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2013年5月31日 (金)

減りゆくドライバーズカー@日本

次男の幼稚園友達繋がりで知り合った中古車屋Nさんとの先日の会話。

Nさん「いやー、先日馴染み客が点検修理にだしてきた車がMX-6なんですが、さすがに古いので買い替えを進めてみたら、今市場に出回っているタマの中には他に乗りたい車が無いというんですね。」

WATANKO「R32はじめ日産のRB6気筒セダンあたりならわからないでもないですが、ウナギ犬、いや失礼、MX-6とはこれまた新車発売当時でもレアでアレなタマで、それを十数年もの間乗り続けているわけですか...(半ば絶句)」

MX-6についてお知りになりたい方はこちらをどうぞ。

1990年代からSUVやワゴン、ミニバンが流行り始めました。その後、SUVやワゴンはやや廃れましたが、ミニバンは相変わらず新車発売の主流を占めています。(さすがに最近はコンパクトカーや軽自動車に押され気味ですが。)

一方、ミニバンにシェアを奪われたセダンは縮小の一途です。また平成12年の排ガス規制の強化の影響で、販売台数の少ないスポーツカーの類は規制対応コストが折り合わず、軒並み生産終了してしまいました。これらを括って表現するとなれば、ドライバーズガー(オーナー自らがハンドルを握って運転することが楽しくなるような車のこと。)というカテゴリーでしょうか。通常、ドライバーズカーというと中上級サルーンを指しますが、ここではもっと広範にクーペやオープンも対象としてみます。

さてそうした中、冒頭のNさんのお客さんもまたドライバーズカーを求めていると思われますが、最近はミニバンばかり出回っており、買い換える候補車が見つからず、昔ながらのモデルを乗り続けています。

では今現在、ドライバーズカーを手に入れようとした場合、マーケットはどうなっているのでしょうか。ここは新車モデルの一覧比較よりも、もっと過去から現在にいたる実態を表した中古車市場で見てみます。

201305301_2


中古車サイト大手のGoo-netにて現在、掲載されている中古車(除く商用車)、およそ290千台のボディ別シェアをみてみます。

さてここではセダン、クーペ、オープンをドライバーズカーとして括ってみますと全体の22%、つまり1/4にも届かないというシェアです。これは自動車好きからみれば低い水準と言わざるを得ません。ドライバーズカーを探して街の中古車屋さんを訪ねても10台のうち、ほぼ8台は最初から対象外なのですから。

さて次に上記の中古車データより、ボディ別にみた新車登録から10年未満の個体と10年を超過した個体の割合をみてみます。

201305303_2


これでみると中古車市場に流通する個体について全体平均では75%程度が10年未満であることがわかります。さらにボディ別にみるとセダン、クーペ、オープン、ワゴンあたりは平均を下回っています。とくにクーペやオープンは中古車市場に出回っている個体の半分近くは10年以上の中古車ならぬ大古車ということです。

これはクーペやオープンが趣味性の強いボディ形態であり、かなりの高年式であっても指名買い需要があること、またそもそも最近(21世紀以降)のモデル数が少ないため高年式でも需要があるということでしょう。

しかしクーペやオープンの中古車を手に入れようとしたら、市場に出回っている個体のうち、およそ1/2はかなりくたびれた個体というわけです。セダンにしたところで市場全体の中でのシェアは16%と決して高くはない中で、さらにその3割は購入を比較的避けるべき10年超の個体というわけです。

最後に足元の新車販売状況もみておきます。

日本自動車販売協会連合会の新車販売台数月別ランキング

2012年度販売台数上位30車中、ドライバーズカーと呼べるのはクラウン、86。あとは強いていえばカローラ、インプレッサをいれた4車種です。

ミニバンやコンパクトカー・HBが今後も売れ続け、一方でクーペ、オープンさらにはセダンについては今後も縮小が続くとなれば、Nさんのお客さんはMX-6をあと何年乗り続けることになるのでしょうか。

2013年5月28日 (火)

確定拠出型年金もいっぱしのリターンに

WATANKOは、職場で何度か確定拠出型年金の話題が出た時に、商品ラインナップからローコストなインデックス投信を選んでいることをアピールしたことがあり多少の金融通(笑)と認知され、以降、確定拠出型年金の話題がでたときに話を振られることがあります。(WATANKOの職場の金融リテラシー、どんだけ低いんだか...)

さて勤務先では毎年3月末時点の確定拠出型年金の運用状況について、5月下旬に報告書が各人宛に送られてきました。ここ数年、職場の皆さんは受け取る報告書に書かれた年金の評価損をみてため息をついてばかりでした。しかし今年は違っていました。

最近も上司と昼食をご一緒した時に、「いやー先日、年金の通知を見たら初めて黒字転換していたよ。赤字続きの時はガックリしたけど、これでようやく晴れ晴れとした気分になれるよ。」と言われて、「ほほー、それは良かったですねー。アベノミクスのおかげですねー。」と相づちをうつWATANKO。

そこで、おそらく商品の宣伝文句につられて日本株式のアクティブ投信を選んでいると思われるその上司に対して、ここで「ローコストなインデックス投信にスイッチングすれば、コストが低い分、リターンはあがりますよ。」ともうひと押ししようかと思いましたがやめました。

なぜなら資産運用についてアドバイスを行うと、後々、相場が暴落した時に恨みを買いそうでちょっと心配になったからです。年金運用のような長期投資を続けていれば一時的な暴落に出くわすことは往々にしてあり、常勝などあり得ません。最終判断は自己責任であることを十分理解してもらった場合でないと投資のアドバイスなどはできません。せめてできるのは自分がどのような投資手法をとっているのかについて説明するところまでです。

それとやれインデックスかアクティブかと悩んでみたところで、相場全体は上がれば大概どのファンドもウハウハになるでしょう。したがい投資について勉強しない人達(バカにしているわけではありません。これが普通です。)にとってアドバイスすべきは、長期投資を続けて市場に残り続けることが先ず何をもってしても重要だということです。

