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2013年4月14日 (日)

回転寿司屋さんで個別注文ばかりするお客にひとこと言いたい日曜日

WATANKO家の週末はここ数年、妻と次男はサッカー練習&試合、長男は塾か部活、そしてWATANKOは布団の上げ下ろしに始まり食器洗い、風呂掃除、食品以外の各種買い物、庭のメンテナンス、洗車、車庫・物置内の整理、そして隙間時間にブログ記事執筆というパターンが定着しています。ハッキリ言って昼間のうちは家族バラバラな傾向があります。

そうなるとWATANKOは日曜日あたりの昼食は1人か、長男と2人でとることが多くそんな時は好物のひとつであるお寿司をよく食べに行きます。お寿司と言っても専ら出向くのは、すぐ近所にある回転寿司の「銚子丸」です。(住んでいるところが特定されそうですね。)

以前、記事にも書きましたが回転寿司には100円均一の店と、ネタにより値段が異なるグルメ寿司に大別されます。後者は当然ながら前者よりも費用がかかりますが、品質も高く、大人としては満足度が高いです。

40歳半ばのWATANKOは、もはや回転寿司屋でお皿を高く積み上げるほどたくさんの量を食べることがほとんどなくなりました。したがい一人で行く時は量よりも質を求めてグルメ寿司を選んでいます。一方、家族全員で行くときはお寿司以外のメニューが充実しており、子供たちの満足度が高い100円均一の店を選ぶこともままあります。

さて本題。

回転寿司屋でお寿司を選ぶとき、クルクル回っているベルト上にのっているお寿司に食べたいものがない時には個別に注文をいれます。

これに対して食べたいお寿司がベルトにのっているにもかかわらず、あえて注文するスタイルをとる人もいます。個人投資家でもブログ記事でそのような人をみかけたり、最近の新聞・雑誌記事(掲載元失念しました)でそのようなスタイルが増えていることが触れられていたりしています。

ところで実際に回転寿司屋にて、鮮度の最重視派なのか、あるいはカウンターがある寿司屋と誤解しているのか個別注文ばかり出して、そればかり食べているお客がいます。

ハッキリ言ってそのようなお客には、個別注文はほどほどにしてよ、と言いたいです。

回転寿司屋では大量のお米を炊いて握るため、ラーメン屋、パスタ屋など粉ものよりも多量の労働力を必要とします。開店前も営業中も職人はとにかく寿司を握りまくります。ベルトに載せるお寿司だけでも握って揃えるのが大変なのに、そこへ個別注文をするお客が増えると、タダでさえ稼働が高い職人はもうパンクしていまします。

それは一方で、ベルトに載せるお寿司が遅れることになり、それによって食べたいお寿司が減ってしまい、通常ならばほぼベルト上のお寿司を食べてくれていたお客でも個別注文をしなければならない事態を引き起こし、個別注文が好きな客にとってもそうでもない客にとっても、食べたいお寿司のさらなる遅延を引き起こします。

やがてお寿司のデリバリーが遅いというクレームが増えて、店側はこのため職人を増やさざるをえません。店の経営的にはこうして固定費が上がってしまいます。

またベルトにのるお寿司が食べられる頻度が減ることにより、干からびてしまい廃棄となるおそれが増えます。こうした商品減耗の増加はそのまま変動費の増加につながります。

こうして固定費や変動費(の内の減耗分という間接コスト)が増えてくれば、店は採算的に苦しくなります。一方で価格についてはマーケットプライスレベルからそう乖離させるわけにもいかず値上げは難しく、据え置きせざるをえません。

そこで最後に勢い目が向くのは、変動費の中の仕入れ値の削減、つまりは寿司ネタのレベルを落とすということです。

価格据え置きであってもネタの質が落ちれば、それはお客にとって実質的な値上げであり、デメリットです。

このような展開はお客離れにもつながりかねません。結果、経営不振となり、もし閉店となればそれはその店の固定客にとって不便極まりない話です。

個別注文中心派の方々におかれましては、どうか回転寿司屋のコスト高要因となる我儘な注文に関しては、どうしても握り立てが食べたいネタに絞りこむなど節度をもった利用をしてもらうことをお願いしたいです。

