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« 投資信託を買い続けていないと投資への関心が薄れそうな昨今 | トップページ | Intermission 2013/7/9 »

2013年7月 7日 (日)

損益状況にあわせて積み立て投資額を変動させることはよろしいのではないでしょうか

前回の記事内容の一部についての続き話です。相場が上昇し、投資信託の基準価額もまた上がり続けると、平均購入単価の上昇にネガティブなWATANKOは積み立て投資を中断しています。しかし相場の上昇が長期的トレンドとして続く場合には利益の絶対額を積み増す機会を失っているのではないかという思いが頭をよぎることもまた事実であります。

例えば日経平均は今14,000円であり、WATANKOが保有するニッセイ日経225インデックスファンドの平均購入単価9,321円よりもかなり高額ではありますが、これから数年にかけてさらに上昇を続けて20,000円を突破しようものなら、今現在、積み立て投資をしないことは機会損失ではないかということも考えられます。

(これをつきつめていけば一括投資と積み立て投資のどちらがお得かというよくある命題に対して積み立て投資には機会損失をもたらす一面があるという説法と同じになるわけですが。)

さてWATANKOがとっている積み立て投資の考え方と同様の手法である「相場が上昇時には積み立て投資額を抑制し、下落時には投資額を増やす」という手法は、一定額のドル・コスト平均に比べてどれだけ効果があるのか、Kapokさんが検証記事をUPしています。

Kapokの資産運用
「変則型ドル・コスト平均法」の利用について

日経平均をもとにバックテストを行っており、この場合ですと変則型ドル・コスト平均法(以降、変則型)の方が一定額のドル・コスト平均法(以降、一定額型)よりも平均購入単価を引き下げることがわかります。

また一方、吊られた 男さんが変則型についてダウ平均を用いて追加検証を行っています。

吊られた男の投資ブログ(インデックス投資)
「含み損=積立額多め」「含み益=積立額少なめ」のシミュレーション(日経平均&ダウ平均)

ダウ平均にように検証期間中、数年レンジでは上下動を繰り返しても長期的にみた時に上昇相場であった場合、基準価額が平均購入単価を上回る期間が増えます。そのため変則型では追加投資の機会は減り、最終的には累計投資額は一定額型を大幅に下回っています。

そして最終的な投資結果としては損益額では一定額型が変則型を圧倒しています。また一方で損益率では一定額型よりも変則型が遥かに優れており、この違いをどう捉えるかがキモです。

一定額型では相場の長期的な上昇を信じて動じることなくドル・コスト平均法を継続した結果、果たしてそのとおりになり大きな利益額を得ました。一方変則型では累計投資額を減らしながら(リスクを抑えながら)優れた利益率を得ました。前者はどんな時も投入できるだけの金額を投じてきたということからリターンの獲得期待という面で効率的でしたし、後者では前者よりも累計投資額が少なくてすみ、かつ利益率もより良かったという面ではこれまた効率的でした。

日経平均とダウ平均の2つの事例をみて、個人投資家は積み立て投資を自分なりにどうアレンジしていくか。日経平均の事例にならえば変則型、ダウ平均の事例にならえば投資効率に関する当人の解釈次第です。そして双方の展開が今後、どちらも起こり得るとなれば総合的には変則型の方が良いです。

話しは横道にそれますが、もしダウ平均のような長期的成長が進む経済社会であれば、株式以外の預金など低リスクな金融商品においても利回りはそこそこ良いのではないでしょうか。変則型を用いた結果、追加資金投入の機会が少ないというのであればその余剰資金を他の低リスク商品の購入に廻すことによって、一定額型と比べた獲得利益額の劣後を少しは補完できるでしょう。

★投資予定期間20年間のWATANKOの場合

新興国も含めた世界の資本主義経済は拡大と成長を続ける、すなわち長期的にみれば相場は右肩あがりが見込まれる。このような見通しのもと、目の前の不況・好況に拘わらずひたすら一定額の積み立て投資を継続するという積み立て投資スタイルがあります。WATANKOは原則的にはこの投資スタイルに賛同していますし、そのもとにインデックス投資を行ってきました。

しかしながらWATANKOの投資期間は2008年~2028年の20年間(予定)であります。あとプラスしてもせいぜい5年かそこいらでしょう。21世紀の経済が長期にみて成長することを前提に据えたとしても、この20年間(+α)という期間が、長期的な経済成長の中にあるどのような中期的な変動期間に晒されることになるのかはわかりません。

例えばこれから世界の成長経済の成長が加速し、相場もまたずっと上昇基調であるかもしれません。しかし一方であと30年くらいは世界経済のパラダイムシフトの過渡期にあり相場は上下変動が大きいボックス相場かもしれません。

未来の確実な予測ができない以上、素人個人投資家がここで取るべきスタイルは絶対リターンをひたすら追求することだけでなく、リスクコントロールを忘れないことです。よってWATANKOは変則型の手法をとっています。それも今のところは評価益がある場合は追加投資ゼロという極端な手法です。

なお個人的な周辺事情にも触れるとすれば、生活防衛資金ゼロで投資を継続していることや別途実行している不動産投資においてもリスクを背負っているという側面がWATANKOにはあります。したがい尚更金融商品への投資に関しては利益の絶対額の追求も大事ですが、利益が出やすい体質の維持という一方の命題とのバランスにも気を配っています。

(あとがきにかえて)

変則型のような積み立て手法の効能について、定量的な検証を行っていただいたKapokさんと吊られた男さんに感謝です。お二人のブログではいつも理路整然とした記事がUPされており、これらを拝読することはWATANKOの金融リテラシー向上に欠かせません。

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