さて上司と上述の会話を交わした夜、WATANKOも自分の運用結果が気になり、本当に久しぶりに勤務先の年金運用をコンサルティングするサイトにアクセスしてみました。

運用結果は以下のとおり。

<5月24日時点運用状況速報>

拠出金合計 3,231千円
評価損益     799千円
損益率       24.7%
平均年間利回り 4.7%

いつの間にかいっぱしのリターンになっています。

くわしくは6月末の定期報告にてとりあげます。

2013年5月26日 (日)

(反省)セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはしばらく保有継続します

今回は反省のターンです。

先日、ブログ記事にコメントいただきましたアフロさんは自身のブログ 幸せな老後計画「長期・分散・低コスト」で負けない投資運用を目指すサイトでセゾン投信のファンを自称されています。

WATANKOもセゾン・バンガードグローバルバランスファンドを資産運用開始当初から積み立て保有しておりましたが、昨年の塩漬け投資のサルベージでは他の投信とともに一時は売却対象にあげていました。

しかしながら既に投信を売却した分で今年の資金需要対応のためのキャッシュは十分に確保できそうなのでまたしばらく保有することにしました。

保有継続は決めた理由をさらに詳しくあげるとすれば以下のとおりです。

1.投信を不必要に売却したことに対する反省

今年の冬に資金需要があるからといって累計18本もの投信を売却しました。

201304303


このうち運用成果が出た(利益がでた)うえでの売却は多く見積もってもせいぜい9本にすぎず、残る半分の9本は損益トントンないし幾ばくかの売却損を伴った売却でした。

しかし当時は(当然ながら)ここまで相場が上がるかわからず、「資金化を優先した行動である」と半ば自己正当化したわけです。

ところがその後、資金需要を精査していく中で投信を必要以上に売却してしまったことに気がつきました。つまるところ相場上昇に多少ならずとも浮き足立ってしまい不要な分まで「ついでに売却」してしまったわけです。

それを反省して、現在予定している資金需要以外で、どでかい需要が発生しない限りはこのFOFは保有継続していきます。

2.WATANKO自己流のポートフォリオに対する比較対象

個人投資家は各人がもつ金融リテラシーと趣向のバランスのもとに各々アセットアロケーションを組んでいます。WATANKOもまた同様であります。

この所詮、小賢しいかもしれないアセットアロケーションに対してFOFがどんなアンチエーゼとなるか、株式:債券=50:50、地域別株式割合は世界の時価総額配分に概ね沿った配分と、正統派分散投資FOFであるセゾン・バンガードをそばにおいて比較し続けてみたいからです。

所詮いろいろ考えてアセットアロケーションを組んでみたところで、適度なFOFにかなわない、もしくはよくて同等の運用成績しか残せないかもしれません。

というわけで、またしばらく保有を続けますし、市場が下落してきたら月額25~50千円程度で毎月積み立てを再開してみたいとも考えています。


2013年5月25日 (土)

Intermission 2013/5/25

【5月24日終値ベース運用状況速報】

■投資元本+待機資金総額
 55,284千円

■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
 19,401千円

■損益率
 35.1%

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WATANKOは勤務先で5月から異動となり慢性的に忙しい部署に配属されました。新部署での仕事に習熟中ということもあり、ここのところ連日帰宅が遅いです。

そんな日々を送っていると、一昨日からの大幅株安の動きには無頓着なままでした。

ところで今の相場は果たして高いのか、安いのか。

投資の賢者によれば、「買値にこだわらず高いと判断すれば売り、安いと判断すれば買え」とありますが、高いか安いか判断ができれば苦労はしません。あくまで自分にとって投信の収支が満足いくものかどうか(目標を達成できるかどうか)を軸に今後の投資の再開・継続・中断を判断していきます。

もう少し詳しく言えば、自分の投信の保有残高を「平均購入単価×口数」に因数分解したときに、どの位置にキープするかを考えるということです。

いまあわてて積み立て購入を継続して平均購入単価の上昇を許容してでも、とにかくリターンの絶対額を上げたいという状況下にはありません。

リーマンショック以降積み立ててきた低い基準価額(利益が上がりやすい)の投信の元本残高はそこそこあがってきましたし、利益体質を損なってまで急いで買い足す必要は薄れています。

そこで投信はしばらく買い控えて、預金を積みあげます。たとえ近々行う相続税支払いの後に現預金に余剰があっても、相場が下落しないかぎりは預金を積みあげます。なにせWATANKOは生活防衛資金『ゼロ』ですから、その意味でもこれを機会に預金を積んでおく意義はあろうかと考えます。

2013年5月21日 (火)

(続)分配金発生で損なわれる複利効果とは一体いくらの話なのか

【5月20日終値ベース運用状況速報】

■投資元本+待機資金総額
 55,284千円

■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
 20,854千円

■損益率
 37.7%

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(前回からの続きです)

インデックス投信の分配金発生を嘆く前に、分配金の有る無しで一体どのくらいの違いが生じるのか、前回、簡易試算してみました。

リターンをどの水準におくかにもよりますが3%~5%と置いた場合、年間1,000千ずつ、20年間投資した結果、税控除の手取りリターンは分配金無しと(年1回)分配金有り・再投資との間では245千円~806千円といった開きがありました。

実際には毎年分配金がでることなく4~5年に一度というケースであれば、この開きももっと縮まります。

さて分配金分無しと分配金有り・再投資を比べると、その差は無視できない金額ともいえますし、許容できる程度の話ともいえます。ここは人によって見方が分かれる金額水準です。

WAATNKOとしては、まあ仕方がないかなという金額水準です。

それにWATANKOとしては年金積立シリーズだけでなく、SMTシリーズもまた分配金を出したからといって、これまでの自らの資産運用方法が変わるわけではありません。インデックス投信でも分配金が出てしまうことが常態化すれば、その状況下で資産運用の金額目標を目指すだけです。

