たらちねの母、家に還る
WATANKOの母が永眠しました。
一人っ子であったWATANKOはなんとも寂しくなりました。
しばらくブログは休んで、母の傍らにいたいと思います。
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WATANKOの母が永眠しました。
一人っ子であったWATANKOはなんとも寂しくなりました。
しばらくブログは休んで、母の傍らにいたいと思います。
【12月25日終値ベース運用状況速報】
・投資元本+待機資金総額 53,304千円
・評価損益 5,954千円
(分配金・確定損益込み)
・損益率 11.2%
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WATANKOの今年の年末は21日(金)にて一足早く仕事納めを行い、遅ればせながら夏場にとれなかったまとまった休暇を25日(火)から28日(金)にかけて取得することにしました。勤務先の2013年の仕事開始日は1月7日(月)からなので都合12月22日~1月6日まで16連休となり、かなりまとまったプライベートタイムを過ごしています。
ところで毎年、通常の仕事納め(12月28日)の翌日29日は平日ということで地元の金融機関廻りをします。預貯金口座をもっているJAや郵便局や都市銀行、地方銀行、信用金庫を廻って残高確認を行うとともに子供の学校や塾、習い事の費用の自動引き落としを設定している口座については翌年分を入金しておきます。なにせJAを除けば普段はほとんど訪ねることのない地元の金融機関ばかりですから、半年ないし1年に一度はこうしてメンテナンスしているわけです。それに今年は市役所にも出向きました...。
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皆さんご存知かと思いますが、家などを新築あるいは購入すると、自治体からは固定資産の取得とみなされます。それらをふくめ個人・法人が毎年1月1日付にて所有する固定資産に対して固定資産税が課税されます。
この固定資産税の課税ですが、例えば敷地内に家屋とは別に車庫などを設置した場合、家屋とは別途に課税されるケースがあります。市役所の固定資産税課の職員がわざわざ見にきてオーナーに課税対象の追加を告げていくというわけです。我が家の場合でも、わずか車2台分のヨドコウ製のポン付け車庫であってもキッチリ課税されました。
また土地自体に関しても、造成工事を行い土地の形状などの状態を変更した場合、職員のチェックがしっかりと入る模様です。具体的には田畑を埋めて更地にした場合、地目変更となるため、評価額の適用も田畑から宅地となり、課税標準額も高くなります。この変更を漏れなくとらえるために、職員は土地の動向について航空写真をつかって調べたりもします。いやはや固定資産の変動に関しては税収に直結する話なので職員も熱心です。
この固定資産税の課税ですが、建物や土地が実際には登記されていようがいまいが、その不動産が実体として確かに存在し、誰かによって保有されているのであれば、その不動産には課税されるケースが殆どです。そして注意しなければならないのは土地はともかく建物の場合は、それが解体撤去されたとしても、そのまま放っておいては固定資産税の課税対象から自動的に除外されないということです。元の保有者が事務手続の費用と手間をかけて当該建物の滅失登記を行わなければなりません。
当該建物を不動産登記していれば、解体撤去工事と併せて司法書士に所定の手続きを委託します。司法書士は解体撤去を施工した業者から解体証明書を入手し滅失登記手続きを行うわけです。その結果、当該建物については固定資産税の課税対象から除外されることになります。
しかしながら古い建物、個人が建てた建物の中には不動産登記がなされていないケースも散見されます。これら不動産はそもそも登記していないのだから滅失登記しようもありません。しかしそのままでは固定資産税が課税されたままとなってしまうため、別途、所有者(ないしその家族)が市の資産税課に出向き建物滅失届を提出することで課税対象から除外してもらえます。
実はWATANKOの母が所有する小さな飲食店舗を今般、解体撤去したのですがその建物は上記のケースのとおり不動産登記された物件ではないことが判明しました。
そこでWATANKOは年末の金融機関廻りの合間をぬって市役所の資産税課に出向き、その場で建物滅失届を記入、提出して手続きを終えました。解体撤去の証憑として工事業者による解体証明書が必要かと思ましたが、不要であり、全くの自己申告ベースでOKでした。なんともあっさりとしたものです。手続きコストもゼロでした。
でも通常は不動産に対する保有者としての権利をしっかり公的に証明するために不動産の登記は必ず必要であることは論を待ちません。
皆さんの家族が所有する不動産の中に、上記のような未登記の物件はございませんでしょうか。もしあるとすればそのまま保有するリスクを十分確認の上、必要な対処をとられることをお勧めします。
ご家族名義の固定資産税の課税明細書の中には建物ごとの家屋番号がついています。その番号の頭に「U」などのアルファべットがついている場合、それは未登記物件である可能性が高いです。ご注意ください。
さてサルベージ・レポートの第3回です。
5.SBI資産設計オープン(すご6)
WATANKOが資産運用開始初期に積み立て投資していたFOFのひとつです。他の類似商品に比べてREITのシェアが高く、一方で新興国アセットが含まれていません。(設定当時、この商品を構成するSMTシリーズには新興国アセットのインデックス投信がまだなかったという事情あり。)
その後、新興国アセットの商品がSMTシリーズに追加設定されたので、てっきり新興国株式、新興国債券のアセットも加えた”すご8”が発売されるのかと思っていたら、eMAXISシリーズに先をこされてしまいました。今更感もあるのでSMTシリーズでは“すご8”はでないかもしれませんね。
投資額合計1,700千円(サルベージ用追加投入300千円)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲225千円(評価損益率▲16.1%)を▲33千円(▲2.0%)まで回復したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
6.グローバル・インデックス・バランス・ファンド(投資生活)
これもすご6やセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドと並んで資産運用開始初期に積み立て投資していたFOFです。
FOFの類似商品と比べた中でこの商品の構成は比較的シンプルです。この商品のポートフォリオは日本株式、先進国株式、先進国債券を1/3ずつであり、個人は各々がとれるリスクに応じてこの商品を買ってもらい、残った資金は国債や預貯金にどうぞという明快なメッセージが見て取れます。しかも当時としては信託報酬0.63%はFOFとしては最安値水準でした。
しかしながらこの商品、あまり売れていません。(野村製のファンドだからという一説あり?)もう過去の商品感すら漂っています。
投資額合計1,600千円(サルベージ用追加投入は無し)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲277千円(評価損益率▲17.3%)を▲94千円(▲5.8%)まで回復したところで売却しました。
今回、サルベージ(売却)を行った商品の中では、この投信が一番、売却損がありました。もっと基準価額があがるのを待ってみる手もあったのですが、相場の先行きもはっきりしませんし、一方で口座の整理統合を促進させる気持ちも強かったので今回バッサリ切りました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
