近づく塩漬け投信のサルベージ-何を売るか
前回、自身のインデックス投資収益が自己最高記録を更新した記事を投稿しましたが、こうなると塩漬け投信のサルベージのチャンス到来となってきます。
WATANKOは主にリーマンショック発生以前に積立投資したインデックス投信(塩漬け投信)に関して現在も評価損を抱え続けています。リーマンショックから回復基調に転じた2009年春以降、積立投資した分の残高が徐々に増ふえてきた結果、投資額全体にしめる塩漬け投信の割合は徐々に減ってきておりますが、今年2月に一気にサルベージしようと考え、計画実行しました。
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ちょうど折しも日銀の金融緩和+インフレの目途宣言のおかげで2012年3月には相場上昇・円安となり、これをうけて同月末には塩漬け投信のサルベージが可能なレベルにまで基準価額が上昇てきました。
しかしながらここでWATANKOは「もう少し損益改善するまで引っ張ろうか」と欲を出し、その結果、裏目にでて4月には基準価額がみるみる下落。塩漬け投資をサルベージするタイミングを完全に逸しました。特に日経平均が10,255円をつけた3月27日を逃したのが大きいです。(←これも所詮後知恵に過ぎませんが)
さてそれから8ヶ月が過ぎ、再び相場上昇・円安の気配がやってきました。とはいえ日経平均は9,500円を突破できず、かつ為替も82円前半をウロウロとなっており、3月に比べて損益改善の幅は見劣りします。
しかしながら今回は3月時と異なり、債券バブルの影響で株式アセット以上に先進国債券アセットの基準価額の上昇ぶりが目立っています。つまり今回は先進国債券アセットの商品について売却の好機と見なしています。
さてここで今回サルベージ対象となるインデックス投信のロングリストを上げてみます。
このロングリストにあげたインデックス投資は以下が対象です。
・当初サルベージ対象にあげた商品(サルベージのための追加買い実施済み)
・サルベージ開始当初はSBI証券口座以外の口座にて保有していた商品(追加買いせず)
・特にサルベージというわけではないが保有の役割を終えて不要になった商品
・その他ポートフォリオのマイナーチェンジのため売却を検討する商品
さてこれらのロングリストの中でサルベージ(売却)を行う商品はどれか。
現在、もっとも有力な候補は以下です。
1. 年金積立インデックスファンド先進国債券(ヘッジ無し)
2. PRU海外債券マーケットパフォーマー
3. 三菱UFJ世界国債インデックスファンド(年1回決算型)
4. eMAXIS先進国債券インデックス
理由は基準価額が既に3月時を上回っているため、売却損をかなり抑えられそうだからです。
さて次候補としては以下です。上述にあげた理由以外に、2つともSBI証券口座以外の口座にて保有する商品なので、口座の整理統合という観点からみても売却を考えていきたい商品であります。
5. グローバル・インデックス・バランス・ファンド(投資生活)
6. セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
これら商品群の売却により、損失が発生しますが、確定申告(申告分離課税)にてETF4本の分配金(約230千円)と相殺することを念頭においています。損失の繰越は翌年以降相殺すべき分配金ないし売却益の確保が必要となる制約が生じるため、できるかぎり避けるか、発生しても最小限にしておきたいです。したがい今年の損失も約230千円の範囲内外にしておきたいです。
(あとがきにかえて)
基準価額の上昇が連日つづくと、WATNAKOは毎朝ネット証券にログインして、前日の基準価額、評価損益を頻繁にチェックするようになりました。そしていつ売るか、それとも待つか、一日に頭の中で何度もエクササイズしてしまいます。再び欲をかきすぎて3月時の失敗を繰り返さないように見切りが大切ですね。投資の格言にもある「頭と尻尾はくれてやる」精神が大事かもしれません。
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