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インデックス投信について、

※乖離率がどう推移するのか。
※信託報酬以外のコストが毎年どう変動するか。
※そして分配金がどれくらいの頻度でいくらはき出されるのか...。など等

これらのことは年々変わっていくでしょうし、チェックは大事とは思いますが、年度毎の移りゆく結果に対してあまり気にしても仕方がありません。やはりWATANKOがはっきりと拠ってたつのは販売手数料、信託報酬、信託財産留保額といったきっちりと規定された数値です。(ですから信託報酬が安いインデックス投信がでれば、マザーファンドの規模は気にしますが基本的には乗り換えます。)

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それにしてもSMTシリーズのこの動きをみてeMAXISシリーズはどうでるでしょうか。三菱UFJ投信の担当者は今悩んでいるかもしれません。大手の運用会社ですとお役所のチェックも厳しく、その御意向にならえという空気が強いかもしれません。

また一方で独立系の運用会社はどう出るでしょうか。例えばセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドまでが分配金を出したとなれば、いよいよ運用会社に対するお国の分配金プレッシャーは本物ではないかと予感します。

2013年5月20日 (月)

分配金発生で損なわれる複利効果とは一体いくらの話なのか

SMTシリーズでの分配金が支払われました。ブログやツイッターでの個人投資家の反応は「残念です」の1stインプレッション。いやまてよ、そもそも無分配ですとは目論見書には書いてありませんよと冷静なコメント。いやいや税務的にはどうなのよ等と分配金に関する話題が飛び交っているようです。

ところで分配金発生を嘆く気持ちはWATANKOもわかりますが、そもそも分配金発生による税金前払いは収益の複利効果をどれだけ減じてしまうのでしょうか。

簡単に試算してみました。金額、期間には試算結果に少しでもリアリティを持たせるための数値を置いてみます。

<前提>

1.初年度に元金1,000千円を投資してスタート。2年目以降同じく1,000千円/年を投資します。合計20年間で累計20,000千円を運用します。

2.分配金無しコースでは1年後から20年後にかけて各年度で全額売却した場合の元本+税控除後リターンの金額を表しています。

3.分配金有り・再投資ケースでは分配金は年1回、当期のリターン全額を払い出し対象とします。同じく元本+税控除後リターンの金額を表します。

4.税率は20%。売買手数料、信託報酬など各種コストは考慮しません。

5.リターンは年間平均3%、同5%を想定します。

201305191_2


さてグラフをみますと、うーん、このスケールでは分配金無しと分配金有り・再投資とではほとんど違いがわかりませんね。

それでは15年目~20年目をクローズアップしてみます。

201305192_2

これでどうでしょうか。

20年後の累計リターンを比較しますと以下のとおりです。

<3%リターンの場合>

○分配金無しケース
 6,141千円

●分配金有り・再投資ケース
 5,896千円

分配金無しに比して分配金有り・再投資は20年間累計リターンが▲245千円、▲4.0%です。金額を20年間で均等割りすると1年あたり12千円少ない計算です。

<5%リターンの場合>

○分配金無しケース
 11,775千円

●分配金有り・再投資ケース
 10,969千円

分配金無しに比して分配金有り・再投資は20年間累計リターンが▲806千円、▲6.8%です。金額を20年間で均等割りすると1年あたり40千円少ない計算です。

さて、皆さんはこの差をどう捉えるでしょうか?

(つづく)

2013年5月18日 (土)

今からFunds-i外国株式・為替ヘッジ型を買う意味がわかりません→わかりました

【5月17日終値ベース運用状況速報】

■投資元本+待機資金総額
 55,284千円

■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
 20,423千円

■損益率
 36.9%

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さてRefrain記事がひと段落したところで本日も素人個人投資家の妄言いってみたいと思います。

SMTシリーズやeMAXISシリーズのお客が欲しいのか、業界トップカンパニーとしてとにかく品揃えは劣後したくないのか、2010年に野村アセットマネジメントから発売された野村インデックスファンドFunds-i。

ただの猿真似シリーズかと思いきや、個人投資家ブロガーkenzさんのブログ「インデックス投資日記@川崎」によって、直近実績比較にて新興国やREITアセットでは競合商品よりも実質コスト(信託報酬+α)が安いことが紹介されました。

WATANKOと同じくコスト重視のインデックス個人投資家の中には一部アセットについてFunds-iシリーズに積み立て先をしっかりと切り替える方もチラホラ...。

さて本題です。

このFunds-iシリーズに今月から外国株式・為替ヘッジ型が追加発売されました。
為替リスクを避けて外国株式インデックスに連動した投資ができる商品です。

しかしながら目の前の資産運用を考えた時に、今これを買うことにどれだけ意義があるのでしょうか?

以前、2010年にFunds-iシリーズが発売開始された当初、商品ラインナップの中に新興国債券・為替ヘッジ型があった際には、円高がますます進行しかねない空気の中、為替リスクを避ける特性をもったこの商品を選択することにより、為替リスクを排除しつつ、当時伸長していた新興国債券アセットの投資リターンを狙うことができました。

ところが今は変わって円安基調にあります。海外アセットへの投資はアセット自体の伸長からくるリターンに加えて、円安がどんどんすすめばそれもまた円換算下でのリタ―ンを押し上げます。ところが為替ヘッジ型商品で運用するということは後者の円安のメリットを除外してしまいます。

むしろ目の前のリターンを重視する投資家ならば今はすすんで為替ヘッジ無し型を選ぶ方が良いです。

もっと言えば、かつての円高が進む時期には為替ヘッジ有り型で資産を増やし、円安に転じたとなれば今度は為替ヘッジ無し型にリレー投資すれば万全ではないでしょうか。
(実際には為替の動向を見極めることや、商品売却にともなう無用な税金費用の前払い=複利効果減少など悩ましい要素がありますが。)

(あとがきにかえて)