FOFは今のところ、今後新規購入する計画はありません。しかし個別アセットの商品を組み合わせてお手製のポートフォリオを作り上げて運用するよりも、バランスファンドの方が圧倒的に手間いらずでよい、成績も大差ないよと達観されている御仁がいてもおかしくないと思います。
7.SMT TOPIXインデックスオープン
これは本年3月の相場上昇時に売却済みの商品です。本年の売却分としてはこれも含まれます。
確定損益詳細は以下のとおりです。
(まとめ)
3回にわたって記事に取り上げました今回サルベージした塩漬け投信7件の合計の損益は以下のとおりです。
合計で134千円の売却損が発生しました。これは2012年の確定申告(申告分離課税)にて今年のETF収益分配金およそ230千円と相殺する予定です。そうすることによって134千円分にかかる税金分(10%とすれば13.4千円か)の還付をうけ、NETでおよそ121千円の売却損として決着することになります。
さて一方、これで残る塩漬け投信は残り以下4本となりました。
*三菱UFJインデックスファンド225
*ニッセイTOPIXオープン
*PRU外国株式マーケットパフォーマー
*セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
このうち三菱UFJインデックスファンド225は先週、損益トントン(ほんのわずか黒字)に達したのですが、同時期にWATANKOは生憎、九州に出張中であり、基準価額をノーチェックであったため売却しそびれてしまいました。(痛恨)
最近は相場も上昇基調なのでまたあがるだろうと思いきや、その後日経平均はずるずる下降中です。クリスマスあけにアベノミクスの幻想?効果で、また日経平均がまた上昇となれば年内ぎりぎりで売却となるかもしれません。
以上のように三菱UFJインデックスファンド225はもうしばらく注視が必要ですが、ひとまず塩漬け投信のサルベージはこれにてひと段落です。
今年、10か月間続いたモヤモヤはこれで90%くらい晴れました。
【12月21日終値ベース運用状況速報】
・投資元本+待機資金総額 53,304千円
・評価損益 5,743千円
(分配金・確定損益込み)
・損益率 10.8%
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さてサルベージ・レポートの第2回です。
3.三菱UFJ世界国債インデックスファンド(年1回決算)
年金積立シリーズに積み立て商品を切り替えたWATANKOですが、信託報酬はまだ高いとの印象をもっており、さらなる低廉なインデックス投信を探していたところ、ひっそり?と存在していたこの商品を見つけました。
当時、先進国債券のインデックス投信としては信託報酬0.63%は相当低い水準でありました。よって積み立て変更先としては選んだのですが、一方でこの商品、年1回の決算で分配金を出します。もちろん即、再投資にまわしているのですが、そこがちょっと気になっていました。
結局、この商品は5カ月間積み立て投資しましたが、STMグローバル債券インデックスの信託報酬引き下げを期待して、同投信へ積み立て投資先を切り替えてしまい、以降保有するのみでありました。
投資額合計800千円(サルベージ用追加投入は無し)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲76千円(評価損益率9.5%)を24千円(3.0%)まで回復、黒字化したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
4.eMAXIS先進国債券インデックス
三菱UFJ世界国債からSMTシリーズに乗り換えたあと、さらに信託報酬が低いeMAXISシリーズが販売開始され、またまた積み立て投資先を変更しました。
ところがその後、さらに安い外国債券インデックスeが発売され、このeMAXISもわずか3ヶ月で積み立て停止し、乗り換えることになりました。
WATANKOが積み立て投資した分は平均取得単価がなかなか低い水準で利益がでやすいですが、先進国債券インデックス投信は信託報酬が最安値のSMTシリーズとインデックスeシリーズの2本に保有を絞り、わずかながらですがそれら商品よりも信託報酬が高いこの投信は売却することにしました。
投資額合計300千円(サルベージ用追加投入は無し)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲31千円(評価損益率▲10.3%)を5千円(1.8%)まで回復したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
(3/1追記:表の数値に誤りがありましたので訂正します。)
さて前回、今回で合計4本の先進国債券インデックス投信を売却した結果、WATANKOのポートフォリオ内の先進国債券アセットの保有商品が6本から2本に絞り込むことができ、とてもすっきりしました。今後、先進国債券アセットのインデックス投信を積み立て投資再開する場合には現状ならば外国債券インデックスeをその対象とする予定です。
(つづく)
さて万年含み損を抱える塩漬け投資について、一時的な追加買いによって平均購入単価を引き下げ、損益トントンになってきたところで売却し、最新の信託報酬が最安値の投信の購入資金とする塩漬け投信のサルベージを今般、実行しましたので、その結果を商品毎にごとにみていきたいと思います。
1.PRU海外債券マーケットパフォーマー
WATANKOが初めて購入した先進国債券のインデックス投信です。当時既に先進国債券インデックス連動型の投信がいくつか発売されていました。信託報酬はどれも概ね0.8%代だったかと記憶しています。その中でこの商品は以下の理由で選定しました。
(1)当時モーニングスターのサイトでファンド検索すると推奨された商品であった。
(2)設定開始から一定の年月がたっており運用が安定していたこと。
(3)いくつかの個人投資家ブログにて積み立て投資している記事をみて安心感を覚えたこと。
投資額合計1,200千円(うちサルベージ用追加投入400千円)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲170千円(評価損益率▲21.3%)を▲41千円(▲3.4%)まで回復したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
現状のままでは、この商品を再び積み立て投資することはないでしょう。運用会社であるプレデンシャルが信託報酬を半減すれば話は別ですが....ないでしょうね。
2.年金積立インデックスファンド海外債券(ヘッジ無し)
PRU海外債券マーケットパフォーマーを積み立て投資開始してほどなく、やはりインデックス投信はコストが大事との念を強め、少しでも安い商品を求めてしつこくファンド検索を行い、見つけたのがこのインデックス投信です。
そういえば、あの当時(2008年央)は投信スーパーセンターのサイトをよく見てました。そこでよくみかけたのがこの投信です。
ただ信託報酬がわずかながらでも高いPRU海外債券マーケットパフォーマーをこれ以上積み立て投資する気になれず、PRU海外債券マーケットパフォーマーを積み立て投資開始後4ヶ月目にして対象商品をこちらに切り替えました。
なおこの時、ヘッジ有りの商品もあり、こちらはどうなのだろうかと少し迷った記憶があります。そういえば昔はこのような記事も書いていました。赤裸々ですがリンクします。
(なお現在の通説では債券のリターンは為替をのぞけば日本も海外もかわらずということです。為念。)
関連記事:外債ならヘッジ有りではないか?