「利害関係もないWATANKOにそんなことを言われる筋合いはない。お前は店の関係者ではないだろう。回転寿司屋側がネタの品質維持と増える個別注文への対応を両立させる経営努力をするべきだ。」

ごもっともな意見です。一人のお客としてあなたは正しい。しかし一方でやはり同じ一人の客としてWATANKOもこういいたいです。

「貴方の過度な我儘のおかげで、寿司の品質と直接関係ない人件費・経費が増えて、その分値上げされた、あるいはその負担をカバーするために品質が落とされた寿司を食べさせられるのは御免だね。イチから最後まで握り立てが食べたかったらカウンターの前に座る寿司屋にいきなされ。」

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家計の管理と支出」カテゴリの記事

コメント

回転寿司に行っただけで、よくこれだけの文章が書けますねー

さすがWATANKOさんヽ(´―`)ノ

かくいう私は、注文しちゃう派です。
ごめんなさい。

コツコツ麻酔科医さん

コメントありがとうございます。

少し前からずっと思っていたことであり、よく通っているグルメ寿司の値段と品質のバランスを崩してほしくないから記事にしてみました。

まあ、イチお客の戯言といってしまえばそれまでです。

昨年、北海道にオヤジと旅行に行った時に、
10何年ぶりかで回転寿司店に入りました。

そこで、
廻っている寿司皿に手を伸ばそうとすると、
オヤジに怒られました。
注文したものだけを食べろと。
以前と違って、そんな乾燥したものを食べてる奴はいないと。

確かに、廻っている皿には誰も手を出していません。
例外は、
たまに職人さんが握って置いたものをすぐに取る場合だけです。
どうやら、廻っているものは単なるディスプレイのようでした。
これは北海道と岐阜のケースだけかもしれませんが。

その後、旅行中、何回か回転寿司店に入りましたが、
当然、私は自分が注文したもの以外は食べていません。
テヘヘッ (*゚ー゚)>

また、廻っている皿に取ってる人もまったく見ませんでした。

mushoku2006さん

コメントありがとうございます。

>廻っている皿に取ってる人もまったく見ませんでした。

ほえ、北海道と岐阜は強者揃いですね。

なるほど、それなりの説得力はあると感じました。

東京千代田区の料金均一の回転寿司によく行きます。
そこでは「どんどん注文してください」とひんぱんに威勢よくよびかけていますので、
こちらも気持ちよく注文しています。

回っている皿の中には、実は大盛りサービスの特別品だったりで、
早い者勝ち的な回し方をしており、取られると羨望のまなざしです。

また、ハーフ&ハーフといって注文すると、一皿2貫をネタ別で出してくれます。

正直、親切すぎる気がしますが、すばらしいサービスだと感じています。
当然、時間によっては並ばないと入れないぐらいの人気です。

こちらは商売する側のサービスを比較して店も選んでおり、
消費者の選ぶ権利をフル活用させていただいています。

ごっつぁんですさん

コメントありがとうございます。

実は経営者寄りの目線の記事なので、正直ウケがいいとは思っていないです。

ご指摘のお店、ベルト載せ寿司の廃棄ロスを下げるために、個別注文品よりもお得感を出す作戦は見事です。

回転寿司屋でも最近は回転しないところもありますし。(以下)

魚べい 渋谷道玄坂店
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13144109/

あ、これは回転寿司とは言えないか。

色々個性的な店がでてくることは大歓迎です。

はっきり言って一番ワガママなのは、君だよ。貧乏根性丸出し。にぎり寿司もろくに食べに行けない貧乏根性野郎

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