でも昨今、為替が円高から円安に移り変わっていくさまをみて、「やはり長期投資を迷いなくすすめるためには為替リスクの除外が重要だよ」という視点のもとにこの外国株式・為替ヘッジ型を選ぶという見識もわかります。

さて一方でWATANKOとしては長期投資においては円高局面も円安局面も両方呑み込んでいくつもりであり、リスクヘッジ型はヘッジコスト分が惜しいので避けたいという立場です。ただ自分のポートフォリオにおける為替の影響をある程度マイルドにしたいがためにひとつのアセットにて為替ヘッジ無しだけでなく、ヘッジ有りを少し加えるということはありだと考えています。

でもしばらくは現在、自分が保有する商品とは別の商品を追加購入することは控えたいと思います。せっかく売却すすめて保有商品の種類を減らしたのですから。

【さっそくの追記】

kenzさんから「為替ヘッジとはその時点での為替ポジションをキープして、円安の現在であれば、その後の円高局面に備えるということを指す」とのご指摘をいただきました。為替ヘッジについてもっと理解を深めるというか、基礎知識を得る必要がありますね。反省です。

2013年5月15日 (水)

一生賃貸暮らしでも賃料のオンバランスを忘れずに 【Refrain 2013】

【5月14日終値ベース運用状況速報】

■投資元本+待機資金総額
 55,284千円

■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
 19,814千円

■損益率
 35.8%

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持ち家(通常、住宅ローンを伴う)VS賃貸の比較ネタは古今東西尽きません。WATANKO自身は持ち家が持つメリットをタップリと享受したいことと、お家の事情により持ち家となったわけですが、住居に関する様々な事象を考えると経済的にみて賃貸の方が経済的には合理的選択かなと思えます。

賃貸奨励派の意見をもう少し具体的にあげるとすれば以下が代表例でしょうか。

1.住宅ローンを支払えなくなり住居が法的に差し押さえられることはない。さらには住生活にかかわる費用を変動費化できるので、家計の変化に対応しやすい。

2.家族構成やライフスタイル、周辺環境の変化により住環境を柔軟に変えることができる。

しかし忘れてはならないのは住居に関わる支出をいくら変動費化しても、または諸々の変化に対応できても、それは一定額以下にはならないということです。

家計が苦しくなり、いくら安いところに引っ越したとしても一定の住生活水準や周辺環境の利便を得るためには賃料はそれなりにかかります。それでも例えば「駅から徒歩20分以上」、「築20年以上」、「間取りは最低限」などローコスト志向を徹底させれば賃料を抑制できますが、それこそ「家族構成やライフスタイルの変化に対応した住環境」の実現には支障がでるやもしれません。

つまりは賃貸派の場合、資産のバランスシートに住宅ローンという負債を抱えない一方で、その代わりに将来にわたって支払う賃料という長期債務を事実上抱えていることになります。(ここには言うまでもありませんが共益費、敷金、礼金、更新手数料、仲介手数料、賃貸業者や家主のマージン、そしてこれらについては引っ越しするたびに追加発生や変動があります。)

ちなみに「そのようなことを言うならば食費や教育費だって将来にわたってかかるので長期債務として認識すべきだ」というエスカレートな意見もでてくるかと思いますが、持ち家と賃貸の比較において差異を生むものではないため触れません。

ひょっとして賃貸派の方々の少なからずが「俺は住宅ローンが無いぞ、身軽だ。」と思っていたとしたらそれはちょっと早計かもしれません。賃貸派であってもつまるところ住環境に支払うコストは住宅ローンを抱える人と大きな差はありません。いやひょっとしたら管理業者や家主のマージンが手にする限界利益(礼金や更新手数料、仲介手数料、マージン等の総計)の分だけ余分に払っているかもしれません。

賃貸派は持ち家における住宅ローンの存在を意識するならば、一方で長期間の賃料も家計のバランスシートにおいてはオンバランスして考えるべきでしょう。

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WATANKO自身は持ち家であるのに対して、上記では賃貸寄りの意見を述べましたが、これに対して持ち家の場合、何と言っても自分好みの家を手に入れる魅力があります。近々、WATANKOの自宅建築ネタを実例記事にして紹介したいと思います。

2013年5月13日 (月)

運用会社が放置状態にしている投資信託の存在 【Refrain 2013】

投資信託の本数は2013年4月末現在で約3,700本ほどあるそうです。(追加型株式投資信託、除くマネープールファンド、限定追加型、ミリオン型 出展:投信資料館

このようにたくさんの投信がありますが竹川美奈子氏のレポートでは設定時に資金流入がドカッとあったけど、その後流出は続き、今では良くて横這いという投信がたくさん存在していることのことです。

WATANKOが思うに、竹川氏が指摘するような「設定時にはドカッと資金流入→その後、流出続きかよくて横這いという投信」は果たしてちゃんと運用されているのでしょうか。組み入れ銘柄も見直さず放置状態、運用会社では専任担当者がもはやついておらず保守部門要員?が一人で複数の投信を「ながら管理」しているような状態ではないでしょうか。

特に特定テーマに沿ってX年前に設定された投信などは、ブームは去って今や基準価額は低迷つづき、保有者にとって収益をあげる観点からみれば死に体状態になっていませんか。

このようなステータスになっている投信は、それでも運用会社からみれば信託報酬だけは細々ながら黙っていても入ってくるので、あとは管理のローコスト化を徹底して少しでも業務利益を上げるカテゴリー商品に放り込まれているやもしれません。

これがインデックス投信の場合は純資産が増えようが減ろうが指数連動を目指すというお題目のために、それなりにやるべき運用(手間掛け)をやっているのかなと想像できますが、アクティブ投信の場合はいよいよ放置状態になっているのかと思われます。(担当者は新商品の企画で大忙し!)