投資額合計400千円(うちサルベージ用追加投入200千円)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲47千円(評価損益率23.3%)を▲4千円(▲1.0%)まで回復したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
今年、年金積立シリーズは新興国株式、新興国債券の信託報酬を引き下げてきました。WATANKOは信託報酬引き下げによるシェアの維持拡大について、日興AMは再びファイティングポーズをとった格好であるとみなしましたが、それならば先進国株式、先進国債券についてもひとつ奮起(信託報酬引き下げ)を期待したいところです。
それにしても上記2商品はもっと基準価額の上昇をまっていれば更に損失幅を縮小できたのですが、それは所詮後知恵にすぎず、基準価額が下落したらそのようなことも言えません。今回はギリギリまでチキンレースをする気もなく、損失も許容範囲でしたので売却実行しました。
(つづく)
【12月20日終値ベース運用状況速報】
・投資元本+待機資金総額 53,304千円
・評価損益 5,780千円
(分配金・確定損益込み)
・損益率 10.8%
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引き続き2012年の振り返りとして、WATANKOの投資エンジンのもう一翼である不動産投資について2012年の主要な動きを振り返ってみたいと思います。
<1月>
賃貸物件の一つである小さな焼肉店舗の経営者が2011年末にて退店したので残務整理がありました。特に追加費用が発生するなどのトラブルもなく、保証金1,000千円を返還して完了です。
この店舗は地元でそれなりに有名な焼肉屋さんでしたが、BSEや食中毒騒動、近隣に進出してきたチェーン店との競争激化などを経て苦労を重ね、かつ経営者自身も高齢となり引退の潮時と決めた模様でした。
<6月~9月>
母を被成年後見人、WATANKOを成年後見人として地元の地方裁判所に成年後見の申し立てを行い、申し立てどおりの判決が無事おりました。地元の司法書士への業務委託費用は130千円であり、これに加えて各種申請のための実費がかかりました。(都心でもっと大手事務所に業務委託する場合にはもっと嵩むかもしれません。)
これで母名義の財産の処分や契約の締結をWATANKOが公的に堂々と執り行うことができます。ただし母名義の現預金でリスク金融資産を買ってはいけないという裁判所の指導もあり、その点は注意が必要です。
<10月~11月>
40年間賃貸業に供してきた古い賃借家屋5軒を解体撤去しました。ただ壊すだけなのに準備に思ったより時間がかかりましたが、解体撤去工事自体は2週間程度であっという間に完了しました。5軒で2,500千円也。今年分の確定申告で損金処理する予定です。あとは滅失登記申請を行えば、来年の固定資産税も回避でき、本件はひとまず無事終了です。
解体撤去が終わり、更地になると結構な広さであることがわかりました。ちょっと足場は悪いけど年末年始は子供たちの暫定遊び場として使ってもよいかと思案中です。
<12月>
1月に経営者が退店した焼肉店舗を解体撤去しました。かかった費用は1,000千円也。11月になり急遽、取引がある地元不動産業者から当該土地について新規借主候補があるとの連絡をうけ、現存の古い飲食店舗を急遽解体撤去することになりました。
あたらしい借主との契約はまだであり、借主/貸主間にて条件が整うかまだわかりませんが、この飲食店舗もかなり古いので早晩解体撤去する腹積もりでしたので一気にすすめてしまいました。
(まとめ)
今年の不動産投資関連は総じて来年以降にむけたスクラップ&ビルドの始まりといった様相でした。
収入は焼肉店舗の分が減少となり、トータルの不動産収益はWATANKOが父から不動産事業を引き継いで以降、最低水準にまで落ち込みました。
一方で2案件の解体撤去工事のために費用が4,000千円近く発生するため例年にない支出もありました。
しかしながら古い賃借家屋や店舗の解体撤去の実施は次の不動産投資のための準備の一環です。次の収益獲得に結び付けるための先行投資ですから仕方ありません。
2012年は捲土重来を期す1年でした。
(前回からの続きです)
さて前回は何を、何時、いくら買ったのかについてまとめましたが、今回はそれをうけて成績の話です。
4.購入元本と評価額/評価損益
当ブログを始めた2010年3月からの推移を見てみます。
毎年のことですが評価損益は上下振幅しています。数か月スパンでの上下振幅は許容しますが、20年かけてその平均値というかベースラインが徐々に上昇してもらえるとありがたいです。(世界経済の今後成長を祈念)
5.ポートフォリオ
例年通りの積み立て投資+塩漬け投信のサルベージのための追加買いを実行した結果として、ポートフォリオについて1年前と現在を比較すると次のとおりです。
サルベージ対象のひとつである三菱UFJインデックスファンド225を2,500千円も買い込んだため日本株式アセットの比率が上昇しました。その他には特段のシェア変動はみられません。
(まとめ)
こうして2012年を振り返ってみても2011年と同様、成績は上昇も下降もあり、そう変わり映えはしませんでした。リーマンショックから4年がすぎましたが、2005年~2007年あたりにみられた上げ潮はいまだやってきません。ところで、あのころに投資を始めた個人投資家の現在の手元の収支はリーマンショックを経てどうなっているでしょうか...。
さて今回の振り返りのデータは2012年11月末までを対象としていましたので、12月の動向を少し補足します。
評価損益は12月にはいってからもグングンと上昇し、現在5,000千円を超えて6,000千円にとどかんばかりの勢いです。
別にこれをもってWATANKOは「ビバ!インデックス投資」などというつもりはありません。今、目の前でおきていることは単なる平均値の一時的な上昇であり、とあるカットオフ結果に過ぎないのですから。この好成績はただ「明日もインデックス投資を続けてみようか」という動機づけになっている程度の話です。
それに実のところ、現在のこの好成績はインデックス投信だけでなく、おそらく多くの毎月分配型投信や個別株にもあてはまることのではないでしょうか。(一部のはずれくじを引いた?と思われるアクティブ運用派の方々はご愁傷様です。)
そう、相場が上がれば、多くの人が嬉しいという単純な図式がそこにはあるだけだと思います。
