雑誌紹介されたプチ富裕層の消費行動に唖然
週刊ダイヤモンドの今週号に「富裕層のカネと知恵」という特集が組まれていました。朝の通勤途上で隣に座ったおじさんが食い入るように読み込んでいたので、ナニが書いてあるんじゃいと帰宅時につい購読してしまいました。
特集記事によると日本の場合、富裕層といっても世界の水準からみれば小粒ぞろいであり、キャッシュリッチな本当の富裕層はせいぜい推定10万人、最近は企業役員タイプが台頭、アンケート結果によると、なんだかんだいっても世襲による富裕化が大半、手堅い運用スタイル、税金への関心大といったプロファイルが紹介されています。
そんな中、WATANKOが特に関心を引いたのはプチ富裕層の家計のところです。年収1000万円のプチ富裕層の消費動向をみて唖然としてしまいました。
バックや高級ブランド商品についてはまあよくある話ですが、まず年収1000万円でタワーマンションに住めると発想しているところが危ういです。
年収1000万円だと各種社会保険料等を差し引かれて手取りが780~800万円くらいでしょうか。年間賞与6か月だとすれば月額給与手取りがおよそ45万円です。
一方タワーマンションの賃貸料はWebでちょい調べしたところでも軒並み25~30万円程度...。
加えて色々なものにお金をかけています。以下はその一部(WATANKOの勝手コメントも添えてみました。)
◆ウォーターサーバー
⇒ただでさえ狭いウサギ小屋がさらに狭くなる。(サーバーをおく場所の家賃を考慮するとさらにコスト高)
◆高級バスグッズ
⇒生活が荒れていれば肌の老化やハゲはやってきます。
◆海外製こだわり家電
⇒ダイソンの掃除機なんか買って掃除マニアですか?冷蔵庫、洗濯機も以下同文。
などなど。
WATANKOからみるともうすごい消費行動です。手取り給与年額800万円弱/月額45万円程度のその消費ぶりとは!!特集で取り上げられているプチ富裕層は40代半ばのバブル世代との想定であり、WATANKOもまさに同世代ですが、田舎の農家育ちだったせいかこの消費感覚は持ち合わせていません。(ヨカッタ)
特集記事では「2020年頃までに7割ほどの世帯が老後を心配し、いっせいに焦り始めるのでは」とFPが警告しています。あたりまえでしょう。
一体彼らの「見栄」とはどこからくるのでしょう。都会に住んでいるのが原因なのでしょうか?(都会に比べれ田舎は周辺の世帯のほとんどが経済的にロワーなので見栄を張ることがへるかもしれません。)物的豊かさが、豊かさのすべてあるいは大部分だと思っているから?
特集ではこうした40代との対比として30代の消費スタイルが紹介されています。30代は貯蓄優先、購買は選択と集中、将来の悲観シナリオに備えるなど堅実一直線であり、40代のプチ富裕層も少しは真似した方がよいかもしれません
WATANKOが普段、閲覧している個人投資家ブロガーの方々の多くはやはり30代と思われ、そのブログ記事からも察するに堅実な家計の方ばかりと見受けます。やはりそうでないと投資のまわす資金が捻出できませんからね。アッパレです。
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コメント
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ワタシは30代後半でケチケチです><
でも、たまにクラウンアスリート買ってみたいとか、ブライトリング買ってみたいとか思います><
まー買えないんですけどね><
どうせ死ぬのにケチケチしてもしょうがないという気持ち半分と、老後や子供の事を考える気持ち半分です><
投稿: む~みん | 2012年10月20日 (土) 01時20分
クラウンアスリート、私は先代モデルの方がデザインがすっきりしていて好感が持てます。12月にFMCですから、現行モデルが大変気に入っているなら値引きも期待大でチャンスでしょう。次期モデルはご多分にもれずダウンサイジングです。
投稿: WATANKO | 2012年10月20日 (土) 09時11分