一方でそのような投信について損失確定を忌避し、「いつかきっと基準価額が持ち直す」と信じて後生大事に保有し続ける個人がわんさかいたりするのではないでしょうか。

さて運用会社様におれましては上記のような状態の投信については、もう面倒みていませんと素直にカミングアウトしてください。「もうこの投信について運用は放置状態です。ごめんなさい」と懺悔してください。

運用会社はそんなこと絶対にやらないと思うけど、ここは私的ブログなので好きに言わせてもらいます。

保有者がこのような投信を観念して売却し、次のステージを目指すためにお願いします。

そして最後にこのような投信を不幸にも所有してしまった方には、ここでまた別の駄ブログ記事紹介させていただきます。

「買値の価値は」

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最近は相場上昇のおかげで上記のような放置投信も基準価額があがり、あきらめて塩漬け所有していた個人投資家も望外の利益を得ているかもしれません。でも今後も所有したいと思えない商品なら売却して仕切り直した方がよいでしょう。今年ならば税率も低いです。

「何時売るか?.......今でしょ!」

2013年5月11日 (土)

投資信託定期売却サービスは毎月分配型投信を駆逐するか 【Refrain 2013】

【5月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本+待機資金総額
 55,284千円

■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
 19,465千円

■損益率
 35.2%

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WATANKOは元本保証無しの金融商品による投資を始めて5年、駄ブログ初めて3年を経過しましたが過去の投稿記事の中から、自分自身の投資やライフスタイルその他についての考え方を割としっくりと語ることができたといえるいくつかの記事(自画自賛?)を、何日かにわけて再紹介したいと思います。(なお初回掲載記事に対して多少追記・修正してあります。)

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SBI証券が始めた「投資信託定期売却サービス」、各ブログ記事ならびにそれらへ寄せられたコメントも含めた中で、「このサービスによって毎月分配型投信は不要になるのではないか」という予想も散見されます。

しかしながらWATANKOが考えるに投資信託定期売却サービスは、毎月分配型投信を駆逐するまでには至らず、それに加えて実際の予想としてはとれだけ利用者がでてくるか不透明感があると思います。以下WATANKOの所感です。

◆1.投資信託はまとまった資金が必要になった時に売却すればよい。

つまりは資金が必要になった時に必要な分だけ売却すればよいのであり、定額売却サービスを採用する強い動機が見当たらないです。自分が毎月100千円必要となれば半年毎に600千円なり、1年毎に1,200千円なりを売却すれば良いのではないでしょうか。また半年分として600千円売却しても、半年の間にそれほど使わなければ次の半年分の売却額で調整すればよいです。

◆2.毎月売却が必要な定額をどう見積もるか、正確に見積る事ができる人ほど、むしろ定期売却サービスは要らなくなってくる。

仮にこの定期売却サービスを利用しようとした場合、自分自身の資金需要がキッチリ読める人であれば、上記1と同様、むしろこのサービス要らずになります。

また上記1,2に共通していえるのは保有商品の評価損益率の騰落状況によっては売却の金額やタイミングを少しなりとも調整したいという欲もまた頭をもたげてきてくるケースも少なくないです。多くの人がそのような邪心?を徹頭徹尾排除できるものでしょうか。

◆3.毎月の売却額を自分で決められない人は、誰かに決めてほしいという依存心が作用している。そのような人が多いなら毎月分配型投信は人気を持続し続ける。

毎月の売却額を自分で決められない人は、誰かに決めてほしいと依存心が働きます。なんとなく自分ではなくて、商品側にて決めてほしい。とくに不満がなければ細部には目をつぶってコレで良いという依存心がこころのどこかで働くケースが割と多いのではないでしょうか。

毎月分配型投信の分配金額が自分にとって過不足なきものなのかについて十分な検証もすることなく(そもそも毎月必要な金額を試算できないため検証ができない)、毎月○○円分配する商品の購入に対してYes/Noを選ぶだけの方がラクでしょう。

最後に為念ですが、投資信託定期売却サービスを導入したSBI証券に対してはリスペクトしておりますし、WATANKO自身、かつてこのようなサービスがあったらよいかもしれないとたしか駄ブログで書いた記憶もあります。しかし今一度冷静に考えてみると、投信保有者にとって実際にこのサービスにどれだけ利便があるか疑問です。

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(2013/5/12追記)

そういえば、このサービスが導入されて以降は、個人投資家のブログ記事で取り上げられることはあまりなくなりました。このサービスは資産を取り崩すシニアステージにおいて利用されるため、資産形成期のブロガーにとってはとりあえず放置でしょう。WATANKOは上記でネガな記事を書きましたが関心もあるので、20~30年後においてこのサービスがどれだけ他社でも導入、進化しているかどうか見ものです。

2013年5月 9日 (木)

【追記あり】アパート空き部屋の紹介を管理会社にプッシュする

【5月8日終値ベース運用状況速報】

■投資元本+待機資金総額
 55,284千円

■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
 18,404千円

■損益率
 33.3%

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アパートなど賃貸物件の入退去は毎年春頃がピークとなります。WATANKOが所有するアパートの募集・管理を委託している業者によると、かつては2~3月だったピークが、最近は年明け1月頃から問い合わせが頻発するそうです。利用者は良い物件、安い物件を探したいわけですし、昔と比べて賃貸業者のWebサイトで検索できることも手伝ってか動きが早まる傾向にあります。

逆に4月になると物件探しの動きは急速に萎みます。空き部屋をうめたいと考える物件オーナーは、次は問い合わせがまた増えてくる9月を待つほかありません。

WATANKOが所有するアパートはこの春2部屋退去、1部屋入居がありました。差し引きまだ1部屋空室があるのですが、4月になっても入居が決まらず、次の需要が増えてくる9月を待つ状態となっています。

しかしながら築10年以上の物件ならいざ知らず、築5年未満のWATANKOの物件で空室が続くことは結構つらいです。賃貸物件は築年数が進むほど満室キープが難しくなります。したがい築浅物件はできるだけ満室をキープしないとやっていけません。