今年も残すところ、あと2週間となりました。自分が行ってきた今年の投資とその結果を振り返ってみたいと思います。
今年は昨年同様、株式アセットを対象に積み立て投資を行い始めましたが、2月に入り塩漬け投信のサルベージを企図し、いくつかの塩漬け投信に向けて資金を投入しました。
折しも日銀の金融緩和をうけてサルベージ開始直後、日本株式はグングン上昇、円安もどんどん進行し、はや目論見達成かと思われました。
しかしあと一息というところまで基準価額があがるものの3月末をピークに、相場はずるずる再下降を始め、今度はサルベージが塩漬け状態になりました。アイヤーとおもいつつ、1年に1度くらいはまたチャンスがくるだろうと、年央から積み立て投資を再開しました。
夏場は淡々と積み立て継続、晩秋を迎えるころ、今度は国会解散、選挙のムーブメントの影響か再び相場上昇+円安進行です。しかし3月時にくらべて上昇幅はやや少な目な状態。はたして選挙の結果をうけてどう推移するのか。
では詳細をみていきます。
1.今年の購入商品
昨年から引き続いた積み立て投資総額は2,600千円にとどまりました。例年の1/3程度の水準です。投資資金総額の過半を塩漬け投信のサルベージ資金にまわしたためこの水準にとどまりました。
月次の商品別積み立て投資の推移は以下のとおりです。
グラフにしてみたところであまり面白味のない投資の推移ですね。でも積み立て投資は淡々と、粛々と続けるスタイルですから致した方ありません。なお10月、11月の変動は単に10月にうっかり予定額よりも多く購入したため、翌11月で調整したことによります。
2.積み立て投信の平均購入単価
続いて3つのアセット、4つのインデックス投信を積み立て投資した結果、平均購入単価はどう上下したのか。
ニッセイ日経225インデックス、外国株式インデックスe、eMAXIS新興国株式インデックスともに平均購入単価をわずかではありますが引き下げることができました。
年金積立インデックスファンド海外新興国株式に関しては購入単価が上昇してしまっていますが、同時期のeMAXIS新興国株式インデックスの基準価額の水準はWATANKOが保有する同投信の平均購入単価を大分下回っていたので、年金積立においても十分な値頃感があったのではないかと解釈しています。
3.塩漬け投信のサルベージのために投入した資金の内訳
さて次は7つの塩漬け投信のサルベージですが、6つのインデックス投信及びFOFを対象に合計4,100千円の資金を投じました。内訳は次のとおりです。
またこの結果、サルベージ対象の商品の基準価額はどう引き下がったかを表すと以下のとおりです。
中でも三菱UFJインデックスファンド225やニッセイTOPIXオープンは平均購入単価が派手に下がりました。
なおこのようなサルベージをするよりも、その資金でもって別途、信託報酬最安値のインデックス投信を購入し、その投資が一定の評価益を得た時に、塩漬け投信の評価損とぶつけて抱き合せ売却した方が本当は収益面からみて全く合理的でありますこと申し添えます。
このサルベージはあくまで投信の損切におけるWATANKOの選好行動です。人によってはこれを「リバランス」(一般的)と呼んだり、「やれやれ売り」(©セゾン投信中野社長)と呼んだりするかもしれません。
(つづく)
月次記事のひとつである投信の積み立て購入ですが、今月は購入無しです。保有する投信についてここのところ基準価額が上がりっぱなしであり、平均購入単価抑制のために今月はお休みすることにしました。
では来月以降はどうするかというと不幸にもまた相場が下がれば積み立て投資再開となります。その際には来年はインデックス投信の信託報酬引き下げの動きがどうなるのかも見逃せません。MSCI-KOKUSAI連動のインデックス投信で信託報酬を0.5%未満に切り下げるところがでてくるのか?もしFunds-iシリーズが実行しようものならWATANKO含め野村アレルギーをもつ多くのインデックス個人投資家にとって悩ましい事態になるやもしれませんね。
いずれにしても今後の消費税アップを見据えると尚更信託報酬引き下げの動きが加速してくれることを期待しています。
さて一方で今月は今年念願の塩漬け投信のサルベージ(売却)をいよいよ実行します。というか既に実行しました。現時点で以下の6本の投資信託の売却を注文しています。
1.PRU海外債券マーケットパフォーマー
2.年金積立インデックスファンド先進国債券(ヘッジ無し)
3.三菱UFJ世界国債インデックスファンド(年1回決算型)
4.eMAXIS先進国債券インデックス
5.グローバル・インデックス・バランス・ファンド(投資生活)
6.SBI資産設計オープン(すご6)
ここ2~3年の懸案を全てとはいかないまでもかなり片付けることができて、なんだかとてもすっきりした気分です。現在、損益確定待ちなので報告書を電子交付受領次第、記事にて紹介したいと思います。
(おまけ)
なお今年の投資の振り返りも現在行っており、年次データを集計中です。早いところ記事に仕上げて投稿したいのですが、連日の忘年会でどうにも進みません。(忘年会は30代のころに比べて件数を半分くらいに減らしたのですが、それでもしんどいです。←自業自得ですが。)
自動車テーマとして月一ペースでWATANKO家のマイカーについての思い出を取り上げています。当時の世相やその車から学んだことなどにもふれたいと思います。
故障続きのシトロエンXMから緊急避難的にデミオ(DX)に乗り換えたものの、シトロエンへの慕情は再びつのるばかり。そこへきて資格試験の勉強が終わり解放感の中、ついに再びシトロエンに乗る日がやってきたわけです。
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■あの当時
20世紀も終わる頃、自動車メーカー大手では次世代動力源の開発が進んでいました。欧州勢が冷やかに見る中、トヨタが世界初の量産ハイブリッドカー、プリウスを発売します。当の欧州勢はやれ燃料電池だ、水素だと一足飛びに理想の動力源の実現にむけて熱心でした。(結局出来ませんでしたが。)
日本市場ではミニバンが席巻する一方で、安全規制の強化などによりスポーツカーはほぼ死に絶えます。フォーマルなセダンもどんどん減り、コンパクトカーの流行の萌芽がみられました。
企業としては日産、三菱が苦境に墜ちる中、躍進勢力のひとつが輸入車のプジョーでした。VWのオルタナティブとしてのプジョー306(フェラーリと同じピニンファリーナデザインの最後のプジョーモデル)。さらには当時アウディA4(B5)の向こうを張るデキの良さ、ブレークも光るプジョー406。おっとこれはややフランス車贔屓の解説か。
