運用会社が放置状態にしている投資信託の存在 【Refrain 2013】
投資信託の本数は2013年4月末現在で約3,700本ほどあるそうです。(追加型株式投資信託、除くマネープールファンド、限定追加型、ミリオン型 出展:投信資料館)
このようにたくさんの投信がありますが竹川美奈子氏のレポートでは設定時に資金流入がドカッとあったけど、その後流出は続き、今では良くて横這いという投信がたくさん存在していることのことです。
WATANKOが思うに、竹川氏が指摘するような「設定時にはドカッと資金流入→その後、流出続きかよくて横這いという投信」は果たしてちゃんと運用されているのでしょうか。組み入れ銘柄も見直さず放置状態、運用会社では専任担当者がもはやついておらず保守部門要員?が一人で複数の投信を「ながら管理」しているような状態ではないでしょうか。
特に特定テーマに沿ってX年前に設定された投信などは、ブームは去って今や基準価額は低迷つづき、保有者にとって収益をあげる観点からみれば死に体状態になっていませんか。
このようなステータスになっている投信は、それでも運用会社からみれば信託報酬だけは細々ながら黙っていても入ってくるので、あとは管理のローコスト化を徹底して少しでも業務利益を上げるカテゴリー商品に放り込まれているやもしれません。
これがインデックス投信の場合は純資産が増えようが減ろうが指数連動を目指すというお題目のために、それなりにやるべき運用(手間掛け)をやっているのかなと想像できますが、アクティブ投信の場合はいよいよ放置状態になっているのかと思われます。(担当者は新商品の企画で大忙し!)
一方でそのような投信について損失確定を忌避し、「いつかきっと基準価額が持ち直す」と信じて後生大事に保有し続ける個人がわんさかいたりするのではないでしょうか。
さて運用会社様におれましては上記のような状態の投信については、もう面倒みていませんと素直にカミングアウトしてください。「もうこの投信について運用は放置状態です。ごめんなさい」と懺悔してください。
運用会社はそんなこと絶対にやらないと思うけど、ここは私的ブログなので好きに言わせてもらいます。
保有者がこのような投信を観念して売却し、次のステージを目指すためにお願いします。
そして最後にこのような投信を不幸にも所有してしまった方には、ここでまた別の駄ブログ記事紹介させていただきます。
→ 「買値の価値は」
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最近は相場上昇のおかげで上記のような放置投信も基準価額があがり、あきらめて塩漬け所有していた個人投資家も望外の利益を得ているかもしれません。でも今後も所有したいと思えない商品なら売却して仕切り直した方がよいでしょう。今年ならば税率も低いです。
「何時売るか?.......今でしょ!」
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