WATANKOのアパートの場合、1棟で12部屋ですが1部屋が1ヶ月空くことにより、表面利回りは年換算で0.69%悪化します。一部屋が1年間空ければ8.33%悪化します。

ホテルの空き部屋と同様、アパートの空き部屋は在庫としてとっておくことができません。空き部屋が埋まったとしても、その部屋が空いていた時期に得ることができた収益までを後から遡及して回収できるわけではありません。物件の築浅時代で商品価値が比較的高いうちは、ほぼ絶対といってよいほど100%稼働させなければなりません。

というわけで、9月をただ待つのではなく、次の週末に管理会社に出向き部屋の紹介状況の確認と今後のプロモーションについて相談にいくことにしました。

あとから新規物件がでてくる中、管理会社のスタッフもそうした新規物件は一生懸命に部屋探しにした顧客にアピールするでしょう。一方で築4年目を迎えるWATANKOの物件は、おそらく忘却・放置モードかもしれません。

物件の問い合わせや紹介の実績推移はどうなっているのか。近隣の競合状況はどう変化しているのか。今後の募集プロモーションはないのか。まだまだ築浅物件なので、管理会社にはがんばってもらわなければなりません。

(注)不動産投資の極意のひとつに、「空室率の低減のためには家主が自ら積極的に建物の維持管理やバリューアップ、マーケティングを行うべし」というのがよく謳われていますが、管理を委託契約している会社がある以上、まずはそこのノウハウやアクティビティを十分活用するのが第一です。また委託契約上、家主ができることが制限されているケースもあります。さらにはそもそも40代サラリーマン家主にとっては、極意にうたわれていることをやっている時間がありません。

一方でアパート管理業者の関係会社である同じグループのアパート建築業者に対して、「こんな築浅時期から空室率がでるようでは2棟目のアパート建築なぞ夢物語ですよ。空室が埋まるまで定期的に管理業者から報告を出させてください。」とプレッシャーをかけて、そっちのルートからも管理業者の紹介活動を活性化させたりすることもやっていきたいと考えています。

【5月12日追記】

管理会社を訪ねたようとしたところ、残る1室が契約できたとの知らせをうけ、懸念は解決してしまいました。出鼻をくじかれたというか、結果オーライというべきか...。管理会社いわく、WATANKOの住む街では賃貸探しの動きが最近また活発化しており、逆に供給不足の傾向がでている、実際に退去する前から次の入居者が決まっていることもしばしば、管理物件の空室率は4%を切っている(通常10%くらいないと紹介の仕事にならないそうです。)とまあ結構なことです。

2013年5月 8日 (水)

ブログデザイン、再度変更します

現行のブログデザインは昨年8月に変更してからまだ9か月程度ですが、この度デザインを再度変更します。

現行のデザインはカラーリングがとても鮮やかで気に入っていたのですが、変更の理由は以下です。

1.白抜き文字というのは読みづらく思う人も少なくないため。

2.鮮やかな配色はときには目が疲れそうだから。

今回変更のデザインはココログデザインの中でもっともスタンダードなもののひとつです。またこれはスマートフォン版のデザインとほぼ同様でもあります。

結果、文字は黒字になり、かつ大きめになり読みやすくなったかと思います。

え?文字の色よりも中身だって?...そりゃあ、そうです。

2013年5月 7日 (火)

日経平均連動型投信はアクティブ投信か

さて前回、投資初心者への日経平均連動型投信の購入をすすめる手口(!)を記事にしましたが、本日の素人個人投資家目線による戯言は「日経平均に連動するインデックス投信は組み入れ銘柄を225に限定しているという点においてアクティブ運用の毛並みが入っているのではないか」という着目です。

日経平均に採用される銘柄については、流動性が高いことやセクターバランスを考慮して組み入れ銘柄が定期的に見直されているということですが、何を基準に儲けるにせよ市場の中の一部を切り取っていることに変わりはありません。その225銘柄の平均値動きを「インデックス(指標)」と定めたというなら、そう名付けたというだけにすぎず、225銘柄=日本の株式市場全体を表したものではありません。

日本株式の株式銘柄をもっと広く網羅したインデックスであれば例えば東証一部上場企業約1,700社を対象にしたTOPIXがあります。さらに厳密に市場で売買できる全ての証券を網羅するとなれば二部上場やマザーズ、外国株等などあり日本市場においてはこれ全てを包含したインデックスがより市場全体を表します。(ちなみにこの日本の株式市場総体に連動する投資信託は出てこないのでしょうか。)

仮に日本の株式市場総体に連動する投信(=真の日本株式パッシブ運用投信か)があるとしたら、これに対して日経平均連動型投信の位置づけとは何でしょうか。

日経平均連動型投信とは、日本の株式市場総体連動を上回るパフォーマンスを目指しているわけではないですが、上場株式の銘柄の中からある恣意的な銘柄(大型株)選定を行っているとなれば、ちょっとアクティブ運用の毛並みが入っているのではないでしょうか。

日経平均の振幅の大きさは毎日見ていて面白くもあり、ハラハラドキドキでもあります。本日は4年11か月ぶりに14,000円代にのせてきました。このように一日で2~3%も値動きがあるのなら、ETFを10百万円分ポンと買って数日でサッと売り抜けて今月の生活費GETということも夢想してしまいます。(現在のような明らかな上昇トレンド下でもないと、こんな芸当に手を出す気にはなれませんが。)

それではいよいよ日経平均に連動する投資信託を買いましょう、と盛り上がればそこでおすすめする投資信託はズバリ「日経225ノーロードオープン」 「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。ランニングコスト(信託報酬)は最安、純資産額も問題無しのこの投資信託一択です。

これを買って、あとは日々の値動きは日経平均のニュースを聞けば大体わかるので楽チンです。

以上、ニッセイ日経225インデックスファンドを駄ブログでプロモーションしてみました。(第2弾)

2013年5月 6日 (月)