■プロファイル
上述のプジョーとシャシーを共有する同じくフランス車のシトロエン。ブリキ細工のような2CVで有名な合理性と理想主義のラテンブランドです。
そのシトロエンのモデルで1992年に本国デビューした2L~3LのDセグメント4ドアセダン風5ドアリフトバックがエグザンティアです。
デザインは宇宙船のようなシトロエンXMを少しおとなしくした印象ですが、XM同様ウエッジシェイプが効いたシャープなフォルムです。
全長が4,525mmに対して2,740mmというこれまたXM同様の長いホイールベース(参考:当時のコロナプレミオは全長4,520mmに対してホイールベース2,580mm)
足回りはシトロエンお約束の窒素ガスと油でサスを動かし、客船のように鷹揚でやわやかい乗り足を生み出すハイドラクティブサスペンション。XMよりも電制がすすんだVer.Ⅱ仕様になっていました。
そしてどんな姿勢で座っても体が疲れない、凝らない、椅子の文化が生み出した見かけは地味だが素晴らしいシート。当時の国産車のシートはこれに比べればなべて討死です。ただしエグザンティアのそれは残念ながらXMに比べて座面が薄く、やや底付き感もあったのもまた事実。
結局、XMと同じになってしまいますが、ロングホイールベース、ハイドラクティブサスペンション、出来の良いシートの3つの神器によって疲れ知らずの快適移動空間が実現されたモデルでした。
参照サイトはこちらです。
■インプレッション
フランス車はエンジンやトランスミッションについてはあまり語るべきところはありません。ただ黙々と仕事をするだけ。そこにスムーズネスや官能性はありません。
でもそのかわりにエンジンや駆動系のことなど忘れてしまうくらいシャシーとパッケージが優れていました。シャシーについては上述のとおりですが、パッケージ、特に後部座席について室内寸法の縦横比のバランスが絶妙であり、寸法以上にとても広く感じます。またFFの美点を十分に活かして後部座席の足元もゆったり設計でした。
当時の国産車セダンですとLセグメントを除けば後部座席は窮屈感があり、足元も広くありません。乗車すると前席に比べて後席はまるで穴倉に入り込むような印象です。
また一方でミニバン等であれば後席は確かに広いですが、今度は相対的に運転席が業務用がごとく窮屈であり、さらにはパッケージがドライバーズカーとしての体を成していません。(WATANKOは自身が運転するため、このような非ドライバーズカーにはカネを払う気はありません。)
ところが輸入車、とくにパッケージが秀逸なフランス車は右の4つの座席のうちどこに座っても快適な移動ができるモデルがたくさんあります。エクザンティアもそのひとつでした。
■カーライフ
このエグザンティアは2000年秋、本国でモデルチェンジされC5というモデルになりましたが、WATANKOはそのデザインに落胆し、ウェッジシェイプデザインのシトロエンを手に入れるにはもう日本で売られている在庫車を手に入れるしかないと決め、購入に踏み切りました。
実際に正規ディーラー(当時:西武自動車販売)では全国でセダンの新車在庫がのこり4台という状況で、ブルーモーリシャル(濃紺)の2Lセダンを手に入れることができました。
妻はシトロエンというとトラブル続きのXMを思い出し、購入には当初かなりの抵抗を見せましたが、WATANKOのフランス車好き、シトロエン好きの情熱に負けて購入を許してくれました。
我が家に来たエグザンティアは見事我々の期待にこたえてくれてほとんどトラブルフリーでした。モデル末期でしたのでトラブルに対する対策がしっかりと施されていたのでしょう。
トラブルがないとなればこれ幸いと、再びフランス車を手に入れたWATANKOは妻と幼い長男をつれてあちらこちらドライブにいきまくりました。購入後最初の2年間は週末のみの利用にもかかわらず15,000kn/年のペースで出動です。なにせ長距離ドライブでも疲れ知らずの車でしたので北は岩手県から西は兵庫県まで出向きまくりました。
所有して5年目をすぎたところでWATANKOが海外赴任となったため、エグザンティアはバッテリー上がりを防ぐためケーブルをはずして自宅車庫に保管することにして、業務出張で帰国時の折に久しぶりに乗ってコンディションを確認していました。
■あとがきにかえて
結局、エグザンティアは海外赴任から帰ってきたあと手放すことになりました。保有期間6年と5カ月、走行距離65,000kmはWATANKOが購入したマイカーとしては現時点で最長記録です。長男が小学生の半ばまで、次男が生まれてから幼児の頃までの時代を過ごした我が家としては後にも先にも最高のファミリーカーでした。
ではなぜ手放してしまったのか。このままエグザンティアをすっと所有しつづけていくことに何の不満もありませんでしたが、車を運転できる年月(せいぜいあとわずか30年)に限りがある以上、車好きのWATANKOとしてはもっといろいろな車の世界をのぞき、体験したいという想いが一方で捨てがたく、次のステージに進みたい気持ちが買い替えを決心させてしまいました。
今思えばエグザンティアはもう少し所有を続け、もっとトンがったドライバーズカーを買い増しするアイデアもあったかと少し後悔しています。
【12月10日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,304千円
・評価損益 3,707千円
(分配金込み)
・損益率 7.0%
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WATANKOがメイン口座に据えているSBI証券では先月はSMTシリーズ、今月はeMAXISシリーズを対象にSBIポイントが貯まる積み立てキャンペーンを開催しています。
WATANKOもポイント欲しさに先月、今月と新規の積み立て設定をそれぞれ行いました。
ところで以前は同様のキャンペーンがあった時には当該時期に積み立て投資していたSMTシリーズやeMAXISシリーズの中から任意に商品を選び、追加積立設定をしていました。
しかしながら現在、積み立て対象としているのはニッセイ日経225、外国株式インデックスe、年金積立インデックスファンド海外新興国株式といずれもキャンペーン対象外の商品ばかりです。
そこで先月、今月のキャンペーンにおいては値動きが少なく、積み立て設定→購入→解約の期間中、損益の影響が軽微と思われる国内債券クラスのインデックス投信(SMT国内債券インデックス・オープンならびにeMAXIS国内債券インデックス)を選びました。
