サルベージ・レポート①PRU海外債券、年金積立 海外債券
さて万年含み損を抱える塩漬け投資について、一時的な追加買いによって平均購入単価を引き下げ、損益トントンになってきたところで売却し、最新の信託報酬が最安値の投信の購入資金とする塩漬け投信のサルベージを今般、実行しましたので、その結果を商品毎にごとにみていきたいと思います。
1.PRU海外債券マーケットパフォーマー
WATANKOが初めて購入した先進国債券のインデックス投信です。当時既に先進国債券インデックス連動型の投信がいくつか発売されていました。信託報酬はどれも概ね0.8%代だったかと記憶しています。その中でこの商品は以下の理由で選定しました。
(1)当時モーニングスターのサイトでファンド検索すると推奨された商品であった。
(2)設定開始から一定の年月がたっており運用が安定していたこと。
(3)いくつかの個人投資家ブログにて積み立て投資している記事をみて安心感を覚えたこと。
投資額合計1,200千円(うちサルベージ用追加投入400千円)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲170千円(評価損益率▲21.3%)を▲41千円(▲3.4%)まで回復したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
現状のままでは、この商品を再び積み立て投資することはないでしょう。運用会社であるプレデンシャルが信託報酬を半減すれば話は別ですが....ないでしょうね。
2.年金積立インデックスファンド海外債券(ヘッジ無し)
PRU海外債券マーケットパフォーマーを積み立て投資開始してほどなく、やはりインデックス投信はコストが大事との念を強め、少しでも安い商品を求めてしつこくファンド検索を行い、見つけたのがこのインデックス投信です。
そういえば、あの当時(2008年央)は投信スーパーセンターのサイトをよく見てました。そこでよくみかけたのがこの投信です。
ただ信託報酬がわずかながらでも高いPRU海外債券マーケットパフォーマーをこれ以上積み立て投資する気になれず、PRU海外債券マーケットパフォーマーを積み立て投資開始後4ヶ月目にして対象商品をこちらに切り替えました。
なおこの時、ヘッジ有りの商品もあり、こちらはどうなのだろうかと少し迷った記憶があります。そういえば昔はこのような記事も書いていました。赤裸々ですがリンクします。
(なお現在の通説では債券のリターンは為替をのぞけば日本も海外もかわらずということです。為念。)
関連記事:外債ならヘッジ有りではないか?
投資額合計400千円(うちサルベージ用追加投入200千円)であり、サルベージ前の2012年1月末時点の評価損益▲47千円(評価損益率23.3%)を▲4千円(▲1.0%)まで回復したところで売却しました。
確定損益詳細は以下のとおりです。
今年、年金積立シリーズは新興国株式、新興国債券の信託報酬を引き下げてきました。WATANKOは信託報酬引き下げによるシェアの維持拡大について、日興AMは再びファイティングポーズをとった格好であるとみなしましたが、それならば先進国株式、先進国債券についてもひとつ奮起(信託報酬引き下げ)を期待したいところです。
それにしても上記2商品はもっと基準価額の上昇をまっていれば更に損失幅を縮小できたのですが、それは所詮後知恵にすぎず、基準価額が下落したらそのようなことも言えません。今回はギリギリまでチキンレースをする気もなく、損失も許容範囲でしたので売却実行しました。
(つづく)
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