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2012年10月25日 (木)

マイカー回顧録その5 シトロエンXM

自動車テーマとして月一ペースでWATANKO家のマイカーについての思い出を取り上げています。当時の世相やその車から学んだことなどにもふれたいと思います。

WATANKOの自動車選好にはいくつかのトラックがあります。代表的なそれはロードスターやハチロクに代表される中軽量級のスポーツカーですが、この他にもラテン系、特にフランス車が実はかなり好きです。

今回取り上げるのは、WATANKOの愛車の中で初の、そして今迄のところほぼ唯一の中古車購入となったシトロエンXMです。

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■あの当時

80年代末期。バブル景気に沸く日本では輸入車の販売も伸長しました。BMW(E30)などは六本木のカローラと揶揄されたりもしました。

当時の輸入車といえば信頼性は年々向上してきたとはいえまだ国産車には及びませんし、国産車との値段の開きも今よりも大きかったです。しかし今と比べて当時の輸入車は日本車よりも高速走行性能が大分優れていたり、室内空間が良好であったり、なによりデザインが個性的でした。したがいエンスーとよばれる自動車好事家にとって憧れの車でした。

■プロファイル

シトロエンXMは「合理化精神の塊、車は道具だ!そしてケチ」でお馴染みのフランスのメーカーにあって、ひときわ異彩を放つ理想主義追求メーカー、シトロエン(1974年にプジョーに吸収)が1950年発表の宇宙船みたいなモデル、DSの直系子孫として1989年に発表したEセグメントのフラッグシップ・モデルです。

ボディは5ドアハッチバックで先祖のDSに負けないくらい独創的なこれまた宇宙船みたいなデザインです。ウェッジシェイプ(くさび形)がバリバリきいています。

全長が4,710mmに対して2,850mmという長いホイールベース(参考:当時のマークⅡは全長4,690mmに対してホイールベース2,680mm)

窒素ガスと油でサスを動かし、客船のように鷹揚でやわやかい乗り足を生み出すハイドロニューマチックサスペンション(XMのそれは始めて電制が備わったハイドラクティブサスペンション)

どんな姿勢で座っても体が疲れない、凝らない、椅子の文化が生み出した見かけは地味だが素晴らしいシート。

この3つの神器によって疲れ知らずの快適移動空間が実現されています。

参照サイトはこちらをどうぞ

ところがこのXM、機械的信頼性は70年代以前の頃に比べれば改善しましたが、まだまだ低く故障やトラブルが多かったです。また独創的すぎるデザインによって日本における一般的な人気が低く、中古車市場ではかなり値崩れしていたモデルでした。

WATANKOが手に入れた個体は実家のすぐ近くのユーノス店(当時マツダはシトロエン車を販売していた。)にあった1990年式のXM(標準グレード)です。新車時の車両本体価格は5,500千円ですが、その個体はディーラー試乗車(又は広報車か)あがり、3年落ちで走行距離わずか8,000kmという少なさ。にもかかわらず価格が2,500千円と3年落ちとしてはかなり割安でした。

WATANKOとしてはそれまで雑誌などで紹介されていたシトロエンの魅力を是非ここで堪能してみたい。そこへきて目の前に最新のフラッグシップモデルの高年式中古車が割安に売られているではありませんか。ということでロードスターを下取りに出してXMを手に入れました。

それが結婚を1年後に控えたWATANKO26歳の冬の自動車趣味による浪費の1ページであります。

■インプレッション

走行性能に関して街中走行では正直行ってあまり良さを実感できる場面は少なかったです。せいぜいFFの割にはかなり鼻先が軽くて曲がりやすいなあという印象があったくらいです。(曲がったあとのセルフセンタリングがかなりキツイ)

ところが高速道路になるとこれが俄然楽しくなってきます。車が道路から浮いているような感覚ですが、決して怖くありません。むしろスピードを上げるほど車が静止しているような安定感がでてきてノンストップで5~6百キロ走れそうな感覚です。
さらに広い室内空間やよくできたシートと相まって室内は快適な移動空間です。わかりやすくえば振動が少ない最新の新幹線(フランスならTGVか。乗ったことなけど:笑)のような乗り味です。

また使い勝手も大変良好。スーツケースを3つ4つ平気で呑みこむトランクルームに加え、5ドアハッチバックですからリアシートを倒せば広大な荷室空間が確保できます。当時、結婚生活の開始にあたり会社の独身寮から社宅に引越する際にはXMを荷車にして3回程度の往復で引っ越しを済ませてしまいました。

■カーライフ

このXMは26歳の冬から約2年半所有し、結婚前後に妻と週末ロングドライブによく出掛けました。しかし2年半での走行距離は18,000kmとあまり伸びませんでした。
じつはこのXM、半ば覚悟をしていたのですが購入後、故障しまくりで修理工場入りしていた期間が結構あったためです。

高速道路で移動する間は本当に快適、止まりたくない降りたくないとズンドコ・ズンドコと遠出の連続でした。シトロエンと言う車は決してスポーティな乗り味ではありませんが、とても豊かなドライブ感覚を味わせてくるメーカーです。

しかしこのXM、上述のとおり信頼性がいまひとつ、いやそれどころではありませんでした。私の個体でもATからのオイル漏れ、エアコンのエバポレーター故障、電源のディストリビューター故障、ハイドロスフィアの早期ガス抜け等など。体内を転移するガン細胞のようにあちらを直せばこちらが壊れるという始末でした。

■あとがきにかえて

ある日、修理からあがってきたXMで近所の公園に出かけた時に、帰ろうとしたらまた故障発生、不動になりました。修理からあがってきたその日にまた故障ですからさすがに刀折れ、力尽きました。累計修理金額およそ900千円迄到達した時点でXMを手放すことを決意。売却額?・・・・ガラクタに値はつきません。ゼロです。

こうしてトラブル続きのXMでしたが、しかし車自体、メーカー自体に対する魅力が依然として失われることはありませんでした。またシトロエンに戻ってきたいという想いを残しつつ、一度このメーカーから離れることになりました。

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