実はWATANKOは国内債券クラスのインデックス投信を保有したことは今回が初めてです。
この投資は当初、SBIポイントの付与条件を満たせば即売却する予定でした。しかし約定後、しばらくの間、ネット証券にログインして他のアセットクラスの商品の値動きと見比べてみた時、その値動きがあまり動かない(じわりじわりと上昇・下降する)ことになんともいえない安堵を感じるようになりました。
そこにあるのはローリターンだけれども安心して投資できる、まるで定期預金にも似たかのような安心感です。(ちょっと大げさですかね)
勿論、日本債券クラスとはいえ、投資信託ですから元本保証はありません。しかし何度も言いますが基準価額の変動は緩やかであるので、株式投信のようにやきもきすることは少ないです。
つまりそこには国債直接買いやネット預金に伍して無リスク資産としてほぼ見なしてもよい。またはキャッシュポジションを高める際の投資金額の置屋代わりとしてもっと活用してもよいのではないかという予感がしました。
即売却しようとした日本債券インデックス投信ですが、しばらく保有してみて、上述の印象がどう続くのか、自分にとってこのアセット投信の役割はどうなるのかについてつらつら考えてみたいと思います。
それにしても金融商品というものは実際に買って、保有して、売却してみないとその価値や印象はわからないものです。書物で読んで商品知識をいくら詰め込んでみたところで、百聞は一見に如かずなのでしょう。
日本債券インデックス投信は以前、ポートフォリオの見直しの一環として購入寸前までいったことがありました。その時は別の事情で断念しましたが、今回別の動機で保有してみることができ、自分なりの印象を得始めることができたのは良かったです。
前回、自身のインデックス投資収益が自己最高記録を更新した記事を投稿しましたが、こうなると塩漬け投信のサルベージのチャンス到来となってきます。
WATANKOは主にリーマンショック発生以前に積立投資したインデックス投信(塩漬け投信)に関して現在も評価損を抱え続けています。リーマンショックから回復基調に転じた2009年春以降、積立投資した分の残高が徐々に増ふえてきた結果、投資額全体にしめる塩漬け投信の割合は徐々に減ってきておりますが、今年2月に一気にサルベージしようと考え、計画実行しました。
関連記事:
積年の課題、塩漬け投信のサルベージへGO@2012
(続)積年の課題、塩漬け投信のサルベージへGO@2012
ちょうど折しも日銀の金融緩和+インフレの目途宣言のおかげで2012年3月には相場上昇・円安となり、これをうけて同月末には塩漬け投信のサルベージが可能なレベルにまで基準価額が上昇てきました。
しかしながらここでWATANKOは「もう少し損益改善するまで引っ張ろうか」と欲を出し、その結果、裏目にでて4月には基準価額がみるみる下落。塩漬け投資をサルベージするタイミングを完全に逸しました。特に日経平均が10,255円をつけた3月27日を逃したのが大きいです。(←これも所詮後知恵に過ぎませんが)
さてそれから8ヶ月が過ぎ、再び相場上昇・円安の気配がやってきました。とはいえ日経平均は9,500円を突破できず、かつ為替も82円前半をウロウロとなっており、3月に比べて損益改善の幅は見劣りします。
しかしながら今回は3月時と異なり、債券バブルの影響で株式アセット以上に先進国債券アセットの基準価額の上昇ぶりが目立っています。つまり今回は先進国債券アセットの商品について売却の好機と見なしています。
さてここで今回サルベージ対象となるインデックス投信のロングリストを上げてみます。
このロングリストにあげたインデックス投資は以下が対象です。
・当初サルベージ対象にあげた商品(サルベージのための追加買い実施済み)
・サルベージ開始当初はSBI証券口座以外の口座にて保有していた商品(追加買いせず)
・特にサルベージというわけではないが保有の役割を終えて不要になった商品
・その他ポートフォリオのマイナーチェンジのため売却を検討する商品
さてこれらのロングリストの中でサルベージ(売却)を行う商品はどれか。
現在、もっとも有力な候補は以下です。
1. 年金積立インデックスファンド先進国債券(ヘッジ無し)
2. PRU海外債券マーケットパフォーマー
3. 三菱UFJ世界国債インデックスファンド(年1回決算型)
4. eMAXIS先進国債券インデックス
理由は基準価額が既に3月時を上回っているため、売却損をかなり抑えられそうだからです。
さて次候補としては以下です。上述にあげた理由以外に、2つともSBI証券口座以外の口座にて保有する商品なので、口座の整理統合という観点からみても売却を考えていきたい商品であります。
5. グローバル・インデックス・バランス・ファンド(投資生活)
6. セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
これら商品群の売却により、損失が発生しますが、確定申告(申告分離課税)にてETF4本の分配金(約230千円)と相殺することを念頭においています。損失の繰越は翌年以降相殺すべき分配金ないし売却益の確保が必要となる制約が生じるため、できるかぎり避けるか、発生しても最小限にしておきたいです。したがい今年の損失も約230千円の範囲内外にしておきたいです。
(あとがきにかえて)
基準価額の上昇が連日つづくと、WATNAKOは毎朝ネット証券にログインして、前日の基準価額、評価損益を頻繁にチェックするようになりました。そしていつ売るか、それとも待つか、一日に頭の中で何度もエクササイズしてしまいます。再び欲をかきすぎて3月時の失敗を繰り返さないように見切りが大切ですね。投資の格言にもある「頭と尻尾はくれてやる」精神が大事かもしれません。
【12月7日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,304千円
・評価損益 3,599千円
(分配金込み)
・損益率 6.8%
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この駄ブログでは不定期ですが、↑↑↑のとおりブログ記事を投稿するときには日々の評価損益を掲示しています。今回もいつもどおり評価損益を算定してみると3,599千円、6.8%となりました。
