“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2012”に投票した商品
『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2012』の投票が締め切られました。
そこで今年も僭越ながら、WATANKO私が投票した商品を紹介したいと思います。
自分が現在積み立てないし保有している商品を候補にそこから持ち点5をすべて投じた商品は、
『年金積立 インデックスファンド海外新興国株式』 でした。
実は今回は上記投信とニッセイ日経225インデックスファンドのうち、どちらを選ぶか迷いました。
いつも唱えていることで変わり映えしないのですが、我々がインデックスファンドに求める最も重要な要件の一つはいうまでもなくローコストです。ニッセイ日経225インデックスファンドはDC向けを除く日本株式アセットでもっとも信託報酬が安いインデックス投信であり、純資産規模も十分で安心して積み立て商品として選べる一品です。
(ポートフォリオを定食に例えるならゴハンにあたる位置付けです。ちなみに海外株式はおかず、債券は味噌汁、REITやコモディティは小鉢か漬物でしょうか。)
昨年の投票でWATANKOはッセイ日経225インデックスファンドを選びましたが、今年は迷ったあげく年金積立 インデックスファンド海外新興国株式にしました。理由は以下です。
1.年金積立シリーズに対する期待
インデックス投信にかかわる話題ではSMTやeMAXISにくらべて忘れ去れかけていた年金積立シリーズですが、どっこい生きていました。
以下は昨年の投票商品を説明した当ブログ記事からの抜粋です。
以下抜粋★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
インデックス投信の商品群は私がインデックス投資を始めたころ(3年8ヶ月)前からみても、現在は低廉な信託報酬を売りとする商品のラインナップが随分と増えました。STAMはもちろん、eMAXIS、CMAMそのほか、バランスファンドもいくつか追加発売されました。
そのせいか、ここ1年~1年半くらいの間では、インデックス個人投資家ブログの記事には「もっとローコストなインデックスファンドが欲しい」というようなトーンの記事はめっきり見かけなくなりました。
インデックス個人投資家は、インデックスファンドに求めるローコスト志向は、もう十分満たされてしまったのでしょうか。
先進国株式は0.525%、新興国株式は0.63%の信託報酬で満足しているのでしょうか。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆以上抜粋おわり
年金積立シリーズは上記のWATANKOの疑念とも期待ともとれるつぶやきに応えていただきました。もともと日興AMは国内ETFの商品展開が熱心であり、インデックス投信の信託報酬の低減については今後も期待できるかもしれません。
具体的には新興国株式アセットで信託報酬0.6%を下回ってきたのですから、同じコスト低減構造を実現できるならば先進国株式アセットのインデックス投信も0.5%未満へと引き下げることができるかもしれません。
2.eMAXISシリーズに対する期待
さて一方のeMAXISシリーズです。商品ラインナップの中では新興国株式アセットが純資産がダントツに高く、同シリーズの看板娘だったのですが、今後信託報酬の引き下げ競争に加わってくるのでしょうか。
それともマーケティングの教科書的視点から言えば4Pのうち、プライスではなく販売チャネルやプロモーションを強化するのも一手かもしれません。つまりは取扱い金融機関を増やしたり、キャンぺーンを強化するといった志向です。(そういえばSBI証券で積み立てキャンペーン始まりましたね。)
しかしながらこのままではSMTやインデックスeシリーズばかりだけでなくFunds-iにも信託報酬で劣後する事態にもなりかねません。
WATANKOとしては今やREITぐらいしか購入対象となり得てないeMAXISシリーズに再度の頑張りを期待したいところです。
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