投資初心者にはまず日経平均に連動する投資信託を薦めてみる

先日、勤務先でIR広報部署に所属する知り合いの女性との雑談にて「WATANKOさん、何か投資やってます?仕事でやり取りのある証券会社のアナリスト達から、『今なら50年に一度のチャンスだよ』といわれて気になっているんです」と聞かれる始末。

この女性を含め勤務先では普段、投資の話など皆無ですが、アベノミクスはとうとうここまで押し寄せてきたかと思う次第。このままでは日本国民1億人総投資か...。

ここで下手に個別株を高値で買って、後々ヒイコラして「投資はもうコリゴリ」と思われるのもちょっとつまらないと思い、知り合いのよしみもあって自分の投資手法を紹介したくなってきます。

でもここでいきなりインデックス投資とかMSCI-KOKUSAIとか分散投資とかドルコスト平均法とかを話し出すと、私の話力では予備知識のない相手に1分で完全理解させることは不可能なのでメチャクチャに端折って先ず次のとおり返事します。

「うーん、日経平均に連動する投資信託を買っているよ。ここのところの相場上昇でいいリターンになっているよ。」

これはこの女性から問われたケースに限らず勤務先やその他の友人知人との会話における自分の投資方法のメチャ端折り説明バージョンとして使っています。一方でこれはWATANKOなりの超ビギナー向けおすすめ投資を説明するためのきっかけとなるフレーズでもあります。

投資にほとんど関心がないビジネスマンでも連日、日経平均がいくらに変動したかというニュースに接することは多いです。そこでWATANKOは日経平均をキーワードにして投資信託を用いた投資手法をすすめるわけです。最初のフレーズで相手は関心をもってきたら、お次はこのショートトークです。

「毎日TVで日経平均がいくらになりましたと報道しているじゃあありませんか。日経平均は東証一部に上場する株式のうち代表的な225銘柄の平均株価です。この225銘柄の株式に広く分散投資すれば、例えば個別の株式だけをいくつか買って大損こいたりする危険がほとんどなくなりますよ。

でも225の株式を自分で買うことが一般の人ではできないから、代わりに225の株式を買って運用する投資信託一本を買うことで分散投資するんです。勤務先の持株会のように、これをこつこつ買っていけばリーマンショックの時は一時的に金額が下がってしまったけど、今の株価上昇でなかなかいいリターンになりますよ。」

と、ここまで話して1分弱です。厳密にはミスリードしかねないところもありますが、相手が集中して聞いてくれる内容はこの辺まででしょう。

これでのってくるかどうかは相手次第です。もしもっと話が聞きたいとなれば、分散投資とドルコスト平均法についてもう少し詳しく説明して、さらにまた相手がのってくればそこで初めて「インデックス投資」というキーワードを切り出してします。おっとリスクについての十分な言及も欠かさずに行います。

でも投信信託の買い方がわからないと困惑するようなら銀行に行けば良い、ネット証券で口座作れば夜中でも売買注文できます。いつもAmazonで本を買ったり、通販で健康食品や化粧品を注文するでしょ。あれと同じですといって不安を取り除きます。

そしていよいよ日経平均に連動する投資信託を買いましょう、と盛り上がればそこでおすすめする投資信託はズバリ「日経225ノーロードオープン」 「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。ランニングコスト(信託報酬)は最安、純資産額も問題無しのこの投資信託一択です。

これを買って、あとは日々の値動きは日経平均のニュースを聞けば大体わかるので楽チンです。

以上、ニッセイ日経225インデックスファンドを駄ブログでプロモーションしてみました。

2013年5月 4日 (土)

(続)2013年4月末運用状況

(前回からのつづきです)

前回の続きとして、ファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201304304


さらに「my index(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに期待リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*期待リターン   4.9% ( 4.8%)
*リスク      13.1% (12.9%)
*シャープレシオ  0.37 ( 0.38)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

*購入元本+投資待機預金元本分  55,284千円(55,245千円)
*評価損益+確定損益分         16,887千円(13,793千円)
*運用期間                      62か月(61か月)
*元本平均残高               36,697千円(36,391千円)
*平均年間利回り                   8.9%(7.5%)

<概況>

現在、保有商品は14本。このうち評価益ありが13本、評価損ありが国内ETFの1308、ただ1本です。「保有商品の評価益+売却による確定損益分込み」については今月また過去最高益を更新しました。でもこのような状態は3か月も続くともうすっかり慣れてしまいました。

今月で資産運用終了であれば、この評価益はそのまま売却益となり、平均年間利回りほぼ9%達成オメデトウとなるわけですが、資産運用の旅はまだまだ続きます。野球でいえばまだ3回表あたりで2点リードしている、というところにすぎません。したがい今月も大幅な評価益をキープできてよかったネという程度にとどめておきます。

それにつけても相場下落・円高が再発しませんかね。次のバーゲンセールはいつになるやら...。

2013年5月 3日 (金)

2013年4月末運用状況

日経平均14,000円突破、ドル円100円突破まであと何日かという昨今ですが、足踏みがやや長いように思えます。WATANKOとしては早く相場下落・円高がまた始まってほしいです。

相場が上がれば投資を行い(金融商品を買い)、下がれば撤退する(売却する)のは短期間で定期的に結果を出さなければならない人の行動であり、長期投資を標榜する者は全く逆の行動になります。下落の期間が長くてもコツコツ仕込みを続けながら、ガツンとリターンが出るのを待つことができるからです。個別株だと銘柄によっては思惑通りに上がるモノかどうか懸念がありますが、市場全体を買っておけばそのリスクはミニマイズできます。

さてインデックス投資を始めて5年と2か月が経ちました。2013年4月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは97.99円/$です。
◆赤字は現在、積立対象の商品です。
◆評価記号の内容は以下です。

◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~

資産運用6年目に突入してきたので、先月から上記基準(◎○△▲×マーク)もハードルを上げてそれぞれ10%上方に設定変更しました。

201304301


さて、次に14本の保有商品ほかを以下の3つのグループに分けてみました。

Aグループ:積立中+留保
現在積立中の商品+以前まで積み立てており、現在は積立中止だが、信託報酬は積立中の商品に次いで低いため、慌てて売らず保有継続している商品。(資産運用メイン)

Bグループ:別枠保有中
日本+先進国+新興国のETFを揃えたワールドワイド・パッケージ。これも当面保有継続してETFの動向をモニタリングする。ただし大きな資金需要が発生すれば、直ちに売却する方針。ETFの分配金はAグループの商品の購入資金にあてる。(海外ETFの分配金は為替動向によって円転のタイミングを図る)

Cグループ:投資待機預金ほか
以下によって構成されるその他群
1)インデックスファンドの売却により回収した資金
2)インデックスファンドの売却により確定した損益結果
3)インデックスファンドの売却に伴い発生した税金徴収・還付額及び端数調整
4)日本債券アセットに属する低リスクのインデックス投信。暫定的な所有分も含む。
5)外貨MMF(為替リスクありますが少額なので集計の都合上ここにいれています。)
6)年度ごとに投資に廻す資金
6)その他

201304302


また売却済み投信の履歴とそれに伴う税還付の明細は以下のとおりです。

201304303


(つづく)

2013年5月 1日 (水)

冷静に考えると選ぶべきはポルシェ・ケイマン

WATANKOと同じようにスーパーカーあるいは高級スポーツカーを所有することを目指している人に送る車選び記事です。

2013年の今、スーパーカーあるいはこれに類する高級スポーツカーにおいては何を選んだら良いでしょうか。かような商品選びというのはもう何を選んでも贅沢であり、個人のお好きにどうぞという見方もあるかもしれません。しかしながら高額な商品であれば尚更、十分な商品知識に基づく合理的な商品選択眼もまた欠かせません。

WATANKOの2013年時点での最良のリコメンドはポルシェ・ケイマンです。

1.パッケージが秀逸。

ミッドシップエンジンという走る車としては理想的なレイアウト。ボディサイズ(全長4,380mm、全幅1,800mm。)も大きすぎず取り回しOK。特に全幅を抑えています。さすがポルシェ、わかっているなあ。しかも車両重量は1,350kg(ケイマンS PDKモデル)と現代スポーツカーとしては軽量の部類です。

「ロータス・エリーゼの方が同じミッドシップでもっとボディも小さく、車両重量も軽いので運動性能も一枚上ではないか。」という方もいるでしょう。(昔からのイギリスVSドイツ、ロータスVSポルシェの構図がここにもアリ)

たしかに指摘のとおりかもしれませんが、普段の街乗りにも耐えうる快適性、ある程度の積載力、商品の品質などを客観的にみると総合的にはケイマンでしょう。

2.専用車種かつスポーツカー技術の投入

車マニアの掲示板でよく叩かれているミニバンのエンジンをキャリーオーバーしているフェアレディZや所詮乗用車パッケージの流用であるスカイライン(R34までのGT-R含む)と異なり、軽量化と官能性を追求したスポーツカー専用シャシーとエンジン。

走りの機能を高める各種オプションについては、より高額商品の911とほぼ同じものを標準装備または選択できます。もはやリアのサスペンション形式をのぞけば、ほとんど911と変わらない仕立てにできます。

3.実は90年代のスーパーカーと同等の性能

スーパーカー(高級スポーツカー)に欠かせないアイコンとして絶対的な動力性能があります。

たとえば同じエンジンレイアウトのV8フェラーリと比べたらどうでしょうか。

動力性能を中心にケイマンSと1990年代~2000年代のフェラーリV8モデルを比較します。

201304291


比較するとケイマンSは相手が348やF355であれば、パワー・ウェイト・レシオ(PWR)、トルク・ウェイト・レシオ(TWR)ともにほぼ互角です。さすがに360が相手だと後塵を拝しますが。

つまりは絶対的な動力性能ではケイマンSは一昔前のフェラーリV8モデルと同等と言えます。400psの360には劣るものの、日本の公道で300psオーバーの動力性能ならば不満はないでしょう。

4.マーケティングにも死角なし

教科書的4Pの切り口で言いますと以下のとおりです。

①Product

FMC直後でありモデルサイクルは長いです。新車であれば品質は問題ありません。デザインは先代モデル同様、往年のポルシェレーシングカーの904を彷彿させるもので、大抵の人がスポーツカーらしいと認めるデザインです。

②Price

性能に対して車両価格はお値打ちです。911と同じシャシーでより優れたエンジンレイアウトの車が911の3分の2の値段で手に入ります。

③Place(Channel)

イタリアンスーパーカーに比べてディーラーネットワークは遙かに充実。

④Promotion(Bland)

ポルシェのブランド力については説明不要でしょう。

このようにパッケージ・技術面、性能面、マーケティング面などあらゆる面からみてポルシェ・ケイマンに死角はほとんどありません。唯一の競合があるとすれば兄弟車のボクスターでしょう。

アベノミクス 第1章?のおかげで株で一儲けし、スーパーカーあるいは高級スポーツカーでも買いたい殿方。

金融リテラシーは高いけど、車には詳しくなく、どれを選んだらよいかわからないけれども、下手な選択はしたくないという殿方。

相当な車マニアだが、冷静沈着にバリュー・フォー・マネーやコスト・パフォーマンスを考えた車選びをしたい殿方。

皆様におかれましては選ぶべきはポルシェ・ケイマン一択です。予算にあわせてケイマンでもケイマンSでもお好きな方をどうぞ。

またはより多くのスーパーカー及び高級スポーツカーの候補からいろいろ比較・検討したい場合は、ケイマンのサイズ、性能、価格など各要素がメートル原器になります。ただしポルシェのアッパーミドルクラスの最新ミッドシップカーとの比較は、どのメーカー、モデルにとっても相当シビアに映るかもしれませんが。

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