この金額水準には実は見覚えがあります。それはWATANKOが資産運用、すなわちインデックス投資を開始して57か月余り(前回記事で58か月と述べましたが訂正)経ちますが、毎月末運用状況記録によると、これまでの収益結果の最高益は2011年4月末でした。
当時の運用状況は以下のとおりです。
・投資元本総額 44,574千円
・評価損益 3,550千円
(分配金込み)
・損益率 8.0%
2011年4月末の評価益の最高記録3,550千円を2012年12月7日に更新し3,599千円となったわけです。(損益率の最高記録8.0%はいまだ未更新)
内訳をみてみると以下です。
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは81.52円/$(当時)です。
◆赤字は現在、(当時)積立中の商品です。
◆日本債券クラスへの投資はSBI資産設計オープン(すご6)とセゾン・グローバル・バランスファンドに含まれている部分のみです。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~
一方で12月7日時点の運用状況明細は作成していませんので代わりとして、前月2012年11月末運用状況を以下再掲しておきます。
当時と今回の運用状況の違いをみるとどうでしょう。
2011年4月末では日本株式が復調し、先進国&新興国株式が収益のエンジンでした。特に新興国株式が損益率で20%にも届く勢いであり、損益上足を引っ張っていた先進国債券の評価損をカバーしていたわけです。
ところが今回はお荷物だった先進国債券が損益トントンまで回復し、各アセットごとの収益は均整がとれています。新興国株式の一本足打法よりも、こちらの方が安心感があります。
さて相場・為替は年内、まだまだ伸びるでしょうか。少なくとも政権交代期待で衆院選挙まで相場上昇が続くかなあと勝手に予想しています。
(あとがきにかえて)
ひとりめでたく自己最高益更新と騒いだところであっても実際には5年近くかけてやっと3百万円代、累積7%弱の水準です。これを年間平均利回りに換算すると2.2%です。
このような水準では個別株、FX、ヘッジファンド、はては売れ線の毎月分配型投信渡り歩き派の方々にとっては全く食指が動かないかもしれません。今回のブログ記事タイトルを見て記事を読むも「なんだ、その程度の儲けか...」と苦笑されたでしょうか。
ですがひとつだけいえることは上述の商品を駆使して5年近くの期間で、平均残高35百万円前後を運用し、累計3,500千円を出すことが少なくともWATANKOにとっては至難であることは明白でありました。なぜなら私には金融リテラシーを磨き、売り買い対象やタイミングを検討する時間はあまりとれないからです。
勤務先へは遠距離通勤であるし、週末は不動産投資・管理に少なからず時間を割かれるし、家族との時間もかなり大事ですし、自動車趣味に煩悩をめぐらせる時間も少しは欲しいです(笑)から。
またこれらハイリスク商品による切った張った投資を5年も続けるメンタリティも生憎持ち合わせていません。きっと1~2年で精神的に消耗してしまい、投資から退場してしまうかもしれません。
以上を踏まえると、ポートフォリオの組み方にもよりますが市井の人間が、片手間ただし時間はかけても構わない投資するにはインデックス投資は丁度良いのではないでしょうか。
・・・いけね、評価益があがって少し気が大きくなったかな。
【12月4日終値ベース運用状況速報】
・投資元本総額 53,304千円
・評価損益 3,091千円
(分配金込み)
・損益率 5.8%
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皆様のご高覧により、この駄ブログも開設からおよそ33カ月にして30萬アクセスに到達致しました。
ご来訪の皆様、厚く御礼申しあげます。
素人個人投資家を標榜するWATANKOですので皆様の金融リテラリーUPに寄与できる記事など書けるはずもありません。たまにそれらしいことを書いて個人投資家ブロガーの方々からツッコミを頂戴することもしばしばです。でも世の中、賢者でないとモノを申してはいけないというわけではありますまい。
もちろん事実に反することや虚偽事項その他一般的な社会常識・風俗・通念に著しく合致しない内容はとりあげませんが、これからも素人個人投資家のツイッター以上、ビジネス記事未満の文章を書き連ねていきたいと思います。
いや~それにしてもここのところ投信の基準価額の上昇はホクホクです。株式も債券もREITも、日本も先進国も新興国も皆上がっています。
こんな時には「困った困った。各アセット間に逆相関が全くないじゃあないか」と嘆く個人投資家はなぜか一人もいないというこの事実。
『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2012』の投票が締め切られました。
そこで今年も僭越ながら、WATANKO私が投票した商品を紹介したいと思います。
自分が現在積み立てないし保有している商品を候補にそこから持ち点5をすべて投じた商品は、
『年金積立 インデックスファンド海外新興国株式』 でした。
実は今回は上記投信とニッセイ日経225インデックスファンドのうち、どちらを選ぶか迷いました。
いつも唱えていることで変わり映えしないのですが、我々がインデックスファンドに求める最も重要な要件の一つはいうまでもなくローコストです。ニッセイ日経225インデックスファンドはDC向けを除く日本株式アセットでもっとも信託報酬が安いインデックス投信であり、純資産規模も十分で安心して積み立て商品として選べる一品です。
(ポートフォリオを定食に例えるならゴハンにあたる位置付けです。ちなみに海外株式はおかず、債券は味噌汁、REITやコモディティは小鉢か漬物でしょうか。)
昨年の投票でWATANKOはッセイ日経225インデックスファンドを選びましたが、今年は迷ったあげく年金積立 インデックスファンド海外新興国株式にしました。理由は以下です。
1.年金積立シリーズに対する期待
インデックス投信にかかわる話題ではSMTやeMAXISにくらべて忘れ去れかけていた年金積立シリーズですが、どっこい生きていました。
以下は昨年の投票商品を説明した当ブログ記事からの抜粋です。
以下抜粋★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
インデックス投信の商品群は私がインデックス投資を始めたころ(3年8ヶ月)前からみても、現在は低廉な信託報酬を売りとする商品のラインナップが随分と増えました。STAMはもちろん、eMAXIS、CMAMそのほか、バランスファンドもいくつか追加発売されました。
