%)

また投信だけのものも作ってみました。

201209306

<概況>

保有資産トータルの評価損益の赤字は今月も継続しています。現在28本の保有商品のうち評価益ありが12本、評価損ありが16本です。先月に比して3本黒字化しました。

先進国株式が伸びて、新興国株式も黒字化したため全体の評価損益はほぼトントンまで戻しました。何気に先進国債券もジリジリと上がってきています。あいかわらず元気ないのが日本株式...。

ともかくも年内はこのまま200千円/月のペースで少しづつ積み立てを続けていきます。

そして来年の積み立て計画やリバランス計画について、そろそろ考え始めたいところです。

2012年10月 1日 (月)

2012年9月末運用状況

涼しくてオープンカーが欲しくなる季節が到来しました。ここのところ週末に行事や雑用が目一杯入っており、リア充?なのかブログ記事を書く時間がここ2週間とりにくくなってます。ストックしているネタを賞味期限が切れないうちにUPしたいのですが.....。

さてインデックス投資を始めて4年と7ヵ月が経ちました。9月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは77.59円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆日本債券クラスへの投資はSBI資産設計オープン(すご6)とセゾン・グローバル・バランスファンドに含まれている部分のみです。
◆評価記号の内容は以下です。

◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201209303


さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。

現在、このうち以下の6商品をサルベージ中です。

1)三菱UFJインデックスファンド225
2)ニッセイTOPIXオープン
3)PRU海外株式マーケット・パフォーマー
4)PRU海外債券マーケット・パフォーマー
5)年金積立インデックスファンド海外債券ヘッジ無し
6)SBI資産設計オープン(すご6)

201209304


(つづく)

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