そのせいか、ここ1年~1年半くらいの間では、インデックス個人投資家ブログの記事には「もっとローコストなインデックスファンドが欲しい」というようなトーンの記事はめっきり見かけなくなりました。
インデックス個人投資家は、インデックスファンドに求めるローコスト志向は、もう十分満たされてしまったのでしょうか。
先進国株式は0.525%、新興国株式は0.63%の信託報酬で満足しているのでしょうか。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆以上抜粋おわり
年金積立シリーズは上記のWATANKOの疑念とも期待ともとれるつぶやきに応えていただきました。もともと日興AMは国内ETFの商品展開が熱心であり、インデックス投信の信託報酬の低減については今後も期待できるかもしれません。
具体的には新興国株式アセットで信託報酬0.6%を下回ってきたのですから、同じコスト低減構造を実現できるならば先進国株式アセットのインデックス投信も0.5%未満へと引き下げることができるかもしれません。
2.eMAXISシリーズに対する期待
さて一方のeMAXISシリーズです。商品ラインナップの中では新興国株式アセットが純資産がダントツに高く、同シリーズの看板娘だったのですが、今後信託報酬の引き下げ競争に加わってくるのでしょうか。
それともマーケティングの教科書的視点から言えば4Pのうち、プライスではなく販売チャネルやプロモーションを強化するのも一手かもしれません。つまりは取扱い金融機関を増やしたり、キャンぺーンを強化するといった志向です。(そういえばSBI証券で積み立てキャンペーン始まりましたね。)
しかしながらこのままではSMTやインデックスeシリーズばかりだけでなくFunds-iにも信託報酬で劣後する事態にもなりかねません。
WATANKOとしては今やREITぐらいしか購入対象となり得てないeMAXISシリーズに再度の頑張りを期待したいところです。
(前回からのつづきです)
前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたアセット別のパイ・チャートは以下のとおりです。
さらに「my index(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに期待リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)
*期待リターン 5.1% (5.1%)
*リスク 16.4%(16.4%)
*シャープレシオ 0.31 (0.31)
注)更新漏れではありません。3数値とも先月末と全く変わりませんでした。
それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)
*購入元本総額 53,304千円(53,204千円)
*評価損益 2,945千円(582千円)
*運用期間 57か月(56か月)
*元本平均残高 35,138千円(34,814千円)
*平均年間利回り 1.8%(0.4%)
また投信だけのものも作ってみました。
<概況>
先月に引き続き保有商品の評価益が拡大しています。現在28本の保有商品のうち評価益ありが19本、評価損ありが9本、先月に比して5本黒字化しました。株式アセットだけでなく、先進国債券アセットやファンド・オブ・ファンズ3本合計も黒字化目前になりました。
インデックスファンドによる長期投資を行う上では、その途上経過での評価損益の上下に一喜一憂してもせんなきことではありますが、その途中経過の中で下落時の水準であっても今11月末の水準(平均年間利回り1.8%=税金費用控除後1.4%)くらいを保つのがWATANKOにとって快適です。
そのためには今後も下落時のスポット買いを地道につづけて平均購入単価の引き下げ=利益が常に出やすい体質をアクセレーションするしかありません。とくに日本株式においてはなにかボックス株の印象を長らく持っており、下落時にはしっかりと安値買いをしておかないと恒常的な評価益の維持は難しいと痛感する次第です。
株高・円安はじわじわと進行しています。このような時期は毎朝、ネット証券にログインして評価損益をチェックするのが正直楽しみになっています。1年に1度あるかないかの上げ潮なので、1日の中でもつい何度もチェックしてしまいます。そして塩漬け投信について、評価損が消えてサルベージ実行となるまであと○○,○○○円とほくそ笑んでいます。
市井の人間へのささやかな冬のボーナス、せめて選挙までは続いてほしいものです。
さてインデックス投資を始めて4年と9ヵ月が経ちました。11月末の運用状況です。
(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは82.45円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆日本債券クラスへの投資はSBI資産設計オープン(すご6)とセゾン・グローバル・バランスファンドに含まれている部分のみです。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~
さて、次に28本の保有商品を以下の3つのグループに分けてみました。
Aグループ:
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)
Bグループ:
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)
Cグループ:
かつて積み立てていた商品で、より信託報酬が低い商品に積立先を切り替えたため、現在保有のみ。現時点では評価損を抱える商品ばかりで塩漬け中。評価益がでたら売却し、Aグループの購入資金に転用する方針。また評価損があってもA、Bグループの一部商品とセットで売却することもありえる。
現在、このうち以下の6商品をサルベージ中です。
1)三菱UFJインデックスファンド225
2)ニッセイTOPIXオープン
3)PRU海外株式マーケット・パフォーマー
4)PRU海外債券マーケット・パフォーマー
5)年金積立インデックスファンド海外債券ヘッジ無し
6)SBI資産設計オープン(すご6)
(つづく)
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